120 / 129
第120話 コモンセージ
しおりを挟む
やるべきことはやったので、集落から旅立つことにした。
おっと、大事なことを聞き忘れていた。
「この集落の名前は、なんですミャ?」
「セージですにぃ~」
言われて見れば、濃い緑色の葉っぱにちっちゃな青紫色の花がいっぱい咲いている。
さっそく前足をかざして、『走査』してみる。
『対象:シソ科アキギリ属Common Sage』
『薬効:抗酸化作用、鎮静作用、強壮、精神安定、発汗抑制作用、防腐作用、殺菌作用、食欲不振、疲労回復、食欲増進、健胃、口臭、食べ過ぎ、飲み過ぎ、のどの痛みなど』
『概要:肉料理の臭み消しや、香辛料として使われる。ソーセージの名前の由来にもなっている。特にドイツ料理、イタリア料理には欠かせないハーブ。ハーブティーにも使える。花はedible flower(食用花)として食べられる』
『警告:猫にとって有毒なthujoneとtanninが含まれる。猫がタンニンを大量に摂取すると、胃腸障害や腎臓障害を引き起こす。熱処理や乾燥処理をした上で、少量であれば問題ない。ツジョンには防腐作用があり、キャットフードにも使われている』
神経毒のツジョンはニガヨモギやヨモギにも入っているけど、たくさん食べなければ大丈夫。
カフェインやタンニンが入ったお茶は、猫に飲ませてはいけないって聞いたことがあるぞ。
ハーブティーにするのは、やめておくか。
匂いを嗅いでみると、薄荷みたいな爽やかな匂いがする。
たくさん摘んで、背負い籠に入れて乾燥させておくか。
乾燥したら、肉料理に使ってみよう。
どんな味がするのか、今から楽しみだ。
この集落の猫たちにも、セージの使い方を教えておこう。
ぼくたちは、セージの集落の猫たちに見送られて旅立った。
🐾ฅ^•ω•^ฅ🐾
最近、雨の降る日が増えた。
どうやら、雨季に入ったらしい。
雨が降ると気圧が下がって、気象病になるんだよね。
気象病になると、頭が痛くなったり体がダルくなったりする。
それに地面がぬかるむから、歩きにくくなってしまう。
雨が降り出したら、急いで高いところに巣穴を掘って逃げ込むようにしている。
体が濡れると体調を崩しやすくなって、風邪も引きやすくなる。
雨が降り続けると気温が下がって寒くなるし、川も濁って飲めなくなる。
飲み水は、雨水を集めて飲むしかない。
乾燥させた薬草たちも、湿気て腐りやすくなる。
野生の猫にとって、長雨は死活問題。
あ~あ……、早く止んでくれないかなぁ。
雨が降ると、憂鬱になる。
こんな時こそ、セージの出番だ。
セージには、抗鬱作用があるらしいからね。
セージの葉っぱを籠の中で自然乾燥させておいたら、簡単にパキパキ割れるようになった。
乾燥処理は、これでいいのかな?
次は乾燥させたセージを、どう使うかなんだけど。
石で叩いて粉にして、セージの粉を肉にふりかけて焼いてみたらどうだろう?
