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第1章 ロフミリアの3つの国
第9話 HP制度とアイテム袋
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自分の右肩から飛び出し、すぐに消えた赤い煙。
数字の『1』の残像が直樹の瞼に焼き付いていた。
そして、脳裏を駆け巡る家族との楽しい日々が心に突き刺さり、じんわりと涙がにじみ出……そうになる一歩手前。
「ハハハッ、ジョーダンジョーダン。冗談ですよ~」
ドッキリ大成功、といったノリでポブロトがウインクした。
「えっ……冗談……??」
戸惑う直樹。
「にゃーん!!」
弄ぶなー……と言わんばかりに爪を立てて威嚇するささみ。
「ごめんなさいごめんなさい! 悪気は無かったんです。瀕死状態に出る赤い煙の何たるかを実際に見てもらいたかっただけで……。あっ、これどうぞ。食べればHPが回復しますんで」
ポブロトは布袋から取り出したアイテムを直樹に手渡した。
それは、パッと見おでんに入ってる結び昆布のような、リボンの形をした緑色の草だった。
「こ、これは……もしかして薬草?」
「おお、大正解です! よくおわかりで!」
「ま、まあ、減ったHPを回復するアイテムって言えば薬草だし、見た目的にもそんな感じだし……って、いま俺って瀕死状態なんだよね?」
「あ、はい」
「うーん、その割りにはどこか苦しかったり、立って居られないってことも無いんだよね……。ここだけ少し痛いけど」
直樹は恐る恐る薬草を口に入れながら、手足や胸など自分の体の各パーツの状態を確認しつつ、唯一右肩だけが若干ジンジンするのに気付いて苦笑いした。
「それはズバリ<HP制度>のおかげです!」
「……エイチピーセイド??」
「はい。その昔、人間も魔物もとにかく好戦的だった時代。毎日のように血で血を洗う争いが繰り広げられていたのですが、その光景に嫌気が差した人物が居たんです。その人物はこの世界の歴史において5本の指に入るほどの大魔法使いで、とある〈究極全体魔法〉を唱えたんです」
「キュウキョクゼンタイ……??」
「ええ、平たく言うと『この世界の全ての生き物に対して効果のある魔法』です。そして、その魔法の効果は『全生物の体力とダメージをHP化し、曖昧な感覚を全て数値で処理する』というものでした。それにより、どれだけダメージを負ってもHPという数値が減るだけで、出血や打撲、骨折などはせずに済むようになりました。もちろん、痛覚を消したわけでは無いので多少の痛みは感じますし、瀕死状態でさらに追い打ちを受ければ死んだりもしますが……って感じですが、わかって貰えました?」
ポブロトは一息で言い切ると、上目遣いで直樹の顔を見た。
「うーん、まあ何となく……分かったかな。まあとにかく仕事に活かせそうな設定というか何というか……って、まてよ? さっきは焦ってて気付かなかったけど、俺のHPってめちゃくちゃ少なくない? 1のダメージを5、6回食らって瀕死の赤が出なかった?」
直樹は妙に恥ずかしくなり、頬を赤らめた。
「いや、大体そんなもんですよ。昨日来たばかりなら、レベルもまだ1でしょうし」
「レベル?」
直樹は正直今までの話の流れから鑑みて大体の予想はついていたが、一応訊いてみた。
ついさっき会ったばかりの人間に対し、何でも丁寧に解説してくれるポブロトに好感と信頼を抱き始めており、その言葉は信用に足るものだと思ったからだ。
「はい。ロフミリアにはレベルという概念があり、レベルが上がるほどHPや魔法を使うためのMPなどが増えていくんです。そして、この世界に転移した人は年齢など関係無くみな一律レベル1から始めることになりますので、ナオキさんのHPが6とかだとしても全然恥ずかしいことじゃないんで安心してください!!」
