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23 プールへのお誘い
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水着を着てみたが何故かサイズは合っており、デザインも出るとこは出して隠すところは上手くカバーされているので、思っていたよりも安心した。
(胸とお尻はちょっと心許ないけど、お腹は隠れてていい感じだね)
プールで広がらないように髪はポニーテールに結び、緊張する面持ちでそっと部屋を出ると、ミハイルがいつも通り目の前で待っていた。
「・・・・・・っ」
彼も水着に着替えていて、初めて見るミハイルの体に私はぼーっと見入ってしまう。しっかりした肉体からしなやかな腰つきに色気がこぼれ出し、直視していいのかわからない。
「マール・・・似合ってるよ」
見つめすぎていた視線をミハイルの顔に移す。私の体をじっくり眺める視線は熱く、今にも襲いかかられそうなくらい、じりじりと近寄ってくる。
「い、行こうか!」
「まだ・・・見ていたい」
部屋では明るすぎるので、月明かりに照らされたプールに逃げ込みたかったが、ミハイルに抱き寄せられてしまった。触れる肌同士は熱く、触れ合う面積の肌の温もりにぞくりとする。
「マールも腕、まわしてくれない・・・?」
吐息混じりの声に体が震え、言われた通りに背中に腕をまわす。より肌同士が密着し、ピトリと肌がくっつく感覚に心臓が破裂しそうだった。
「マールの水着姿、見られると思っていなかったから嬉しいよ」
背中にまわされていた片手が離れ、そっと指が太ももから腰紐の部分まで滑る。こそばゆい動きに、つい腰が揺れてしまう。
「あっ・・・」
手の動きはさらに上の水着でふんわり隠されているお腹の部分に侵入すると、そこの柔らかさを堪能するように揉みまわす。
「ふっ、たまらないね」
「もっ・・・やめてよ・・・」
「どこも愛おしいな・・・」
そこから抜け出すと胸の横に指を滑らせ、はみ出ているところに指が往復する。
体が大きく反応して、さらに甘い声が出てしまう。
「ああっ、そこはだめ・・・」
「ふっ、この水着は僕を狂わせるのに最高だね」
手触りをゆっくり堪能しながら上がっていき、肩紐の間に指が滑り込む。
「解きたくなるデザインだ」
もう立っていられなくて、背中にまわす腕を解くとミハイルに支えられたまま口付けされる。いつもの口付けとは違い、深く何度も角度を変えて迫ってくる。
「はっ...んっ.....んむっ......んん」
「んっ、マール」
このまま食べられるそうな視線に囚われてしまう。息継ぎのために唇が離れた瞬間、これ以上は危険だと感じ逃げる言葉を伝えた。
「んっ・・・プール入ろう・・・」
「はぁ・・・もう少し、したらね・・・」
また唇を重ね合わせると、今度は熱い舌が唇を舐めとる。
「ん・・・!」
むずむずするので思わず口を開くとそこから舌がねじ込まれきた。
「んん・・・!!」
舌の動きは止まるとこなく私に絡みつく。私は溺れそうになりながらも必死に呼吸し、ミハイルの胸元を押す。
「苦しい?ごめんね・・・」
唇が離れると、唾液の糸がゆっくりぷつりと切れる。
頭が真っ白になり、恍惚と離れていく唇を眺めた。
「その表情・・・僕を求めてくれているの?」
欲望を差し出すように口を塞がれると、また舌に深く口内が埋め尽くされる。どこまで逃げても追いかけて絡めとられる舌の感覚に体が甘く震えた。
「ふぁ・・・んんっ・・・あっ」
いつまでも離されないので力なく抵抗していると、ミハイルの指がお尻の水着の縁をなぞった。私は目を見開き、さらに抵抗しようとするが口付けをやめない猛獣のような目付きに見下ろされ固まる。
