拝啓、聖騎士様。もうすぐ貴方を忘れるから離縁しましょう~履いてない!?聖女逃亡手記~

花虎

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34.愛の夜

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 気づけば嵐が収まり、風の音が止んでいた。静寂の落ちた寝室に、ぴちゃぴちゃと水音が響く。
 
「ん……っん……っ」
 
リナリアの艶めいた吐息が、水音と混じるように漏れる。もうその白い肌は全身が桃色に染まり、くったりと力が抜けている。

 黒曜石の瞳が淫楽に蕩け、半端に開いた唇からは、耳を擽るような心地よい嬌声しか生まれない。

 そんな彼女の秘所に顔を埋めて、フィグルドは何度目かの絶頂でひくひくと蠢く目の前の花びらを舌で舐め上げてから顔を離した。身体を起こし、夜着の裾で愛液で濡れた口元を拭ってから、リナリアの物欲しそうにちらりと舌を出して開いている口を塞ぐ。

唾液と舌を絡ませて口内を甘く擽りながら、すべすべの恥丘を掌全体で撫でて、揉んでその吸い付くような感触を味わう。指先でとんとん、と恥骨に刺激を送り、もう片方の手は胸の頂きを指先で摘まんで扱く。

「ふ……っぅ……っ」

 縋るように、自分の夜着の裾を掴むリナリアを好きにさせながら、恥丘をたっぷり愛撫したあと、少し指先の位置をずらし、すっかり柔らかく愛液でどろどろになった蜜壺に指先を二本挿入する。

 浅いところの内壁を押し上げて優しく刺激すると、口づけをしながらも時折感じ入る声が漏れる。

「ぁ……っんん……っ」
 
 リナリアの反応を注意深く観察しながら、力加減を変えていく。気持ちがいいと、もっとと強請るように両足が開き、フィグルドの手に押し付けて腰があがってくるのだ。

 胸全体も手のひらで愛撫しながら、リナリアの全身の感度を上げていく。唇を離すと、互いの唾液でぬらりと光る唇が煽情的だ。

 ぺろりと唾液を拭うように唇を舐めてやってから、フィグルドは胸元の皮膚が薄いところに唇を落とし、強く吸い上げた。赤い痕が浮かぶのを確認してから、そのまま再び身体をリナリアの下半身へと移動させて。内壁をこする指はそのまま、恥丘をはぷりと甘噛みしたあと、そこにも吸い付いて赤い痕を散らした。
 
「ん……っフィグ……恥ずかしいからそこばかりやめて……」
 
リナリアが泣きそうな濡れた声で懇願してくるのに、フィグルドは顔をあげた。
 
「どうして?こんなに綺麗なのに」
「き、綺麗じゃないよ……コンプレックスなのに……そこ……」

リナリアのそこはまるで生まれたての赤ん坊のようにつるりとしている。フィグルドは女性の恥部がこんなに綺麗だと知らなかった。

 初めて出会った時、彼女の神秘性に惹かれ、そして、目にした美しい三角の滑らかな肌に、自分の男としての本能を激しく呼び起こされた。

 こんなにも、女性の身体に焦がれたことはない。ただ、体毛がないことが大事なのではなく、リナリアの秘めた場所が隠されていない、というところがフィグルドの興奮を煽るのだ。
 
「わかった。リナの分まで俺が愛そう」
 
至極真面目な顔で宣言すると、フィグルドは再び恥丘をしつこくかぷかぷと甘噛みしてくる。
 
「も……ばかぁ……」
 
そんな風に、貴方が愛するから、嫌いだったのに、自分のコンプレックスを好きになってしまいそうだ。弱々しい悪態をつくのを聞きながら、フィグルドはわざとさらに腰が浮いてしまうリナリアが感じる内壁のポイントをうまく指で擦り上げてくる。
 
 ぐちゅっぐちゅっぐちゅっ
 
 刺激されるたびに腰回りに熱が溜まり、全身に巡る。早く熱を解放しろと訴えてくる本能に、リナリアは身を任せる。再び絶頂の兆しが膨らんで、リナリアの腰ががくがくと震えだすと、わざとフィグルドは指を引き抜いた。

「ぇ……」
 
半端に熱が弾ける寸前で放り出されて、リナリアは戸惑った目でフィグルドを見上げる。

 彼はまるでリナリアの戸惑いを理解しているように目を細めて、愛液で濡れた自分の指先を見せつけながら舌でゆっくり舐めた。

 その仕草が妖艶で、淫猥で、リナリアの視線が釘付けになり、心臓がばくばくと大きな音を鳴らす。

 それから、フィグルドは上衣と下肢に身に着けていた衣類も下着ごと脱ぎ捨てた。眼前にぶるりと揺れながら現れた太くて長い赤黒く勃立した怒張に、リナリアは無意識に息を飲む。

 先端からは先走りが溢れ、浮いた血管が目立つ竿を伝って零れてぬらぬらと光っている。

 リナリアは力の入らない身体を動かして、まるで魅入られるようにその凶悪な怒張に顔を近づけた。
 
「リナ……?」


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