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エピローグⅢ/Ⅲ
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「もう察していると思いますが、きっとその通りです」
ソラは一呼吸あけた後、それを口にした。
「わたしたちの両親は天使に殺されたんです」
天使に両親を殺された。それならここまで激しい拒絶も当然だな。だけど、それならカユは?
思わず視線を向けると、彼女は怒りをあらわにして叫ぶように口を開いた。
「西塔家だけではない。奴らはこの国の名家の数多を襲ったのだ。その事実を知るのは実際に狙われた家の者たちだけだがな。故にこの国でも[天使教]が勢力を伸ばしている。奴らはこの国を支えた数多の英雄たちを葬り去った大悪だというのにだ!」
英雄を葬り去った大悪か。
カユは東根家の長女だったな。そして東根家はこの国の東方地区、つまりこの町を代表する大貴族だ。
大貴族の一員としての責任感。この国に対する愛。国を支えて来た者たちへの敬意。それらがカユの憤怒の理由か。
「ジョンス殿、わかってもらえただろうか。何故私たちが天使を拒絶するのか」
「そうだな。お前らにとって天使は[アベル]以上に明確な敵って事だ」
天使を拒絶するその理由はわかった。だからこそ腑に落ちない事がある。
「グラは天使を拒絶しているようには見えなかったぞ」
「……どういう事だ?」
「そのままの意味だ。むしろグラは天使の力の事を誇りに思っているようにも見えたぞ。天使が両親の仇ならありえないだろ? たとえ残った妹たちを護るために力を求めたとしても、そうはならないはずじゃないか?」
「それは……わからない」
「グラお姉ちゃん……どうして」
二人とも困惑しているみたいだな。特にソラは動揺が深そうだ。
「ソラお姉様、カユさん。あたしもグラお姉様と直接会ったからわかるわ。お姉様は力のために仕方がなく天使になったようには見えなかった。少なくともグラお姉様は天使になって、何かを知ったんじゃないかしら。[アベル]の事を色々と知ったように天使の事も知ったんじゃないかしら。それにお姉様はちゃんと説明するって何度も言ってたのよ。その時はあたしも聞く耳持たないで拒絶しちゃったけど、今思えばちゃんと聞くべきだったって、そう思うの。だからソラお姉様、カユさん、次は四人でグラお姉様と会いましょう。一ヶ月後の[アベル]の侵攻を攻略して証明するのよ!」
「ユニちゃん……」「ユニ……」
グラと対峙していた時とはまるで違う。今のユニからは強い意志を感じた。
俺よりもユニと長い時間を共にしている二人だ。ユニの変化が、成長がよく伝わったのだろうな。二人とも良い反応をしていた。
「ともかく次の目標は決まったな」
「ええ! あたしもっと強くなる。まずは自在に炎を扱えるようにするのが目標ね」
「……え? ままま、まさかユニちゃん!」
飛び上がるようにして目を輝かせるソラに、ユニはとびっきりの笑顔を見せた。
「ええ、あたしついに炎が目覚めたのよ!」
「やりましたねユニちゃん! でもわたしはずっと信じていましたよ。わたしはユニちゃんみたいに身体を動かすのは苦手ですから、グラお姉ちゃんのレベルに辿り着けるのはわたしではなく、ユニちゃんだって」
「ソラお姉様」
二人にとってグラはずっと目標だったんだろうな。
剣術という肉体派と、魔術という頭脳派。二つの力を併用していたグラ。
俺自身グラと戦ってその強さは知っている。もしも俺が[解放者]ではなかったら、あの魔術を喰らった時点で死んでいただろう。
生きるために剣術をがむしゃらに磨き続けた俺と同等の剣術に、人間どころかモンスター相手でも多くの場合一撃で葬れるだろう威力の魔力。
その二つの力をあそこまで磨き上げたグラは、才能だけでなく努力も出来る人だったのだろう。
その強さの根源にあるのは、妹たちへの愛、か。
そんな姉を目標にして、二人は日々努力を重ねていたんだろうな。だけど姉であるソラは運動能力が足らず、ユニは炎の力が使えなかった。そんな状況でついにユニが炎を使えるようになった。
俺を助ける時に発動させた二つの炎操。結局はグラの光線に呑み込まれたけど、あれは天使の力が異常なだけであって、十二分に凄まじい力だった。
……これは確認するべきだろうな。
「なあカユ。質問良いか」
「ああ、なんでも聞くと良い」
「天使になる以前のグラの実力は、この町でどれくらいだ?」
油断なんてとても出来ないレベルの剣術に、一撃必殺の魔術。グラのレベルは相当高い。それがこの町でどれくらいなのか確認する必要があると思ったんだ。
カユはこの町の権力者。もしかすると知っているかもしれない。それくらいの感覚で聞いたところ、彼女は躊躇う事なく教えてくれた。
「グラ先輩は学院の中で最強だった」
「……学院最強か」
大きな枠組みの中にある一つの枠組み。その中でトップだったとして、全体ではどれくらいなのだろうか。
少なくとも上位レベルではあるのだろうか。
「ジョンス殿、すまないが。学院はこの町の最大戦力なのだ」
「……え?」
今なんて言った? 最大戦力? 学院が? どういう事? 卒業生とか大人たちは?
「先ほども少し話したが、この町、いや、この国全体で天使による暗殺を受けた過去があるのだ。その時に実力者の多くが消されてしまった。現在では戦力のほとんどは学院の若い者たちと言って良い。他の町はわからないが、グラ先輩の強さはこの町では五本指に入っていただろう」
五本指。トップファイブの一人だったんだ。
最低でもグラが五番目の実力者。それを本人が自覚していたのかはわからないが、もしそうだとして竜化鬼と遭遇し、結果は……。
「そのグラが竜化鬼には手も足も出なかったと」
「「「……」」」
何も言えなくなる女性陣。
トップクラスの実力が通じない相手。それも一体ではなく無数に来るであろう未来が確定している状況。
詰みだ。
こんなの詰み以外の何でもない。
少なくとも竜化鬼のレベルは天使の力を使う前のグラって事になる。
あのグラが何十人と攻めてくる……いや、無理だろ。
顕現武具がある以上、おそらく俺は死なない。だけどみんなは?
ユニ、カユ、ソラ、こいつら三人の未来はどうだ?
まず、ない。
唯一の希望だった学院外の戦力。それはもはや期待出来ないだろうという話になってしまった。ならば、やるしかない。
俺たち、学院の戦力で[アベル]に、竜化鬼に対抗しなければならない。
「まっ、あと一ヶ月ある。対策案はいくらでも練れるだろ。時間はあるんだ、心配する必要なんてないって」
「そう、ですよね。時間はありますよね!」
不安を隠し切れていないソラ。明らかに空元気だ。
ソラの気持ちはわかる。
正直言って絶望的な状況なのかもしれない。だけど、可能性はある。
竜化鬼は獣レベルの知能しかない。だったら人としての力が通用する可能性は十分にある。
「相手はモンスターと変わらない。それなら格上だなんて言葉に意味はないぞ」
「ジョンス殿? それは一体……」
「簡単な話だ。お前ら生徒会が竜化鬼に負けたのは、敵について何も知らなかったからだ。だが今は情報がある。それなら俺、ハンターの日常だ」
モンスターの基本性能は人間より上だ。それでも戦い、勝利をこの手にして来た。
生徒会はハンターではない。だからハンターたちが戦うようなモンスター共の事を知らなかった。
基本性能が高いから勝てない? そんな事はない。ハンターの戦いは常に格上相手だ。頭を使い策を練って討伐する。
それが俺、ハンターなんだ。
「確かに竜化鬼は強いだろうな。だがグラのおかげでその特徴を俺たちは知った。なら対策すれば良い。剣で斬る、魔術で削る、それだけが戦いじゃないだろ?」
情報を武器にする。そして情報を俺たちは得た。ならば臆する必要なんてないんだ!
「お前らに教えてやる。俺たちハンターの狩りを、格上すらも屠る技術を、だから協力してくれ、竜化鬼を叩き潰し、グラを連れ戻すぞ」
竜化鬼共を打倒する。そんなのは前提条件だ。
グラはユニとソラ、二人の大切な家族だ。カユだって特別に思っているのだろう。ならば目指すべきは敵国たる[アベル]の殲滅でも、天使への復讐でもない。
グラを取り戻す。グラと共にあいつらが生きれる道を見出す。それが最上だ。
元々この町で、学院で過ごしていれば報酬が貰えるんだ。ただ、ずっとハンターという煩い仕事をして来た俺にとって、少しだけ退屈なんだ。
だからこれは退屈しのぎ。それでユニを、こいつらを助けてやろう。
相手は最上の美少女たちだ。もしかすればもしかするかもしれないだろう? ならば躊躇う必要なんてない。
カユとの契約があるし、この一年間はこいつらと共にあろう。
困ってるなら助けるし、悩みがあるなら聞くぐらいするさ。
だけど目前にある問題。
一ヶ月後の[アベル]による襲撃。
厳しいだろうけど、躊躇わない。
俺は必ずこの刀を御してみせる。
竜化鬼? 天使? 関係ない。もう奪わせない。
「俺はもう、俺を失わない」
前任者よ。
お前は失ったんだろ?
