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15.緑の妖精
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※加筆修正済み
御子は山神に抱きつく小さな少女を見て驚きのあまり大声を出してしまった。
『ええええ! ちょっと山神!その子、、羽生えてるじゃない!』
『え? は?い?』
山神は御子のその言動に眉をひそめながらその少女をみる
そこには綺麗な光輝く羽が少女の纏う服を貫いて生えていた
人参は煙を上げながら小さくなり
御子や山神が見慣れたオレンジ色が目立つ姿になった。
『おいおい!こんなに小さな少女が襲われてたというのか!?信じられねえぞ! あ、御子その人参回収しといて!ちょっと体勢変えて背負うから この子』
山神は慣れた手つきで少女の体を持ち上げ背中に背負いこんだ
そんな山神の姿を横目に人参を回収する御子。
いつもなら ベタベタと体に触れようと目論む山神だが、
少女が全身擦り傷だらけであるという事実を知り いつになくおとなしかった。
『その子どーするつもり?助けたはいいけど私たちだけでは何もできないわ。 これから先今見たく食材が出てきたら無理よその子をかばいきれない』
『いいか、御子! 僕はどんなことがあってもこの子の発育過程を見守る義務がある』
『いや、ねーから! やっぱそれが目的かよオイ!』
マシンガンのように続くそのトークがよほど耳障りだったのだろうか
それとも そのおかげで目が覚めたのだろうか
少女が目を覚ました
『あれ?ここは? あ!人参ッ!』
少女が気を失ったのは先ほどの人参との戦闘の真っ最中。
その記憶とフラッシュバックした痛みや恐怖や不安が脳内をジャックし視界に映るものを敵としてしか認識出来ないようになっていた
少女は声を荒げながら
突如、山神の腹部を蹴飛ばし半透明な羽を広げながら光の粒子を貯めていく。
山神は倒れそうになるが何とか踏ん張りその少女の方へ向き直る
『いてて。なんなんだよ?!
人参? さっき倒したから安心しろ!俺らは味方だ!少なくとも今は!』
『信じられないわ!あなた達ヒューマン族なんか信じられんわけないじゃない! おまえなんか人参のおひたしになって死ね!』
妖精の少女は思った以上に口が悪く思った以上に敵意むき出しの体制で山神に光の弾丸を撃ち放った。
『危ないッ!変態!』
とっさの判断で名前を呼ぶことを忘れ変態と山神を罵りながら身を挺して山神を抱き地面を突っ伏す御子。
標的に向かって縦横無尽駆け巡るその光の弾丸達はもちろんのことを意思を持たずその弾丸を生み出し撃ち放ったもののみがその弾丸の弾道を決められる。
つまりは通常の拳銃の仕組みと大差なく誰でも扱える代物…ではあったわけだが、、
その光の粒子によって構築された光の弾丸はまるで意思でもあるかのようにしてするりするりと木々をかき分けながら目では追えないほどのスピードで御子の胸を貫いた。
かのように思えたがそれは残像。
既に御子はその弾丸の弾道を読み避けていた
しかしながらその弾丸は1つや2つではなく
多数存在し無造作に空気中へ放出されたためか、規則性など見出すことのないまま 勢いよく空気中を飛び交い
御子の髪の毛先を掠める。
光の弾丸はすぐそばの木の幹をズタズタに引き裂いては 何度か根元の方をそぎ取り 大木をネズミが齧り取ったチーズのようにして消やがて失した。
御子は山神に抱きつく小さな少女を見て驚きのあまり大声を出してしまった。
『ええええ! ちょっと山神!その子、、羽生えてるじゃない!』
『え? は?い?』
山神は御子のその言動に眉をひそめながらその少女をみる
そこには綺麗な光輝く羽が少女の纏う服を貫いて生えていた
人参は煙を上げながら小さくなり
御子や山神が見慣れたオレンジ色が目立つ姿になった。
『おいおい!こんなに小さな少女が襲われてたというのか!?信じられねえぞ! あ、御子その人参回収しといて!ちょっと体勢変えて背負うから この子』
山神は慣れた手つきで少女の体を持ち上げ背中に背負いこんだ
そんな山神の姿を横目に人参を回収する御子。
いつもなら ベタベタと体に触れようと目論む山神だが、
少女が全身擦り傷だらけであるという事実を知り いつになくおとなしかった。
『その子どーするつもり?助けたはいいけど私たちだけでは何もできないわ。 これから先今見たく食材が出てきたら無理よその子をかばいきれない』
『いいか、御子! 僕はどんなことがあってもこの子の発育過程を見守る義務がある』
『いや、ねーから! やっぱそれが目的かよオイ!』
マシンガンのように続くそのトークがよほど耳障りだったのだろうか
それとも そのおかげで目が覚めたのだろうか
少女が目を覚ました
『あれ?ここは? あ!人参ッ!』
少女が気を失ったのは先ほどの人参との戦闘の真っ最中。
その記憶とフラッシュバックした痛みや恐怖や不安が脳内をジャックし視界に映るものを敵としてしか認識出来ないようになっていた
少女は声を荒げながら
突如、山神の腹部を蹴飛ばし半透明な羽を広げながら光の粒子を貯めていく。
山神は倒れそうになるが何とか踏ん張りその少女の方へ向き直る
『いてて。なんなんだよ?!
人参? さっき倒したから安心しろ!俺らは味方だ!少なくとも今は!』
『信じられないわ!あなた達ヒューマン族なんか信じられんわけないじゃない! おまえなんか人参のおひたしになって死ね!』
妖精の少女は思った以上に口が悪く思った以上に敵意むき出しの体制で山神に光の弾丸を撃ち放った。
『危ないッ!変態!』
とっさの判断で名前を呼ぶことを忘れ変態と山神を罵りながら身を挺して山神を抱き地面を突っ伏す御子。
標的に向かって縦横無尽駆け巡るその光の弾丸達はもちろんのことを意思を持たずその弾丸を生み出し撃ち放ったもののみがその弾丸の弾道を決められる。
つまりは通常の拳銃の仕組みと大差なく誰でも扱える代物…ではあったわけだが、、
その光の粒子によって構築された光の弾丸はまるで意思でもあるかのようにしてするりするりと木々をかき分けながら目では追えないほどのスピードで御子の胸を貫いた。
かのように思えたがそれは残像。
既に御子はその弾丸の弾道を読み避けていた
しかしながらその弾丸は1つや2つではなく
多数存在し無造作に空気中へ放出されたためか、規則性など見出すことのないまま 勢いよく空気中を飛び交い
御子の髪の毛先を掠める。
光の弾丸はすぐそばの木の幹をズタズタに引き裂いては 何度か根元の方をそぎ取り 大木をネズミが齧り取ったチーズのようにして消やがて失した。
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