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パララ伝説編
Myth of “Palala”(リビア/レプティス・マグナ/4/194)
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194年、四月。レプティス・マグナ。
二十一世紀の視点から見るなら、そこは北アフリカ、リビア。だが当時はローマ帝政下、この町出身のセプティミウス・セウェルスが帝位に就き、わずか一年足らずといったころである。
この日、皇帝セプティミウス・セウェルスが凱旋した。先のイッソスの戦いにおいて、総督ペスケンニウス・ニゲルを見事討ち取ったことにより、レプティス・マグナの町も湧いていた。
「さすがは皇帝様! あのお方はこの町の誇り! なあ、あんたもそう思うだろう!?」
若い衆が輪になって騒いでいた。そのうちの一人が、見ず知らずの男に絡み出した。
問われた男は柔らかく笑みを返し、「ええ、まさに」と返答する。特別なことなどなにもいらなかった。ただ賛同してくれるだけで、興奮状態の若い衆はさらに盛り上がる。
男はゆったりと歩みを進めた。どこへ向かうのか判然としない足取りだ。だが、ゆっくりゆっくり、町のはずれへと向かっている様子である。
町の隅にぽつんと、そこだけ違和感のあるほど他のものから離れたインスラが一棟。その最上階である六階に、男は登った。もちろんエレベーターなどない時代だ。いちいちそんな最上階に住む利点はない。インスラの最上階は、もっとも狭く、もっとも住みにくい部屋――つまり、賃金も安く、もっとも経済的に余裕のない者たちが住んでいた。
男はなにもない部屋に腰を降ろす。町の闊歩や階段登りなど歯牙にもかけていない風で、疲れた様子など見てとれない。なんならいまちょうど目覚めたところで、活力が充実している風にすら見える。
「セウェルス帝がニゲル総督を……」
まさに刻まれたばかりの歴史を反芻する。なるほど、予定通りだ。
レンガ造りの天を見上げる。ここはいい。世界は純粋で、まだ、手の施しようがある。レンガを超えた空まで視界を伸ばす。その先の宇宙まで。ずっと先の、未来や過去にまで。遥かに連なる、数多の世界にまで。現実を超えたあらゆる次元にまで……。
男の名は『パララ』。地球の歴史上、もっとも力を持って生まれた人類だった。
*
男は思う。自分にその力が与えられた理由を。
争いをなくす? そうだ、その『概念』自体を消してみるのはどうだろう? ……考えるまでもなく意味がない。狂気。恐怖。痛み。人類にとっての畏れ。それらがあるから、我々は喜びを知ることができる。なにが欠けてもいけない。この世界は雑多に見えて、意外とシンプルに整っている。失くしていいものなど、なにもない。
環境を浄化してみるのはどうだろう? ……これも、手を下すべきことではない。そもそもすべてのエネルギーは循環している。そこに清も濁もない。世界の理を把握しているとはいえ、一個人が負える責任の範疇にない。いや、人類だけではないだろう。それは、神の名をもってしてもおこがましい。世界はかように存在する。変えられるのは、私が思い、私を変える。あなたが思い、あなたが変わる。そういった、個人個人の思いが寄り集まった、大いなる意志のみだ。
いっそ、地球を、宇宙を、空間を――世界を消してしまおうか。過去から未来、すべてにおいて。意識は天に還り、本当の『生』が始まる。……本当ではないからこそ、この人生は面白い。解っている。
男は解っていた。
この世界に自分が手を出していい領域など、どこにもない。人は生きて、死ぬだけだ。
だが、思うことはできる。
「私も人の子だ」
男は言った。
*
あらゆる世界は中継地であり、私も中継人だ。この世界に。この空間に。この時間に橋をかける。生命はどこから始まり、物質はどこから始まり、世界はどこから始まったか。
