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なかなか戻って来なかった理由
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俺はすぐに風呂に行き、体を洗った。この分では今夜もすごいことになるだろうなと思うと恥ずかしいような……でも心のどこかで期待している自分がいる。抱かれる前ならこんなこと考えもしなかったが、貫かれて体の奥底まで満たされる喜びを知ってしまうと、夜に体が疼くこともあった。
この世界に留まることになってから性欲なんて感じなかった。徐々に新しい生活にも慣れてきたのだと思う。
リビングに行くとガイアとキキの姿はなく、二階から声が聞こえる。
「いいか、キキ。俺とシノは伴侶になった。お前たちのいう番だ。だから俺とシノは夜一緒にベッドで眠る」
「キュン」
「キキも一緒にベッドにいていいんだが……その……なんだ……体に触れあっているときはそっとしておいてほしい」
「キュン?」
「ちょっとだけ見ないふりというか……うーん、どう言ったらいいんだろうか」
話している内容が内容だったので、思わず部屋の前で立ち止まる。
ガイアは睦みあっている最中、キキが気になるし、できれば見られたくないと思っている。俺も同じ気持ちなのでわかるが、だからといってキキを寝室から追い出すのも可哀想だ。
キキにしても、今まで俺と一緒に寝ていたのに、なんで側にいたらだめ? と感じるだろう。
「キュン」
姿を隠しているつもりでも、キキが気づいて俺に向かって鳴く。
ガイアも気づいて立ちあがった。
「ごめん。なんか聞こえちゃって……」
「別にいい」
「えっと……キキの部屋を作る?」
「そこまでしなくていいんじゃないか? 邪魔にしたいわけじゃないんだ。ただ一時だけ遠慮してもらえれば……」
「一時ですむかな?」
俺とガイアの視線が交差する。
先に照れて視線を逸らしたのは俺のほうだった。
「はじまってしまえば互いのことしか見えなくなるから、気にしなければいいのかもしれないが」
ガイアは近づいて俺の耳元で囁いた。
このままではいけないと、慌てて体を引く。今の俺たちは触れ合ったら発火する導火線のようなものだ。触れたら最後、今度こそどこまでも燃え上ってしまう。
「ごほん。早いけど夕飯の支度をするよ。腹減っただろ? キキもおいで」
咳ばらいで返事を誤魔化して、キキを連れて行こうとすると、ガイアは苦笑して言った。
「俺は少し荷物の整理をしてから行く」
「わかった」
キッチンに行くと、冷蔵庫の中を見て食材を取りだした。
いつもと同じようにパンとスープ、それに果物だ。でもせっかくガイアが帰ってきたのだから、今日くらいは豪華にいこうと、分厚い肉を焼いたステーキとサラダもつける。
テーブルの上に皿を並べていると、ガイアがおりてきた。
「できたよ。食べよう」
「ありがとう。今度からは俺も料理を作る」
「別にいいよ。負担じゃないから」
そんな会話をしながら食事をはじめた。
「王都はどうだった?」
「いつもと同じ平和だ」
「変わったこととかなかった?」
「特には」
王都から離れているので、少しでも変化があれば知りたかったが、ガイアの目に映るものは普段と同じようだ。
「あ、ただ……騎士団が慌ただしくてな。どうも巫女が現れたらしく、探しに行くのに人手が足りなくなるといってなかなか辞められなかったんだ。それで遅くなった」
「へえ、騎士団でも人手が足りないとかあるんだ?」
「冒険者組合にも頼んだりしているようなんだが、なかなか難航している」
「見つかったの?」
「いや」
巫女が生まれたならまだしも、現れたという言いかたも変な感じだ。そもそもどうして現れたのだと知ったのだろう。
「巫女って何? どうして探す必要があるんだ?」
「巫女とは魔法が使える貴重な存在だ。巫女は徳を積むと聖女になる。聖女は我々の道を示す道しるべだ。よりよい世界へと導いてくれる」
巫女が聖女になるとかはじめて聞いた。しかも、やばそうな存在にしか思えない。というか、魔法が使える人が貴重ということは、やはり魔法を使えるものはいないのだ。
多分俺はプレイヤーとしてここに残ったから使えるだけで、元々いたNPCは使えない……まて……だとしたら、巫女とは俺と同じプレイヤーなのか?
現れたというなら、俺と同じく閉じ込められた存在なのだろうか。
そこまで考えて、頭が混乱してくる。
オーバーレイオンラインに巫女という職業はない。聖女もだ。ただし、二次職業が明かされていない職業もあるので、何かの二次、もしくは三次職業の可能性もある。
「シノ?」
はっと我に返る。
持っていたフォークが皿に落ちて音を立てる。
「ごめん。ぼうっとしてた」
「体調が悪いのか?」
「大丈夫」
切った肉を口に入れるが、考えながら噛んでいるとなんの味もしない。
今の俺に知る術はないのだから、考えたってわかるわけがないのに、どうしても考えずにはいられない。
「巫女が見つかったら……どうするんだ?」
「王族が保護をするだろうな」
王族の元に行かれたら会いたくても会えない。かといって探す術もない。
黙ってスープをかき混ぜていると、ガイアがじっと俺を見ていることに気づいた。思わず俺も見つめ返すと、不意にガイアが手を伸ばして頬に触れてきた。
「ん? 何?」
「いや……」
ガイアの手に手を重ねて、そのかさかさした大きな掌を見つめる。
この世界の生活にも慣れ、結婚して伴侶もできた。キキもいる。前の生活とは違い不便なことも多いが毎日が新鮮で楽しかった。
もし、巫女に会えたとして、この世界から抜けだせる方法がわかったとしたら……。
今更仕事に追われる社畜サラリーマンに戻れるだろうか? 毎日夜遅くまで仕事をして、時間の余裕も楽しみもなく、無為に過ぎ去る日々を重ねるだけの日常になんの意味がある?
それなら、ここで暮らしたい。キキと離れたくない。それにガイアのことも知りたい。
いい人なのはわかっている。それと根が真っ直ぐな人だということも。他にどんなものが好きか、彼がどういう生活をしてきて、これからどうしたいのか、一緒に時間を重ねて知っていきたい。
「シノ」
ガイアは俺の手を取ると、そっと手の甲に口づけて……薬指に指輪をはめた。
「これって……」
驚いて左手に煌めく金の指輪をなぞる。
「遅くなって悪かった」
ガイアから頭を下げられ、大きく首を横に振って俺からも謝る。
「俺もごめん」
指輪なんて考えもしなかった。
ガイアがもう一つ指輪を出したので、慌てて言った。
「俺からはめてもいい?」
「ああ」
蕩けるような笑顔が眩しい。緊張しながらガイアの手を取り、傷跡がある節くれだった指にゆっくりとはめていく。
二人で指輪をはめた手を重ねて微笑みあった。
「指輪ありがとう」
「喜んでくれてよかった。指輪も贈ってくれない甲斐性ないやつだと言われてもしょうがいと思っていた」
「そんなことないよ。俺のほうこそごめん。何も用意してなかった」
あまりにもさらっと結婚してしまったせいで、色々なことを飛ばしてしまった感じではある。
「料理を作ってくれたじゃないか。馬小屋も建ててくれた。俺の部屋も。部屋は使わなかったが……俺のことを考えてくれて本当に嬉しく思う」
「これから一緒に暮らすんだし……できることをして迎えたかったんだ」
「ありがとう。俺は幸せものだ」
「こちらこそ。えっと……これからよろしくお願いします」
「俺もよろしく頼む」
二人で互いに頭を下げる。
もうこの世界で暮らすことに決めた。だから何も迷うことはなかった。
この世界に留まることになってから性欲なんて感じなかった。徐々に新しい生活にも慣れてきたのだと思う。
リビングに行くとガイアとキキの姿はなく、二階から声が聞こえる。
「いいか、キキ。俺とシノは伴侶になった。お前たちのいう番だ。だから俺とシノは夜一緒にベッドで眠る」
「キュン」
「キキも一緒にベッドにいていいんだが……その……なんだ……体に触れあっているときはそっとしておいてほしい」
「キュン?」
「ちょっとだけ見ないふりというか……うーん、どう言ったらいいんだろうか」
話している内容が内容だったので、思わず部屋の前で立ち止まる。
ガイアは睦みあっている最中、キキが気になるし、できれば見られたくないと思っている。俺も同じ気持ちなのでわかるが、だからといってキキを寝室から追い出すのも可哀想だ。
キキにしても、今まで俺と一緒に寝ていたのに、なんで側にいたらだめ? と感じるだろう。
「キュン」
姿を隠しているつもりでも、キキが気づいて俺に向かって鳴く。
ガイアも気づいて立ちあがった。
「ごめん。なんか聞こえちゃって……」
「別にいい」
「えっと……キキの部屋を作る?」
「そこまでしなくていいんじゃないか? 邪魔にしたいわけじゃないんだ。ただ一時だけ遠慮してもらえれば……」
「一時ですむかな?」
俺とガイアの視線が交差する。
先に照れて視線を逸らしたのは俺のほうだった。
「はじまってしまえば互いのことしか見えなくなるから、気にしなければいいのかもしれないが」
ガイアは近づいて俺の耳元で囁いた。
このままではいけないと、慌てて体を引く。今の俺たちは触れ合ったら発火する導火線のようなものだ。触れたら最後、今度こそどこまでも燃え上ってしまう。
「ごほん。早いけど夕飯の支度をするよ。腹減っただろ? キキもおいで」
