223 / 385
コルカタ編 本章
最弱の才覚、最良の才能
しおりを挟む
男は、その部屋に入室して、状況の整理に、わずかに時間を食った。
眼前にそびえるは、まさしく、『そびえる』と表現すべきサイズの、神々しい、黄金色の大狐。その足元には、あの、クソ教祖が臨戦態勢で構えていた。
そして、その奥。九尾に隠れて視野は狭いが、なんとか、自らの大切な娘である少女の姿を、捉える。
「ノラっ! 無事か!?」
まずは、なにをも理解するまでもなく、突き進む。妖怪に――九尾に、邪魔される、攻撃される可能性もあったろう。それでも、目前の少女しか見えないように、突き、進んだ。
「ハク! 危ないから戻りなさい!」
そう、言われる。
だが、そう言われた男自身も当然、それを言った少女ですら、男が止まらないことを、もう知っていた。
「うるせえ! 帰るんならおまえも一緒だ!」
そう言って、男は少女の前に立ちはだかる。九尾と、妖怪に、向かって。
「ぴったし」
誰かが男の後ろで、そう言った。それは、少女のようで少女じゃない、女性の声だった。
「これで役者が揃ったね、下僕くん。さあ、最弱が最強に勝つ姿を、見せてやれ」
「こっちにもフラグ立てんの、やめてくれるか?」
言うと、その下僕は、唐突に、男を殴り飛ばした。
*
「なっ――!!」
その意外な挙動に、少女は思わず、立ち上がった。しかし、その下僕。なぜだか女神さまと同様に、その内心を推し量れないが、それでも、敵意がないことは、理解できてしまう。だから、首を傾げながらも、再度、腰を降ろした。
「――ってえな! なんなんだよ! いきなり!」
「借りるぞ」
「は?」
思うのも、つかの間。男は理解する。
『箱庭図書館』が、盗られた。あまりに自然な動作で、コートの内ポケットから。
「てめえ! かえ――」
「ちっ」
男の言葉など無視して、下僕は、舌打ちした。まだ、こんなもんか。と、小さく、ぼやいて。
そして、九尾に、立ち向かう。『箱庭図書館』、『箱庭百貨店』。二冊の『箱庭』を、重ねて、握り締めて――。
「『引用』」
瞬間、男は、目を疑った。本当に一瞬だった。まるで、とうに切れたはずの電池で、なんとか灯した懐中電灯のように、瞬間だけ、その二冊の『異本』は、光ったのだ。
それはつまり――見間違いでなければ――適応者の証。しかも、『箱庭』シリーズに関して言えば、それは、正当なる継承者でもある、ということ。
「おまえ、いったい、何者だ?」
殴られ、そして、走り続けて失った体力をも相まって、動けない男はただ、問う。
「べつに、誰でもねえよ」
その下僕は答え、くしゃりと、自らの頭部に手をあて、軽く、髪を掴んだ。
*
「そろそろ、茶番はいいかねえ? ……『九尾』!」
妖怪の言葉に従うように、黄金色の妖狐は、鋭く尖らせた瞳を、少し見開き、長い鼻先を天へ掲げた。細く口を開けば、そこから漏れるは、甲高く響く、鳴き声。
それを聞いた者はみな、煉獄のごとき白い炎に包まれ、肉体のみではなく、精神ごと――。
「『ニーニス教典』。『限界突破』。十分」
燃え尽きる前に、その幻覚は、解除された。『啓筆』。序列十七位。意識の『異本』。『ニーニス教典』によって。九尾の意識に、介入して。
いや、それよりも。と、そう、少女は思う。この際、『箱庭』シリーズを扱えることは棚に上げておこう。しかし、いまのは、『箱庭百貨店』の性能だ。であるのに、扱ったのは、『百貨店』に入っていない――入れることすらできない、『啓筆』である。
それが扱えたのは、それ以前の『引用』という力だろう。しかし、そんな機能は、少女ですら、知らないものだった。
「あれは、彼だからこそ身についた力だよ」
そう、女神さまが言う。見ると、彼女はもう、元通りになっていた。どこか達観して、いつも余裕そうに、人の心の奥底まで見透かすような、神のごとき、超絶美少女。
「僕と、彼だから、成し得た結果だ。この世界線の君たちには、できやしない。そして、できる必要もない、力だ」
「それは――」
と、疑問を紡ごうとしても、すぐ、遮られる。彼らの、戦いに。
「九尾! なにをもたついてんだい!」
その叱咤に反応するように、ぶるる、と、大狐は首を振るい、今度は物理的に、その大腕を振るって、叩き付けてきた。
「動けんのかよ。すげえな」
しかし、そんなものなど気にも留めていないふうに、下僕は呟く。
「『Stone “BULK”』。一分」
その指向を表現するように、横向きに指を差す。すると、その方向へ、大狐の巨体はぐらりと揺れ、倒れ、いくらか転がった。当然と、振り降ろそうとした腕は、空振りである。
今度は序列十五位。引力の『異本』。『Stone “BULK”』の使用だった。そして――。
「九……尾……」
「なあ、まだやんのか?」
光の速度で動けば、音すらも――声すらも置き去りにする。それはさながら、因果の逆転のように。
「『白茫』。一分」
序列十六位。光の『異本』。『白茫』。
光の速度で妖怪の首元に刃を向けた下僕は、その漆黒の瞳を、上から降ろす。小柄な妖怪を、見下すように。
「これ以上やると、面倒なことになるぞ」
「九尾を止めたくらいで粋がるんじゃないよ。このじじいが本気を出せば、てめえらなんか――」
「あー、はいはい。もうフラグはいいってんだよ」
はあ。と、嘆息する。
「『カルガラの骨本』。一分」
序列十九位。原始の『異本』。『カルガラの骨本』。物事を始まりにまで還す『異本』。
なにかを仕掛けようとしていた妖怪だったが、ふいに、瞬間で、その姿は、消えた。まるで、幽霊――妖怪のように。まるで生まれる前にまで、還されたかのように。
ばさり。と、乱雑に、その場には、二冊の、黒い『異本』だけが、取り残される。
「よかったな。これでもう、老害なんて呼ばれねえよ」
そう言って、下僕は下がった。女神さまのそばに控えるだけの、ただの黒子に、戻る。二冊の『箱庭』を、男の元へ返して。
*
女神さまのそばにまで戻った下僕は、その光景に、眉をしかめた。「あ……」、と、テストが終わった瞬間、すべての解答が、ひとつずつずれていたことに気付いたように、口を、あんぐりと開ける。
「……相変わらずだね、まったく」
すべてを見通す女神さまですら、それは予測の範囲外だったかのように、驚愕した。しかし、すぐにくつくつと笑い、それから――
「あっはっはっはっはっはっは!!」
と、思い切りに、笑った。高く高く声を上げ、呵々大笑である。
ぐるる……。と、その笑い声に揺り起されたように、九尾が、立ち上がる。消えた妖怪の、その枷が剥がれた、解き放たれた幻獣が。
「悪い。……女神さま」
「いや、いいさ。どうせもう、僕たちは用済みだ。……行こうか――」
そう言って、女神さまは手を、差し伸べる。隣に並び立つ、下僕へと。
「次の、世界線へ」
その言葉を受け、下僕は、その手を取る。
「ああ、どこまでも着いて行こう」
下僕は、彼女を引き上げ、そう、言った。
「ちょっと待ちなさいよ。これだけしっちゃかめっちゃかにして、どこに行くっての?」
だから当然と、少女は彼女を、引きとめる。
「それはあとで理解すればいい。君ならできるさ。それと――」
女神さまは下僕と繋いだ手を離し、そのままその手を、下僕へ向ける。だから下僕は嘆息して、そのスーツの内側から、なにかを取り出し、手渡した。
それを受け取った女神さまは、そのままの手で、それを、少女へ渡す。いくらかの紙の束だ。製本されていない、一冊の書籍のような、紙束。
「これは……?」
「『シェヘラザードの虚言』。シリーズ最後の一冊だ」
「なんで!?」
それは、いろいろなことを含んだ一言だった。なんでそれを持っていたのか? そして、なんでそれを、渡してきたのか? と。だってそれは、少女の慧眼ですら、その所在のまったく掴めなかった、数少ない一冊だったのだ。……いや、ともすれば、そうか。と、思い至る。この、少女でもまったく心を読めない――どころか存在すら認知できなかった女神さまが持っていたからこそ、所在が掴めなかったのだ。そう、理解する。
「理解できたようだね」
女神さまが、言う。にっこりと、笑って。
「いや、理解していないのだけれど」
少女は答えた。
ある意味、彼女が持っていたというなら、少女ですら所在が掴めなかった理由には、確かになり得る。しかし、もう一つの疑問。なぜそれをほいほいと譲ろうとしているのかが理解不能だったのだ。
「ならば理解するんだね。もう、時間がないぞ」
そう言って、女神さまは少女の後ろを、見た。
神々しくも、禍々しく、少女たちを見下ろす、九尾の妖狐が、まだ、超然と、そこに、いる。
眼前にそびえるは、まさしく、『そびえる』と表現すべきサイズの、神々しい、黄金色の大狐。その足元には、あの、クソ教祖が臨戦態勢で構えていた。
そして、その奥。九尾に隠れて視野は狭いが、なんとか、自らの大切な娘である少女の姿を、捉える。
「ノラっ! 無事か!?」
まずは、なにをも理解するまでもなく、突き進む。妖怪に――九尾に、邪魔される、攻撃される可能性もあったろう。それでも、目前の少女しか見えないように、突き、進んだ。
「ハク! 危ないから戻りなさい!」
そう、言われる。
だが、そう言われた男自身も当然、それを言った少女ですら、男が止まらないことを、もう知っていた。
「うるせえ! 帰るんならおまえも一緒だ!」
そう言って、男は少女の前に立ちはだかる。九尾と、妖怪に、向かって。
「ぴったし」
誰かが男の後ろで、そう言った。それは、少女のようで少女じゃない、女性の声だった。
「これで役者が揃ったね、下僕くん。さあ、最弱が最強に勝つ姿を、見せてやれ」
「こっちにもフラグ立てんの、やめてくれるか?」
言うと、その下僕は、唐突に、男を殴り飛ばした。
*
「なっ――!!」
その意外な挙動に、少女は思わず、立ち上がった。しかし、その下僕。なぜだか女神さまと同様に、その内心を推し量れないが、それでも、敵意がないことは、理解できてしまう。だから、首を傾げながらも、再度、腰を降ろした。
「――ってえな! なんなんだよ! いきなり!」
「借りるぞ」
「は?」
思うのも、つかの間。男は理解する。
『箱庭図書館』が、盗られた。あまりに自然な動作で、コートの内ポケットから。
「てめえ! かえ――」
「ちっ」
男の言葉など無視して、下僕は、舌打ちした。まだ、こんなもんか。と、小さく、ぼやいて。
そして、九尾に、立ち向かう。『箱庭図書館』、『箱庭百貨店』。二冊の『箱庭』を、重ねて、握り締めて――。
「『引用』」
瞬間、男は、目を疑った。本当に一瞬だった。まるで、とうに切れたはずの電池で、なんとか灯した懐中電灯のように、瞬間だけ、その二冊の『異本』は、光ったのだ。
それはつまり――見間違いでなければ――適応者の証。しかも、『箱庭』シリーズに関して言えば、それは、正当なる継承者でもある、ということ。
「おまえ、いったい、何者だ?」
殴られ、そして、走り続けて失った体力をも相まって、動けない男はただ、問う。
「べつに、誰でもねえよ」
その下僕は答え、くしゃりと、自らの頭部に手をあて、軽く、髪を掴んだ。
*
「そろそろ、茶番はいいかねえ? ……『九尾』!」
妖怪の言葉に従うように、黄金色の妖狐は、鋭く尖らせた瞳を、少し見開き、長い鼻先を天へ掲げた。細く口を開けば、そこから漏れるは、甲高く響く、鳴き声。
それを聞いた者はみな、煉獄のごとき白い炎に包まれ、肉体のみではなく、精神ごと――。
「『ニーニス教典』。『限界突破』。十分」
燃え尽きる前に、その幻覚は、解除された。『啓筆』。序列十七位。意識の『異本』。『ニーニス教典』によって。九尾の意識に、介入して。
いや、それよりも。と、そう、少女は思う。この際、『箱庭』シリーズを扱えることは棚に上げておこう。しかし、いまのは、『箱庭百貨店』の性能だ。であるのに、扱ったのは、『百貨店』に入っていない――入れることすらできない、『啓筆』である。
それが扱えたのは、それ以前の『引用』という力だろう。しかし、そんな機能は、少女ですら、知らないものだった。
「あれは、彼だからこそ身についた力だよ」
そう、女神さまが言う。見ると、彼女はもう、元通りになっていた。どこか達観して、いつも余裕そうに、人の心の奥底まで見透かすような、神のごとき、超絶美少女。
「僕と、彼だから、成し得た結果だ。この世界線の君たちには、できやしない。そして、できる必要もない、力だ」
「それは――」
と、疑問を紡ごうとしても、すぐ、遮られる。彼らの、戦いに。
「九尾! なにをもたついてんだい!」
その叱咤に反応するように、ぶるる、と、大狐は首を振るい、今度は物理的に、その大腕を振るって、叩き付けてきた。
「動けんのかよ。すげえな」
しかし、そんなものなど気にも留めていないふうに、下僕は呟く。
「『Stone “BULK”』。一分」
その指向を表現するように、横向きに指を差す。すると、その方向へ、大狐の巨体はぐらりと揺れ、倒れ、いくらか転がった。当然と、振り降ろそうとした腕は、空振りである。
今度は序列十五位。引力の『異本』。『Stone “BULK”』の使用だった。そして――。
「九……尾……」
「なあ、まだやんのか?」
光の速度で動けば、音すらも――声すらも置き去りにする。それはさながら、因果の逆転のように。
「『白茫』。一分」
序列十六位。光の『異本』。『白茫』。
光の速度で妖怪の首元に刃を向けた下僕は、その漆黒の瞳を、上から降ろす。小柄な妖怪を、見下すように。
「これ以上やると、面倒なことになるぞ」
「九尾を止めたくらいで粋がるんじゃないよ。このじじいが本気を出せば、てめえらなんか――」
「あー、はいはい。もうフラグはいいってんだよ」
はあ。と、嘆息する。
「『カルガラの骨本』。一分」
序列十九位。原始の『異本』。『カルガラの骨本』。物事を始まりにまで還す『異本』。
なにかを仕掛けようとしていた妖怪だったが、ふいに、瞬間で、その姿は、消えた。まるで、幽霊――妖怪のように。まるで生まれる前にまで、還されたかのように。
ばさり。と、乱雑に、その場には、二冊の、黒い『異本』だけが、取り残される。
「よかったな。これでもう、老害なんて呼ばれねえよ」
そう言って、下僕は下がった。女神さまのそばに控えるだけの、ただの黒子に、戻る。二冊の『箱庭』を、男の元へ返して。
*
女神さまのそばにまで戻った下僕は、その光景に、眉をしかめた。「あ……」、と、テストが終わった瞬間、すべての解答が、ひとつずつずれていたことに気付いたように、口を、あんぐりと開ける。
「……相変わらずだね、まったく」
すべてを見通す女神さまですら、それは予測の範囲外だったかのように、驚愕した。しかし、すぐにくつくつと笑い、それから――
「あっはっはっはっはっはっは!!」
と、思い切りに、笑った。高く高く声を上げ、呵々大笑である。
ぐるる……。と、その笑い声に揺り起されたように、九尾が、立ち上がる。消えた妖怪の、その枷が剥がれた、解き放たれた幻獣が。
「悪い。……女神さま」
「いや、いいさ。どうせもう、僕たちは用済みだ。……行こうか――」
そう言って、女神さまは手を、差し伸べる。隣に並び立つ、下僕へと。
「次の、世界線へ」
その言葉を受け、下僕は、その手を取る。
「ああ、どこまでも着いて行こう」
下僕は、彼女を引き上げ、そう、言った。
「ちょっと待ちなさいよ。これだけしっちゃかめっちゃかにして、どこに行くっての?」
だから当然と、少女は彼女を、引きとめる。
「それはあとで理解すればいい。君ならできるさ。それと――」
女神さまは下僕と繋いだ手を離し、そのままその手を、下僕へ向ける。だから下僕は嘆息して、そのスーツの内側から、なにかを取り出し、手渡した。
それを受け取った女神さまは、そのままの手で、それを、少女へ渡す。いくらかの紙の束だ。製本されていない、一冊の書籍のような、紙束。
「これは……?」
「『シェヘラザードの虚言』。シリーズ最後の一冊だ」
「なんで!?」
それは、いろいろなことを含んだ一言だった。なんでそれを持っていたのか? そして、なんでそれを、渡してきたのか? と。だってそれは、少女の慧眼ですら、その所在のまったく掴めなかった、数少ない一冊だったのだ。……いや、ともすれば、そうか。と、思い至る。この、少女でもまったく心を読めない――どころか存在すら認知できなかった女神さまが持っていたからこそ、所在が掴めなかったのだ。そう、理解する。
「理解できたようだね」
女神さまが、言う。にっこりと、笑って。
「いや、理解していないのだけれど」
少女は答えた。
ある意味、彼女が持っていたというなら、少女ですら所在が掴めなかった理由には、確かになり得る。しかし、もう一つの疑問。なぜそれをほいほいと譲ろうとしているのかが理解不能だったのだ。
「ならば理解するんだね。もう、時間がないぞ」
そう言って、女神さまは少女の後ろを、見た。
神々しくも、禍々しく、少女たちを見下ろす、九尾の妖狐が、まだ、超然と、そこに、いる。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
マンションのオーナーは十六歳の不思議な青年 〜マンションの特別室は何故か女性で埋まってしまう〜
美鈴
ファンタジー
ホットランキング上位ありがとうございます😊
ストーカーの被害に遭うアイドル歌羽根天音。彼女は警察に真っ先に相談する事にしたのだが…結果を言えば解決には至っていない。途方にくれる天音。久しぶりに会った親友の美樹子に「──なんかあった?」と、聞かれてその件を伝える事に…。すると彼女から「なんでもっと早く言ってくれなかったの!?」と、そんな言葉とともに彼女は誰かに電話を掛け始め…
※カクヨム様にも投稿しています
※イラストはAIイラストを使用しています
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる