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四話 淵曲支部①
しおりを挟む東ノーフトリフ 灰色の街には皇鳴民間警備
淵曲(ふちま)支部がある。
淵曲支部には総勢二十三名の警備士が勤務しているが一月前、カニカマの能力を持つ鎌贄草題(かまのにえそうたい)討伐の任務で五人殉職した為、二十名になったが、
そこで新入社員を募集し、見事三人をスカウト。現時点で二十三名となっている。
染爾が入社してから一週間が経過…
『ま、俺から推薦しとくからさ!クソガ…じゃなくて染爾!』
清美の態とらしい言い間違いに眉をひそめながら染爾はナイフを構えた。
訓練場で清美は淵曲に行く前に戦い方のおさらいと新しい方法を染爾に叩き込んでいた。
ヒュンという風を切る音。
丘野染爾は三メートル先の清美を一瞬で捕らえた。
確かにナイフの切っ先は清美の首の十センチ前まで来ていた。
ヒュン。
また風を切る音がした。
染爾のナイフはいつまにか清美の元に渡り気がつけば染爾の首先にナイフの切っ先が向いていた。
『なっ…ど、どーなってやがる!?』
『染爾はいい線いってるけどそれは能力がない人間同士ならばの線だ』
清美はナイフを離し染爾へ返した。
『染爾、接近戦で確かにお前のナイフの扱いは並の人間なら認知できぬほどのハイスペックさを誇ってる。
けれどそれは並であればなんだよ。
俺は、すでにお前に三度も攻撃している。まあ一度目と二度目は攻撃というよりかはトラップとして発動したに過ぎないけど』
『どういう意味だ?ナイフをお前が持ってる時点で能力的にはカウンターなり反転なり、あべこべなり、逆転とかそーゆー類のやつなのはわかった。けど、それなら一と二はなんのトラップだ?』
清美はそれを聞きながら何度か頷くと笑った。うっひょっひょっひょっひょっ。
あまりの馬鹿笑いに染爾の眉間にシワが寄る。
『まあ、その考え方も悪くないが全部ハズレだ。簡単に言うなら印を刻んで初めてお前に攻撃ができるって言う仕組みさ。まあ、"印"を保存したまま撃ち込むのもアリだけどそれだと確実じゃない。だから三段攻撃なんだ。
もっと簡単に言うとこれは文字を相手に打ち込むことで攻撃できる。今の場合はカウンターっぽくなったけれどね』
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