焼けば、熱処理されるはず。
焼いた石で肉を焼く調理法も、試してみたいんだよね。
そうと決まれば、薪集めと狩りだ。
キノコも採ってきて、焼きキノコにしてもいいかもね。
ぼくひとりだとパラミスくらいしか狩れないから、グレイさんにお願いしようかな。
グレイさんが「もっとオレを頼って欲しい」と言っていたから、甘えさせてもらう。
気象病でぐったりしているグレイさんに、声を掛ける。
「グレイさん、具合が悪いところをごめんなさいミャ。もしよかったら、狩りに行ってきて欲しいミャ」
『ああ、そうだな。オレも腹が減ったし、気晴らしに狩りへ行きたかったところだ』
「お肉を獲ってきてくれたら、焼肉を作るミャ」
ぼくがニッコリと笑いかけると、グレイさんは笑顔でガバリと起き上がった。
『それは楽しみだ! 待っていてくれ、すぐ狩ってくるっ!』
「ぼくも薪集めやキノコ狩りをしてくるから、焦らなくていいミャ」
『分かった! 行ってくるっ!』
「行ってらっしゃ~いミャ」
グレイさんはめちゃくちゃ張り切って、巣穴から飛び出して行った。
ぼくもグレイさんの期待に応えられるように、頑張らなくっちゃ。
草木は濡れているから、薪集めは苦労する。
出来るだけ、濡れていない枯れ葉や枯れ草を探して集めないと。
巣穴の近くに朽ちた倒木を見つけたので、石で叩き壊して薪にした。
長雨はキノコたちにとって恵みの雨らしく、元気いっぱい育っている。
『走査』に教えてもらい、食べられるキノコをたくさん集めた。
次は河原へ行って、石焼き料理に使えそうな平たい石を探した。
ついでに、手頃な石を研いで石のナイフを作った。
これで、肉以外の材料は全部揃った。
巣穴に戻って火を起こし、石を焼いている間にセージを石で叩いて粉にする。
しばらくすると、ずぶ濡れになったグレイさんが獲物を咥えて帰ってきた。
『ただいま、シロちゃん! 肉を獲ってきたぞっ!』
グレイさんが「褒めて褒めて!」とばかりに、良い笑顔でしっぽをブンブン振りまくっている。
ぼくはグレイさんに飛びついて、よしよしと撫でて褒める。
「さすがは、グレイさんミャッ! いつも美味しいお肉を狩ってきてくれて、本当にありがとうミャッ!」
『シロちゃんが喜んでくれて、オレも嬉しいぞ! さぁ、早く作ってくれっ!』
「分かったミャ。グレイさんは、焚火にあたって毛を乾かしてミャ」
『シロちゃんこそ、びしょ濡れじゃないか。寒くないか?』
「ぼくはずっと火の側にいるから、むしろ熱いくらいミャ」
ぼくはさっそく、グレイさんが狩ってきてくれたHyracotherium(ウマの祖先)を石のナイフで解体し始めた。
ヒラコテリウムを、石のナイフで骨ごと叩き切っていく。
太くて割れない骨は、グレイさんにあげた。
「グレイさん、良かったらこれあげるミャ」
『おおっ、噛みごたえがありそうな骨だ。ありがとう』
グレイさんは嬉しそうにしっぽを振りながら、骨にかじりついた。
グレイさんは、骨が大好きなんだよね。
イヌ科の動物が骨を好きな理由は、大好きな味と匂いがするから。
骨の中にある骨髄は、美味しくて栄養もたっぷりなんだって。
それに肉食動物は本能的に、噛むことを楽しいと感じる。
硬いものを噛むことで、虫歯や歯周病予防にもなるんだよ。
肉を適当な大きさに切ったら、肉全体にセージの粉を振りかけてなじませる。
生葉よりも乾燥させた方が、匂いが強くなったような気がする。
セージはたくさん使うと体に良くないから、軽くパラパラッとくらいにしておいた。
セージには、殺菌作用と防腐作用がある。
セージの粉を肉に揉み込んでおけば、腐らずに保存しておけるかもしれない。
「これは明日食べる分だから、食べちゃダメミャ」
みんなに言い聞かせて、大きな葉っぱに肉を包んで巣穴の奥に埋めておいた。
これで明日も、お肉が食べられるぞ。
焚火の上に置いておいた平たい焼き石が、熱せられて赤くなってきた。
そろそろ、肉が焼けるかな?
焼き石の上にセージをまぶした肉を乗せると、「ジューッ!」と大きな音がした。
ぼくたちは、肉が焼ける大きな音に跳び上がるほどビックリした。
それと同時に、美味しそうな匂いが広がる。
肉が焼ける匂いを嗅いで、みんな目を輝かせた。
ぼくたち野生の猫は、普段から生肉を食べ慣れているけど。
寄生虫予防には、中までしっかり火を通した方が良いんだよね。
新鮮なウマの肉は、生で食べても比較的安全らしい。
ウマは他の動物と比べて脂肪分が少なく、食中毒の原因となる細菌や寄生虫が付きにくいそうだ。
だからといって、食中毒にならないってことじゃない。
肉にこんがりと美味しそうな焼き色が付いたら、少し冷まして3匹の前に置く。
「みんな、焼けたから食べてミャ」
「待ってましたニャー!」
「良い匂いがして、とっても美味しいニャッ!」
『おおっ? 前に食べた焼肉よりほんのり甘くて、めちゃくちゃ美味しいぞっ!』
セージのおかげか、みんないつもよりも食いつきが良い。
ぼくも、ハーブ焼きを食べてみる。
セージの爽やかな匂いで、野生の動物特有の獣臭さが消えている。
食欲がそそられる匂いでどんどん食べられちゃうし、後味もスッキリさっぱり。
葉っぱを生で食べた時は苦かったけど、今は苦味を全然感じない。
セージは火を通すと、苦味がなくなるのか。
セージをかけただけで、こんなに味が変わるなんて驚きだ。
薬草は病気を治すものって思っていたけど、料理を美味しくすることも出来るんだね。
おっと、大事なことを聞き忘れていた。
「この集落の名前は、なんですミャ?」
「セージですにぃ~」
言われて見れば、濃い緑色の葉っぱにちっちゃな青紫色の花がいっぱい咲いている。
さっそく前足をかざして、『走査』してみる。
『対象:シソ科アキギリ属Common Sage』
『薬効:抗酸化作用、鎮静作用、強壮、精神安定、発汗抑制作用、防腐作用、殺菌作用、食欲不振、疲労回復、食欲増進、健胃、口臭、食べ過ぎ、飲み過ぎ、のどの痛みなど』
『概要:肉料理の臭み消しや、香辛料として使われる。ソーセージの名前の由来にもなっている。特にドイツ料理、イタリア料理には欠かせないハーブ。ハーブティーにも使える。花はedible flower(食用花)として食べられる』
『警告:猫にとって有毒なthujoneとtanninが含まれる。猫がタンニンを大量に摂取すると、胃腸障害や腎臓障害を引き起こす。熱処理や乾燥処理をした上で、少量であれば問題ない。ツジョンには防腐作用があり、キャットフードにも使われている』
神経毒のツジョンはニガヨモギやヨモギにも入っているけど、たくさん食べなければ大丈夫。
カフェインやタンニンが入ったお茶は、猫に飲ませてはいけないって聞いたことがあるぞ。
ハーブティーにするのは、やめておくか。
匂いを嗅いでみると、薄荷みたいな爽やかな匂いがする。
たくさん摘んで、背負い籠に入れて乾燥させておくか。
乾燥したら、肉料理に使ってみよう。
どんな味がするのか、今から楽しみだ。
この集落の猫たちにも、セージの使い方を教えておこう。
ぼくたちは、セージの集落の猫たちに見送られて旅立った。
🐾ฅ^•ω•^ฅ🐾
最近、雨の降る日が増えた。
どうやら、雨季に入ったらしい。
雨が降ると気圧が下がって、気象病になるんだよね。
気象病になると、頭が痛くなったり体がダルくなったりする。
それに地面がぬかるむから、歩きにくくなってしまう。
雨が降り出したら、急いで高いところに巣穴を掘って逃げ込むようにしている。
体が濡れると体調を崩しやすくなって、風邪も引きやすくなる。
雨が降り続けると気温が下がって寒くなるし、川も濁って飲めなくなる。
飲み水は、雨水を集めて飲むしかない。
乾燥させた薬草たちも、湿気て腐りやすくなる。
野生の猫にとって、長雨は死活問題。
あ~あ……、早く止んでくれないかなぁ。
雨が降ると、憂鬱になる。
こんな時こそ、セージの出番だ。
セージには、抗鬱作用があるらしいからね。
セージの葉っぱを籠の中で自然乾燥させておいたら、簡単にパキパキ割れるようになった。
乾燥処理は、これでいいのかな?
次は乾燥させたセージを、どう使うかなんだけど。
石で叩いて粉にして、セージの粉を肉にふりかけて焼いてみたらどうだろう?