だから絶望し、全てを忘れた。
俺は違う。
必ず勝つ。
勝って進み続けるんだ。
失わない。忘れない。それが俺の——
ソラは一呼吸あけた後、それを口にした。
「わたしたちの両親は天使に殺されたんです」
天使に両親を殺された。それならここまで激しい拒絶も当然だな。だけど、それならカユは?
思わず視線を向けると、彼女は怒りをあらわにして叫ぶように口を開いた。
「西塔家だけではない。奴らはこの国の名家の数多を襲ったのだ。その事実を知るのは実際に狙われた家の者たちだけだがな。故にこの国でも[天使教]が勢力を伸ばしている。奴らはこの国を支えた数多の英雄たちを葬り去った大悪だというのにだ!」
英雄を葬り去った大悪か。
カユは東根家の長女だったな。そして東根家はこの国の東方地区、つまりこの町を代表する大貴族だ。
大貴族の一員としての責任感。この国に対する愛。国を支えて来た者たちへの敬意。それらがカユの憤怒の理由か。
「ジョンス殿、わかってもらえただろうか。何故私たちが天使を拒絶するのか」
「そうだな。お前らにとって天使は[アベル]以上に明確な敵って事だ」
天使を拒絶するその理由はわかった。だからこそ腑に落ちない事がある。
「グラは天使を拒絶しているようには見えなかったぞ」
「……どういう事だ?」
「そのままの意味だ。むしろグラは天使の力の事を誇りに思っているようにも見えたぞ。天使が両親の仇ならありえないだろ? たとえ残った妹たちを護るために力を求めたとしても、そうはならないはずじゃないか?」
「それは……わからない」
「グラお姉ちゃん……どうして」
二人とも困惑しているみたいだな。特にソラは動揺が深そうだ。
「ソラお姉様、カユさん。あたしもグラお姉様と直接会ったからわかるわ。お姉様は力のために仕方がなく天使になったようには見えなかった。少なくともグラお姉様は天使になって、何かを知ったんじゃないかしら。[アベル]の事を色々と知ったように天使の事も知ったんじゃないかしら。それにお姉様はちゃんと説明するって何度も言ってたのよ。その時はあたしも聞く耳持たないで拒絶しちゃったけど、今思えばちゃんと聞くべきだったって、そう思うの。だからソラお姉様、カユさん、次は四人でグラお姉様と会いましょう。一ヶ月後の[アベル]の侵攻を攻略して証明するのよ!」
「ユニちゃん……」「ユニ……」
グラと対峙していた時とはまるで違う。今のユニからは強い意志を感じた。
俺よりもユニと長い時間を共にしている二人だ。ユニの変化が、成長がよく伝わったのだろうな。二人とも良い反応をしていた。
「ともかく次の目標は決まったな」
「ええ! あたしもっと強くなる。まずは自在に炎を扱えるようにするのが目標ね」
「……え? ままま、まさかユニちゃん!」
飛び上がるようにして目を輝かせるソラに、ユニはとびっきりの笑顔を見せた。
「ええ、あたしついに炎が目覚めたのよ!」
「やりましたねユニちゃん! でもわたしはずっと信じていましたよ。わたしはユニちゃんみたいに身体を動かすのは苦手ですから、グラお姉ちゃんのレベルに辿り着けるのはわたしではなく、ユニちゃんだって」
「ソラお姉様」
二人にとってグラはずっと目標だったんだろうな。
剣術という肉体派と、魔術という頭脳派。二つの力を併用していたグラ。
俺自身グラと戦ってその強さは知っている。もしも俺が[解放者]ではなかったら、あの魔術を喰らった時点で死んでいただろう。
生きるために剣術をがむしゃらに磨き続けた俺と同等の剣術に、人間どころかモンスター相手でも多くの場合一撃で葬れるだろう威力の魔力。
その二つの力をあそこまで磨き上げたグラは、才能だけでなく努力も出来る人だったのだろう。
その強さの根源にあるのは、妹たちへの愛、か。
そんな姉を目標にして、二人は日々努力を重ねていたんだろうな。だけど姉であるソラは運動能力が足らず、ユニは炎の力が使えなかった。そんな状況でついにユニが炎を使えるようになった。
俺を助ける時に発動させた二つの炎操。結局はグラの光線に呑み込まれたけど、あれは天使の力が異常なだけであって、十二分に凄まじい力だった。
……これは確認するべきだろうな。
「なあカユ。質問良いか」
「ああ、なんでも聞くと良い」
「天使になる以前のグラの実力は、この町でどれくらいだ?」
油断なんてとても出来ないレベルの剣術に、一撃必殺の魔術。グラのレベルは相当高い。それがこの町でどれくらいなのか確認する必要があると思ったんだ。
カユはこの町の権力者。もしかすると知っているかもしれない。それくらいの感覚で聞いたところ、彼女は躊躇う事なく教えてくれた。
「グラ先輩は学院の中で最強だった」
「……学院最強か」
大きな枠組みの中にある一つの枠組み。その中でトップだったとして、全体ではどれくらいなのだろうか。
少なくとも上位レベルではあるのだろうか。
「ジョンス殿、すまないが。学院はこの町の最大戦力なのだ」
「……え?」
今なんて言った? 最大戦力? 学院が? どういう事? 卒業生とか大人たちは?
