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モスクワ編
カイアの叫び
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ぶっちゃけ、こいつ誰やねん、と、互いに思っていた。メイドと、女流は。
メイドは。あ、また違うタイプの美女や。ラブコメの主人公か、うちの主人は。『箱庭図書館』から出てきた? とすれば、ノラ様と同じ、それを受け継いだひとり? ハク様の『家族』と呼べる存在? というか、『箱庭図書館』を継いだとするなら、私より上ってこと? はあ? 腐り殺すぞこのぽっと出の新キャラが。私の方が――私の方が初期からお仕えしているんですからね! とか思った。
女流は。……また違う女の子を連れておるのう。とだけ思った。
だがどちらにしても、それどころではない。メイドとしては確かに予想外のことであったが、女流からしては想定内。しっかとそう聞いていたわけではないが、他に仲間がいることは想像に難くない。それゆえに、こんな登場の仕方を選んだとも言えるのだ。実は人見知りなエジプトの王である。これだけ逼迫した状況であれば否が応にも、無理矢理互いの存在を許容するしかない、と、そう計算していたのだ。
ともあれ、互いが互いにいちおう、この緊迫した状況下でも少し、心の余裕を持ってバトルに向かった、ということである。
*
かように女子二人が互いに視線で牽制し合っている間、男はそんなことになど気付かず、眼前の狂人にのみ、意識を集中していた。
やはり、圧倒的な威圧感――殺意だ。エディンバラでまみえたときと同じ、あるいはそれ以上。いや、彼は確かに、男へ「殺したくなった」と告げた。その殺意は、正しく引き上がっているのだろう。
それでも、男は狂人を直視し、ひどく落ち着いていた。彼自身、自ら驚くほどに落ち着いていた。それは覚悟を決めたからか。殺される覚悟も、あるいは殺す覚悟も。
「いいねえ……そうでなきゃいけねえ」
無謀な――というよりは、即断即決の攻撃を控え、狂人は静かに、そう言った。
「…………」
男は、遅ればせながら構えた。狂人に合わせて、適当に。
というのも、男は特段に格闘技等の、戦闘に利する技術をなにひとつ会得していない。いくらかの修羅場は、死地は越えてきた。多くの強者たちと対峙してきた。しかし、それらは突発的なもので、あくまで手段。これまで男は、戦闘を想定して生きてきたことなどなかったのである。
幼少期の、盗人生活も。『先生』が死んでからの『異本』集めの日々も。どちらも戦うことは、場合によっては手段として用いたが、決して平和的解決を怠ったことはない。
なんだかんだと暴力を好まない男は、戦闘手段をなにひとつ持っていない。だから、適当にしか構えられない。今後の戦闘においても、やはり男は足手まといでしかないだろう。
まあ、あくまでそれは、『戦闘』における話、なのだが。
「なかなかいねえンだよ。俺に、殺意を向けられる人間は」
黙ったままの男へ、狂人は続けた。『殺し合い』の始まりを、告げるように。
「俺は、全世界を殺す覚悟を決めてきた。だったら、全世界から殺される覚悟を、してなきゃなンねえ」
「やっぱりてめえは、戦闘狂だな」
男は小さく、冷たく、そう判断する。
すると、急に萎えたように、狂人はせっかく構えた腕を、降ろす。俯いて、傷だらけの片腕で、頭を抱えた。
「違えなあ……。殺すのは手段であって、目的じゃあねえ……。確かに俺は、世間一般にぁ狂ってるが、でもよォ――」
ぐ……と、今度は男の目にも捉えられる、確実に踏み込む、重心の動き。
来る――――!!
