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エディンバラ編 本章
人間の証明
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自然な動作で、幼メイドは次の部屋への扉を開けた。開け、男と少女を、先に促す。自身は扉を押さえ、両人が次の部屋に入った後、彼らの後ろで、幼メイドは、しっかと扉を閉めた。
「お待ち申し上げておりましたの。私たちの家族を付け狙う、不当の輩」
不思議なことに、その声音はどこまでも柔らかく、攻撃性が感じられないほどに優しかった。
褐色の肌を艶めかしく見せびらかす、メイド。もはやメイドのコスプレという方が妥当な気がする、露出の高い服装だ。明るめの茶髪。腰ほどにも到達する長い髪を後ろで一括りに束ねている。光の加減か、あるいは理知的な銀縁メガネのレンズによる屈折か、その瞳孔は紫に美しく煌めいている。
……などと、そこにいる者たちそれぞれにいちいち語っていては追い付かない。それほどにはその部屋に、多くのメイド、あるいは執事が集結していた。そして、それほどの大部屋だ。つまり、男たちは施設の中央にある部屋にまで到達したというわけである。
その部屋は、特段になにもない、簡素な長方形の部屋だった。……本当に、なにもない。塵一つ落ちていない。だが、これまでのコンクリート造りの部屋と違い、床天井と、四方の壁。それらすべてに、衝撃吸収材を敷き詰めてあるらしい。ということは、おそらく、戦闘訓練のための部屋、なのだろう。
そして、そこに並ぶ敵の中には、男と少女のよく知るメイドも含まれていた。
「メイ……!」
男の反射的な一歩を、コートの端を掴む、少女の腕が止める。
「学習しなさい。見え――」
「大丈夫だ。見えてる。……それに、俺は冷静だ」
少女の言いかけた言葉を先取りして、男は言った。いくつか前の部屋。幼メイドが待っていた部屋と同じ、罠。誰のどういう能力、あるいは、どうやって生成して設置したのか解らない、よく目を凝らさなければ見えもしないほどの、極細の、ガラス。それらがやはり部屋の奥半分に縦横無尽と、張り巡らされていた。
「案内ご苦労様、ラグナ。……あなたには、その二人は荷が勝ちすぎています。下がりなさい。……ああ、そうそう」
男たちの背後、ひとつ前への扉を防いでいる幼メイドへ、褐色のメイドが言った。そして、最後に思い出したように付け足す。
「スマイル様がお呼びですの。きっと、あなたのことをお褒めくださるわ」
ニコリと、褐色のメイドは笑った。しかし、その奥に男は、背筋が凍るような殺気を感じてしまう。
「はい。アナン様。……それではハク様、ノラ様。失礼致します」
幼メイドはうやうやしく一礼し、部屋の奥へ。その動きは淀みなく、的確に針のトラップを躱して進んだ。
「ラグナ」
その背に、男は声を投げる。
「忘れんなよ。おまえは――」
「はい、ハク様」
言葉を遮り、幼メイドは振り返る。その表情は変わらぬ無表情だが、男の目から見て、どこかがなにか、おかしく見えた。
しかし、それがなにか解らないまま、幼メイドは歩みを進め、奥の部屋に消えた。
*
「で、俺たちはここで始末されんのか?」
軽い調子で、男は問いかける。
「いいえ、そのようなこと、致しませんのよ。その証左に、引き返す道は開かれております。……ですが、これ以上進むとおっしゃるなら、すこぉし、痛い目をみることになりますけれど」
「俺たちの目的は二つだ」
男は、含み笑いをする褐色のメイドに、鋭く言葉を向けた。
「一つ。ここに囚われているはずの、ルシアを返せ。二つ。そこの、アルゴと、もう一度、ちゃんと話をさせろ」
男はメイドを指さして、言った。
「ルシア……申し訳ございません。私の方まで、その連絡は入っておりませんの。どなたかご存知の方はいらっしゃいまして?」
褐色のメイドは本当に知らないといった顔で、周囲のメイドや執事に問いかける。
「はい。アナン様。私が――私がご同行をお願いし、さきほどお連れした女性でございます」