「先ほども少し話したが、この町、いや、この国全体で天使による暗殺を受けた過去があるのだ。その時に実力者の多くが消されてしまった。現在では戦力のほとんどは学院の若い者たちと言って良い。他の町はわからないが、グラ先輩の強さはこの町では五本指に入っていただろう」
五本指。トップファイブの一人だったんだ。
最低でもグラが五番目の実力者。それを本人が自覚していたのかはわからないが、もしそうだとして竜化鬼と遭遇し、結果は……。
「そのグラが竜化鬼には手も足も出なかったと」
「「「……」」」
何も言えなくなる女性陣。
トップクラスの実力が通じない相手。それも一体ではなく無数に来るであろう未来が確定している状況。
詰みだ。
こんなの詰み以外の何でもない。
少なくとも竜化鬼のレベルは天使の力を使う前のグラって事になる。
あのグラが何十人と攻めてくる……いや、無理だろ。
顕現武具がある以上、おそらく俺は死なない。だけどみんなは?
ユニ、カユ、ソラ、こいつら三人の未来はどうだ?
まず、ない。
唯一の希望だった学院外の戦力。それはもはや期待出来ないだろうという話になってしまった。ならば、やるしかない。
俺たち、学院の戦力で[アベル]に、竜化鬼に対抗しなければならない。
「まっ、あと一ヶ月ある。対策案はいくらでも練れるだろ。時間はあるんだ、心配する必要なんてないって」
「そう、ですよね。時間はありますよね!」
不安を隠し切れていないソラ。明らかに空元気だ。
ソラの気持ちはわかる。
正直言って絶望的な状況なのかもしれない。だけど、可能性はある。
竜化鬼は獣レベルの知能しかない。だったら人としての力が通用する可能性は十分にある。
「相手はモンスターと変わらない。それなら格上だなんて言葉に意味はないぞ」
「ジョンス殿? それは一体……」
「簡単な話だ。お前ら生徒会が竜化鬼に負けたのは、敵について何も知らなかったからだ。だが今は情報がある。それなら俺、ハンターの日常だ」
モンスターの基本性能は人間より上だ。それでも戦い、勝利をこの手にして来た。
生徒会はハンターではない。だからハンターたちが戦うようなモンスター共の事を知らなかった。
基本性能が高いから勝てない? そんな事はない。ハンターの戦いは常に格上相手だ。頭を使い策を練って討伐する。
それが俺、ハンターなんだ。
「確かに竜化鬼は強いだろうな。だがグラのおかげでその特徴を俺たちは知った。なら対策すれば良い。剣で斬る、魔術で削る、それだけが戦いじゃないだろ?」
情報を武器にする。そして情報を俺たちは得た。ならば臆する必要なんてないんだ!
「お前らに教えてやる。俺たちハンターの狩りを、格上すらも屠る技術を、だから協力してくれ、竜化鬼を叩き潰し、グラを連れ戻すぞ」
竜化鬼共を打倒する。そんなのは前提条件だ。
グラはユニとソラ、二人の大切な家族だ。カユだって特別に思っているのだろう。ならば目指すべきは敵国たる[アベル]の殲滅でも、天使への復讐でもない。
グラを取り戻す。グラと共にあいつらが生きれる道を見出す。それが最上だ。
元々この町で、学院で過ごしていれば報酬が貰えるんだ。ただ、ずっとハンターという煩い仕事をして来た俺にとって、少しだけ退屈なんだ。
だからこれは退屈しのぎ。それでユニを、こいつらを助けてやろう。
相手は最上の美少女たちだ。もしかすればもしかするかもしれないだろう? ならば躊躇う必要なんてない。
カユとの契約があるし、この一年間はこいつらと共にあろう。
困ってるなら助けるし、悩みがあるなら聞くぐらいするさ。
だけど目前にある問題。
一ヶ月後の[アベル]による襲撃。
厳しいだろうけど、躊躇わない。
俺は必ずこの刀を御してみせる。
竜化鬼? 天使? 関係ない。もう奪わせない。
「俺はもう、俺を失わない」
前任者よ。
お前は失ったんだろ?
だから絶望し、全てを忘れた。
俺は違う。
必ず勝つ。
勝って進み続けるんだ。
失わない。忘れない。それが俺の——
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