ポブロトは受験生を励ます先生のように、右手で拳を作りながら力説した。
「ははっ、ありがとう。ちなみに、レベルをあげるためにはやっぱり魔物を倒したりして経験値を稼ぐ……みたいな感じ?」
「おお、その通りです! まあ、正確に言うと『人間は魔物を、魔物は人間を倒すと……』ですが。あと、経験値を稼ぐ方法は必ずしもそれだけじゃなくて……って、あっ!!!」
突然、目と口を大きく開けてフリーズするポブロト。
直樹はそれを見て、てっきりさっきのドラゴンに見つけられちゃったんじゃないか、と心配になって空や周りを確認してみたが、特に何かが襲ってくる気配は無かった。
「おっと、すみません。実は今日、仕事終わりに嫁さんと子ども達と〈空飛ぶじゅうたんツアー〉に行く約束をしてまして……」
「あっ、そうなんだ。それは逆にこっちこそ申し訳ない。次から次に質問攻めしてしちゃって……」
「良いんです良いんです! 時間的にはまだ余裕がありますから! ただ、なるべく余裕を持って帰っておかないと嫁さんと子どもに怒られちゃうんで」
ポブロトは頭をポリポリかきながら笑った。
世界は違えど、家庭における父の立場というものは大体似たようなものなんだな……と、直樹は激しく共感した。
自分も以前、家族でテーマパークに行く予定だった前日に、その件を忘れて同僚と夜遅くまで飲んでしまい、香織たちにこっぴどく攻められたほろ苦い記憶が甦る。
「そりゃ大変だ! 早く行かないと!」
ある意味、ドラゴンの襲来より厄介な羽目に陥らないように、直樹は行って行ってと身振り手振りを交えながら伝えた。
「すみません。それじゃ、お言葉に甘えてさっさと行かせて頂きます」
「はは、どーぞどーぞ。色々教えてくれてありがとう。凄く助かったよ」
「それは良かったです! 僕は仕事でちょくちょくこの辺り通るんで、またすぐにお会いできると思いますよ」
「それは助かる。っていうか、こう言っちゃなんだけど何となく境遇が似てるような気がしなくもないんで、いつかゆっくりお酒でも飲みながら語り合いたいもんだ」
「おお、ぜひこちらこそ!」
初対面とは思えないほど、短い時間でぐぐっと距離を縮めた2人のオジさん──いや、家族を守るために戦う2人の戦士は、堅く熱い握手を交わした。
「そうそう。この世界に来たばかりで色々大変でしょうから……」
と呟きながら、ポブロトは白い布袋の中から適当にいくつかアイテムを取りだし、その布袋に似た別の布袋の中に入れて直樹に差し出した。
「えっ、これくれるの? いや、ちょっとさすがに悪いよこれは……」
「いえいえ。もちろんタダじゃないですよ! これに関しちゃ商売ですんで。もちろん後払いで結構ですんで!」
そう言って、ポブロトはウインクした。
「あ、そ、そう。はは、それじゃありがたく頂いとこうかな。次に会うときまでに代金を稼いでおけたら良いんだけど」
直樹は笑顔でアイテムの詰まった布袋を受け取った。
「それなら助かりますけど、くれぐれも無理はしないで下さいね」
「ああ、分かってるよ。ここから東にある魔物の国、あと西の方にある人間の国には近づいちゃダメってね。あっ、だとすると、北の方だったら大丈夫なのかな?」
地図に描かれた三角形を頭に思い浮かべながら直樹は訊いてみた。
「ダメですダメ!! 北方面だけは絶対に! 魔物の国や人間の国なんかと比べものにならないぐらいに……」
ポブロトは語気を強めながら答えた。
直樹は、その様子からして本当にヤバそうな感じで、比べものにならないぐらい何なのかがとても気になったが、これ以上引き留めるのは申し訳なさ過ぎると思い、口から出掛かった質問をグッと飲み込んだ。
