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再びの王妃教育2
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再び唇が塞がり、彼の吐息の熱さに思考が溶けていくのを感じた。
はだけられた上衣から日の当たらない白い腕と、形良い二つの膨らみがランプの光だけの薄闇の中、現れる。アレシュの視界をそれだけに集中させる。
「……アレシュ様、お願いです。灯りを、もう少しだけ落として……」
エステルが懇願する。惰弱を感じる彼女の願いは、アレシュの支配欲をますます増幅させるものでしかなかった。
「このままで良い。貴女の全てが見たいから」
「年嵩の、旬の過ぎた女の身体を眺めたいなど……悪趣味です……!」
「旬が過ぎたとは、異なことを言う」
「ひゃ……!」
下から二つの乳房を寄せるように持ち上げられ、やわやわと揉まれ、エステルは短い悲鳴を上げた。
「張りがあって、こうやって揉む度に指を押し返す勢いなのに……?」
「……そ……んな」
「私の手で、淫らな形に変わって……」
手の平や指の腹で好きに形を変えられる自分の二つの乳房から、ピリピリとした刺激がやってくる。
「ほら、頂点に触れてあげよう」
言うないなや、アレシュが親指と人差し指で乳房の頂点を摘まみ擦る。先から更に強い刺激がエステルを襲い、思わず仰け反ってしまった。
「あ……っ! お……う!」
「違う。王ではないよ」
頂点を擦るだけではなく、押し潰されて、また違った刺激にエステルは身を悶える。
「ああ……! あ、アレシュ様……!」
「そう、名前でお呼び」
ご褒美と戯れた言葉を口にして、アレシュはエステルの左の胸の頂点にぱくりと食らい付いた。
吸い付きながら、巧みに舌を使い頂点を舐める。
右の胸も、おろそかにすることなく乳房を揉みながら、頂点を擦り上げていた。
アレシュの手が生み出す快感、アレシュの指が促す刺激。アレシュの口と舌が作り出す痺れ。
意識が身体の快楽に集中していく。
指先までピリピリくるのに、痛みを感じない不思議な刺激。
「や…あ……っ、ああ……っ!」
「ああ、もう片方も愛してやらないと……。ほら、見てごらん。エステル。私の愛撫に左の胸の先が、こんなに美しく色付いて」
「……えっ……?」
ランプの拙い灯りでも自分の左の胸の先が、右の胸と彩りが違うのは明らかだった。
まるで紅を引いたように艶やかな赤に染まり、ピンと立ち上がっている。テラテラと光るのは、アレシュが口で愛でた証拠だ。
水飴に包まれたようになってエステルは、
「あ……そんな……恥ずかしい」
と自分の淫らな身体から目を逸らした。
「右の胸も、同じように愛してあげる」
アレシュの唇がエステルの右胸の先を食らい、嬲りだす。
丁寧に頂点の根元から吸われ、舐められ、アレシュの手はエステルの乳房を包むように柔らかくしだく。
強弱のある刺激にエステルはもがき、浅い呼吸を繰り返した。
「――あ……!」
アレシュの唇が滑り、エステルの腹を通る。幾度かきつく口付けが落とされて、小さな赤い花弁が出来た。
ファサリ、と軽い布が落ちる音と、外気に晒されたことを知る。腰下はやけに冷たく感じられた。
「冷たい……直ぐに熱くしてあげよう」
アレシュの言葉に、エステルの腹の奥が答えるようにズクリと疼く。
「あ……ぅ、う……ん……」
疼いた場所から、欲望が溶けだしてきた気がする。下へ下へと移動し、下半身を疼かせる。
隠された場所が湿り気を含んできて、エステルは思わず太腿を擦る。
「――ぁあ! アレシュ様! それは……!」
アレシュの手は、強引にエステルの股を左右に開かせる。
慌てて閉じようと力を籠めても女の力ではどうしようもなく、エステルはアレシュの顔が自分の股間に埋まるのを甘んじてしまった。
「……綺麗だ。前もそう思ったが……。やはり美しくも妖しくていやらしい形をして……」
アレシュの指がエステルの秘所をなぞる。
「ひぃ……ぃやあ……ぁあ!」
形に沿ってなぞられ、自分自身で己の形を知ることになり、羞恥によがる。
――それよりも、アレシュに見られている。
秘所に触れるアレシュの指がエステルを刺激へと導いて、微かな引っ掛かりさえも痛みではなく快感になる。
「ぁ、ああ……、あ、ん……」
何周かされて、指が引っ掛からなくなったことに気付く。滑らかに動くアレシュの指はエステルの潤滑液を絡めて動いているのだ。
「これだけで蜜壺から染み出てきて……愛しいな」
「ぃ、や……あ」
恥ずかしい。
それなのにもどかしい。もっと大胆に触れて欲しい。もっと熱くして欲しい。強引に、強く中を探ってかき混ぜて。
滑り良くなっているのに、秘所にアレシュの指は入らない。
――焦らされている?
そう思ったと同時、強烈な刺激がエステルの身体を襲う。
隠れた蕾を剥ぎ、悪戯に指で弄りだしたのだ。摘まんだり押したり、擦ったりと――蜜壺から滲み出た愛液で濡らした指で、弄る。
「ああ! ぅう……ん! はぁ!」
痛みとも似た刺激。エステルの足は膝立ち、ビクビクと痙攣を続けた。
「人の手に慣れていない蕾では、痛むか……」
甘い刺激より、痛みによる刺激の方が強いと察したのか、アレシュの顔が更にエステルの股間に近付く。
ざらりとした舌の感覚に、エステルは掠れた悲鳴を上げた。
剥がされた蕾は、アレシュの舌先が愛でる。突つき、根元から先端までなぞる。
時々、くすぐるように小刻みな動きをされて、エステルの喘ぎ声は乱れた。
「ひっ……んん……! っあ、あぁあ……!」
唾液を含んだ滑らかな舌先の動きに、ただ翻弄されるだけの小さな蕾から伝わってくる痺れ。そこだけに受けていた痺れは腹に、股にと広がっていく。
「あ、……ぁ、い、ゃあ……」
「これだけでは嫌か?」
物足りないのか、という意味合いの含んだ問いにエステルは
「ちが……!」
と首を振る。
だけど、その拒否の言葉も喘ぎ声となり、上手くアレシュに伝えられない。
ふっ、と吐息が秘所にかかる。王が笑ったのか? 何故、笑われたのか? と頭を巡らせようとしたが出来ない。
アレシュの舌が大胆になり、広い範囲を責めだしたからだ。すくうように舌を使い、秘所全体を舐め回す。
「ぁあ……! あ、あ、あ、あ……い、ゃあ……」
ピチャピチャと濡れた音がする。それがアレシュの唾液ではなく、自分の中から生まれ出た物だと。
そして、それをさも美味そうに音を立てて舐めている彼に、エステルは羞恥ではない何かに駆り立てられる。
きゅん、と腹の中が疼き、締まる。
「はあ……アレ……シュ様……」
エステルの手は自然、彼の形良い頭に触れ、撫でる。
「甘い……飴菓子のようだ」
「そんな……良いものでは……」
所詮、分泌液だ。味なんてあるはずはないのに。
「貴女のだと思うからかも知れない」
低い掠れたアレシュの声。
懸命に欲情を抑えているのかと思うと、愛しさが込み上げてくる。
「こんなに膨らんで色付いた蕾から、頂こう」
言うないなや、アレシュは散々に弄くった蕾を、口に含み吸い上げ始めた。
「ひぃ! ……やぁあ………!」
小さな突起なのに、そこから身体全体に響く凄まじい衝撃に、頭の先から足先まで痙攣が走る。背中が反り返り、ひきつった咽喉から掠れた声を上げた。
一気に上がった身体の熱に、全速力で走った後のような荒々しい自分の呼吸にエステルはただ、呆然とした。
ドクンドクン、と激しく打つ胸の鼓動。
上がった体温と共に吹き出た汗。
そして――一瞬だけ真白になった自分の視界。
「あ……あ……わた、し……」
何が起きたのか分からず、呆けているエステルの乱れた髪を、アレシュは丁寧に梳いてやる。
「感じてくれたようで、良かった」
軽い口づけを交わすと、アレシュから生々しい匂いがした。
――ああ、これは私の匂い。彼を誘う、雌の。
アレシュは自分の腕を枕にして、エステルを抱き寄せる。
まだ、力の入らない彼女の股間に無遠慮に片足をいれ、上げた。晒け出された密所を隠す繁みを掻き分け、奥深い孔に指が入ってきた。