深紅のタキシードに身を包んだ執事が、集団の脇の方で手を挙げ、あまりに軽薄な様子で報告した。『私が』。その言葉を、二回目にはなぜかややいやらしく、相手の心を逆撫でするような言い回しで、言い直して。
「もちろん、任意でご同行いただいたわけですし、強制したりなどしておりません。『囚われている』というあの方の言い回しは、少し悪意がありますね」
男の方をちらりと見、やはりねちっこい、丁寧ではあれどどこか慇懃無礼なイントネーションで、彼は言った。
「お連れした……ああ、あの子がルシア様ですの」
褐色のメイドは勝手になにかを納得したように、顎に手を当て、少し頷いた。
「申し訳ございませんが、ルシア様には現在、私どもにご協力をいただいております。用が終わればすぐにお返し致しますの」
「じゃあせめて、無事を確認させろ。悪いがおまえらを信用してねえんだ」
「バルトロメイ氏とのお話でしたら、いつでも、いまでもご勝手になさってください。アルゴ?」
強引に話題を進め、褐色のメイドは脇にいるメイドへ声をかけた。語気も荒く。いくらか会話をしてみて気付いたが、褐色のメイドは表情も口調も態度も、どれもが雄弁に彼女の感情を表すタイプのようだ。あくまで他のEBNAのメイドや執事と比べて、ではあるが。
「いいえ、アナン様。先日、お話はすべて済ませております。これ以上語ることはございません」
「と、いうことのようです。これでご用は済みましたの? どうぞ、お帰りください」
メイドとは思えぬ、しっしっ、と、相手へ邪険に手を振る動作を見せ、褐色のメイドは言った。
「メイ……俺は――」
「聞き分けのない方ですね、ハク様」
男の言葉を遮り、メイドは言う。褐色のメイドの態度が移ったのか、いやそうな顔を浮かべて。
「いい歳におなりですのに、まだ全能感が抜けておりません。やろうと思えばなんでもできると、いまでもお思いなのでしょう? 一人じゃなんにもできないくせに」
これまでにないほどの、辛辣な言葉遣いだ。男を拒絶するような――拒絶して、この場から逃がそうとするような。
「ああ、俺はひとりじゃなにもできねえ。解ってるよ。そんなことは」
「まだノラ様におんぶにだっこで助けてもらって、情けなくはないのですか? ノラ様だけでなく、他のご家族にも。あなた様の無謀な理想に付き合わせて、苦労をかけ、手を煩わせ、傷を負わせ、危険に晒し、申し訳なくはないのですか?」
それはもはや、怒りに近い。男の無責任な行動、思想に対する、メイド自身の感情。それを聞いて、男は――
「はは、はははは……」
小さく、笑った。
*
その狂ったかのような笑いに、メイドや執事たちが、わずかに身構えた。各々の武器へ手をかけ、拳を握り、神経を研ぎ澄ます。男の次なる言動に、目を、耳を向けた。
「自分で解ってても、人から言われると、くるもんがあるな」
そう呟いて、男は、再度笑う。
「解ったなら、お引き取りください。もう私は……お二人のもとへは戻れません」
「『戻れません』? どうしてそんな、戻りたいような言い方をする?」
細かな言葉のニュアンスを目聡く拾って、男はやはり、笑った。それに対し、メイドは沈黙で返す。苛立ったような目つきと、ひとつのため息もおまけして。
「まあ、もういいんだけどな」
男は、その沈黙に笑みを零し、言葉を続けた。
「俺はもう、おまえらに頼ることに納得してるから。俺は自分が弱いことを再確認した。あの、シャンバラでの戦いで。そして、今回のことで、おまえらがいないと、俺の目的は達成できないと理解した。だから――」
男は手を伸ばす。その空間には、……見えていた。どこにどれだけ、針が伸びているのか。どの隙間になら手が伸びるか。だが、そんなことは無視して、メイドへ、まっすぐ。
その腕に針が刺さろうと、まっすぐに。
「おまえの気持ちも、心も、思惑も関係ねえ。無理矢理連れ帰る。おまえがここにいたいなら、おまえの帰る家を――この施設を壊滅させてでも、おまえを俺たちの家族に戻す」
言いながら、一歩、一歩と、男は前に進んだ。その身に、またいくつかの針が刺さる。
その無謀な特攻に、幾人かが動く。だが、誰よりも早かったのは、やはり少女だった。
「どけ。そいつは俺たちの『家族』だ」
男の眼前にまで、敵は複数迫っていた。
だが、彼の目に映るのは、一人のメイド。
怒りや苛立ち、いろんな感情で否定しても、人間である限り失うことなどできやしない――その証拠を零した、たったひとりの、彼女だけだった。
「お待ち申し上げておりましたの。私たちの家族を付け狙う、不当の輩」
不思議なことに、その声音はどこまでも柔らかく、攻撃性が感じられないほどに優しかった。
褐色の肌を艶めかしく見せびらかす、メイド。もはやメイドのコスプレという方が妥当な気がする、露出の高い服装だ。明るめの茶髪。腰ほどにも到達する長い髪を後ろで一括りに束ねている。光の加減か、あるいは理知的な銀縁メガネのレンズによる屈折か、その瞳孔は紫に美しく煌めいている。
……などと、そこにいる者たちそれぞれにいちいち語っていては追い付かない。それほどにはその部屋に、多くのメイド、あるいは執事が集結していた。そして、それほどの大部屋だ。つまり、男たちは施設の中央にある部屋にまで到達したというわけである。
その部屋は、特段になにもない、簡素な長方形の部屋だった。……本当に、なにもない。塵一つ落ちていない。だが、これまでのコンクリート造りの部屋と違い、床天井と、四方の壁。それらすべてに、衝撃吸収材を敷き詰めてあるらしい。ということは、おそらく、戦闘訓練のための部屋、なのだろう。
そして、そこに並ぶ敵の中には、男と少女のよく知るメイドも含まれていた。
「メイ……!」
男の反射的な一歩を、コートの端を掴む、少女の腕が止める。
「学習しなさい。見え――」
「大丈夫だ。見えてる。……それに、俺は冷静だ」
少女の言いかけた言葉を先取りして、男は言った。いくつか前の部屋。幼メイドが待っていた部屋と同じ、罠。誰のどういう能力、あるいは、どうやって生成して設置したのか解らない、よく目を凝らさなければ見えもしないほどの、極細の、ガラス。それらがやはり部屋の奥半分に縦横無尽と、張り巡らされていた。
「案内ご苦労様、ラグナ。……あなたには、その二人は荷が勝ちすぎています。下がりなさい。……ああ、そうそう」
男たちの背後、ひとつ前への扉を防いでいる幼メイドへ、褐色のメイドが言った。そして、最後に思い出したように付け足す。
「スマイル様がお呼びですの。きっと、あなたのことをお褒めくださるわ」
ニコリと、褐色のメイドは笑った。しかし、その奥に男は、背筋が凍るような殺気を感じてしまう。
「はい。アナン様。……それではハク様、ノラ様。失礼致します」
幼メイドはうやうやしく一礼し、部屋の奥へ。その動きは淀みなく、的確に針のトラップを躱して進んだ。
「ラグナ」
その背に、男は声を投げる。
「忘れんなよ。おまえは――」
「はい、ハク様」
言葉を遮り、幼メイドは振り返る。その表情は変わらぬ無表情だが、男の目から見て、どこかがなにか、おかしく見えた。
しかし、それがなにか解らないまま、幼メイドは歩みを進め、奥の部屋に消えた。
*
「で、俺たちはここで始末されんのか?」
軽い調子で、男は問いかける。
「いいえ、そのようなこと、致しませんのよ。その証左に、引き返す道は開かれております。……ですが、これ以上進むとおっしゃるなら、すこぉし、痛い目をみることになりますけれど」
「俺たちの目的は二つだ」
男は、含み笑いをする褐色のメイドに、鋭く言葉を向けた。
「一つ。ここに囚われているはずの、ルシアを返せ。二つ。そこの、アルゴと、もう一度、ちゃんと話をさせろ」
男はメイドを指さして、言った。
「ルシア……申し訳ございません。私の方まで、その連絡は入っておりませんの。どなたかご存知の方はいらっしゃいまして?」
褐色のメイドは本当に知らないといった顔で、周囲のメイドや執事に問いかける。
「はい。アナン様。私が――私がご同行をお願いし、さきほどお連れした女性でございます」
深紅のタキシードに身を包んだ執事が、集団の脇の方で手を挙げ、あまりに軽薄な様子で報告した。『私が』。その言葉を、二回目にはなぜかややいやらしく、相手の心を逆撫でするような言い回しで、言い直して。
「もちろん、任意でご同行いただいたわけですし、強制したりなどしておりません。『囚われている』というあの方の言い回しは、少し悪意がありますね」
男の方をちらりと見、やはりねちっこい、丁寧ではあれどどこか慇懃無礼なイントネーションで、彼は言った。
「お連れした……ああ、あの子がルシア様ですの」
褐色のメイドは勝手になにかを納得したように、顎に手を当て、少し頷いた。
「申し訳ございませんが、ルシア様には現在、私どもにご協力をいただいております。用が終わればすぐにお返し致しますの」
「じゃあせめて、無事を確認させろ。悪いがおまえらを信用してねえんだ」
「バルトロメイ氏とのお話でしたら、いつでも、いまでもご勝手になさってください。アルゴ?」
強引に話題を進め、褐色のメイドは脇にいるメイドへ声をかけた。語気も荒く。いくらか会話をしてみて気付いたが、褐色のメイドは表情も口調も態度も、どれもが雄弁に彼女の感情を表すタイプのようだ。あくまで他のEBNAのメイドや執事と比べて、ではあるが。
「いいえ、アナン様。先日、お話はすべて済ませております。これ以上語ることはございません」
「と、いうことのようです。これでご用は済みましたの? どうぞ、お帰りください」
メイドとは思えぬ、しっしっ、と、相手へ邪険に手を振る動作を見せ、褐色のメイドは言った。
「メイ……俺は――」
「聞き分けのない方ですね、ハク様」
男の言葉を遮り、メイドは言う。褐色のメイドの態度が移ったのか、いやそうな顔を浮かべて。
「いい歳におなりですのに、まだ全能感が抜けておりません。やろうと思えばなんでもできると、いまでもお思いなのでしょう? 一人じゃなんにもできないくせに」
これまでにないほどの、辛辣な言葉遣いだ。男を拒絶するような――拒絶して、この場から逃がそうとするような。
「ああ、俺はひとりじゃなにもできねえ。解ってるよ。そんなことは」
「まだノラ様におんぶにだっこで助けてもらって、情けなくはないのですか? ノラ様だけでなく、他のご家族にも。あなた様の無謀な理想に付き合わせて、苦労をかけ、手を煩わせ、傷を負わせ、危険に晒し、申し訳なくはないのですか?」
それはもはや、怒りに近い。男の無責任な行動、思想に対する、メイド自身の感情。それを聞いて、男は――
「はは、はははは……」
小さく、笑った。
*
その狂ったかのような笑いに、メイドや執事たちが、わずかに身構えた。各々の武器へ手をかけ、拳を握り、神経を研ぎ澄ます。男の次なる言動に、目を、耳を向けた。
「自分で解ってても、人から言われると、くるもんがあるな」
そう呟いて、男は、再度笑う。
「解ったなら、お引き取りください。もう私は……お二人のもとへは戻れません」
「『戻れません』? どうしてそんな、戻りたいような言い方をする?」
細かな言葉のニュアンスを目聡く拾って、男はやはり、笑った。それに対し、メイドは沈黙で返す。苛立ったような目つきと、ひとつのため息もおまけして。
「まあ、もういいんだけどな」
男は、その沈黙に笑みを零し、言葉を続けた。
「俺はもう、おまえらに頼ることに納得してるから。俺は自分が弱いことを再確認した。あの、シャンバラでの戦いで。そして、今回のことで、おまえらがいないと、俺の目的は達成できないと理解した。だから――」
男は手を伸ばす。その空間には、……見えていた。どこにどれだけ、針が伸びているのか。どの隙間になら手が伸びるか。だが、そんなことは無視して、メイドへ、まっすぐ。
その腕に針が刺さろうと、まっすぐに。
「おまえの気持ちも、心も、思惑も関係ねえ。無理矢理連れ帰る。おまえがここにいたいなら、おまえの帰る家を――この施設を壊滅させてでも、おまえを俺たちの家族に戻す」
言いながら、一歩、一歩と、男は前に進んだ。その身に、またいくつかの針が刺さる。
その無謀な特攻に、幾人かが動く。だが、誰よりも早かったのは、やはり少女だった。
「どけ。そいつは俺たちの『家族』だ」
男の眼前にまで、敵は複数迫っていた。
だが、彼の目に映るのは、一人のメイド。
怒りや苛立ち、いろんな感情で否定しても、人間である限り失うことなどできやしない――その証拠を零した、たったひとりの、彼女だけだった。
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