「了解了解! 絶対行かないようにするよ」
「お願いします! あっ、でも気を取り直してください。少なくともレベルが低い内は遠出を避けた方が良いですよー。活動範囲はこの近辺に限られてしまいますが、この辺りは〈地下ダンジョン〉が豊富にあるんで十分楽しめると思いますよ! ってことで、いよいよ時間がヤバいので行きます! また今度!」
ポブロトは矢継ぎ早に言い終えると、直樹に背中を向け、脱兎の如く森から飛び出し黄土色の道を駆け抜けていった。
「あっ、色々ありがと~!」
すでに豆粒サイズになるほど遠くまで行ってしまったポブロトの背中に向けて、手を振る直樹。
「にゃにゃにゃにゃ~ん!!」
ずっと大人しく聞き入っていたささみも、親切な商人へ声を鳴らして見送った。
「いやぁ、ホント、良い人だったなぁ。色々教えてくれたし、アイテムもくれたし……って、これは後払いで買った商品か」
直樹は呟きながら、ポブロトから貰ったアイテム袋を肩から斜めに掛けた。
「っていうか、最後のアレ気になるな。地下ダンジョンってやつ。楽しめそうだとか……。まっ、それはさておき、色々分かって安心したら腹が減ってきたな」
「にゃーん」
「おお、ささみよお前もか。それじゃ、ひとまずウチに帰るとすっかね」
「にゃーん!」
息も腹の虫のタイムスケジュールもぴったりあった2人は、ここまで来た道を引き返すことにした。
「……って、どっちだっけ??」
「にゃ、にゃーん!」
方向感覚抜群な愛猫の先導で歩き始め、数メートル行ったその時。
「うわっ!」
直樹は足のつま先が何かに当たって転びそうになるのを、逆の足を踏ん張ることでなんとか堪えた。
「なんだなんだ!?」
足が引っかかった辺りに目をやる直樹。
パッと見、他の場所同様に土と落ち葉があるだけにしか見えなかったが……
「あっ! なんだこりゃ!?」
よく目を凝らして見ると、土のすぐ下に何かが隠れていることに気が付いた。
数字の『1』の残像が直樹の瞼に焼き付いていた。
そして、脳裏を駆け巡る家族との楽しい日々が心に突き刺さり、じんわりと涙がにじみ出……そうになる一歩手前。
「ハハハッ、ジョーダンジョーダン。冗談ですよ~」
ドッキリ大成功、といったノリでポブロトがウインクした。
「えっ……冗談……??」
戸惑う直樹。
「にゃーん!!」
弄ぶなー……と言わんばかりに爪を立てて威嚇するささみ。
「ごめんなさいごめんなさい! 悪気は無かったんです。瀕死状態に出る赤い煙の何たるかを実際に見てもらいたかっただけで……。あっ、これどうぞ。食べればHPが回復しますんで」
ポブロトは布袋から取り出したアイテムを直樹に手渡した。
それは、パッと見おでんに入ってる結び昆布のような、リボンの形をした緑色の草だった。
「こ、これは……もしかして薬草?」
「おお、大正解です! よくおわかりで!」
「ま、まあ、減ったHPを回復するアイテムって言えば薬草だし、見た目的にもそんな感じだし……って、いま俺って瀕死状態なんだよね?」
「あ、はい」
「うーん、その割りにはどこか苦しかったり、立って居られないってことも無いんだよね……。ここだけ少し痛いけど」
直樹は恐る恐る薬草を口に入れながら、手足や胸など自分の体の各パーツの状態を確認しつつ、唯一右肩だけが若干ジンジンするのに気付いて苦笑いした。
「それはズバリ<HP制度>のおかげです!」
「……エイチピーセイド??」
「はい。その昔、人間も魔物もとにかく好戦的だった時代。毎日のように血で血を洗う争いが繰り広げられていたのですが、その光景に嫌気が差した人物が居たんです。その人物はこの世界の歴史において5本の指に入るほどの大魔法使いで、とある〈究極全体魔法〉を唱えたんです」