そのまま侵入してくる指の動きに腰が震えるが、私は抵抗を諦めた。
(プールに気軽に誘ってしまった私が悪い・・・)
感触に堪能するとされるがままだった私から離れ、お互いの唾液で溢れる口からゴクリと喉がうごく音が聞こえた。
「ぐちゃぐちゃにしてごめんね」
ずれ落ちた肩紐を戻すと、力が抜けた私を抱きかかえ、プールに向かうみたいだった。
ザブっ、バシャ、バシャ・・・
一緒に足から浸かり、プールの真ん中まで進む。夜でも暖かいこの地域でプールに入るとひんやりとして気持ちが良かった。
さっきは少し後悔したが、最後にプールに入れて良かったと思う。
「ふふっ気持ちいいね」
隣で手を繋ぐミハイルは見蕩れるように私を黙って見つめる。
「月が反射して、キラキラしてる・・・綺麗」
ちゃぷりとプールに浮かぶ月を掬うとミハイルにかけた。
バシャッ・・・
「さっきのお返しだよ!」
ミハイルはされるがまま、濡れた顔からポタポタと水滴が落ちる。
「幸せだ・・・君のそんな顔が見れるなら、もっとかけて・・・」
彼の言葉に、私はもう一度かけようとした手を止めた。
「ミハイルもかけていいよ」
「ああ・・・」
折角なので楽しもうと、ミハイルの手を離し両手で水をかける。
バシャ!!!
さらに水をかけると、髪をかき上げるミハイルに射抜かれる。濡れた銀色の髪が月明かりに反射し、キラキラと輝いている。
私は見蕩れそうになる視線を逸らし、ミハイルから反撃で水をかけられるかもしれないので、その場から逃げ出す。
バシャ、バシャ、ザブッ!!
「ふふっ、反撃されるものか!」
逃げ出せたと思っていたのに、後ろから引き寄せられ抱き留められる。
「もー、ミハイっ・・・」
「マール、最高の思い出をありがとう」
私が離れることを許さない絡みつくこの鎖は3ヶ月で消えてしまうらしい。
私は動きを止め、そっと腕に触れると大人しくそのままでいた。
(ミハイル・・・)
(胸とお尻はちょっと心許ないけど、お腹は隠れてていい感じだね)
プールで広がらないように髪はポニーテールに結び、緊張する面持ちでそっと部屋を出ると、ミハイルがいつも通り目の前で待っていた。
「・・・・・・っ」
彼も水着に着替えていて、初めて見るミハイルの体に私はぼーっと見入ってしまう。しっかりした肉体からしなやかな腰つきに色気がこぼれ出し、直視していいのかわからない。
「マール・・・似合ってるよ」
見つめすぎていた視線をミハイルの顔に移す。私の体をじっくり眺める視線は熱く、今にも襲いかかられそうなくらい、じりじりと近寄ってくる。
「い、行こうか!」
「まだ・・・見ていたい」
部屋では明るすぎるので、月明かりに照らされたプールに逃げ込みたかったが、ミハイルに抱き寄せられてしまった。触れる肌同士は熱く、触れ合う面積の肌の温もりにぞくりとする。
「マールも腕、まわしてくれない・・・?」
吐息混じりの声に体が震え、言われた通りに背中に腕をまわす。より肌同士が密着し、ピトリと肌がくっつく感覚に心臓が破裂しそうだった。
「マールの水着姿、見られると思っていなかったから嬉しいよ」
背中にまわされていた片手が離れ、そっと指が太ももから腰紐の部分まで滑る。こそばゆい動きに、つい腰が揺れてしまう。
「あっ・・・」
手の動きはさらに上の水着でふんわり隠されているお腹の部分に侵入すると、そこの柔らかさを堪能するように揉みまわす。
「ふっ、たまらないね」
「もっ・・・やめてよ・・・」
「どこも愛おしいな・・・」
そこから抜け出すと胸の横に指を滑らせ、はみ出ているところに指が往復する。
体が大きく反応して、さらに甘い声が出てしまう。
「ああっ、そこはだめ・・・」
「ふっ、この水着は僕を狂わせるのに最高だね」
手触りをゆっくり堪能しながら上がっていき、肩紐の間に指が滑り込む。
「解きたくなるデザインだ」
もう立っていられなくて、背中にまわす腕を解くとミハイルに支えられたまま口付けされる。いつもの口付けとは違い、深く何度も角度を変えて迫ってくる。
「はっ...んっ.....んむっ......んん」
「んっ、マール」
このまま食べられるそうな視線に囚われてしまう。息継ぎのために唇が離れた瞬間、これ以上は危険だと感じ逃げる言葉を伝えた。
「んっ・・・プール入ろう・・・」
「はぁ・・・もう少し、したらね・・・」
また唇を重ね合わせると、今度は熱い舌が唇を舐めとる。
「ん・・・!」
むずむずするので思わず口を開くとそこから舌がねじ込まれきた。
「んん・・・!!」
舌の動きは止まるとこなく私に絡みつく。私は溺れそうになりながらも必死に呼吸し、ミハイルの胸元を押す。
「苦しい?ごめんね・・・」
唇が離れると、唾液の糸がゆっくりぷつりと切れる。
頭が真っ白になり、恍惚と離れていく唇を眺めた。
「その表情・・・僕を求めてくれているの?」
欲望を差し出すように口を塞がれると、また舌に深く口内が埋め尽くされる。どこまで逃げても追いかけて絡めとられる舌の感覚に体が甘く震えた。
「ふぁ・・・んんっ・・・あっ」
いつまでも離されないので力なく抵抗していると、ミハイルの指がお尻の水着の縁をなぞった。私は目を見開き、さらに抵抗しようとするが口付けをやめない猛獣のような目付きに見下ろされ固まる。
そのまま侵入してくる指の動きに腰が震えるが、私は抵抗を諦めた。
(プールに気軽に誘ってしまった私が悪い・・・)
感触に堪能するとされるがままだった私から離れ、お互いの唾液で溢れる口からゴクリと喉がうごく音が聞こえた。
「ぐちゃぐちゃにしてごめんね」
ずれ落ちた肩紐を戻すと、力が抜けた私を抱きかかえ、プールに向かうみたいだった。
ザブっ、バシャ、バシャ・・・
一緒に足から浸かり、プールの真ん中まで進む。夜でも暖かいこの地域でプールに入るとひんやりとして気持ちが良かった。
さっきは少し後悔したが、最後にプールに入れて良かったと思う。
「ふふっ気持ちいいね」
隣で手を繋ぐミハイルは見蕩れるように私を黙って見つめる。
「月が反射して、キラキラしてる・・・綺麗」
ちゃぷりとプールに浮かぶ月を掬うとミハイルにかけた。
バシャッ・・・
「さっきのお返しだよ!」
ミハイルはされるがまま、濡れた顔からポタポタと水滴が落ちる。
「幸せだ・・・君のそんな顔が見れるなら、もっとかけて・・・」
彼の言葉に、私はもう一度かけようとした手を止めた。
「ミハイルもかけていいよ」
「ああ・・・」
折角なので楽しもうと、ミハイルの手を離し両手で水をかける。
バシャ!!!
さらに水をかけると、髪をかき上げるミハイルに射抜かれる。濡れた銀色の髪が月明かりに反射し、キラキラと輝いている。
私は見蕩れそうになる視線を逸らし、ミハイルから反撃で水をかけられるかもしれないので、その場から逃げ出す。
バシャ、バシャ、ザブッ!!
「ふふっ、反撃されるものか!」
逃げ出せたと思っていたのに、後ろから引き寄せられ抱き留められる。
「もー、ミハイっ・・・」
「マール、最高の思い出をありがとう」
私が離れることを許さない絡みつくこの鎖は3ヶ月で消えてしまうらしい。
私は動きを止め、そっと腕に触れると大人しくそのままでいた。
(ミハイル・・・)
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