強くなりたいと言ったら、元魔王に開発調教されていました~宝石姫と元魔王の恋物語~

花虎

文字の大きさ
30 / 33

12.三日三晩

しおりを挟む


 レストにもたれる形で瞼を閉じたフィンリーを愛おしそうに見つめて、意識のないその唇に唇で触れる。
 気を失ったフィンリーをそっとベッドに横たわらせる。
一度陰茎をずるり、と抜くと、抜いた刺激にぴくりと反応するのも愛おしいと思う。
 けれど、まだまだ満腹には程遠い。初めてのことで驚いているだけで、元々フィンリーも体力はある方だ。
 眠る幼い顔の睫毛は長く、ふるり、と震えている。白いすべらかな象牙肌に、バランスよく配置された大きな瞳と小さい鼻と口。光に透けると白っぽくも見える見事な黄金の髪。まるで神がうっかり愛し子を地上に落としてしまったような外見。その瞳が開けば、じっくりと熟成された赤ワインを落とした蠱惑的なバーガンディーの色が自分を映すのだろう。想像するだけで気分が高揚する。
 しかもそれが、濡れた唇にのせて、脳を揺さぶる嬌声をあげるのだ。
彼女は自分がどれだけ周りを狂わせる存在なのか、わかっていない。
 早く自分の物だと刻み付けないと。
 深く長く交わって、自分の魔力をこの胎に馴染ませて、愚かな略奪者どもを遠ざけねばならぬだろう。
 自分の魔力にどれほどの力があるかは、レストはよくわかっていた。
 一度は魔族の王と呼ばれた自分の伴侶だ。手を出せば命がないことを周知させねばなるまい。
 フィンリーは目を離すとすぐ自分の手の中をすり抜けてしまうほどあぶなっかしいから、印をつけておかないと。
すり、とその滑らかな頬を指先で撫でて、少し空いた唇の隙間に指を入れると、上あごをくちくちと撫でてやる。

「……ふ…っ」

甘い吐息が零れる。
 まだまだ臨戦態勢の下半身に響く吐息に、目覚めるまで大人しく待とうと思っていたレストは考えを変える。
 やっぱり目覚めるまで待つのは勿体ないな
魔族然とした思考回路がレストの行動を後押しする。
 寝台に横になって眠るフィンリーの足の間に入ると、まだまだ柔らかい泥濘に起立した己の陰茎を再びずぶり、と埋める。抵抗なく呑み込んでいく様子に、喉がかすかに鳴る。
 フィンリーの様子をうかがうと、少しだけ眉宇を寄せているが、起きる気配はない。
先ほどフィンリーに伝えた腰が溶けそうなほど気持ちがいい、は嘘ではない。こうやって熱く狭いぬるついたフィンリーの胎の中に己の分身を沈めているだけで、射精感を感じている。
 無意識なのだろう、かすかに蠢く隘路が陰茎を柔く刺激してくるのが心地いい。そぅ、と脇腹の薄い皮膚を指先で触れるか触れないか程度の力加減で撫でれば、小さく身体が震えて、膣内も収縮する。
 段々楽しくなってきて、決定的な快感を拾わない、今後性感帯になりうるであろう場所を執拗に撫でまわすと、もどかしい刺激が辛いのだろう。艶めいた吐息と小さな嬌声を漏らしながら、身をよじる。

「……ん……っ」

吐息の合間、薄く開いた唇から、小さな舌が見え隠れしている。口づけたい衝動をぐっとこらえて様子を観察しているとふらふらと空中を彷徨いだした手が、自身の胸へと導かれた。
 夢うつつなのか、フィンリーは瞼を閉じたまま、自身の胸の突起に指先を這わせた。ようやっと得られた刺激に、きゅぅ、と膣内が反応をするのが伝わってくる。
 自身で胸の先端をかりかりと柔く弾きながら、呼吸が荒くなっていく。そうして無意識下で腰をゆらゆら揺らすのだからたまらない。その姿があまりにも煽情的で、レストはこくり、と唾液を嚥下すると、胸を弄っていない空いた方の手を掴んで、フィンリーのあわいのところへ誘導をする。
 そうして指先を、まだ赤く充血する小さな芽に触れさせる。くちり、と水音が小さく響き、教えるようにその指先を掴んだまま、蜜芽を撫で上げるように動かしてやると、すぐに快感を得られることを理解したのか、くちくちと自分で指先を動かし始める。
 ぐぐ、と快感の熱がフィンリーの胎に溜まっているのか、腰が浮き始める。その間も、必死に中に埋まったレストの怒張を内壁が蠢いて刺激する。

「……ふ……っ、せん……せ……」

夢の中でレストに攻められているのか、気持ちよさそうに唇から漏れる囁き。

「……」

それまで上機嫌に可愛く自身を慰めるフィンリーを鑑賞していたレストの目がすぅ、と細められる。

「私じゃない夢の私に気持ちよくさせてもらっているなんて、いけない子ですねぇ」

笑顔で呟くが、その目は笑っていなかった。
 レストはずる、と陰茎をギリギリまで抜いて、それから思い切り勢いよく腰を突き入れた。
 ぱん、と腰がぶつかる音がして、

「ぁ……!」

ばちん、とまるで電気がショートするように、フィンリーの瞼が開いた。
 状況を理解するよりも早く、もう一度深い突き入れを行うと、衝撃にフィンリーの身体が震える。

「え……な……っんぁ……っ」

激しく内壁を擦り、快感を拾うことになじみ始めた最奥を押しつぶすように力をかける。かと思えば、もどかしくなるくらいゆっくりと中を掻きまわす。

「ぁ……っぁ……ん…っ」

目覚めてすぐ強烈に与えられる快感に、フィンリーは我慢することもできず嬌声をあげることしかできない。

「ほら、手が疎かになっていますよ」

言いながら、フィンリーの陰核に触れていた指を持って動かしてやる。中で感じる刺激に加えて、外からの刺激に頭がいっぱいになったのか、フィンリーの手に力が入っていない。
 レストはわざと上半身を折るとフィンリーの耳元で息を吹き込むように教える。

「自分が逃げたいと思う刺激を感じる場所を、逃げずに触ってあげてください」

フィンリーの頭がぱさぱさと髪を揺らして振られるけど、手を蜜芽から離すことを許さず、レストは自分の指と合わせて挟み込むようにそれを扱きあげる。

「ぁ……あっあ……っ」

 指を離したくて力を入れるけれどびくともしない。逃げたくなる感覚が襲う。いつもならこの感覚がしてもレストが強制的に続けるからどうにもならないが、自分自身でなんて怖くてできない。

「や……っ先生……やだ……っ」

お願いだから、許してほしい。快感なら、先生の手で……そう願うフィンリーに、無情にもレストは耳に唇を触れさせて。

「貴方が気持ちいいと、私も気持ちいい」

ぞくぞくと背筋を震わせる甘い低音が直接流れ込んできて、そのまま耳の中に長い舌が入ってくる。
 
 僕……が、気持ちいいと、先生も……?

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました

大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――

触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜

桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。 上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。 「私も……私も交配したい」 太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。

男嫌いな王女と、帰ってきた筆頭魔術師様の『執着的指導』 ~魔道具は大人の玩具じゃありません~

花虎
恋愛
魔術大国カリューノスの現国王の末っ子である第一王女エレノアは、その見た目から妖精姫と呼ばれ、可愛がられていた。  だが、10歳の頃男の家庭教師に誘拐されかけたことをきっかけに大人の男嫌いとなってしまう。そんなエレノアの遊び相手として送り込まれた美少女がいた。……けれどその正体は、兄王子の親友だった。  エレノアは彼を気に入り、嫌がるのもかまわずいたずらまがいにちょっかいをかけていた。けれど、いつの間にか彼はエレノアの前から去り、エレノアも誘拐の恐ろしい記憶を封印すると共に少年を忘れていく。  そんなエレノアの前に、可愛がっていた男の子が八年越しに大人になって再び現れた。 「やっと、あなたに復讐できる」 歪んだ復讐心と執着で魔道具を使ってエレノアに快楽責めを仕掛けてくる美形の宮廷魔術師リアン。  彼の真意は一体どこにあるのか……わからないままエレノアは彼に惹かれていく。 過去の出来事で男嫌いとなり引きこもりになってしまった王女(18)×王女に執着するヤンデレ天才宮廷魔術師(21)のラブコメです。 ※ムーンライトノベルにも掲載しております。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている

井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。 それはもう深く愛していた。 変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。 これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。 全3章、1日1章更新、完結済 ※特に物語と言う物語はありません ※オチもありません ※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。 ※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

巨乳令嬢は男装して騎士団に入隊するけど、何故か騎士団長に目をつけられた

狭山雪菜
恋愛
ラクマ王国は昔から貴族以上の18歳から20歳までの子息に騎士団に短期入団する事を義務付けている いつしか時の流れが次第に短期入団を終わらせれば、成人とみなされる事に変わっていった そんなことで、我がサハラ男爵家も例外ではなく長男のマルキ・サハラも騎士団に入団する日が近づきみんな浮き立っていた しかし、入団前日になり置き手紙ひとつ残し姿を消した長男に男爵家当主は苦悩の末、苦肉の策を家族に伝え他言無用で使用人にも箝口令を敷いた 当日入団したのは、男装した年子の妹、ハルキ・サハラだった この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

処理中です...