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第四章 終わらない
七十話(メフィスト視点)
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「さて、あの子を絶望させるためにどうしますか………」
今、リリアナは元のところに帰りたがっている。ということは、帰りたくないと思わせればいいのだ。
あのリリアナが一番気にかけていたテクディアが死んだ姿を見せたらどうだろう。
そしたら、リリアナはきっと元のところに帰りたいなんて思わなくなる。
「おや、どうしたの?」
「アイテール………かくかくしかじかで……」
「へぇ……そうなんだ」
「通じたんですか?」
「僕は神だからね」
この世にかくかくしかじかで通じるのはボケとして受け取ってほし感があった。
アイテール、あまりよく覚えてはいないが、天空神だった気がする。
「んで?リリアナが構ってくれないからどーすればいいの?って事でしょ?」
「まぁ、そうですね」
「縛らなくて良くない?あの子の好きにさせれば??」
「そしたら……」
「お前の元伴侶みたいに死ぬかもって?過保護すぎるのは良くないよ」
「過保護ではありませんよ」
「過保護。あの子の能力は、使うだけ自身に呪いがかかる。そして、あの能力の別名「神殺しの能力」そんなんもあの子に明かさないの?」
やれやれというように言葉を繋げていく。神殺しの能力と言われたときも確かにあった。
彼女もそう言われ、他の神からも嫌われていた。
「神殺しの能力なんて……可哀想すぎますよ。リリアナだってやる気があるわけではありません」
「けど、本当でしょ?あの子の能力は神よりも上に行く。きっとこの世界での最高傑作。神だってあの子は殺せるはず」
「ですが……!なぜ、呪いがあるからと神を超える力があるだけで、生贄とされるんですか……!?」
思わず大きな声で言ってしまった。
そんなただそれだけの理由で、ほしいと願った力でもないのに差別されてしまう。
「この世は神が一番だという理があるから、ただ、それだけのことさ」
「………そうですね」
「ま、どーするかは自分で決めなよ。僕はあの子にかけるけどね。世界の全てを」
「………僕は、かけませんよ。あの子を鳥籠に閉じ込めるのは僕です」
「ふふ…っ……なら、ちゃんと鍵をかけなよ?羽ももぎ取って、もう二度と羽ばたかせないのように。逃げないように、ね」
きみの悪い声でそう微笑んでいた。少しだけ、というかたまにこういうスイッチが入る。
「わかってます」
神殺しの能力、そう言われたのはもう一つの理由がありました。
その呪いは、世界の理を捻じ曲げるほど強く、神にすら解けぬ呪い。
永遠ノ壊れた呪いとも呼ばれているそうです。
さて、なら神は誰が作ったのでしょうね。
ふふ…っ…呪いは永遠に。
王子様のキスでも目覚めません。
全ては物語の幕を閉じたあとのお話。
今、リリアナは元のところに帰りたがっている。ということは、帰りたくないと思わせればいいのだ。
あのリリアナが一番気にかけていたテクディアが死んだ姿を見せたらどうだろう。
そしたら、リリアナはきっと元のところに帰りたいなんて思わなくなる。
「おや、どうしたの?」
「アイテール………かくかくしかじかで……」
「へぇ……そうなんだ」
「通じたんですか?」
「僕は神だからね」
この世にかくかくしかじかで通じるのはボケとして受け取ってほし感があった。
アイテール、あまりよく覚えてはいないが、天空神だった気がする。
「んで?リリアナが構ってくれないからどーすればいいの?って事でしょ?」
「まぁ、そうですね」
「縛らなくて良くない?あの子の好きにさせれば??」
「そしたら……」
「お前の元伴侶みたいに死ぬかもって?過保護すぎるのは良くないよ」
「過保護ではありませんよ」
「過保護。あの子の能力は、使うだけ自身に呪いがかかる。そして、あの能力の別名「神殺しの能力」そんなんもあの子に明かさないの?」
やれやれというように言葉を繋げていく。神殺しの能力と言われたときも確かにあった。
彼女もそう言われ、他の神からも嫌われていた。
「神殺しの能力なんて……可哀想すぎますよ。リリアナだってやる気があるわけではありません」
「けど、本当でしょ?あの子の能力は神よりも上に行く。きっとこの世界での最高傑作。神だってあの子は殺せるはず」
「ですが……!なぜ、呪いがあるからと神を超える力があるだけで、生贄とされるんですか……!?」
思わず大きな声で言ってしまった。
そんなただそれだけの理由で、ほしいと願った力でもないのに差別されてしまう。
「この世は神が一番だという理があるから、ただ、それだけのことさ」
「………そうですね」
「ま、どーするかは自分で決めなよ。僕はあの子にかけるけどね。世界の全てを」
「………僕は、かけませんよ。あの子を鳥籠に閉じ込めるのは僕です」
「ふふ…っ……なら、ちゃんと鍵をかけなよ?羽ももぎ取って、もう二度と羽ばたかせないのように。逃げないように、ね」
きみの悪い声でそう微笑んでいた。少しだけ、というかたまにこういうスイッチが入る。
「わかってます」
神殺しの能力、そう言われたのはもう一つの理由がありました。
その呪いは、世界の理を捻じ曲げるほど強く、神にすら解けぬ呪い。
永遠ノ壊れた呪いとも呼ばれているそうです。
さて、なら神は誰が作ったのでしょうね。
ふふ…っ…呪いは永遠に。
王子様のキスでも目覚めません。
全ては物語の幕を閉じたあとのお話。
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