男はいま生まれた。そして、男はまた生まれる。永遠に、連綿と。死は存在しない。やがて肉体は朽ちるだろう。だが、それは朽ちた肉体が生まれるだけなのだ。この一秒は、形ある私の世界。次の一秒は、灰すら残らぬ、私の世界。その私は私であり、私ではない。
あなたは私で、私はあなただ。
世界に異なるものなど存在しない。
世界が一個の存在なのだから。
「だが、因果は繋がる」
私はここに存在し、歴史上、どなたかの人体から生まれ落ちている。ならば遥かな未来において、私の子孫が、いまも生きているのだ。
「この因果は、消せるが、消すわけにいかない」
私が生きた証。私に始まる因果。継がれていくもの。
永遠の先まで見える。だが、その因果は変容し、私を裏切るときが、必ず来る。
果てまで見える私の視界を、超える世界に、到達しなければ。
「私ではなく、あなたが」
それが、繋がる――継ぐ、ということだ。
*
決断する。この世界には、やはりこの力は必要ない。
そう決めると、男は手をかざした。なにもない部屋。なにもない空間から生まれる、一冊の書。
「『パララ封印術』。私にだけ扱える、『パララ』の名を継ぐ方法だ」
性質を与える。この本は、それを扱える者に、『パララ』の能力を封印する資格を与える。だが、『パララ』の力は強大だ。いくら力を尽くしても、その封印はちょうど半分、50パーセントまでしか、その力を減衰できない。
だが、繰り返すことはできる。一つの人生で半減なら、二つ目の人生でさらに半減、25パーセント。それを子々孫々、引き継いでいく。
そのペースなら、百代目の『パララ』に継がれたころ、この強大すぎる力は無に帰すだろう。少なくとも、その時代の人類程度まで虚弱には――。
「ただし――」
男はもう一つの手をかざす。するとやはりなにもない空間から、一冊の本。
「内輪の問題でも、私一人がすべてを負うことはできない。人はみな、必ず自分のことを考え、選択しなければならない」
男は複雑な表情をして、空に浮くその本を手にする。
「『パララ制限解除術式』。『封印術』に対抗できる手段。……もちろん、十代も離れてしまえば、私の力にまで戻すことはできないくらい減衰しているだろうが、その代から数えて、数代くらい以前までは遡ることができるだろう」
もしこれを、私の子や孫の代で使われたら、『封印術』自体の効果を完全に帳消しにし、力は永劫、引き継がれるだろうが。
「それも、一つの選択だ」
あとは、未来へ託そう。
男は言った。
『パララ封印術』を輝かせ、その光の中でそれ自体を消し去った。この世界から、跡形もなく。因果すら残さず。
そして、空間の隙へ隠す。『パララ制限解除術式』を。どこかの時代、どこかの座標へ、それはランダムに飛ばされる。公平を期すなら、子孫へ順に引き継ぐべきだが――まあ、もし本当に彼ら彼女らに必要となれば、それは必ず、その前に現れるだろう。
男はようやく疲れたような表情を垣間見せ、静かに目を閉じた。
彼に関する情報は、この世界から消失する。
*
「これがウチらに伝わる、初代パララ様の神話や。『パララ制限解除術式』は十六世紀、七十一代目のパララが発見したと言われとる。で、ウチは八十九代目パララっちゅーこっちゃ」
両手を腰に当て胸を張り、いかにも自慢気に幼女は言った。ぴょこんと脳天から生えるアホ毛が揺れる。
「ふうん……」
考え込むような態度を取っているが、さほど関心もなさそうに、男は言った。体中包帯だらけでベッドに転がり、暇そうに窓の外を眺めている。
「ふうん……ってなんやねん! ハクがおもろい話せえっちゅうから話したったんやで!」
怪我人を慮る様子なく、幼女は思い切り男を殴った。……何度も。
「痛えな! 話はちゃんと聞いてたが、理解がおっつかねえんだよ! そもそも語り口調が哲学的で、意味解んねえ!」
男が言うと、幼女がむくれた。幼女としても意味も解らず語っていた節がないわけでもない。というより、そういう節しかない。
だから照れ隠しに拳を振るい、声を上げ、ナイフを握った。……ナイフ?