「キュウキョクゼンタイ……??」
「ええ、平たく言うと『この世界の全ての生き物に対して効果のある魔法』です。そして、その魔法の効果は『全生物の体力とダメージをHP化し、曖昧な感覚を全て数値で処理する』というものでした。それにより、どれだけダメージを負ってもHPという数値が減るだけで、出血や打撲、骨折などはせずに済むようになりました。もちろん、痛覚を消したわけでは無いので多少の痛みは感じますし、瀕死状態でさらに追い打ちを受ければ死んだりもしますが……って感じですが、わかって貰えました?」
ポブロトは一息で言い切ると、上目遣いで直樹の顔を見た。
「うーん、まあ何となく……分かったかな。まあとにかく仕事に活かせそうな設定というか何というか……って、まてよ? さっきは焦ってて気付かなかったけど、俺のHPってめちゃくちゃ少なくない? 1のダメージを5、6回食らって瀕死の赤が出なかった?」
直樹は妙に恥ずかしくなり、頬を赤らめた。
「いや、大体そんなもんですよ。昨日来たばかりなら、レベルもまだ1でしょうし」
「レベル?」
直樹は正直今までの話の流れから鑑みて大体の予想はついていたが、一応訊いてみた。
ついさっき会ったばかりの人間に対し、何でも丁寧に解説してくれるポブロトに好感と信頼を抱き始めており、その言葉は信用に足るものだと思ったからだ。
「はい。ロフミリアにはレベルという概念があり、レベルが上がるほどHPや魔法を使うためのMPなどが増えていくんです。そして、この世界に転移した人は年齢など関係無くみな一律レベル1から始めることになりますので、ナオキさんのHPが6とかだとしても全然恥ずかしいことじゃないんで安心してください!!」
ポブロトは受験生を励ます先生のように、右手で拳を作りながら力説した。
「ははっ、ありがとう。ちなみに、レベルをあげるためにはやっぱり魔物を倒したりして経験値を稼ぐ……みたいな感じ?」
「おお、その通りです! まあ、正確に言うと『人間は魔物を、魔物は人間を倒すと……』ですが。あと、経験値を稼ぐ方法は必ずしもそれだけじゃなくて……って、あっ!!!」
突然、目と口を大きく開けてフリーズするポブロト。
直樹はそれを見て、てっきりさっきのドラゴンに見つけられちゃったんじゃないか、と心配になって空や周りを確認してみたが、特に何かが襲ってくる気配は無かった。
「おっと、すみません。実は今日、仕事終わりに嫁さんと子ども達と〈空飛ぶじゅうたんツアー〉に行く約束をしてまして……」
「あっ、そうなんだ。それは逆にこっちこそ申し訳ない。次から次に質問攻めしてしちゃって……」
「良いんです良いんです! 時間的にはまだ余裕がありますから! ただ、なるべく余裕を持って帰っておかないと嫁さんと子どもに怒られちゃうんで」
ポブロトは頭をポリポリかきながら笑った。
世界は違えど、家庭における父の立場というものは大体似たようなものなんだな……と、直樹は激しく共感した。
自分も以前、家族でテーマパークに行く予定だった前日に、その件を忘れて同僚と夜遅くまで飲んでしまい、香織たちにこっぴどく攻められたほろ苦い記憶が甦る。
「そりゃ大変だ! 早く行かないと!」
ある意味、ドラゴンの襲来より厄介な羽目に陥らないように、直樹は行って行ってと身振り手振りを交えながら伝えた。
「すみません。それじゃ、お言葉に甘えてさっさと行かせて頂きます」
「はは、どーぞどーぞ。色々教えてくれてありがとう。凄く助かったよ」
「それは良かったです! 僕は仕事でちょくちょくこの辺り通るんで、またすぐにお会いできると思いますよ」
