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遣らずの雨(まだ帰らないでと引き留める)
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由香利とは1年前くらいに付き合った。
同じ高校で年に何回かやりとりをする程度の仲だったが、急に距離を縮めてきたのは由香利の方だった。
一緒に過ごす時間が増え、お互い楽しい時間を積み重ねていくうちに仲を深めた。そしてある寒い春の夜に告白された。
別段嫌な気もしなかったので付き合うことにした。
初めは付き合いたてホヤホヤの何をしていてもドキドキして初々しい毎日だったが、まず俺は元々女性の扱いを知らない上に恋愛経験も乏しく、知識もなかった。当然由香利も俺も段々と熱が冷めていき、ここ一ヶ月連絡もご無沙汰だった。
付き合っていて楽しくなかったか?と言ったらNOである。
好きではなかった?と聞かれれば、うーん、そんな事もなかったと思う。
アニメ映画にあるような真実の愛であるとか永遠の誓いみたいな大それたものはなかったけれど「あ、いいな」「うん、好きだな」と思うことはあった。
それにいざ別れ話を切り出そうとすれば苦しい。
その苦しさは「好き」からくるのか「日常」を手放す恐れからくるのか…
メールを開くと当たり前だが由香利からだった。
明日会えないか、話がしたいという内容でこれはもう別れ話だよな。と察しがつく。了解の返事をした。
悲しむべきかもしれないが、ホッとしているのが本音だった。
あれ…待って明日って…
カレンダーを確認せずとも分かる、楽しみにしていた日だったから…
ミルクティーは別の所で飲むか…
「はぁー」
人知れずため息をつく。頭の中では明日の予定を組み直していた。
「~~♪」
何かのメロディを口ずさみながら夢から覚める。夢の内容は忘れてしまった。
なんのメロディだったか、懐かしさだけが胸に残る。
懐かしくて大切ななにか…
思い出そうとするが朝の喧騒に埋もれてまた見失ってしまった。
懐かしいあのメロディはどこに。
同じ高校で年に何回かやりとりをする程度の仲だったが、急に距離を縮めてきたのは由香利の方だった。
一緒に過ごす時間が増え、お互い楽しい時間を積み重ねていくうちに仲を深めた。そしてある寒い春の夜に告白された。
別段嫌な気もしなかったので付き合うことにした。
初めは付き合いたてホヤホヤの何をしていてもドキドキして初々しい毎日だったが、まず俺は元々女性の扱いを知らない上に恋愛経験も乏しく、知識もなかった。当然由香利も俺も段々と熱が冷めていき、ここ一ヶ月連絡もご無沙汰だった。
付き合っていて楽しくなかったか?と言ったらNOである。
好きではなかった?と聞かれれば、うーん、そんな事もなかったと思う。
アニメ映画にあるような真実の愛であるとか永遠の誓いみたいな大それたものはなかったけれど「あ、いいな」「うん、好きだな」と思うことはあった。
それにいざ別れ話を切り出そうとすれば苦しい。
その苦しさは「好き」からくるのか「日常」を手放す恐れからくるのか…
メールを開くと当たり前だが由香利からだった。
明日会えないか、話がしたいという内容でこれはもう別れ話だよな。と察しがつく。了解の返事をした。
悲しむべきかもしれないが、ホッとしているのが本音だった。
あれ…待って明日って…
カレンダーを確認せずとも分かる、楽しみにしていた日だったから…
ミルクティーは別の所で飲むか…
「はぁー」
人知れずため息をつく。頭の中では明日の予定を組み直していた。
「~~♪」
何かのメロディを口ずさみながら夢から覚める。夢の内容は忘れてしまった。
なんのメロディだったか、懐かしさだけが胸に残る。
懐かしくて大切ななにか…
思い出そうとするが朝の喧騒に埋もれてまた見失ってしまった。
懐かしいあのメロディはどこに。
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