「おい待て、パララ、落ち着け」
男は戦慄する。普段ならいざ知らず、いまは体をうまく動かせない。この状況なら、華奢な幼女にもやられるだろう。
「悪いんはハクやで。解っとる?」
幼女はナイフをギラつかせ、おぞましく笑う。
「解った。俺が悪かった」
「解ればええねん」
一転。幼女は満面に笑い、かたわらの机からリンゴを一つ持ち上げた。構えたナイフで乱雑に皮――いや、肉をも纏めて、剥き始める。
「ノラもメイちゃんもおらんなってもうて、やっと二人きりやな、ハク」
リンゴを剥くため俯いた姿勢から、幼女は視線を上げる。
それを無視して、男は窓の外を眺めた。
「ああ、ぞっとしねえな」
適当に相槌を打つ。律儀にかぶったボルサリーノを降ろし、視界を覆った。
リンゴが破裂する。幼女に握り潰す握力がなかったとしたら、それは、男の顔面で起きた。
地平線に日が落ちる。もう一度物語が、転回する。
二十一世紀の視点から見るなら、そこは北アフリカ、リビア。だが当時はローマ帝政下、この町出身のセプティミウス・セウェルスが帝位に就き、わずか一年足らずといったころである。
この日、皇帝セプティミウス・セウェルスが凱旋した。先のイッソスの戦いにおいて、総督ペスケンニウス・ニゲルを見事討ち取ったことにより、レプティス・マグナの町も湧いていた。
「さすがは皇帝様! あのお方はこの町の誇り! なあ、あんたもそう思うだろう!?」
若い衆が輪になって騒いでいた。そのうちの一人が、見ず知らずの男に絡み出した。
問われた男は柔らかく笑みを返し、「ええ、まさに」と返答する。特別なことなどなにもいらなかった。ただ賛同してくれるだけで、興奮状態の若い衆はさらに盛り上がる。
男はゆったりと歩みを進めた。どこへ向かうのか判然としない足取りだ。だが、ゆっくりゆっくり、町のはずれへと向かっている様子である。
町の隅にぽつんと、そこだけ違和感のあるほど他のものから離れたインスラが一棟。その最上階である六階に、男は登った。もちろんエレベーターなどない時代だ。いちいちそんな最上階に住む利点はない。インスラの最上階は、もっとも狭く、もっとも住みにくい部屋――つまり、賃金も安く、もっとも経済的に余裕のない者たちが住んでいた。
男はなにもない部屋に腰を降ろす。町の闊歩や階段登りなど歯牙にもかけていない風で、疲れた様子など見てとれない。なんならいまちょうど目覚めたところで、活力が充実している風にすら見える。
「セウェルス帝がニゲル総督を……」
まさに刻まれたばかりの歴史を反芻する。なるほど、予定通りだ。
レンガ造りの天を見上げる。ここはいい。世界は純粋で、まだ、手の施しようがある。レンガを超えた空まで視界を伸ばす。その先の宇宙まで。ずっと先の、未来や過去にまで。遥かに連なる、数多の世界にまで。現実を超えたあらゆる次元にまで……。
男の名は『パララ』。地球の歴史上、もっとも力を持って生まれた人類だった。
*
男は思う。自分にその力が与えられた理由を。
争いをなくす? そうだ、その『概念』自体を消してみるのはどうだろう? ……考えるまでもなく意味がない。狂気。恐怖。痛み。人類にとっての畏れ。それらがあるから、我々は喜びを知ることができる。なにが欠けてもいけない。この世界は雑多に見えて、意外とシンプルに整っている。失くしていいものなど、なにもない。
環境を浄化してみるのはどうだろう? ……これも、手を下すべきことではない。そもそもすべてのエネルギーは循環している。そこに清も濁もない。世界の理を把握しているとはいえ、一個人が負える責任の範疇にない。いや、人類だけではないだろう。それは、神の名をもってしてもおこがましい。世界はかように存在する。変えられるのは、私が思い、私を変える。あなたが思い、あなたが変わる。そういった、個人個人の思いが寄り集まった、大いなる意志のみだ。
いっそ、地球を、宇宙を、空間を――世界を消してしまおうか。過去から未来、すべてにおいて。意識は天に還り、本当の『生』が始まる。……本当ではないからこそ、この人生は面白い。解っている。
男は解っていた。
この世界に自分が手を出していい領域など、どこにもない。人は生きて、死ぬだけだ。
だが、思うことはできる。
「私も人の子だ」
男は言った。
*
あらゆる世界は中継地であり、私も中継人だ。この世界に。この空間に。この時間に橋をかける。生命はどこから始まり、物質はどこから始まり、世界はどこから始まったか。
男はいま生まれた。そして、男はまた生まれる。永遠に、連綿と。死は存在しない。やがて肉体は朽ちるだろう。だが、それは朽ちた肉体が生まれるだけなのだ。この一秒は、形ある私の世界。次の一秒は、灰すら残らぬ、私の世界。その私は私であり、私ではない。
