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コルカタ編 本章
Last Smile
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言葉を紡ぐ時間はもう、ない。
無尽に飛び交った風の刃により、少女とギャル以外の者がもれなく血を噴いた。どれも誰も、致命傷とまでは言わないけれど、それでも、もう妖怪が機械生命体を仕留めきることを止められはしないだろうし、女流や幼女もダメージを受けたせいで、化物たちを押し留めていた氷の膜が崩壊しかけている。大狐はいまだ燃え盛る体をのた打ち回らせ、動きが鈍った優男や女傑を巻き込みそうだ。もう、ことここに至れば、全員が生き残る術など、ほとんど、ない。
そう、ギャルは判断した。ちなみに少女とギャルが風の刃を受けなかったのは、すでに重傷であった少女と、体力を使い果たしたギャルを、男が庇ったからである。
少女のことを、見る。まだ、動けない。それに、いくら少女とはいえ、万全に動けたところで、この状況を打破できるだけの瞬間的な広域殲滅を成し遂げられる方法は持ち合わせていないだろう。
だから、全員が生き残るには、やるしかない、と、決めたのだ。
そう、決意して。
最後に、自分のすべてを伝えたくて、ギャルは、笑った。
――――――――
それは、すべてを伝えるのに必要かつ十分な笑みだった。ギャルはそう、願って笑んだし、また、それを受けた男も、万全にそう、受容した。
振り向きざまに、綻ぶ。ややだらしなく、口元は呆けている。歯を噛み締めてはいないようで、その隙間から、彼女の口腔内が、わずかに覗いていた。
ややふっくらした彼女の頬には、えくぼはできなかった。それでも、つり上げた口角のそばには皺が寄り、柔らかい曲線を描いている。その形は、なだらかに、ときには急転回を描いて彼女の頬を彩るから、その感情を表現するのに、一役以上の役割を担っているようだった。
眉は、困ったようにも、悲しんでいるようにも見える。かように眉間はわずかに寄り上がり、眉尻は緩やかに下り坂だ。彫はあまり深くないのだろう。しかし、わずかにへこんだその位置に、その細い眉は、影を落としている。
あまり鼻も高くはない、平たい顔である。化粧をした後ならそうも思えないのだが、魔法少女の姿で、すべての塗装をはがされた彼女の顔は、普段とのギャップとも相まって、平坦さが際立っていた。
あどけない少女のような。それでいて、しっかと年齢を重ねた、大人の女性のようでもある。
顔の比率からしては、やや大きめな、丸い耳。それが、男の側からは片側だけ、見えた。普段、じゃらじゃらと煌めかせていたピアスはもうないけれど、どうやら、魔法少女の変身においても、一度開けたピアス穴は塞がらないようである。耳たぶだけではなく、彼女の丸い耳を、その輪郭をなぞるように覆っていた数々の装飾は失われ、代わりに、残滓のように穴だけが、痛々しく残っていた。
だが、そうして歪んだ形こそが、彼女の姿だった。彼女らしいとさえ映った。そこに刻まれた感情や思いがあることを、見る者に印象付ける、大切な、個性。その耳の付け根に、薄らと白い産毛が、わずかに見て取れた。
目は、閉じるのを堪えるように、細く開かれていた。めいっぱいに笑い、だけれど、最後に、相手の顔をも焼き付けるように。一瞬も、目を逸らしたくないと主張するように、しっかと男を、射止めていた。それは、いまにも泣き出しそうに、それでも、数多を慈しむように、優しく、儚く、へこんだ楕円のような形を保っている。
奥に潜む瞳は、深い、群青。潤んで煌めいたその青は、すべてを包むように、飲み込むように、しかして、決して自分からは近付かない優しさを孕んで、佇んでいる。押し付ける愛ではなく、来る者を優しく迎え入れる、包容力。普段の彼女とはむしろ対極なイメージを醸し出すその眼差しにも、やはり、彼女の本来の一面を、確実に灯しているのだと思えた。
彼女は、そうやって、すべてのパーツを以て、感情を込めた。伝わってほしい感情が、次から次に溢れてくるから。『伝えたい』、のではなく、『伝わってほしい』感情が、無限に。
どれだけ伝えても、表現しても、きっと尽きない気持ちが。彼女自身でも止められないほどに、溢れてきていた。
それを、最後に、ぜんぶ。
そんな、途方もない願いを、思って――。
*
この混戦の中、少女やギャルに飛ぶはずだった風の刃をも受けて、その場の誰よりも傷付いていた男であったが、それでも唯一、彼だけが、それに気付いた。
ギャルが唯一、心を伝えようとした相手が、唯一、その心を解ってくれた。
男は、ギャルのその表情を見て、すべてを理解する。
ギャルは、死ぬ気だ。いや、死ぬ気ではなくとも、ひとりですべてを抱え込もうとしている。
自分だけでがんばって、自分だけですべてを解決しようと――そう、思っている。逆境である現状を覆そうと――。たとえ、己が身がどうなろうと、どうにかしようとしている。彼女はそう強く、決意していた。
「アリス――――!!」
それと――。
ぜんぶなんとかするから、その後は、うまく逃げてね。と。ギャルは、そうも思っている。その感情までも、ちゃんと男は読み取っていた。
あるいは――。
あたしがいなくなっても、悲しまないでね。と。自分のせいだなんて思わないでね。と。あ、でも、やっぱりたまには、思い出してほしいにゃあ。と。そう、思っている。
そして――――。
巻き込んでごめん。うまく守れなくてごめん。あなたにあとを託すことになって、本当にごめん。もう少しあなたたちと遊んでいたかったけど。もう少しあなたたちと一緒にいたかったけど。もう少しあなたたちを見守っていたかったけど、こんなふうにお別れになっちゃって、本当にごめんね。
だけど、ありがとう。あなたに会えて嬉しかった。あなたに会えて楽しかった。あなたに会えて、あたしはやっと、生まれることができた。この世界に生まれてきた理由を、知ることができた。……ううん。そんなご大層なものじゃなくっても、ただただ、幸せだった。
好きだった。好き。ずっと好き。
だから、嫌い。憎い。ただ安らかに死ぬだけだったあたしを、この世に生まれさせたあなたが嫌い。こんなに辛くて、悲しくて、胸が張り裂けそうなほどに、あたしを傷付けたあなたが嫌い。痛くて、苦しくて、それを感じられるから、生きてるんだって思えちゃう。ただ死を待っていただけのあたしを、そんなふうに変えたあなたが嫌い。世界を変えたあなたが嫌い。こんな、つまらない、くだらない、楽しいことも美しいものも、なんにもなかった世界を、楽園に変えてしまったあなたが嫌い。
……もう少し、ここにいたい。そんなわがままをあたしに抱かせたあなたが、きらい。あたしを変えて、世界を変えて、こんなわがままなあたしを創り上げた、あなたが、きらい。
――いや、好き。ずっと一緒にいたい。決して特別なんかじゃないあなたを、ただの普通なあなたを、いつまでも見つめていたい。ただの人間であるあなたが、あたしよりたくさんの痛みに耐えながら、それでも決して折れずに、がんばり続ける姿を見ていたい。……まだ、見ていたかった。
叶わなくたってよかった。恋人や、奥さんになれなくてもよかった。友達や知り合いですらなくってもよかった。あなたに出会えて、あたしは変わって、あなたのことを、誰よりも好きになって、誰よりも嫌いになって、そんなあなたを、ただ見ていられたらよかった。たまにおはなしできれば十分だった。それすらもう叶わないから、だから、最後に、伝わって。
これまでと、これからと、ぜんぶ。ぜんぶぜんぶぜんぶぜんぶ。あたしの中にあるものありったけ込めるから、伝わって。
好き。嫌い。大好き。大嫌い。愛してる。楽しい。嬉しい。面白い。よかった。幸せ。悲しい。辛い。淋しい。痛い。苦しい。いやだ。会いたい。話したい。触れたい。そばにいたい。見ていたい。見てほしい。知りたい。知ってほしい。
出会って。知り合って。見つめ合って。解り合って。触れ合って。思い合って。繋がって。笑い合って。話し合って。考えて。決めて。継いで。紡いで。手を取り合って。生きて――生きていきたかった。あなたと、一緒に。
そんな未来――現在を、あたしは知ってる。誰かを思う少女のような、空想の中で、ずっと描いていた。それは、あり得たはずの、あたしの――あたしたちの、物語。
そんなことを。そして、それを幾億倍にも増したような思いを、すべて込めて。伝わってほしいと強く願って、ギャルは、ただ、笑ったのだ。
「〝ありがとう。さよなら〟」
そのすべてを余すところなく受け取って、男は、消えていきそうなギャルに、手を伸ばした――――。
無尽に飛び交った風の刃により、少女とギャル以外の者がもれなく血を噴いた。どれも誰も、致命傷とまでは言わないけれど、それでも、もう妖怪が機械生命体を仕留めきることを止められはしないだろうし、女流や幼女もダメージを受けたせいで、化物たちを押し留めていた氷の膜が崩壊しかけている。大狐はいまだ燃え盛る体をのた打ち回らせ、動きが鈍った優男や女傑を巻き込みそうだ。もう、ことここに至れば、全員が生き残る術など、ほとんど、ない。
そう、ギャルは判断した。ちなみに少女とギャルが風の刃を受けなかったのは、すでに重傷であった少女と、体力を使い果たしたギャルを、男が庇ったからである。
少女のことを、見る。まだ、動けない。それに、いくら少女とはいえ、万全に動けたところで、この状況を打破できるだけの瞬間的な広域殲滅を成し遂げられる方法は持ち合わせていないだろう。
だから、全員が生き残るには、やるしかない、と、決めたのだ。
そう、決意して。
最後に、自分のすべてを伝えたくて、ギャルは、笑った。
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それは、すべてを伝えるのに必要かつ十分な笑みだった。ギャルはそう、願って笑んだし、また、それを受けた男も、万全にそう、受容した。
振り向きざまに、綻ぶ。ややだらしなく、口元は呆けている。歯を噛み締めてはいないようで、その隙間から、彼女の口腔内が、わずかに覗いていた。
ややふっくらした彼女の頬には、えくぼはできなかった。それでも、つり上げた口角のそばには皺が寄り、柔らかい曲線を描いている。その形は、なだらかに、ときには急転回を描いて彼女の頬を彩るから、その感情を表現するのに、一役以上の役割を担っているようだった。
眉は、困ったようにも、悲しんでいるようにも見える。かように眉間はわずかに寄り上がり、眉尻は緩やかに下り坂だ。彫はあまり深くないのだろう。しかし、わずかにへこんだその位置に、その細い眉は、影を落としている。
あまり鼻も高くはない、平たい顔である。化粧をした後ならそうも思えないのだが、魔法少女の姿で、すべての塗装をはがされた彼女の顔は、普段とのギャップとも相まって、平坦さが際立っていた。
あどけない少女のような。それでいて、しっかと年齢を重ねた、大人の女性のようでもある。
顔の比率からしては、やや大きめな、丸い耳。それが、男の側からは片側だけ、見えた。普段、じゃらじゃらと煌めかせていたピアスはもうないけれど、どうやら、魔法少女の変身においても、一度開けたピアス穴は塞がらないようである。耳たぶだけではなく、彼女の丸い耳を、その輪郭をなぞるように覆っていた数々の装飾は失われ、代わりに、残滓のように穴だけが、痛々しく残っていた。
だが、そうして歪んだ形こそが、彼女の姿だった。彼女らしいとさえ映った。そこに刻まれた感情や思いがあることを、見る者に印象付ける、大切な、個性。その耳の付け根に、薄らと白い産毛が、わずかに見て取れた。
目は、閉じるのを堪えるように、細く開かれていた。めいっぱいに笑い、だけれど、最後に、相手の顔をも焼き付けるように。一瞬も、目を逸らしたくないと主張するように、しっかと男を、射止めていた。それは、いまにも泣き出しそうに、それでも、数多を慈しむように、優しく、儚く、へこんだ楕円のような形を保っている。
奥に潜む瞳は、深い、群青。潤んで煌めいたその青は、すべてを包むように、飲み込むように、しかして、決して自分からは近付かない優しさを孕んで、佇んでいる。押し付ける愛ではなく、来る者を優しく迎え入れる、包容力。普段の彼女とはむしろ対極なイメージを醸し出すその眼差しにも、やはり、彼女の本来の一面を、確実に灯しているのだと思えた。
彼女は、そうやって、すべてのパーツを以て、感情を込めた。伝わってほしい感情が、次から次に溢れてくるから。『伝えたい』、のではなく、『伝わってほしい』感情が、無限に。
どれだけ伝えても、表現しても、きっと尽きない気持ちが。彼女自身でも止められないほどに、溢れてきていた。
それを、最後に、ぜんぶ。
そんな、途方もない願いを、思って――。
*
この混戦の中、少女やギャルに飛ぶはずだった風の刃をも受けて、その場の誰よりも傷付いていた男であったが、それでも唯一、彼だけが、それに気付いた。
ギャルが唯一、心を伝えようとした相手が、唯一、その心を解ってくれた。
男は、ギャルのその表情を見て、すべてを理解する。
ギャルは、死ぬ気だ。いや、死ぬ気ではなくとも、ひとりですべてを抱え込もうとしている。
自分だけでがんばって、自分だけですべてを解決しようと――そう、思っている。逆境である現状を覆そうと――。たとえ、己が身がどうなろうと、どうにかしようとしている。彼女はそう強く、決意していた。
「アリス――――!!」
それと――。
ぜんぶなんとかするから、その後は、うまく逃げてね。と。ギャルは、そうも思っている。その感情までも、ちゃんと男は読み取っていた。
あるいは――。
あたしがいなくなっても、悲しまないでね。と。自分のせいだなんて思わないでね。と。あ、でも、やっぱりたまには、思い出してほしいにゃあ。と。そう、思っている。
そして――――。
巻き込んでごめん。うまく守れなくてごめん。あなたにあとを託すことになって、本当にごめん。もう少しあなたたちと遊んでいたかったけど。もう少しあなたたちと一緒にいたかったけど。もう少しあなたたちを見守っていたかったけど、こんなふうにお別れになっちゃって、本当にごめんね。
だけど、ありがとう。あなたに会えて嬉しかった。あなたに会えて楽しかった。あなたに会えて、あたしはやっと、生まれることができた。この世界に生まれてきた理由を、知ることができた。……ううん。そんなご大層なものじゃなくっても、ただただ、幸せだった。
好きだった。好き。ずっと好き。
だから、嫌い。憎い。ただ安らかに死ぬだけだったあたしを、この世に生まれさせたあなたが嫌い。こんなに辛くて、悲しくて、胸が張り裂けそうなほどに、あたしを傷付けたあなたが嫌い。痛くて、苦しくて、それを感じられるから、生きてるんだって思えちゃう。ただ死を待っていただけのあたしを、そんなふうに変えたあなたが嫌い。世界を変えたあなたが嫌い。こんな、つまらない、くだらない、楽しいことも美しいものも、なんにもなかった世界を、楽園に変えてしまったあなたが嫌い。
……もう少し、ここにいたい。そんなわがままをあたしに抱かせたあなたが、きらい。あたしを変えて、世界を変えて、こんなわがままなあたしを創り上げた、あなたが、きらい。
――いや、好き。ずっと一緒にいたい。決して特別なんかじゃないあなたを、ただの普通なあなたを、いつまでも見つめていたい。ただの人間であるあなたが、あたしよりたくさんの痛みに耐えながら、それでも決して折れずに、がんばり続ける姿を見ていたい。……まだ、見ていたかった。
叶わなくたってよかった。恋人や、奥さんになれなくてもよかった。友達や知り合いですらなくってもよかった。あなたに出会えて、あたしは変わって、あなたのことを、誰よりも好きになって、誰よりも嫌いになって、そんなあなたを、ただ見ていられたらよかった。たまにおはなしできれば十分だった。それすらもう叶わないから、だから、最後に、伝わって。
これまでと、これからと、ぜんぶ。ぜんぶぜんぶぜんぶぜんぶ。あたしの中にあるものありったけ込めるから、伝わって。
好き。嫌い。大好き。大嫌い。愛してる。楽しい。嬉しい。面白い。よかった。幸せ。悲しい。辛い。淋しい。痛い。苦しい。いやだ。会いたい。話したい。触れたい。そばにいたい。見ていたい。見てほしい。知りたい。知ってほしい。
出会って。知り合って。見つめ合って。解り合って。触れ合って。思い合って。繋がって。笑い合って。話し合って。考えて。決めて。継いで。紡いで。手を取り合って。生きて――生きていきたかった。あなたと、一緒に。
そんな未来――現在を、あたしは知ってる。誰かを思う少女のような、空想の中で、ずっと描いていた。それは、あり得たはずの、あたしの――あたしたちの、物語。
そんなことを。そして、それを幾億倍にも増したような思いを、すべて込めて。伝わってほしいと強く願って、ギャルは、ただ、笑ったのだ。
「〝ありがとう。さよなら〟」
そのすべてを余すところなく受け取って、男は、消えていきそうなギャルに、手を伸ばした――――。
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