「あ……っ! はぁ、……あ、」
絶頂の後に溢れたのであろう愛液は、容易にアレシュの指を包み絡んでいく。
そして、まだ果てた余韻の残るエステルの蜜路は、アレシュの指を喜んで受け入れてヒクヒクと波打っていた。
「エステル、貴女の中が凄い……! 熱くて、溢れていて、蠢いて。聞いてごらん」
アレシュは指をわざと大きく動かし、愛液の音を聞かせた。
グチュ、グチュと部屋中に響いているかもしれない淫らな音は、エステルの鼓膜をも犯す。
「はぁ、いゃ、っ! そんなはしたない音は……あっ!」
「はしたない? とんでもない……!感じてくれているからだろう? どこをどうして欲しい? 貴女を、もっと感じさせたい……!」
「……ぁあっ……!」
蜜路の圧迫にエステルの身体に緊張が走る。王の指が一本増したのだ。
節張った男らしい太い指に少し角度をつけて、エステルの蜜路を行き来する。
柔らかな内壁を擦り付け、ユルリとエステルの中を責める。
「あ……ん、はぁ……あ、っ!」
ジュッ、ジュッと中から愛欲の音がする。
中が、擦られて生まれる痺れに喜んで勝手に止めどなく波打っている。
エステルの身体は中の快感を素直に受け止め、呼応するように身体を捩らせ、また背中を反らせた。
「ああ……こんなに締め付けて……」
アレシュが囁く。
まるで酒に酔っているようだと、エステルはチラリと思った。
「気持ちが良いか?」
尋ねられ、戸惑う。素直に答えて良いものなのか?
エステルの戸惑いを感じ取ったのか、アレシュは欲望に身を投げているとは思えない美笑を浮かべた。
「言っただろう? 『王妃教育』だと? お互い、感じる場所を探り見付けて、より良い夫婦仲であるようにとの意味合いなのだ。……他の第三者に、身体を開かせるんじゃない。これから向かい合っていかなければならない伴侶同士で、行うべきなのだから」
私の亡き母の希望でもあった。とアレシュは小さく呟く。
前王妃は強いられたのだろう。王に負担をかけない、面倒を全て省けるようにと……第三者に。
ただ、次世代の王を作るためだけの人形としての位置付けだったのだ。
「……アレシュ様」
エステルは自分から彼の唇を奪う。
「もっと……アレシュ様を、感じさせて……」
王の目が大きく開き、そして安堵に似た息と共に枕がわりだった腕に抱き締められた。
「――んん!」
深い口付けに加え、指の根本まで蜜路に差し入れられる。その衝撃に、エステルは腰をひくつかせた。
咥内で動くアレシュの舌は、エステルの体内を掻き回す指と同じくらい絶妙に、彼女を快楽に導いていく。
上からと下からの欲求を求める淫らな音が耳から入り、身体を刺激させる。
「あぁ、あ……っ! ……ふっ……うん!」
エステルは小さな快感に幾度も身体を震わせた。甘い息を吐く彼女を眺め悦び、ますます興奮するアレシュは、限界まで己の愉悦を耐えようとする。
「エステル……良いかい?」
もう、堪えきれないと、アレシュのくぐもった声が、欲望を隠しきれなく表れていた。
とうとう、受け入れる時が来たのか――エステルが緊張に息を飲む。
覚悟はしていたし、充分に成長した大人として甘んじるべきだろう。
だが、いざ直面すると気力が萎えてしまうのは何故だろう?
