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台湾編 本章 ルート『傲慢』
大人
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――エントランスホール。
「げ――ひゃひゃひゃひゃひゃ……。は、ははぁ……!」
「いいかげん、お止まりなさい。その腕で、足で、なにができるんですの?」
左腕に三本。右腕に四本。両足には、それぞれ六本。もちろん、それだけではない。その他の身体部位にも、適宜に数本ずつ、死なない程度に氷の針が、狂人を止めるために打ち込まれている。それでもその程度では、彼の動きを止めるので精いっぱいだ。
彼の思想を止めるには、いくらも足りない。
「なにが……だぁ? なンでもできンだよ……。この世界を、正しく変える程度のこたぁなぁ……」
「あなた程度では無理ですの。いいかげん、身の程をわきまえなさいな。どれだけの努力をしようが、人間には限界がある」
「っはぁ! 限界にも達してねえてめえが、それを語るンじゃねえぇよ!」
「そんな半端者に止められているようじゃ、たかが知れているんですのよ。まったく――」
ルパートの滴。褐色メイドは、自身の生み出せる最高硬度のガラスを生み出し、狂人へ、向けた。
「あなたは、今回の標的の対象外。そのうえ、動きを封じるにも無理がありますの。誠に残念ですが、殺――」
「やめておけ、アナン・ギル・ンジャイ」
「…………っ!?」
その者は、足音もなく現れた。人間のような外見でありながら、人間ではない様相で。まるで、菌糸で根を張るように、静かにそこに、立っていた。
「彼は、世界に必要な存在だ。我ら程度の手にて、葬っていい存在ではない」
「ムウ……、あなた、彼に感化されましたの?」
「ふむ、我は感情の話はしていなかったが。……だがしかし、そういう見方もできるであろう」
「なんなんですの、いったい」
「人間など取るに足らない、ということだ。我々人間にとっては心憂いことだが、世界にとっての人間は、その程度のものだ」
「思想を戦わせる気はないんですのよ、ムウ」
「そうだな」
『彼』は言って、わずかに微笑む。まるで、人間のように。
「だが、争うつもりもない。……引け、アナン・ギル・ンジャイ。心配せずとも、ネロはもう、戦えない」
その言葉を褐色メイドは、身体的なものととらえた。『彼』の意図とは外れて。
「おいおい、俺の話を、俺抜きで進めてんじゃねえぞ! 俺ァてめえらのガキかぁ!?」
「そろそろ、自殺志願はやめろ。ネロ・ベオリオント・カッツェンタ」
言葉と同時に、『彼』は服の裾から菌糸を伸ばし、ひと薙ぎでガラスの針を叩き折った。そうしてたやすく、狂人を解放する。
「……憐みかぁ。……なあ、ムウ。てめえ、……『殺すぞ』――!」
「人間など、いくら殺しても世界は変わらない。貴殿はもう、解っているはずだ」
「…………」
ぼろぼろな拳を、強く握り込んで、震わせる。
聡い狂人のことだ、当然と、彼もとっくに、そんなことには気付いていた。
「人間にできる程度のことなど、この世界にはなんらの影響も齎さぬ。こんな矮小な存在が、死のうが、殺そうが、この世界はなにも、変わりはしない」
「……黙れ」
「で、あるなら。貴殿のやってきたことは、まったくの徒労だ。本当に愚かな、まさしくガキの、遊戯に等しい」
「黙れってンだ」
「貴殿はどうしてここへ来た? はたしてここに、いかなる世界の敵がいるという? 貴殿は、貴殿のその、高尚な思想が果たせぬと理解して以来、ただ己が『死』を求め彷徨ってきた」
「よぉし解った。……『ぶっ殺す』!!」
とうに使い物になどならないはずの体を、当然のように彼は跳躍させ、精一杯の拳を掲げる。その一撃は、満身創痍でありながら、やはり人類の限界に迫る威力を伴っていた。
で、あれど、相手は『神』の域にまで到達した人間である。表情のひとつも変えずに、その拳を受け止めた。
「……都合が悪くなれば拳を振るう。まさに子どもの行動ではないか、ネロ」
