僕の友達が怪異になったので何でも屋開きます

クロッキー

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この世界は物騒だ

怪異:ベルゼブブ 其の一

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幼なじみが死んだ

呆気なかった。

通りすがりの【何か】にやられて死んだのだ

こんな事はよくある

どれほど多くの人がやられたか

教室の中に入るとすでに何人かが親友の机の上の落書きを消していた

瓶を持った奴もいれば 真っ黒に汚れた雑巾を持った奴もいる

「残念だったな、オタクくんw」

そう声をかけてきたのはクラスの中でもリーダー格にいる男だった

取り巻きがくすくすと笑う

『別に…』

「まぁ、そう悲しむなよ? 元気出せって」

あっ、これ掃除よろしく なんて頭の上に汚い雑巾を乗っけられる

ぎりっと歯がひどい音をたてた

「早く座れ~」

教師が悲しそうに告げた

「みんなで黙祷しようか」

丁度幼なじみが死んだ時間だったのが憎かった


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