「狂ってンのは、この世界だろうがぁっ!!」
思うのとほぼ同時に、すでに狂人は、男の後ろに、いた。
*
がたがたに歪んだ腕を大きく振りかぶり、ただ懸命に振り降ろす。いまさらながらメイドは、かの狂人が男と同じ、まともな格闘・戦闘技術をまったく会得していないことに気付く。
冷静に目視して、判断する。
「貧困……格差……差別……!!」
「…………っ!!」
言葉に連動し繰り出される連撃をいなしながら――そうして男を守りながら、メイドはその、拳の重さを噛み締める。
「世界人口の10パーセントが、必要最低限以下の生活を強いられてる……! 解ンか? 『強いられてる』ンだよ……!! それを把握した人類大多数はなにをしてた? この数十年! 数百年! 数千年に至るまで! この人類史のすべてで以て、どンだけ人間は人間を虐げてきた!? 見て見ぬフリをしてきた!?」
「なにを……ごちゃごちゃと――!!」
ただの力任せの、多すぎる隙を突いて、
「下がりなさい――!!」
メイドは狂人の鳩尾に、渾身の蹴りを食らわせ、大きく後退させた。
それでも――狂人の動きは、瞬間で再起動する。
「奴隷制度、人身売買、大虐殺。人を人とも思わぬ蛮行。……よっく考えろ。殺し合う動物は、いくらでもいる……たとえ同種族間でもなあ……。だが、意味もねえのに互いを苦しめ合う動物は、人間だけだ」
感情を内へ内へ押し込んで、その最深でエネルギーに変える。そんなふうに狂人は圧力を増し、なにかを爆発させようとするように。やけに静かに、それでいて澄んだ声で、語った。
そして、聞き取れないほどの細さで『凝葬』、と、呟く。
「……下がれ、のう!!」
それを感知し、乱暴に女流が男を下がらせた。メイドも一時、退避する。いつの間にか狂人が握っていた青紫色の装丁。やけに禍々しく、それでいて煌々と光り輝くそれを――それ自体が爆発するように、寒風が、氷雪が、ページを乱雑に繰りながら世界を冷気に閉じ込めていく。
それを、女流は懸命に防いだ。ビキビキ……と、狂人を中心に世界が、凍て付かされていく。顕著に、目に見える形で。降り積もった雪は、さらに強く厚く凍らされ、氷になっていく。モスクワに降る雪は、どれもが硬度を増した雹に変わる。
突発的な極限の冷気は、まるで空気中の水蒸気を凍らし、牢獄のように全方位から、男たちをじわじわと囲い、追い込んでいく。
そうやって外側から迫る冷気を、内側から外へ向けた別の冷気で押し返す。女流がかざす、独特な黒い装丁、『白鬼夜行 雪女之書』にて。
しかし、徐々に、外から向かう冷気は内へ、収束していった。
*
冷気の膜を隔てて、やや視界がくぐもった先に、狂人はまだ、泰然と立ち尽くしている。
「温暖化……汚染……環境破壊。いっつもいっつも、目先の利益しか見ちゃいねえ! 自分たちが住む世界を食い荒らして、隈なく無駄に蔓延りやがって!」
さらに、もう一冊。紅蓮色の装丁、『噴炎』。それをも取り出し、構える。
「宇宙進出も進んでンなあ……。もう火星には、地球生物が住めるコロニーが建設されてる。げひゃひゃひゃひゃひゃ……。なあ! 俺たちはとうとう、宇宙に飛び立つ時だってよ!? 違えよなあ! 俺たちは見限られた! この星に! 当然の報いだがなあ!!」
狂人は高笑いを天へ放り投げ、大きく腕を広げる。
「宇宙にこれ以上、のさばられちゃあ敵わねえ! もう――もう時間がねンだよ……。俺は、あと三年で、人類を正す。俺を筆頭に、狂った馬鹿どもは必要ねえ! 全員、後悔と悔恨のもとに殺してやる! 死んでもらう! ……なあ、準備はいいか? ええっとォ……?」
少しだけ首を捻り、狂人は男を、見た。その者の名を、手繰り寄せるように。
しかし、すぐに『どうでもいい』とかぶりを振る。どこかで会った。そのときに、名を知った。そのはずだ。そしてそれは、頭脳までも極限まで鍛え上げた彼になら、わずかの時間で想起できたろうが、捨て置いた。
これから死ぬ者の名を、いちいち知る必要は、ないのだから。
「世界に蔓延する、この人類を焼き尽くせ! 『噴炎』!!」
天へ声を上げる。それに呼応するように、幾重もの炎球が、世界を埋め尽くすように降り注ぐ。
冷気の膜に囲われた男たちに逃げ道はない。そもそもがあの数だ、もとより逃げ道など、ない。
それでも男は、冷静に狂人をだけ、見据えた。腕に力を込める。
メイドは。あ、また違うタイプの美女や。ラブコメの主人公か、うちの主人は。『箱庭図書館』から出てきた? とすれば、ノラ様と同じ、それを受け継いだひとり? ハク様の『家族』と呼べる存在? というか、『箱庭図書館』を継いだとするなら、私より上ってこと? はあ? 腐り殺すぞこのぽっと出の新キャラが。私の方が――私の方が初期からお仕えしているんですからね! とか思った。
女流は。……また違う女の子を連れておるのう。とだけ思った。
だがどちらにしても、それどころではない。メイドとしては確かに予想外のことであったが、女流からしては想定内。しっかとそう聞いていたわけではないが、他に仲間がいることは想像に難くない。それゆえに、こんな登場の仕方を選んだとも言えるのだ。実は人見知りなエジプトの王である。これだけ逼迫した状況であれば否が応にも、無理矢理互いの存在を許容するしかない、と、そう計算していたのだ。
ともあれ、互いが互いにいちおう、この緊迫した状況下でも少し、心の余裕を持ってバトルに向かった、ということである。
*
かように女子二人が互いに視線で牽制し合っている間、男はそんなことになど気付かず、眼前の狂人にのみ、意識を集中していた。
やはり、圧倒的な威圧感――殺意だ。エディンバラでまみえたときと同じ、あるいはそれ以上。いや、彼は確かに、男へ「殺したくなった」と告げた。その殺意は、正しく引き上がっているのだろう。
それでも、男は狂人を直視し、ひどく落ち着いていた。彼自身、自ら驚くほどに落ち着いていた。それは覚悟を決めたからか。殺される覚悟も、あるいは殺す覚悟も。
「いいねえ……そうでなきゃいけねえ」
無謀な――というよりは、即断即決の攻撃を控え、狂人は静かに、そう言った。
「…………」
男は、遅ればせながら構えた。狂人に合わせて、適当に。
というのも、男は特段に格闘技等の、戦闘に利する技術をなにひとつ会得していない。いくらかの修羅場は、死地は越えてきた。多くの強者たちと対峙してきた。しかし、それらは突発的なもので、あくまで手段。これまで男は、戦闘を想定して生きてきたことなどなかったのである。
幼少期の、盗人生活も。『先生』が死んでからの『異本』集めの日々も。どちらも戦うことは、場合によっては手段として用いたが、決して平和的解決を怠ったことはない。
なんだかんだと暴力を好まない男は、戦闘手段をなにひとつ持っていない。だから、適当にしか構えられない。今後の戦闘においても、やはり男は足手まといでしかないだろう。
まあ、あくまでそれは、『戦闘』における話、なのだが。
「なかなかいねえンだよ。俺に、殺意を向けられる人間は」
黙ったままの男へ、狂人は続けた。『殺し合い』の始まりを、告げるように。
「俺は、全世界を殺す覚悟を決めてきた。だったら、全世界から殺される覚悟を、してなきゃなンねえ」
「やっぱりてめえは、戦闘狂だな」
男は小さく、冷たく、そう判断する。
すると、急に萎えたように、狂人はせっかく構えた腕を、降ろす。俯いて、傷だらけの片腕で、頭を抱えた。
「違えなあ……。殺すのは手段であって、目的じゃあねえ……。確かに俺は、世間一般にぁ狂ってるが、でもよォ――」
ぐ……と、今度は男の目にも捉えられる、確実に踏み込む、重心の動き。
来る――――!!
「狂ってンのは、この世界だろうがぁっ!!」
思うのとほぼ同時に、すでに狂人は、男の後ろに、いた。
*
がたがたに歪んだ腕を大きく振りかぶり、ただ懸命に振り降ろす。いまさらながらメイドは、かの狂人が男と同じ、まともな格闘・戦闘技術をまったく会得していないことに気付く。
冷静に目視して、判断する。
「貧困……格差……差別……!!」
「…………っ!!」
言葉に連動し繰り出される連撃をいなしながら――そうして男を守りながら、メイドはその、拳の重さを噛み締める。
「世界人口の10パーセントが、必要最低限以下の生活を強いられてる……! 解ンか? 『強いられてる』ンだよ……!! それを把握した人類大多数はなにをしてた? この数十年! 数百年! 数千年に至るまで! この人類史のすべてで以て、どンだけ人間は人間を虐げてきた!? 見て見ぬフリをしてきた!?」
「なにを……ごちゃごちゃと――!!」
ただの力任せの、多すぎる隙を突いて、
「下がりなさい――!!」
メイドは狂人の鳩尾に、渾身の蹴りを食らわせ、大きく後退させた。
それでも――狂人の動きは、瞬間で再起動する。
「奴隷制度、人身売買、大虐殺。人を人とも思わぬ蛮行。……よっく考えろ。殺し合う動物は、いくらでもいる……たとえ同種族間でもなあ……。だが、意味もねえのに互いを苦しめ合う動物は、人間だけだ」
感情を内へ内へ押し込んで、その最深でエネルギーに変える。そんなふうに狂人は圧力を増し、なにかを爆発させようとするように。やけに静かに、それでいて澄んだ声で、語った。
そして、聞き取れないほどの細さで『凝葬』、と、呟く。
「……下がれ、のう!!」
それを感知し、乱暴に女流が男を下がらせた。メイドも一時、退避する。いつの間にか狂人が握っていた青紫色の装丁。やけに禍々しく、それでいて煌々と光り輝くそれを――それ自体が爆発するように、寒風が、氷雪が、ページを乱雑に繰りながら世界を冷気に閉じ込めていく。
それを、女流は懸命に防いだ。ビキビキ……と、狂人を中心に世界が、凍て付かされていく。顕著に、目に見える形で。降り積もった雪は、さらに強く厚く凍らされ、氷になっていく。モスクワに降る雪は、どれもが硬度を増した雹に変わる。
突発的な極限の冷気は、まるで空気中の水蒸気を凍らし、牢獄のように全方位から、男たちをじわじわと囲い、追い込んでいく。
そうやって外側から迫る冷気を、内側から外へ向けた別の冷気で押し返す。女流がかざす、独特な黒い装丁、『白鬼夜行 雪女之書』にて。
しかし、徐々に、外から向かう冷気は内へ、収束していった。
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冷気の膜を隔てて、やや視界がくぐもった先に、狂人はまだ、泰然と立ち尽くしている。
「温暖化……汚染……環境破壊。いっつもいっつも、目先の利益しか見ちゃいねえ! 自分たちが住む世界を食い荒らして、隈なく無駄に蔓延りやがって!」
さらに、もう一冊。紅蓮色の装丁、『噴炎』。それをも取り出し、構える。
「宇宙進出も進んでンなあ……。もう火星には、地球生物が住めるコロニーが建設されてる。げひゃひゃひゃひゃひゃ……。なあ! 俺たちはとうとう、宇宙に飛び立つ時だってよ!? 違えよなあ! 俺たちは見限られた! この星に! 当然の報いだがなあ!!」
狂人は高笑いを天へ放り投げ、大きく腕を広げる。
「宇宙にこれ以上、のさばられちゃあ敵わねえ! もう――もう時間がねンだよ……。俺は、あと三年で、人類を正す。俺を筆頭に、狂った馬鹿どもは必要ねえ! 全員、後悔と悔恨のもとに殺してやる! 死んでもらう! ……なあ、準備はいいか? ええっとォ……?」
少しだけ首を捻り、狂人は男を、見た。その者の名を、手繰り寄せるように。
しかし、すぐに『どうでもいい』とかぶりを振る。どこかで会った。そのときに、名を知った。そのはずだ。そしてそれは、頭脳までも極限まで鍛え上げた彼になら、わずかの時間で想起できたろうが、捨て置いた。
これから死ぬ者の名を、いちいち知る必要は、ないのだから。
「世界に蔓延する、この人類を焼き尽くせ! 『噴炎』!!」
天へ声を上げる。それに呼応するように、幾重もの炎球が、世界を埋め尽くすように降り注ぐ。
冷気の膜に囲われた男たちに逃げ道はない。そもそもがあの数だ、もとより逃げ道など、ない。
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