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まったりとした日のはじまり
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キキとガイアが風呂に入っている間に、錬金を中断していた作業部屋を片付けた。
作ったハーブ水やポーション、解毒剤などは地下倉庫に保存しておく。
地下倉庫の一階と三階はかなりすっきりしている。木は冬の間かなり使ったし、食料も本当に減ってしまった。収穫できる野菜は順調に育ってはいるが、ガイアが帰ってきた今どれだけ貯蓄に回せるかわからない。もし足りないようなら街へ行って買ってくる必要がある。
お金も結構使ったと思ったが、まあ……天文学的な金額を貯めたので、まったく減っていないように感じる。
一番変化がないのは武器や防具を保管してある二階だ。もしかしたらこの先ずっと使い道がないかもしれない。踊っていた衣装ですら無用になりつつある。
お金がなくなったら売ろうとも思っていたが、その必要もなさそうだ。
地下倉庫から戻ってくると、ガイアとキキがキッチンにいた。
ガイアは髭をちゃんと剃っていて、ぼさぼさだった髪も見苦しくない程度に整えられている。こうしてみると、ガイアは女性に騒がれるようなイケメンとは違うが、凛々しくて渋い顔立ちをしているいい男だと思う。
「風呂は最高だな、キキ」
「キュン」
ガイアとキキは離れていた時間など関係なかったように、前と同じく仲良く会話をしている。
「これからここで暮らすんだから、いつでも好きなときに入れるよ」
俺が声をかけると、ガイアは顔をあげて「そうだな」と嬉しそうに答えた。
「ガイの部屋を用意しておいた」
「俺の部屋?」
「必要かと思って……荷物は?」
ガイアは大きな麻袋を掲げてみせる。
「それだけ?」
「騎士団の寄宿舎に暮らしていたから物は少ない」
「そうなんだ。二階に作ったから好きなように使ったらいいよ」
一緒に二階に行き、部屋を案内したが、ガイアはベッドを見るなり無言になってしまった。
俺の寝室のベッドより狭いかもしれないが、これでもガイアの体に合わせて作ってもらったのだ。
「部屋は必要ない」
ガイアの声の冷たさに驚いた。
「でもあったほうがいいだろ?」
「伴侶なのにベッドを分ける必要はない。シノの部屋は広い。そこに俺の荷物も置けるだろう」
「俺の部屋と一緒でいいの?」
「いい」
せっかく作ったのにと思わなくもないが、そこまで言うなら必要ないのだろう。
「じゃあ、ここはお客さんが来たときのためにするか……」
「シノは別々のほうがよかったのか?」
訊かれて首を傾げる。
「そういうわけじゃないんだけど、あったほうがいいのかと思って作ったんだ」
「それなら必要ない」
「わかった」
ガイアは俺の寝室に入ると、荷物を隅に置いた。
「木箱持ってくるよ」
寝室を出ようとしたのに、腕を掴まれてベッドに倒れる。
その上にガイアが乗ってきたので、これはちょっと困った展開になるかも、と予感する。
ガイアがゆっくりと口づけを落としてくる。大人しく受け止めて目を閉じたが、口内を探る彼の舌が荒ぶっているし、押し付けてくる下半身はもう形を変えている。
服の下から手を入れられて胸をまさぐられるようになると、いよいよどうしようと困ってしまった。
したくないわけじゃないし、ガイアの性欲の強さはわかっているので受け止めてあげたいが、色々話したいこともあるし、日が明るいうちからというのも抵抗がある。誰かが来たらどうするつもりだろうか。
このままなし崩しにはじまれば、夜までに終わらないのは目に見えている。
嫌な気分にさせないように、ガイアの背中を撫でながら優しく問う。
「夜までとっておくのはだめ?」
「今にも爆発しそうだ」
ガイアの切羽詰まった声から、すぐにでもしたい気持ちが伝わってくる。
「じゃあ、手でなでなでしてやるよ。それとも口がいい?」
できるかどうかはわからないが、してみたいとは思っていた。ガイアは俺のものを美味しそうに頬張るし、出したものも飲みこんで綺麗にしてくれる。
「俺がシノを舐めたい」
「それ、きりがないやつだって」
俺は服の上からガイアの盛り上がっている股間を撫でる。下着の中に収まってないくらい大きいので、どこまでが限界なのかわからない。
ガイアも俺の太腿に触れてきた。
「俺のはいいから……」
「一緒にいきたい」
下半身だけ脱いで、互いのものを扱き合って達する。
白濁にまみれ、手がべどべとになってしまったが、それでもガイアは一旦おさまった。