咳ばらいで返事を誤魔化して、キキを連れて行こうとすると、ガイアは苦笑して言った。
「俺は少し荷物の整理をしてから行く」
「わかった」
キッチンに行くと、冷蔵庫の中を見て食材を取りだした。
いつもと同じようにパンとスープ、それに果物だ。でもせっかくガイアが帰ってきたのだから、今日くらいは豪華にいこうと、分厚い肉を焼いたステーキとサラダもつける。
テーブルの上に皿を並べていると、ガイアがおりてきた。
「できたよ。食べよう」
「ありがとう。今度からは俺も料理を作る」
「別にいいよ。負担じゃないから」
そんな会話をしながら食事をはじめた。
「王都はどうだった?」
「いつもと同じ平和だ」
「変わったこととかなかった?」
「特には」
王都から離れているので、少しでも変化があれば知りたかったが、ガイアの目に映るものは普段と同じようだ。
「あ、ただ……騎士団が慌ただしくてな。どうも巫女が現れたらしく、探しに行くのに人手が足りなくなるといってなかなか辞められなかったんだ。それで遅くなった」
「へえ、騎士団でも人手が足りないとかあるんだ?」
「冒険者組合にも頼んだりしているようなんだが、なかなか難航している」
「見つかったの?」
「いや」
巫女が生まれたならまだしも、現れたという言いかたも変な感じだ。そもそもどうして現れたのだと知ったのだろう。
「巫女って何? どうして探す必要があるんだ?」
「巫女とは魔法が使える貴重な存在だ。巫女は徳を積むと聖女になる。聖女は我々の道を示す道しるべだ。よりよい世界へと導いてくれる」
巫女が聖女になるとかはじめて聞いた。しかも、やばそうな存在にしか思えない。というか、魔法が使える人が貴重ということは、やはり魔法を使えるものはいないのだ。
多分俺はプレイヤーとしてここに残ったから使えるだけで、元々いたNPCは使えない……まて……だとしたら、巫女とは俺と同じプレイヤーなのか?
現れたというなら、俺と同じく閉じ込められた存在なのだろうか。
そこまで考えて、頭が混乱してくる。
オーバーレイオンラインに巫女という職業はない。聖女もだ。ただし、二次職業が明かされていない職業もあるので、何かの二次、もしくは三次職業の可能性もある。
「シノ?」
はっと我に返る。
持っていたフォークが皿に落ちて音を立てる。
「ごめん。ぼうっとしてた」
「体調が悪いのか?」
「大丈夫」
切った肉を口に入れるが、考えながら噛んでいるとなんの味もしない。
今の俺に知る術はないのだから、考えたってわかるわけがないのに、どうしても考えずにはいられない。
「巫女が見つかったら……どうするんだ?」
「王族が保護をするだろうな」
王族の元に行かれたら会いたくても会えない。かといって探す術もない。
黙ってスープをかき混ぜていると、ガイアがじっと俺を見ていることに気づいた。思わず俺も見つめ返すと、不意にガイアが手を伸ばして頬に触れてきた。
「ん? 何?」
「いや……」
ガイアの手に手を重ねて、そのかさかさした大きな掌を見つめる。
この世界の生活にも慣れ、結婚して伴侶もできた。キキもいる。前の生活とは違い不便なことも多いが毎日が新鮮で楽しかった。
もし、巫女に会えたとして、この世界から抜けだせる方法がわかったとしたら……。
今更仕事に追われる社畜サラリーマンに戻れるだろうか? 毎日夜遅くまで仕事をして、時間の余裕も楽しみもなく、無為に過ぎ去る日々を重ねるだけの日常になんの意味がある?
それなら、ここで暮らしたい。キキと離れたくない。それにガイアのことも知りたい。
いい人なのはわかっている。それと根が真っ直ぐな人だということも。他にどんなものが好きか、彼がどういう生活をしてきて、これからどうしたいのか、一緒に時間を重ねて知っていきたい。
「シノ」
ガイアは俺の手を取ると、そっと手の甲に口づけて……薬指に指輪をはめた。
「これって……」
驚いて左手に煌めく金の指輪をなぞる。
「遅くなって悪かった」
ガイアから頭を下げられ、大きく首を横に振って俺からも謝る。
「俺もごめん」
指輪なんて考えもしなかった。
ガイアがもう一つ指輪を出したので、慌てて言った。
「俺からはめてもいい?」
「ああ」
蕩けるような笑顔が眩しい。緊張しながらガイアの手を取り、傷跡がある節くれだった指にゆっくりとはめていく。
二人で指輪をはめた手を重ねて微笑みあった。
「指輪ありがとう」
「喜んでくれてよかった。指輪も贈ってくれない甲斐性ないやつだと言われてもしょうがいと思っていた」
「そんなことないよ。俺のほうこそごめん。何も用意してなかった」
あまりにもさらっと結婚してしまったせいで、色々なことを飛ばしてしまった感じではある。
「料理を作ってくれたじゃないか。馬小屋も建ててくれた。俺の部屋も。部屋は使わなかったが……俺のことを考えてくれて本当に嬉しく思う」
「これから一緒に暮らすんだし……できることをして迎えたかったんだ」
「ありがとう。俺は幸せものだ」
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