「それは助かる。っていうか、こう言っちゃなんだけど何となく境遇が似てるような気がしなくもないんで、いつかゆっくりお酒でも飲みながら語り合いたいもんだ」
「おお、ぜひこちらこそ!」
初対面とは思えないほど、短い時間でぐぐっと距離を縮めた2人のオジさん──いや、家族を守るために戦う2人の戦士は、堅く熱い握手を交わした。
「そうそう。この世界に来たばかりで色々大変でしょうから……」
と呟きながら、ポブロトは白い布袋の中から適当にいくつかアイテムを取りだし、その布袋に似た別の布袋の中に入れて直樹に差し出した。
「えっ、これくれるの? いや、ちょっとさすがに悪いよこれは……」
「いえいえ。もちろんタダじゃないですよ! これに関しちゃ商売ですんで。もちろん後払いで結構ですんで!」
そう言って、ポブロトはウインクした。
「あ、そ、そう。はは、それじゃありがたく頂いとこうかな。次に会うときまでに代金を稼いでおけたら良いんだけど」
直樹は笑顔でアイテムの詰まった布袋を受け取った。
「それなら助かりますけど、くれぐれも無理はしないで下さいね」
「ああ、分かってるよ。ここから東にある魔物の国、あと西の方にある人間の国には近づいちゃダメってね。あっ、だとすると、北の方だったら大丈夫なのかな?」
地図に描かれた三角形を頭に思い浮かべながら直樹は訊いてみた。
「ダメですダメ!! 北方面だけは絶対に! 魔物の国や人間の国なんかと比べものにならないぐらいに……」
ポブロトは語気を強めながら答えた。
直樹は、その様子からして本当にヤバそうな感じで、比べものにならないぐらい何なのかがとても気になったが、これ以上引き留めるのは申し訳なさ過ぎると思い、口から出掛かった質問をグッと飲み込んだ。
「了解了解! 絶対行かないようにするよ」
「お願いします! あっ、でも気を取り直してください。少なくともレベルが低い内は遠出を避けた方が良いですよー。活動範囲はこの近辺に限られてしまいますが、この辺りは〈地下ダンジョン〉が豊富にあるんで十分楽しめると思いますよ! ってことで、いよいよ時間がヤバいので行きます! また今度!」
ポブロトは矢継ぎ早に言い終えると、直樹に背中を向け、脱兎の如く森から飛び出し黄土色の道を駆け抜けていった。
「あっ、色々ありがと~!」
すでに豆粒サイズになるほど遠くまで行ってしまったポブロトの背中に向けて、手を振る直樹。
「にゃにゃにゃにゃ~ん!!」
ずっと大人しく聞き入っていたささみも、親切な商人へ声を鳴らして見送った。
「いやぁ、ホント、良い人だったなぁ。色々教えてくれたし、アイテムもくれたし……って、これは後払いで買った商品か」
直樹は呟きながら、ポブロトから貰ったアイテム袋を肩から斜めに掛けた。
「っていうか、最後のアレ気になるな。地下ダンジョンってやつ。楽しめそうだとか……。まっ、それはさておき、色々分かって安心したら腹が減ってきたな」
「にゃーん」
「おお、ささみよお前もか。それじゃ、ひとまずウチに帰るとすっかね」
「にゃーん!」
息も腹の虫のタイムスケジュールもぴったりあった2人は、ここまで来た道を引き返すことにした。
「……って、どっちだっけ??」
「にゃ、にゃーん!」
方向感覚抜群な愛猫の先導で歩き始め、数メートル行ったその時。
「うわっ!」
直樹は足のつま先が何かに当たって転びそうになるのを、逆の足を踏ん張ることでなんとか堪えた。
「なんだなんだ!?」
足が引っかかった辺りに目をやる直樹。
パッと見、他の場所同様に土と落ち葉があるだけにしか見えなかったが……
「あっ! なんだこりゃ!?」
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