「『殺す』――てめえは俺が、『ぶっ殺す』っ!」
「大人になれ、ネロ・ベオリオント・カッツェンタ」
「はあぁ――!? 余計な世話だってンだ――」
「精神性の話ではない。言葉通りだ。……ネロ。まだ子どもでしかない貴殿は、大人になるべきだ」
「…………」
「歳を取り、世界を見、いまだ少し、生きてみるべきだ。命を粗末にするのはやめろ」
「人間みてえなことを言うじゃァねえか。この、怪物がぁ」
「我々は人間だ」
強く、強く、『彼』は言う。
「我も、貴殿も――。ただのちっぽけな存在であろう。弱くて、儚い」
「ちっ……」
諦めたような舌打ちに、『彼』は受け止めた拳を、放す。もう狂人に『殺意』はない。そう、解ったから。
「懐が深えんだなァ、『人間』ってのは。俺や、てめえも、『人間』でいいってンなら」
とぼとぼと、狂人は『彼』らに背を向けて、歩き出した。動かせないはずの足など、お構いなしに。
「興がそがれた。帰ンわ。……祭りは終いだ」
唐突に現れて、勝手に暴れて、飽きたら帰る。まさしく、子どもだ。狂人、ネロ・ベオリオント・カッツェンタは、ただの子どもだった。大人になんぞなれなかった、世界の、被害者だ。
「……『傲慢』なだけだよ。我らは、人間だからな」
なんとも弱々しい背中に、『彼』は呟く。
エントランスホールでの抗争。
すべて、終結。
――――――――
――WBO本部ビル。屋上。
邪魔をするものなどなにもない。ただの広大な、開けたリングだ。背の低いフェンスに囲われただけの、正方形な戦場。
日の暮れなずむ空に、一番星が光る。だが、それ以上にまばゆい電灯が、すぐにそれをかき消した。
代わりに浮かび上がらせるのは、対面する、ひとりと、ひと柱。
「いちおう、問答をしておくわ」
血のにじむような赤い刀身を構え、少女は言う。
「わたしには、あなたと戦う理由がないの。『異本』も持っていないみたいだし」
「クハハハ――」
少女の言葉に、仙人は笑った。
「であれば、なぜぬしは、ここへ来た? 解っているからであろう? それでも、モチベーションが欲しいなら、くれてやろう」
言うと、仙人は、双剣の片方を、天に掲げた。陰陽に妖しく輝くその剣は、瞬間、その姿をぼやけさせ、少女ですら、目の錯覚を疑った。
――彼がかざした剣の指す先。遥かなる天上で、ひとつ、雲が裂けた。
「『倚天の剣』は、その刃渡りを自在に伸縮できる。我はこの場所から、この下にいる者どもを、瞬時に斬ることが可能だ。そうされたくなければ――」
「はいはい。解ったわよ」
とうに知っていた情報に、少女は嘆息する。
本当に、いやになる。少女は思った。
「どうせその身体、この世界に顕現するための依り代よね? じゃあ、斬っても問題ないわね」
「大過ない。ぬしの気が咎めぬよう、図らったつもりだ」
「じゃあいいわ。……始めましょう」
言うと、少女は、その表情を引き締めた。いや、それだけじゃない。
少女は、見る見るうちに成長し、瞬間で、大人になってしまった。どこかあどけなさの残る表情も、端正に整い、心配になるほど華奢な体つきも、しっかりと完成される。
彼女の実年齢は、2027年において21歳を数えるばかりだが、これまでの少女は、あえて、男と別れた14歳の状態をとどめていた。それをいま、解放する。どころか、それを超え、自身がもっとも、肉体的に全盛の状態へと、成長させた。
「30歳。これがわたしの、全盛期」
「クハハハハハ――」
仙人は、すでに人間を超えた敵を前に、高々と、笑う。
「取り繕いは、もうやめたか。そうだ、窮屈だったろう。人間は――あるいは、神は、退屈には勝てぬのだ。賢しさを、強さを。極限まで振り切ってしまえばもう、地獄しか残らぬ。人を超えてはもう、現実には生きられぬ」
そう言うと、仙人は、双剣をしっかと、構えた。重そうに落としていた瞼を開き、眼前の敵に、注力する。
「かかってくるといい。ぬしが懸命をもってしても、足元にも及べぬ相手が、いま、ここにいる。……我の退屈を、少しは満たしてみよ」
「『傲慢』ね」
「『神』、で、あるからな」