下級でも貴族――手順を踏んでから、夫婦となるべき。
そんな固定観念も通じる年齢でも、時代でもない。しかしその貴族社会の規範に長く馴染んでいたエステルに、なかなかそう割り切ることは難しい。
戸惑いを見せ始めた彼女に、アレシュは困ったように笑った。
「貴女が納得するまで待ちたいが……私の身体が――ほら、限界なんだ」
アレシュが恥じることなく、己の憤った雄芯をエステルに見せた。
「……!」
言葉が出なく、瞠目したままにエステルはジッとそれに魅入ってしまった。
彼の髪と同じ色の繁みから猛々しく起立している彼の雄芯は、もうはち切れそうに赤く、浮き出た血管が波打っている。
耐えきれず尖端から漏れる透明な滴が、やけに扇情的だった。
「前回のように、貴女の腿を借りる――という手もあるが……私は、貴女の中に入りたい」
切望されてエステルはアレシュを見上げた。
潤み、熱を含んだ彼女の瞳と共にゆっくりとエステルが頷いた。
アレシュは『許された』と微笑む。
彼女の鼻の先に軽く口付けを落とし、そのまま背中を寝台に付ける。エステルの足を大胆に開かせると、アレシュはその間に自分の身体をいれた。
彼の手が蜜壺を探る。クチュリと粘着な音がしてエステルは目を閉じた。
「――ぁ……っ!」
熱い何かが当たった――思った刹那、皮膚が強制的に開かれる感覚に身体が震える。
「あ……、っあ……!」
内部が――蜜路が、熱くて膨らんだ物に無理矢理に広げられていく。メリ、と内壁が引き裂かれていく音がした気がして、エステルは恐怖に首を振った。
「大丈夫、だから……。私に委ねて……」
エステルはギュッ、と強く敷き布を握る。熱い彼の雄芯によって広げられる自分の身体が、とても儚い物に感じられた。
「は……ぁ、あ、は、あ……」
引いては押して、とゆっくりと繰り返していく。
「エステル、私を抱いて……」
アレシュの堪えた声が耳元で囁く。
敷布を握るエステルの指を解き、彼は自分の背に回した。弾力のあるアレシュの広い背中の温かさに、安堵してしまう自分がいる。
既に柔らかくなった内腟は、従順に彼の物を受け入れていく。
「……っ、はあ……! あっ……!」
押しては引いて――中を律動する王の雄芯が自分の理性や、しがらみを少しずつ剥がしていく。エステルはそんな気がした。
愛液で溢れる中を擦られていき、強烈な刺激が身体中を巡っていく。奥を突いて来る度に下肢の茂みが触れあい、互いの根元がぶつかる。
「あ、あ……っ、ぅ……あ、ん」
「エステル」
唸るように囁くアレシュの声にエステルの、抱き締める力が強くなる。
抱き合う間にある乳房が潰れ、擦れ、また違った刺激に溺れた。
「待っていた……この時を……エステル、私だけの……」
「――ぁあ!」
ズン、と一際力強く奥を貫かれ、エステルの身体が跳ねた。
「ん、んん……ゃあ……!」
欲を孕ませた彼の雄芯が、奥にぶつかってくる。
身体の中心部まで響くこの衝撃は、痛みなのか快楽なのか――
疼いてくるそこがエステルの感情を支配し始めた時、これは欲望なのだと理解した。
「あん………はぁん……は……ぁ!」
堪らず漏らす声が、切なくて甘い。
欲しがっている声だ、これは。快感を。快楽を。
「はぁ……、エステル。そんな可愛くねだらないでくれ……! もっと君の中にいたいのに、果ててしまうよ……!」
「アレシュ……様っ……」
アレシュの顔を覗く。プラチナブロンドの髪は乱れ、汗が首筋を辿り落ちる。汗で髪が額や頬に張り付いている彼の姿は欲望と快感に浸り、それに購うことなく身を任せていた。
エステルはそんなアレシュの顔を見て、どうしようもなく劣情に駆られた。
いつも清廉な印象を持つ彼の『男』の顔。自分に欲情し求めている。
(私は、何て果報者なんだろう……)
例え、この一時だけの関係になったとしても、後悔はない。
エステルの手がアレシュの頬に触れ、張り付いた髪を払う。
「アレシュ様……愛しております」
今を、この時を――この想いを大事にして進んでいこう。
「エステル……! もっと言ってくれ……!」
アレシュのエステルを抱く腕が強くなる。同時、腰を突き上げる力も――
「あっ……! アレシュ……愛して、おり……ま、す」
「私もだ……! ずっと、ずっと、想っていた……!」
声が重なり、はもる。
熱い吐息と共に唇を必死に貪り、唾液を混じりあう。
熱棒のような雄芯は更に、質量を持ったままエステルの中を抉り続けた。
アレシュから与え続けられた熱が、身体に堪っていく。それさえ刺激になって、後から後から愛液が溢れ、淫靡な音を立てた。
「はぁ……! あ、っ……アレシュ様……!」
止まることの無く律動する雄芯から、与えられる甘美な痺れは、蓄積をしては弾ける。
エステルはその度に背中を反らせ、大腿をひきつらせた。
「はっ……! エステル……!」
グリ、と最奥に向けてアレシュが腰を突き付けた。
中で彼の物が膨れた感覚の後に、逞しい彼の身体が歓喜に震える。
「……ああ……」
アレシュの熱い喜びを、エステルは身体で受け止めたのだ。
「エステル……」
重なりあい、欲望に果てた重たい身体で、しばらく余韻に浸っていた。
落ち着いて冷えてきた身体に、アレシュは名残惜しみながらエステルの横に身体を投げ出し、毛布を掛ける。
逞しい腕枕と胸の間にエステルは顔を埋めた。
はだけられた上衣から日の当たらない白い腕と、形良い二つの膨らみがランプの光だけの薄闇の中、現れる。アレシュの視界をそれだけに集中させる。
「……アレシュ様、お願いです。灯りを、もう少しだけ落として……」
エステルが懇願する。惰弱を感じる彼女の願いは、アレシュの支配欲をますます増幅させるものでしかなかった。
「このままで良い。貴女の全てが見たいから」
「年嵩の、旬の過ぎた女の身体を眺めたいなど……悪趣味です……!」
「旬が過ぎたとは、異なことを言う」
「ひゃ……!」
下から二つの乳房を寄せるように持ち上げられ、やわやわと揉まれ、エステルは短い悲鳴を上げた。
「張りがあって、こうやって揉む度に指を押し返す勢いなのに……?」
「……そ……んな」
「私の手で、淫らな形に変わって……」
手の平や指の腹で好きに形を変えられる自分の二つの乳房から、ピリピリとした刺激がやってくる。
「ほら、頂点に触れてあげよう」
言うないなや、アレシュが親指と人差し指で乳房の頂点を摘まみ擦る。先から更に強い刺激がエステルを襲い、思わず仰け反ってしまった。
「あ……っ! お……う!」
「違う。王ではないよ」
頂点を擦るだけではなく、押し潰されて、また違った刺激にエステルは身を悶える。
「ああ……! あ、アレシュ様……!」
「そう、名前でお呼び」
ご褒美と戯れた言葉を口にして、アレシュはエステルの左の胸の頂点にぱくりと食らい付いた。
吸い付きながら、巧みに舌を使い頂点を舐める。
右の胸も、おろそかにすることなく乳房を揉みながら、頂点を擦り上げていた。
アレシュの手が生み出す快感、アレシュの指が促す刺激。アレシュの口と舌が作り出す痺れ。
意識が身体の快楽に集中していく。
指先までピリピリくるのに、痛みを感じない不思議な刺激。
「や…あ……っ、ああ……っ!」
「ああ、もう片方も愛してやらないと……。ほら、見てごらん。エステル。私の愛撫に左の胸の先が、こんなに美しく色付いて」
「……えっ……?」
ランプの拙い灯りでも自分の左の胸の先が、右の胸と彩りが違うのは明らかだった。
まるで紅を引いたように艶やかな赤に染まり、ピンと立ち上がっている。テラテラと光るのは、アレシュが口で愛でた証拠だ。
水飴に包まれたようになってエステルは、
「あ……そんな……恥ずかしい」
と自分の淫らな身体から目を逸らした。
「右の胸も、同じように愛してあげる」
アレシュの唇がエステルの右胸の先を食らい、嬲りだす。
丁寧に頂点の根元から吸われ、舐められ、アレシュの手はエステルの乳房を包むように柔らかくしだく。
強弱のある刺激にエステルはもがき、浅い呼吸を繰り返した。
「――あ……!」
アレシュの唇が滑り、エステルの腹を通る。幾度かきつく口付けが落とされて、小さな赤い花弁が出来た。
ファサリ、と軽い布が落ちる音と、外気に晒されたことを知る。腰下はやけに冷たく感じられた。
「冷たい……直ぐに熱くしてあげよう」
アレシュの言葉に、エステルの腹の奥が答えるようにズクリと疼く。
「あ……ぅ、う……ん……」
疼いた場所から、欲望が溶けだしてきた気がする。下へ下へと移動し、下半身を疼かせる。
隠された場所が湿り気を含んできて、エステルは思わず太腿を擦る。
「――ぁあ! アレシュ様! それは……!」
アレシュの手は、強引にエステルの股を左右に開かせる。
慌てて閉じようと力を籠めても女の力ではどうしようもなく、エステルはアレシュの顔が自分の股間に埋まるのを甘んじてしまった。
「……綺麗だ。前もそう思ったが……。やはり美しくも妖しくていやらしい形をして……」
アレシュの指がエステルの秘所をなぞる。
「ひぃ……ぃやあ……ぁあ!」
形に沿ってなぞられ、自分自身で己の形を知ることになり、羞恥によがる。
――それよりも、アレシュに見られている。
秘所に触れるアレシュの指がエステルを刺激へと導いて、微かな引っ掛かりさえも痛みではなく快感になる。
「ぁ、ああ……、あ、ん……」
何周かされて、指が引っ掛からなくなったことに気付く。滑らかに動くアレシュの指はエステルの潤滑液を絡めて動いているのだ。
「これだけで蜜壺から染み出てきて……愛しいな」
「ぃ、や……あ」
恥ずかしい。
それなのにもどかしい。もっと大胆に触れて欲しい。もっと熱くして欲しい。強引に、強く中を探ってかき混ぜて。
滑り良くなっているのに、秘所にアレシュの指は入らない。
――焦らされている?