焼けば、熱処理されるはず。
焼いた石で肉を焼く調理法も、試してみたいんだよね。
そうと決まれば、薪集めと狩りだ。
キノコも採ってきて、焼きキノコにしてもいいかもね。
ぼくひとりだとパラミスくらいしか狩れないから、グレイさんにお願いしようかな。
グレイさんが「もっとオレを頼って欲しい」と言っていたから、甘えさせてもらう。
気象病でぐったりしているグレイさんに、声を掛ける。
「グレイさん、具合が悪いところをごめんなさいミャ。もしよかったら、狩りに行ってきて欲しいミャ」
『ああ、そうだな。オレも腹が減ったし、気晴らしに狩りへ行きたかったところだ』
「お肉を獲ってきてくれたら、焼肉を作るミャ」
ぼくがニッコリと笑いかけると、グレイさんは笑顔でガバリと起き上がった。
『それは楽しみだ! 待っていてくれ、すぐ狩ってくるっ!』
「ぼくも薪集めやキノコ狩りをしてくるから、焦らなくていいミャ」
『分かった! 行ってくるっ!』
「行ってらっしゃ~いミャ」
グレイさんはめちゃくちゃ張り切って、巣穴から飛び出して行った。
ぼくもグレイさんの期待に応えられるように、頑張らなくっちゃ。
草木は濡れているから、薪集めは苦労する。
出来るだけ、濡れていない枯れ葉や枯れ草を探して集めないと。
巣穴の近くに朽ちた倒木を見つけたので、石で叩き壊して薪にした。
長雨はキノコたちにとって恵みの雨らしく、元気いっぱい育っている。
『走査』に教えてもらい、食べられるキノコをたくさん集めた。
次は河原へ行って、石焼き料理に使えそうな平たい石を探した。
ついでに、手頃な石を研いで石のナイフを作った。
これで、肉以外の材料は全部揃った。
巣穴に戻って火を起こし、石を焼いている間にセージを石で叩いて粉にする。
しばらくすると、ずぶ濡れになったグレイさんが獲物を咥えて帰ってきた。
『ただいま、シロちゃん! 肉を獲ってきたぞっ!』
グレイさんが「褒めて褒めて!」とばかりに、良い笑顔でしっぽをブンブン振りまくっている。
ぼくはグレイさんに飛びついて、よしよしと撫でて褒める。
「さすがは、グレイさんミャッ! いつも美味しいお肉を狩ってきてくれて、本当にありがとうミャッ!」
『シロちゃんが喜んでくれて、オレも嬉しいぞ! さぁ、早く作ってくれっ!』
「分かったミャ。グレイさんは、焚火にあたって毛を乾かしてミャ」
『シロちゃんこそ、びしょ濡れじゃないか。寒くないか?』
「ぼくはずっと火の側にいるから、むしろ熱いくらいミャ」
ぼくはさっそく、グレイさんが狩ってきてくれたHyracotherium(ウマの祖先)を石のナイフで解体し始めた。
ヒラコテリウムを、石のナイフで骨ごと叩き切っていく。
太くて割れない骨は、グレイさんにあげた。
「グレイさん、良かったらこれあげるミャ」
『おおっ、噛みごたえがありそうな骨だ。ありがとう』
グレイさんは嬉しそうにしっぽを振りながら、骨にかじりついた。
グレイさんは、骨が大好きなんだよね。
イヌ科の動物が骨を好きな理由は、大好きな味と匂いがするから。
骨の中にある骨髄は、美味しくて栄養もたっぷりなんだって。
それに肉食動物は本能的に、噛むことを楽しいと感じる。
硬いものを噛むことで、虫歯や歯周病予防にもなるんだよ。
肉を適当な大きさに切ったら、肉全体にセージの粉を振りかけてなじませる。
生葉よりも乾燥させた方が、匂いが強くなったような気がする。
セージはたくさん使うと体に良くないから、軽くパラパラッとくらいにしておいた。
セージには、殺菌作用と防腐作用がある。
セージの粉を肉に揉み込んでおけば、腐らずに保存しておけるかもしれない。
「これは明日食べる分だから、食べちゃダメミャ」
みんなに言い聞かせて、大きな葉っぱに肉を包んで巣穴の奥に埋めておいた。
これで明日も、お肉が食べられるぞ。
焚火の上に置いておいた平たい焼き石が、熱せられて赤くなってきた。
そろそろ、肉が焼けるかな?