ややと、沈黙が流れる。わずかの風が、少女の銀髪と、仙人の白髪を揺らした。
やがて、凪がきて――。
互いに、動いた。
「げ――ひゃひゃひゃひゃひゃ……。は、ははぁ……!」
「いいかげん、お止まりなさい。その腕で、足で、なにができるんですの?」
左腕に三本。右腕に四本。両足には、それぞれ六本。もちろん、それだけではない。その他の身体部位にも、適宜に数本ずつ、死なない程度に氷の針が、狂人を止めるために打ち込まれている。それでもその程度では、彼の動きを止めるので精いっぱいだ。
彼の思想を止めるには、いくらも足りない。
「なにが……だぁ? なンでもできンだよ……。この世界を、正しく変える程度のこたぁなぁ……」
「あなた程度では無理ですの。いいかげん、身の程をわきまえなさいな。どれだけの努力をしようが、人間には限界がある」
「っはぁ! 限界にも達してねえてめえが、それを語るンじゃねえぇよ!」
「そんな半端者に止められているようじゃ、たかが知れているんですのよ。まったく――」
ルパートの滴。褐色メイドは、自身の生み出せる最高硬度のガラスを生み出し、狂人へ、向けた。
「あなたは、今回の標的の対象外。そのうえ、動きを封じるにも無理がありますの。誠に残念ですが、殺――」
「やめておけ、アナン・ギル・ンジャイ」
「…………っ!?」
その者は、足音もなく現れた。人間のような外見でありながら、人間ではない様相で。まるで、菌糸で根を張るように、静かにそこに、立っていた。
「彼は、世界に必要な存在だ。我ら程度の手にて、葬っていい存在ではない」
「ムウ……、あなた、彼に感化されましたの?」
「ふむ、我は感情の話はしていなかったが。……だがしかし、そういう見方もできるであろう」
「なんなんですの、いったい」
「人間など取るに足らない、ということだ。我々人間にとっては心憂いことだが、世界にとっての人間は、その程度のものだ」
「思想を戦わせる気はないんですのよ、ムウ」
「そうだな」
『彼』は言って、わずかに微笑む。まるで、人間のように。
「だが、争うつもりもない。……引け、アナン・ギル・ンジャイ。心配せずとも、ネロはもう、戦えない」
その言葉を褐色メイドは、身体的なものととらえた。『彼』の意図とは外れて。
「おいおい、俺の話を、俺抜きで進めてんじゃねえぞ! 俺ァてめえらのガキかぁ!?」
「そろそろ、自殺志願はやめろ。ネロ・ベオリオント・カッツェンタ」
言葉と同時に、『彼』は服の裾から菌糸を伸ばし、ひと薙ぎでガラスの針を叩き折った。そうしてたやすく、狂人を解放する。
「……憐みかぁ。……なあ、ムウ。てめえ、……『殺すぞ』――!」
「人間など、いくら殺しても世界は変わらない。貴殿はもう、解っているはずだ」
「…………」
ぼろぼろな拳を、強く握り込んで、震わせる。
聡い狂人のことだ、当然と、彼もとっくに、そんなことには気付いていた。
「人間にできる程度のことなど、この世界にはなんらの影響も齎さぬ。こんな矮小な存在が、死のうが、殺そうが、この世界はなにも、変わりはしない」
「……黙れ」
「で、あるなら。貴殿のやってきたことは、まったくの徒労だ。本当に愚かな、まさしくガキの、遊戯に等しい」
「黙れってンだ」
「貴殿はどうしてここへ来た? はたしてここに、いかなる世界の敵がいるという? 貴殿は、貴殿のその、高尚な思想が果たせぬと理解して以来、ただ己が『死』を求め彷徨ってきた」
「よぉし解った。……『ぶっ殺す』!!」
とうに使い物になどならないはずの体を、当然のように彼は跳躍させ、精一杯の拳を掲げる。その一撃は、満身創痍でありながら、やはり人類の限界に迫る威力を伴っていた。
で、あれど、相手は『神』の域にまで到達した人間である。表情のひとつも変えずに、その拳を受け止めた。
「……都合が悪くなれば拳を振るう。まさに子どもの行動ではないか、ネロ」
「『殺す』――てめえは俺が、『ぶっ殺す』っ!」
「大人になれ、ネロ・ベオリオント・カッツェンタ」
「はあぁ――!? 余計な世話だってンだ――」
「精神性の話ではない。言葉通りだ。……ネロ。まだ子どもでしかない貴殿は、大人になるべきだ」
「…………」
「歳を取り、世界を見、いまだ少し、生きてみるべきだ。命を粗末にするのはやめろ」
「人間みてえなことを言うじゃァねえか。この、怪物がぁ」
「我々は人間だ」
強く、強く、『彼』は言う。
「我も、貴殿も――。ただのちっぽけな存在であろう。弱くて、儚い」
「ちっ……」
諦めたような舌打ちに、『彼』は受け止めた拳を、放す。もう狂人に『殺意』はない。そう、解ったから。
「懐が深えんだなァ、『人間』ってのは。俺や、てめえも、『人間』でいいってンなら」
とぼとぼと、狂人は『彼』らに背を向けて、歩き出した。動かせないはずの足など、お構いなしに。
「興がそがれた。帰ンわ。……祭りは終いだ」
唐突に現れて、勝手に暴れて、飽きたら帰る。まさしく、子どもだ。狂人、ネロ・ベオリオント・カッツェンタは、ただの子どもだった。大人になんぞなれなかった、世界の、被害者だ。
「……『傲慢』なだけだよ。我らは、人間だからな」
なんとも弱々しい背中に、『彼』は呟く。
エントランスホールでの抗争。
すべて、終結。
――――――――
――WBO本部ビル。屋上。
邪魔をするものなどなにもない。ただの広大な、開けたリングだ。背の低いフェンスに囲われただけの、正方形な戦場。
日の暮れなずむ空に、一番星が光る。だが、それ以上にまばゆい電灯が、すぐにそれをかき消した。
代わりに浮かび上がらせるのは、対面する、ひとりと、ひと柱。
「いちおう、問答をしておくわ」
血のにじむような赤い刀身を構え、少女は言う。
「わたしには、あなたと戦う理由がないの。『異本』も持っていないみたいだし」
「クハハハ――」
少女の言葉に、仙人は笑った。
「であれば、なぜぬしは、ここへ来た? 解っているからであろう? それでも、モチベーションが欲しいなら、くれてやろう」
言うと、仙人は、双剣の片方を、天に掲げた。陰陽に妖しく輝くその剣は、瞬間、その姿をぼやけさせ、少女ですら、目の錯覚を疑った。
――彼がかざした剣の指す先。遥かなる天上で、ひとつ、雲が裂けた。
「『倚天の剣』は、その刃渡りを自在に伸縮できる。我はこの場所から、この下にいる者どもを、瞬時に斬ることが可能だ。そうされたくなければ――」
「はいはい。解ったわよ」
とうに知っていた情報に、少女は嘆息する。
本当に、いやになる。少女は思った。
「どうせその身体、この世界に顕現するための依り代よね? じゃあ、斬っても問題ないわね」
「大過ない。ぬしの気が咎めぬよう、図らったつもりだ」
「じゃあいいわ。……始めましょう」
言うと、少女は、その表情を引き締めた。いや、それだけじゃない。
少女は、見る見るうちに成長し、瞬間で、大人になってしまった。どこかあどけなさの残る表情も、端正に整い、心配になるほど華奢な体つきも、しっかりと完成される。
彼女の実年齢は、2027年において21歳を数えるばかりだが、これまでの少女は、あえて、男と別れた14歳の状態をとどめていた。それをいま、解放する。どころか、それを超え、自身がもっとも、肉体的に全盛の状態へと、成長させた。
「30歳。これがわたしの、全盛期」
「クハハハハハ――」
仙人は、すでに人間を超えた敵を前に、高々と、笑う。
「取り繕いは、もうやめたか。そうだ、窮屈だったろう。人間は――あるいは、神は、退屈には勝てぬのだ。賢しさを、強さを。極限まで振り切ってしまえばもう、地獄しか残らぬ。人を超えてはもう、現実には生きられぬ」
そう言うと、仙人は、双剣をしっかと、構えた。重そうに落としていた瞼を開き、眼前の敵に、注力する。
「かかってくるといい。ぬしが懸命をもってしても、足元にも及べぬ相手が、いま、ここにいる。……我の退屈を、少しは満たしてみよ」
「『傲慢』ね」
「『神』、で、あるからな」
ややと、沈黙が流れる。わずかの風が、少女の銀髪と、仙人の白髪を揺らした。
やがて、凪がきて――。
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