そう思ったと同時、強烈な刺激がエステルの身体を襲う。
隠れた蕾を剥ぎ、悪戯に指で弄りだしたのだ。摘まんだり押したり、擦ったりと――蜜壺から滲み出た愛液で濡らした指で、弄る。
「ああ! ぅう……ん! はぁ!」
痛みとも似た刺激。エステルの足は膝立ち、ビクビクと痙攣を続けた。
「人の手に慣れていない蕾では、痛むか……」
甘い刺激より、痛みによる刺激の方が強いと察したのか、アレシュの顔が更にエステルの股間に近付く。
ざらりとした舌の感覚に、エステルは掠れた悲鳴を上げた。
剥がされた蕾は、アレシュの舌先が愛でる。突つき、根元から先端までなぞる。
時々、くすぐるように小刻みな動きをされて、エステルの喘ぎ声は乱れた。
「ひっ……んん……! っあ、あぁあ……!」
唾液を含んだ滑らかな舌先の動きに、ただ翻弄されるだけの小さな蕾から伝わってくる痺れ。そこだけに受けていた痺れは腹に、股にと広がっていく。
「あ、……ぁ、い、ゃあ……」
「これだけでは嫌か?」
物足りないのか、という意味合いの含んだ問いにエステルは
「ちが……!」
と首を振る。
だけど、その拒否の言葉も喘ぎ声となり、上手くアレシュに伝えられない。
ふっ、と吐息が秘所にかかる。王が笑ったのか? 何故、笑われたのか? と頭を巡らせようとしたが出来ない。
アレシュの舌が大胆になり、広い範囲を責めだしたからだ。すくうように舌を使い、秘所全体を舐め回す。
「ぁあ……! あ、あ、あ、あ……い、ゃあ……」
ピチャピチャと濡れた音がする。それがアレシュの唾液ではなく、自分の中から生まれ出た物だと。
そして、それをさも美味そうに音を立てて舐めている彼に、エステルは羞恥ではない何かに駆り立てられる。
きゅん、と腹の中が疼き、締まる。
「はあ……アレ……シュ様……」
エステルの手は自然、彼の形良い頭に触れ、撫でる。
「甘い……飴菓子のようだ」
「そんな……良いものでは……」
所詮、分泌液だ。味なんてあるはずはないのに。
「貴女のだと思うからかも知れない」
低い掠れたアレシュの声。
懸命に欲情を抑えているのかと思うと、愛しさが込み上げてくる。
「こんなに膨らんで色付いた蕾から、頂こう」
言うないなや、アレシュは散々に弄くった蕾を、口に含み吸い上げ始めた。
「ひぃ! ……やぁあ………!」
小さな突起なのに、そこから身体全体に響く凄まじい衝撃に、頭の先から足先まで痙攣が走る。背中が反り返り、ひきつった咽喉から掠れた声を上げた。
一気に上がった身体の熱に、全速力で走った後のような荒々しい自分の呼吸にエステルはただ、呆然とした。
ドクンドクン、と激しく打つ胸の鼓動。
上がった体温と共に吹き出た汗。
そして――一瞬だけ真白になった自分の視界。
「あ……あ……わた、し……」
何が起きたのか分からず、呆けているエステルの乱れた髪を、アレシュは丁寧に梳いてやる。
「感じてくれたようで、良かった」
軽い口づけを交わすと、アレシュから生々しい匂いがした。
――ああ、これは私の匂い。彼を誘う、雌の。
アレシュは自分の腕を枕にして、エステルを抱き寄せる。
まだ、力の入らない彼女の股間に無遠慮に片足をいれ、上げた。晒け出された密所を隠す繁みを掻き分け、奥深い孔に指が入ってきた。
「あ……っ! はぁ、……あ、」
絶頂の後に溢れたのであろう愛液は、容易にアレシュの指を包み絡んでいく。
そして、まだ果てた余韻の残るエステルの蜜路は、アレシュの指を喜んで受け入れてヒクヒクと波打っていた。
「エステル、貴女の中が凄い……! 熱くて、溢れていて、蠢いて。聞いてごらん」
アレシュは指をわざと大きく動かし、愛液の音を聞かせた。
グチュ、グチュと部屋中に響いているかもしれない淫らな音は、エステルの鼓膜をも犯す。
「はぁ、いゃ、っ! そんなはしたない音は……あっ!」
「はしたない? とんでもない……!感じてくれているからだろう? どこをどうして欲しい? 貴女を、もっと感じさせたい……!」
「……ぁあっ……!」
蜜路の圧迫にエステルの身体に緊張が走る。王の指が一本増したのだ。
節張った男らしい太い指に少し角度をつけて、エステルの蜜路を行き来する。
柔らかな内壁を擦り付け、ユルリとエステルの中を責める。
「あ……ん、はぁ……あ、っ!」
ジュッ、ジュッと中から愛欲の音がする。
中が、擦られて生まれる痺れに喜んで勝手に止めどなく波打っている。
エステルの身体は中の快感を素直に受け止め、呼応するように身体を捩らせ、また背中を反らせた。
「ああ……こんなに締め付けて……」
アレシュが囁く。
まるで酒に酔っているようだと、エステルはチラリと思った。
「気持ちが良いか?」
尋ねられ、戸惑う。素直に答えて良いものなのか?
エステルの戸惑いを感じ取ったのか、アレシュは欲望に身を投げているとは思えない美笑を浮かべた。
「言っただろう? 『王妃教育』だと? お互い、感じる場所を探り見付けて、より良い夫婦仲であるようにとの意味合いなのだ。……他の第三者に、身体を開かせるんじゃない。これから向かい合っていかなければならない伴侶同士で、行うべきなのだから」
私の亡き母の希望でもあった。とアレシュは小さく呟く。
前王妃は強いられたのだろう。王に負担をかけない、面倒を全て省けるようにと……第三者に。
ただ、次世代の王を作るためだけの人形としての位置付けだったのだ。
「……アレシュ様」
エステルは自分から彼の唇を奪う。
「もっと……アレシュ様を、感じさせて……」
王の目が大きく開き、そして安堵に似た息と共に枕がわりだった腕に抱き締められた。
「――んん!」
深い口付けに加え、指の根本まで蜜路に差し入れられる。その衝撃に、エステルは腰をひくつかせた。
咥内で動くアレシュの舌は、エステルの体内を掻き回す指と同じくらい絶妙に、彼女を快楽に導いていく。
上からと下からの欲求を求める淫らな音が耳から入り、身体を刺激させる。
「あぁ、あ……っ! ……ふっ……うん!」
エステルは小さな快感に幾度も身体を震わせた。甘い息を吐く彼女を眺め悦び、ますます興奮するアレシュは、限界まで己の愉悦を耐えようとする。
「エステル……良いかい?」
もう、堪えきれないと、アレシュのくぐもった声が、欲望を隠しきれなく表れていた。
とうとう、受け入れる時が来たのか――エステルが緊張に息を飲む。
覚悟はしていたし、充分に成長した大人として甘んじるべきだろう。
だが、いざ直面すると気力が萎えてしまうのは何故だろう?