そういえば、キキもいたはずだと視線を巡らせてみたがいない。開いているドアから出て行ったのか、キキは部屋から消えていた。
作ったハーブ水やポーション、解毒剤などは地下倉庫に保存しておく。
地下倉庫の一階と三階はかなりすっきりしている。木は冬の間かなり使ったし、食料も本当に減ってしまった。収穫できる野菜は順調に育ってはいるが、ガイアが帰ってきた今どれだけ貯蓄に回せるかわからない。もし足りないようなら街へ行って買ってくる必要がある。
お金も結構使ったと思ったが、まあ……天文学的な金額を貯めたので、まったく減っていないように感じる。
一番変化がないのは武器や防具を保管してある二階だ。もしかしたらこの先ずっと使い道がないかもしれない。踊っていた衣装ですら無用になりつつある。
お金がなくなったら売ろうとも思っていたが、その必要もなさそうだ。
地下倉庫から戻ってくると、ガイアとキキがキッチンにいた。
ガイアは髭をちゃんと剃っていて、ぼさぼさだった髪も見苦しくない程度に整えられている。こうしてみると、ガイアは女性に騒がれるようなイケメンとは違うが、凛々しくて渋い顔立ちをしているいい男だと思う。
「風呂は最高だな、キキ」
「キュン」
ガイアとキキは離れていた時間など関係なかったように、前と同じく仲良く会話をしている。
「これからここで暮らすんだから、いつでも好きなときに入れるよ」
俺が声をかけると、ガイアは顔をあげて「そうだな」と嬉しそうに答えた。
「ガイの部屋を用意しておいた」
「俺の部屋?」
「必要かと思って……荷物は?」
ガイアは大きな麻袋を掲げてみせる。
「それだけ?」
「騎士団の寄宿舎に暮らしていたから物は少ない」
「そうなんだ。二階に作ったから好きなように使ったらいいよ」
一緒に二階に行き、部屋を案内したが、ガイアはベッドを見るなり無言になってしまった。
俺の寝室のベッドより狭いかもしれないが、これでもガイアの体に合わせて作ってもらったのだ。
「部屋は必要ない」
ガイアの声の冷たさに驚いた。
「でもあったほうがいいだろ?」
「伴侶なのにベッドを分ける必要はない。シノの部屋は広い。そこに俺の荷物も置けるだろう」
「俺の部屋と一緒でいいの?」
「いい」
せっかく作ったのにと思わなくもないが、そこまで言うなら必要ないのだろう。
「じゃあ、ここはお客さんが来たときのためにするか……」
「シノは別々のほうがよかったのか?」
訊かれて首を傾げる。
「そういうわけじゃないんだけど、あったほうがいいのかと思って作ったんだ」
「それなら必要ない」
「わかった」
ガイアは俺の寝室に入ると、荷物を隅に置いた。
「木箱持ってくるよ」
寝室を出ようとしたのに、腕を掴まれてベッドに倒れる。
その上にガイアが乗ってきたので、これはちょっと困った展開になるかも、と予感する。
ガイアがゆっくりと口づけを落としてくる。大人しく受け止めて目を閉じたが、口内を探る彼の舌が荒ぶっているし、押し付けてくる下半身はもう形を変えている。
服の下から手を入れられて胸をまさぐられるようになると、いよいよどうしようと困ってしまった。
したくないわけじゃないし、ガイアの性欲の強さはわかっているので受け止めてあげたいが、色々話したいこともあるし、日が明るいうちからというのも抵抗がある。誰かが来たらどうするつもりだろうか。
このままなし崩しにはじまれば、夜までに終わらないのは目に見えている。
嫌な気分にさせないように、ガイアの背中を撫でながら優しく問う。
「夜までとっておくのはだめ?」
「今にも爆発しそうだ」
ガイアの切羽詰まった声から、すぐにでもしたい気持ちが伝わってくる。
「じゃあ、手でなでなでしてやるよ。それとも口がいい?」
できるかどうかはわからないが、してみたいとは思っていた。ガイアは俺のものを美味しそうに頬張るし、出したものも飲みこんで綺麗にしてくれる。
「俺がシノを舐めたい」
「それ、きりがないやつだって」
俺は服の上からガイアの盛り上がっている股間を撫でる。下着の中に収まってないくらい大きいので、どこまでが限界なのかわからない。
ガイアも俺の太腿に触れてきた。
「俺のはいいから……」
「一緒にいきたい」
下半身だけ脱いで、互いのものを扱き合って達する。
白濁にまみれ、手がべどべとになってしまったが、それでもガイアは一旦おさまった。
そういえば、キキもいたはずだと視線を巡らせてみたがいない。開いているドアから出て行ったのか、キキは部屋から消えていた。
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