あなたは私で、私はあなただ。
世界に異なるものなど存在しない。
世界が一個の存在なのだから。
「だが、因果は繋がる」
私はここに存在し、歴史上、どなたかの人体から生まれ落ちている。ならば遥かな未来において、私の子孫が、いまも生きているのだ。
「この因果は、消せるが、消すわけにいかない」
私が生きた証。私に始まる因果。継がれていくもの。
永遠の先まで見える。だが、その因果は変容し、私を裏切るときが、必ず来る。
果てまで見える私の視界を、超える世界に、到達しなければ。
「私ではなく、あなたが」
それが、繋がる――継ぐ、ということだ。
*
決断する。この世界には、やはりこの力は必要ない。
そう決めると、男は手をかざした。なにもない部屋。なにもない空間から生まれる、一冊の書。
「『パララ封印術』。私にだけ扱える、『パララ』の名を継ぐ方法だ」
性質を与える。この本は、それを扱える者に、『パララ』の能力を封印する資格を与える。だが、『パララ』の力は強大だ。いくら力を尽くしても、その封印はちょうど半分、50パーセントまでしか、その力を減衰できない。
だが、繰り返すことはできる。一つの人生で半減なら、二つ目の人生でさらに半減、25パーセント。それを子々孫々、引き継いでいく。
そのペースなら、百代目の『パララ』に継がれたころ、この強大すぎる力は無に帰すだろう。少なくとも、その時代の人類程度まで虚弱には――。
「ただし――」
男はもう一つの手をかざす。するとやはりなにもない空間から、一冊の本。
「内輪の問題でも、私一人がすべてを負うことはできない。人はみな、必ず自分のことを考え、選択しなければならない」
男は複雑な表情をして、空に浮くその本を手にする。
「『パララ制限解除術式』。『封印術』に対抗できる手段。……もちろん、十代も離れてしまえば、私の力にまで戻すことはできないくらい減衰しているだろうが、その代から数えて、数代くらい以前までは遡ることができるだろう」
もしこれを、私の子や孫の代で使われたら、『封印術』自体の効果を完全に帳消しにし、力は永劫、引き継がれるだろうが。
「それも、一つの選択だ」
あとは、未来へ託そう。
男は言った。
『パララ封印術』を輝かせ、その光の中でそれ自体を消し去った。この世界から、跡形もなく。因果すら残さず。
そして、空間の隙へ隠す。『パララ制限解除術式』を。どこかの時代、どこかの座標へ、それはランダムに飛ばされる。公平を期すなら、子孫へ順に引き継ぐべきだが――まあ、もし本当に彼ら彼女らに必要となれば、それは必ず、その前に現れるだろう。
男はようやく疲れたような表情を垣間見せ、静かに目を閉じた。
彼に関する情報は、この世界から消失する。
*
「これがウチらに伝わる、初代パララ様の神話や。『パララ制限解除術式』は十六世紀、七十一代目のパララが発見したと言われとる。で、ウチは八十九代目パララっちゅーこっちゃ」
両手を腰に当て胸を張り、いかにも自慢気に幼女は言った。ぴょこんと脳天から生えるアホ毛が揺れる。
「ふうん……」
考え込むような態度を取っているが、さほど関心もなさそうに、男は言った。体中包帯だらけでベッドに転がり、暇そうに窓の外を眺めている。
「ふうん……ってなんやねん! ハクがおもろい話せえっちゅうから話したったんやで!」
怪我人を慮る様子なく、幼女は思い切り男を殴った。……何度も。
「痛えな! 話はちゃんと聞いてたが、理解がおっつかねえんだよ! そもそも語り口調が哲学的で、意味解んねえ!」
男が言うと、幼女がむくれた。幼女としても意味も解らず語っていた節がないわけでもない。というより、そういう節しかない。
だから照れ隠しに拳を振るい、声を上げ、ナイフを握った。……ナイフ?
「おい待て、パララ、落ち着け」
男は戦慄する。普段ならいざ知らず、いまは体をうまく動かせない。この状況なら、華奢な幼女にもやられるだろう。
「悪いんはハクやで。解っとる?」
幼女はナイフをギラつかせ、おぞましく笑う。
「解った。俺が悪かった」
「解ればええねん」
一転。幼女は満面に笑い、かたわらの机からリンゴを一つ持ち上げた。構えたナイフで乱雑に皮――いや、肉をも纏めて、剥き始める。
「ノラもメイちゃんもおらんなってもうて、やっと二人きりやな、ハク」
リンゴを剥くため俯いた姿勢から、幼女は視線を上げる。
それを無視して、男は窓の外を眺めた。
「ああ、ぞっとしねえな」
適当に相槌を打つ。律儀にかぶったボルサリーノを降ろし、視界を覆った。
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