下級でも貴族――手順を踏んでから、夫婦となるべき。
そんな固定観念も通じる年齢でも、時代でもない。しかしその貴族社会の規範に長く馴染んでいたエステルに、なかなかそう割り切ることは難しい。
戸惑いを見せ始めた彼女に、アレシュは困ったように笑った。
「貴女が納得するまで待ちたいが……私の身体が――ほら、限界なんだ」
アレシュが恥じることなく、己の憤った雄芯をエステルに見せた。
「……!」
言葉が出なく、瞠目したままにエステルはジッとそれに魅入ってしまった。
彼の髪と同じ色の繁みから猛々しく起立している彼の雄芯は、もうはち切れそうに赤く、浮き出た血管が波打っている。
耐えきれず尖端から漏れる透明な滴が、やけに扇情的だった。
「前回のように、貴女の腿を借りる――という手もあるが……私は、貴女の中に入りたい」
切望されてエステルはアレシュを見上げた。
潤み、熱を含んだ彼女の瞳と共にゆっくりとエステルが頷いた。
アレシュは『許された』と微笑む。
彼女の鼻の先に軽く口付けを落とし、そのまま背中を寝台に付ける。エステルの足を大胆に開かせると、アレシュはその間に自分の身体をいれた。
彼の手が蜜壺を探る。クチュリと粘着な音がしてエステルは目を閉じた。
「――ぁ……っ!」
熱い何かが当たった――思った刹那、皮膚が強制的に開かれる感覚に身体が震える。
「あ……、っあ……!」
内部が――蜜路が、熱くて膨らんだ物に無理矢理に広げられていく。メリ、と内壁が引き裂かれていく音がした気がして、エステルは恐怖に首を振った。
「大丈夫、だから……。私に委ねて……」
エステルはギュッ、と強く敷き布を握る。熱い彼の雄芯によって広げられる自分の身体が、とても儚い物に感じられた。
「は……ぁ、あ、は、あ……」
引いては押して、とゆっくりと繰り返していく。
「エステル、私を抱いて……」
アレシュの堪えた声が耳元で囁く。
敷布を握るエステルの指を解き、彼は自分の背に回した。弾力のあるアレシュの広い背中の温かさに、安堵してしまう自分がいる。
既に柔らかくなった内腟は、従順に彼の物を受け入れていく。
「……っ、はあ……! あっ……!」
押しては引いて――中を律動する王の雄芯が自分の理性や、しがらみを少しずつ剥がしていく。エステルはそんな気がした。
愛液で溢れる中を擦られていき、強烈な刺激が身体中を巡っていく。奥を突いて来る度に下肢の茂みが触れあい、互いの根元がぶつかる。
「あ、あ……っ、ぅ……あ、ん」
「エステル」
唸るように囁くアレシュの声にエステルの、抱き締める力が強くなる。
抱き合う間にある乳房が潰れ、擦れ、また違った刺激に溺れた。
「待っていた……この時を……エステル、私だけの……」
「――ぁあ!」
ズン、と一際力強く奥を貫かれ、エステルの身体が跳ねた。
「ん、んん……ゃあ……!」
欲を孕ませた彼の雄芯が、奥にぶつかってくる。
身体の中心部まで響くこの衝撃は、痛みなのか快楽なのか――
疼いてくるそこがエステルの感情を支配し始めた時、これは欲望なのだと理解した。
「あん………はぁん……は……ぁ!」
堪らず漏らす声が、切なくて甘い。
欲しがっている声だ、これは。快感を。快楽を。
「はぁ……、エステル。そんな可愛くねだらないでくれ……! もっと君の中にいたいのに、果ててしまうよ……!」
「アレシュ……様っ……」
アレシュの顔を覗く。プラチナブロンドの髪は乱れ、汗が首筋を辿り落ちる。汗で髪が額や頬に張り付いている彼の姿は欲望と快感に浸り、それに購うことなく身を任せていた。
エステルはそんなアレシュの顔を見て、どうしようもなく劣情に駆られた。
いつも清廉な印象を持つ彼の『男』の顔。自分に欲情し求めている。
(私は、何て果報者なんだろう……)
例え、この一時だけの関係になったとしても、後悔はない。
エステルの手がアレシュの頬に触れ、張り付いた髪を払う。
「アレシュ様……愛しております」
今を、この時を――この想いを大事にして進んでいこう。
「エステル……! もっと言ってくれ……!」
アレシュのエステルを抱く腕が強くなる。同時、腰を突き上げる力も――
「あっ……! アレシュ……愛して、おり……ま、す」
「私もだ……! ずっと、ずっと、想っていた……!」
声が重なり、はもる。
熱い吐息と共に唇を必死に貪り、唾液を混じりあう。
熱棒のような雄芯は更に、質量を持ったままエステルの中を抉り続けた。
アレシュから与え続けられた熱が、身体に堪っていく。それさえ刺激になって、後から後から愛液が溢れ、淫靡な音を立てた。
「はぁ……! あ、っ……アレシュ様……!」
止まることの無く律動する雄芯から、与えられる甘美な痺れは、蓄積をしては弾ける。
エステルはその度に背中を反らせ、大腿をひきつらせた。
「はっ……! エステル……!」
グリ、と最奥に向けてアレシュが腰を突き付けた。
中で彼の物が膨れた感覚の後に、逞しい彼の身体が歓喜に震える。
「……ああ……」
アレシュの熱い喜びを、エステルは身体で受け止めたのだ。
「エステル……」
重なりあい、欲望に果てた重たい身体で、しばらく余韻に浸っていた。
落ち着いて冷えてきた身体に、アレシュは名残惜しみながらエステルの横に身体を投げ出し、毛布を掛ける。
逞しい腕枕と胸の間にエステルは顔を埋めた。
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