焼き石の上にセージをまぶした肉を乗せると、「ジューッ!」と大きな音がした。
ぼくたちは、肉が焼ける大きな音に跳び上がるほどビックリした。
それと同時に、美味しそうな匂いが広がる。
肉が焼ける匂いを嗅いで、みんな目を輝かせた。
ぼくたち野生の猫は、普段から生肉を食べ慣れているけど。
寄生虫予防には、中までしっかり火を通した方が良いんだよね。
新鮮なウマの肉は、生で食べても比較的安全らしい。
ウマは他の動物と比べて脂肪分が少なく、食中毒の原因となる細菌や寄生虫が付きにくいそうだ。
だからといって、食中毒にならないってことじゃない。
肉にこんがりと美味しそうな焼き色が付いたら、少し冷まして3匹の前に置く。
「みんな、焼けたから食べてミャ」
「待ってましたニャー!」
「良い匂いがして、とっても美味しいニャッ!」
『おおっ? 前に食べた焼肉よりほんのり甘くて、めちゃくちゃ美味しいぞっ!』
セージのおかげか、みんないつもよりも食いつきが良い。
ぼくも、ハーブ焼きを食べてみる。
セージの爽やかな匂いで、野生の動物特有の獣臭さが消えている。
食欲がそそられる匂いでどんどん食べられちゃうし、後味もスッキリさっぱり。
葉っぱを生で食べた時は苦かったけど、今は苦味を全然感じない。
セージは火を通すと、苦味がなくなるのか。
セージをかけただけで、こんなに味が変わるなんて驚きだ。
薬草は病気を治すものって思っていたけど、料理を美味しくすることも出来るんだね。
0
あなたにおすすめの小説
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
俺のスキルが回復魔『法』じゃなくて、回復魔『王』なんですけど?
八神 凪
ファンタジー
ある日、バイト帰りに熱血アニソンを熱唱しながら赤信号を渡り、案の定あっけなくダンプに轢かれて死んだ
『壽命 懸(じゅみょう かける)』
しかし例によって、彼の求める異世界への扉を開くことになる。
だが、女神アウロラの陰謀(という名の嫌がらせ)により、異端な「回復魔王」となって……。
異世界ペンデュース。そこで彼を待ち受ける運命とは?
社畜サラリーマン、異世界でパンと魔法の経営革命
遊鷹太
ファンタジー
過労死寸前の30代サラリーマン・佐藤健は、気づけば中世ヨーロッパ風の異世界に転生していた。与えられたのは「発酵魔法」という謎のスキルと、前世の経営知識。転生先は辺境の寒村ベルガルド――飢えと貧困にあえぐ、希望のない場所。「この世界にパンがない…だと?」健は決意する。美味しいパンで、人々を笑顔にしよう。ブラック企業で培った根性と、発酵魔法の可能性。そして何より、人を幸せにしたいという純粋な想い。小さなパン屋から始まった"食の革命"は、やがて王国を、大陸を、世界を変えていく――。笑いあり、涙あり、そして温かい人間ドラマ。仲間たちとの絆、恋の芽生え、強大な敵との戦い。パン一つで世界を救う、心温まる異世界経営ファンタジー。
セカンドライフは寮母さん 魔王を討伐した冒険者は魔法学園女子寮の管理人になりました
今卓&
ファンタジー
その日、魔法学園女子寮に新しい寮母さんが就任しました、彼女は二人の養女を連れており、学園講師と共に女子寮を訪れます、その日からかしましい新たな女子寮の日常が紡がれ始めました。
スケルトンなボクは君にテイムされたい!
うなぎ358
ファンタジー
~もふもふじゃなくても可愛いと言ってくれた君をボクは守ると決めた~
七十七階層あるダンジョンの最下層。ここには猫スケルトンのニャーと、ドラゴンスケルトンの爺ちゃんが二人だけで住んでいる。
ニャーは人間と地上に興味深々で、いつも爺ちゃんに外の世界の話をせがんだ。
そんなある日、いつかダンジョンの外に行ってみたいと言っていたニャーの願いを、爺ちゃんは叶えることにした。
ついに外の世界へ飛び出したニャーは盲目の少女サアヤと出会う。
毎週金曜日お昼ごろ更新。
小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。
無自覚に世界最強だった俺、追放後にチートがバレて全員ざまぁされる件
fuwamofu
ファンタジー
冒険者団から「役立たず」と追放された青年リオ。
実は彼のスキル《創造》は、世界の理を作り替える最強の能力だった。
追放後、孤独な旅に出るリオは、自身の無自覚な力で人々を救い、国を救い、やがて世界の中心に立つ。
そんな彼の元には、かつて彼を見下していた美少女たちが次々と跪いていく──。
これは、無自覚に世界を変えてしまう青年の、ざまぁと覇道の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる