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台湾編 本章 ルート『嫉妬』
詰み
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ロリババアが本当に愚かなら、この時点で決着はついただろう。彼女はたしかに馬鹿だ。馬鹿で愚かで、戦闘に関してはセンスなど、からきしない。
しかし、彼女の中には、最強の戦闘民族、スパルタの血が流れている。その力を彼女は意識的には扱えないものの、ときおり、突発的場面での反射行動として、最前の判断を選び取ることに寄与してはいた。
「『グリモワール・キャレ』」
言葉よりも早く、その黒壁は生成されていた。発射された銃弾など、仮に静止していたとて、そうそう戦闘中に視認できるものではない。ましてや、人体を貫く速度で動いているならなおさら。
だから、ただの勘だ。彼女の中にあるスパルタの、太古の意識。その勘が、彼女を動かした。
追尾し、確実に対象物を射抜く『ガーランド』の銃弾が、黒の壁に飲まれる。そうして、おそらく黒の世界に隔離された。白の世界にいる現状、その銃弾が戻ってくることは、もうないだろう。
だが、そのような防御行動も、丁年の想定の内。完全な『詰み』までは、あと五手、用意されている。そうして、先をイメージしているからこそ、丁年は一手一手に戸惑うことなく、最速で行動できた。だから、ロリババアとしてはどうしても、後手後手となる。
三手目。瞬間移動による、ロリババアの背後へ回ってからの、『掃射』。一発の銃弾が、発射された瞬間に散弾銃のように、複数の銃弾に分かれ、敵を薙ぎ払う。黒の壁を防御に使った彼女は、その瞬間、視界が塞がれているようなものだ。目の前から丁年が消えたことなど、察知できない。そのうえ、瞬間移動で彼女の背後に回れば、完全に虚をつける。
だが、ロリババアも、かなり勘が鋭いモードに入っているようだ。瞬間、背後に回られたことを理解したのだろう。即座に『異本』を発動し、床を黒く染め、その中に、沼に飲まれるように沈み、回避した。
回避ののち、ロリババアは、上空へ移動する。そのまま重力に従い、次なる一手を、拳を、振るった。
四手目。頭上へ向けての、『音響弾』。指向性を持たせた音波を発生させる銃弾だが、念のため丁年は、自身と彼女の間に透明な壁を生成した。だから音は、ロリババアの聴覚だけを、奪う。
これに関しては効果あったようだ。彼女は危険を察知して黒い壁を作り出してはいたが、それでは音のすべては遮断できない。ある程度の減衰はできたかもしれないが、一時的に聴覚を、失う。
しかし、それだけでは彼女の動きそのものを止めることは、できない。
五手目六手目は、連射して行われた。まず、『煙幕弾』で、視界を塞ぐ。聴覚と視覚。人間にとって特段に重要なふたつを防ぎ、煙幕に隠れたロリババアの姿は、『ベェラーヤ・スミャルチ』で捉える。しっかと狙いを定め、もっとも殺傷力の高い、『貫通弾』を、彼女の心臓めがけて、丁年は、放った。
*
ロリババアに、その『貫通弾』は、見えていなかった。
煙幕に覆われ、聴覚すら奪われている。でなくとも、そもそも、『貫通弾』は、特別に硬化させた弾を、特別に高速で撃ち出すものだ。普通の銃弾ですら当然と、人間が視認するのは不可能に近い。だが、もしも万が一、彼女がなんらかの異能や、あるいは特異すぎる精緻な視覚を備えていた場合、ただの銃弾くらいなら見切るかもしれない。だがそのような万が一があろうとも、『貫通弾』を視認するのはさらに不可能だ。まず間違いなく、それは、見えない。
だが、彼女は天性の戦闘民族だ。その、超越的な勘が働いたのか。あるいは、ただの偶然だったのか。ふと、空間移動を用いてその手に握った巨斧を振りかざし、それを叩きつける。その動作の一環に、彼女は、『貫通弾』を叩き割った。本当に、ただの偶然だったのかもしれない。しかし、あるいは、視覚や聴覚を失って鋭敏になった第六感が、必然にそれを引き起こしたのか。
ともあれ、丁年はリボルバーの銃弾を六発撃ち、いまだに彼女を仕留め切れないまま。巨斧の一撃を見上げ、唇を嚙んだ。
「リロードの隙は与えないっ!」
馬鹿な彼女でも、丁年が何発弾を撃ったかはカウントしていたようだ。リボルバー。その銃の特性は、直感的に扱いやすい点や、不発などの不具合に対処しやすい点などがあげられる。だが、敵側から見た場合、一度の装填で何発の銃弾が撃てるのか、それをカウントするのが容易というデメリットもあるわけだ。
だから、ロリババアは丁年の銃弾が尽きるのを待った。それまでの行動を、回避に重点を当てて乗り切った。最後の一発こそ、本当に偶然、防御することに成功しただけで、生命の危機はあった。だが、結果として彼女は、乗り切ったのだ。
「『グランギニョルの練斧』っ!」
渾身の力を込めて、その一撃を、振り下ろす。
それはまたも、丁年の作った白の世界をあっけなく、壊していく。
*
白が黒に置き換わり、世界は暗転する。斧がその床に突き立ち、しかして、そこには誰の肉体も、潰されていない。
「はあ……はあ……」
無様に転がり、なんとか、躱した。
これで、三度目だ。そう、丁年はカウントする。
これで彼女は、もう斧を振れない。
その事実に、微妙な違和感を覚えたが、それでも丁年は、予定通りに銃口を、向けた。
六発の銃弾を撃った、リボルバーの銃口を。
「ブラフは無駄っ! もう銃弾なんて、入ってないっ!」
斧は、床に突き立てたまま放り出す。ブラフのためかなんなのか、まだ丁年は、銃を構えている。しかし、少しでも隙を与えれば、リロードを行う可能性もある。ゆえに、できるだけ速く、仕留めなければ!
そう彼女は思い、拳を向ける。斧を振りすぎた。体にガタがき始めている。しかし、動かないほどでは、まったくない。
「おおおおぉぉぉぉ――――!!」
声を上げ、切羽詰まったような形相で、ロリババアは拳を振り下ろす。それを丁年は対照的に、冷静な目で見ていた。
大丈夫。まだ、想定の範囲内だ。
「きゃあっ――!」
ふと、ロリババアが声を上げ、倒れた。拳は空を切り、その反動か、肩から、床に転がる。
「『追尾弾』ッスね」
第二手で撃った銃弾だ。それは、ロリババアの『異本』で生み出された黒い壁に飲まれ、黒の世界に飛び込んだ。それが、白の世界が壊れ、黒の世界に変わったことで、追尾が再開されたのだ。
うまくいった。と、丁年は安堵する。だが、『追尾弾』は、特定の対象を狙い撃つだけで、撃ち込む部位は指定できない。今回はどうやら、ロリババアの足を撃ち抜いたに過ぎないようだ。これでは、致命傷にはならない。
「ああ……まだ聞こえないッスか」
聴覚がまだ、回復していないのだろう。それも相まって、ロリババアはまだ、自身になにが起きたのかも、理解できていない様子だ。
その、憐れに地を這う彼女に、銃口を向ける。
「もう弾は入って――」
「リボルバーが全部、六発装填だと思ってるなら、それがあんたの敗因だよ」
もちろんそれを誤解させるために、丁年もこれ見よがしにリボルバーを扱っていた。だが実情、彼の扱うナガンM1895は、七発装填のリボルバーだ。
おそらく、まだ声は聞こえていない。だが、冷静に撃鉄を起こす丁年の表情に、勝利の色を見て取ったのだろう。ロリババアは言葉を噤み、表情を歪める。死を前に、思考が止まる。
いま、世界は、彼女のものだ。黒い世界。『グリモワール・キャレ』が生み出した、ロリババアの絶対空間。だから、足を撃たれて動きを止められようが、彼女に抵抗の余地はあった。しかし、空想よりも現実的な、銃口の奥底を覗いて、ロリババアは、委縮した。思考が、止まった。
スパルタの血による、一時的な戦闘センスも、どうやら鳴りを潜めた。もう彼女は、ただの馬鹿だ。
「チェックメイトッスね」
いや、詰め将棋だとか空想していたのだから、王手か。そう内心で思って、なんとも締まらない気持ちのまま、丁年は引き金を、引いた。
しかし、彼女の中には、最強の戦闘民族、スパルタの血が流れている。その力を彼女は意識的には扱えないものの、ときおり、突発的場面での反射行動として、最前の判断を選び取ることに寄与してはいた。
「『グリモワール・キャレ』」
言葉よりも早く、その黒壁は生成されていた。発射された銃弾など、仮に静止していたとて、そうそう戦闘中に視認できるものではない。ましてや、人体を貫く速度で動いているならなおさら。
だから、ただの勘だ。彼女の中にあるスパルタの、太古の意識。その勘が、彼女を動かした。
追尾し、確実に対象物を射抜く『ガーランド』の銃弾が、黒の壁に飲まれる。そうして、おそらく黒の世界に隔離された。白の世界にいる現状、その銃弾が戻ってくることは、もうないだろう。
だが、そのような防御行動も、丁年の想定の内。完全な『詰み』までは、あと五手、用意されている。そうして、先をイメージしているからこそ、丁年は一手一手に戸惑うことなく、最速で行動できた。だから、ロリババアとしてはどうしても、後手後手となる。
三手目。瞬間移動による、ロリババアの背後へ回ってからの、『掃射』。一発の銃弾が、発射された瞬間に散弾銃のように、複数の銃弾に分かれ、敵を薙ぎ払う。黒の壁を防御に使った彼女は、その瞬間、視界が塞がれているようなものだ。目の前から丁年が消えたことなど、察知できない。そのうえ、瞬間移動で彼女の背後に回れば、完全に虚をつける。
だが、ロリババアも、かなり勘が鋭いモードに入っているようだ。瞬間、背後に回られたことを理解したのだろう。即座に『異本』を発動し、床を黒く染め、その中に、沼に飲まれるように沈み、回避した。
回避ののち、ロリババアは、上空へ移動する。そのまま重力に従い、次なる一手を、拳を、振るった。
四手目。頭上へ向けての、『音響弾』。指向性を持たせた音波を発生させる銃弾だが、念のため丁年は、自身と彼女の間に透明な壁を生成した。だから音は、ロリババアの聴覚だけを、奪う。
これに関しては効果あったようだ。彼女は危険を察知して黒い壁を作り出してはいたが、それでは音のすべては遮断できない。ある程度の減衰はできたかもしれないが、一時的に聴覚を、失う。
しかし、それだけでは彼女の動きそのものを止めることは、できない。
五手目六手目は、連射して行われた。まず、『煙幕弾』で、視界を塞ぐ。聴覚と視覚。人間にとって特段に重要なふたつを防ぎ、煙幕に隠れたロリババアの姿は、『ベェラーヤ・スミャルチ』で捉える。しっかと狙いを定め、もっとも殺傷力の高い、『貫通弾』を、彼女の心臓めがけて、丁年は、放った。
*
ロリババアに、その『貫通弾』は、見えていなかった。
煙幕に覆われ、聴覚すら奪われている。でなくとも、そもそも、『貫通弾』は、特別に硬化させた弾を、特別に高速で撃ち出すものだ。普通の銃弾ですら当然と、人間が視認するのは不可能に近い。だが、もしも万が一、彼女がなんらかの異能や、あるいは特異すぎる精緻な視覚を備えていた場合、ただの銃弾くらいなら見切るかもしれない。だがそのような万が一があろうとも、『貫通弾』を視認するのはさらに不可能だ。まず間違いなく、それは、見えない。
だが、彼女は天性の戦闘民族だ。その、超越的な勘が働いたのか。あるいは、ただの偶然だったのか。ふと、空間移動を用いてその手に握った巨斧を振りかざし、それを叩きつける。その動作の一環に、彼女は、『貫通弾』を叩き割った。本当に、ただの偶然だったのかもしれない。しかし、あるいは、視覚や聴覚を失って鋭敏になった第六感が、必然にそれを引き起こしたのか。
ともあれ、丁年はリボルバーの銃弾を六発撃ち、いまだに彼女を仕留め切れないまま。巨斧の一撃を見上げ、唇を嚙んだ。
「リロードの隙は与えないっ!」
馬鹿な彼女でも、丁年が何発弾を撃ったかはカウントしていたようだ。リボルバー。その銃の特性は、直感的に扱いやすい点や、不発などの不具合に対処しやすい点などがあげられる。だが、敵側から見た場合、一度の装填で何発の銃弾が撃てるのか、それをカウントするのが容易というデメリットもあるわけだ。
だから、ロリババアは丁年の銃弾が尽きるのを待った。それまでの行動を、回避に重点を当てて乗り切った。最後の一発こそ、本当に偶然、防御することに成功しただけで、生命の危機はあった。だが、結果として彼女は、乗り切ったのだ。
「『グランギニョルの練斧』っ!」
渾身の力を込めて、その一撃を、振り下ろす。
それはまたも、丁年の作った白の世界をあっけなく、壊していく。
*
白が黒に置き換わり、世界は暗転する。斧がその床に突き立ち、しかして、そこには誰の肉体も、潰されていない。
「はあ……はあ……」
無様に転がり、なんとか、躱した。
これで、三度目だ。そう、丁年はカウントする。
これで彼女は、もう斧を振れない。
その事実に、微妙な違和感を覚えたが、それでも丁年は、予定通りに銃口を、向けた。
六発の銃弾を撃った、リボルバーの銃口を。
「ブラフは無駄っ! もう銃弾なんて、入ってないっ!」
斧は、床に突き立てたまま放り出す。ブラフのためかなんなのか、まだ丁年は、銃を構えている。しかし、少しでも隙を与えれば、リロードを行う可能性もある。ゆえに、できるだけ速く、仕留めなければ!
そう彼女は思い、拳を向ける。斧を振りすぎた。体にガタがき始めている。しかし、動かないほどでは、まったくない。
「おおおおぉぉぉぉ――――!!」
声を上げ、切羽詰まったような形相で、ロリババアは拳を振り下ろす。それを丁年は対照的に、冷静な目で見ていた。
大丈夫。まだ、想定の範囲内だ。
「きゃあっ――!」
ふと、ロリババアが声を上げ、倒れた。拳は空を切り、その反動か、肩から、床に転がる。
「『追尾弾』ッスね」
第二手で撃った銃弾だ。それは、ロリババアの『異本』で生み出された黒い壁に飲まれ、黒の世界に飛び込んだ。それが、白の世界が壊れ、黒の世界に変わったことで、追尾が再開されたのだ。
うまくいった。と、丁年は安堵する。だが、『追尾弾』は、特定の対象を狙い撃つだけで、撃ち込む部位は指定できない。今回はどうやら、ロリババアの足を撃ち抜いたに過ぎないようだ。これでは、致命傷にはならない。
「ああ……まだ聞こえないッスか」
聴覚がまだ、回復していないのだろう。それも相まって、ロリババアはまだ、自身になにが起きたのかも、理解できていない様子だ。
その、憐れに地を這う彼女に、銃口を向ける。
「もう弾は入って――」
「リボルバーが全部、六発装填だと思ってるなら、それがあんたの敗因だよ」
もちろんそれを誤解させるために、丁年もこれ見よがしにリボルバーを扱っていた。だが実情、彼の扱うナガンM1895は、七発装填のリボルバーだ。
おそらく、まだ声は聞こえていない。だが、冷静に撃鉄を起こす丁年の表情に、勝利の色を見て取ったのだろう。ロリババアは言葉を噤み、表情を歪める。死を前に、思考が止まる。
いま、世界は、彼女のものだ。黒い世界。『グリモワール・キャレ』が生み出した、ロリババアの絶対空間。だから、足を撃たれて動きを止められようが、彼女に抵抗の余地はあった。しかし、空想よりも現実的な、銃口の奥底を覗いて、ロリババアは、委縮した。思考が、止まった。
スパルタの血による、一時的な戦闘センスも、どうやら鳴りを潜めた。もう彼女は、ただの馬鹿だ。
「チェックメイトッスね」
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