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すれ違う恋心
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ドキドキ…
「まだかな?」
私は夢咲美夜。
校舎裏でそわそわしながら
大好きな男の子を待っていた。
私は一ヶ月前に幼馴染みの光くんに
チョコを渡して告白した。
そして今日はホワイトデー。
バレンタインのお返しの日。
「ごめん!待った?」
光くん!
「ううん、待ってないよ」
光くんとは結構仲良いし、
わざわざ校舎裏に呼び出したし、
これは…期待してもいいよね!
「美夜ちゃん、これバレンタインのお返し」
私は光くんからお菓子が入った
透明な紙袋を渡された。
「…え?」
私は渡されたお菓子を見て驚いた。
紙袋の中にはマシュマロが入っていた。
バレンタインのお返しには
それぞれ意味がある…
キャンディーなら『あなたが好きです』、
クッキーなら『あなたは友達』、
マカロンなら『あなたは特別な人』…。
そしてマシュマロは…
『あなたの事が嫌い』
「…」
「そっか…そうだったんだ…」
「え?」
「ごめんね…気付かなくてごめんなさい!」
私は泣きながらその場から走り去った。
「あっ!美夜、どうだった?」
「星花ちゃん…」
走り去った場所には
友達星花ちゃんがいた。
「マシュマロだった…」
「…そっか」
星花ちゃんは泣いている私を
優しく抱き締め、
頭を優しく撫でてくれた。
「でも大丈夫だよ!」
「男なんて他にもいるんだし!」
「元気出して!」
「星花ちゃん…」
「そうだ!気分転換に出掛けない?」
「うん…」
「そうと決まれば早速行こう!」
「この間、美味しいパンケーキの店を
見掛けたんだ~!そこ行こう!」
私はそれから毎日星花ちゃんと
いろんな所に出掛けた。
「美夜ちゃん!」
「…っ、光くん…」
「話しがあるんだけど…」
「振っといて今更、
美夜に何の話しがあるの?」
「星花ちゃん!」
「僕は…「美夜、行こっ!」」
「う、うん…」
それからしばらくして…
「え…嘘…」
光くんが飛び降り自殺をした。
そして葬式の日。
「おばさん」
「あら、美夜ちゃん、
来てくれたの?」
「はい…光くんは嫌がってるだろうけど…」
「え?何言ってるの?」
「え?」
「好きな子が来てくれて
嫌がるわけないわよ…」
「好きな子…?
でも私は告白して振られて…」
「そう…あの子、
誤解を解けなかったのね…
だから自殺を…」
「誤解…?」
「知ってる?ホワイトデーのお返しは
元々マシュマロだったの」
「え?」
「でも受け取る側の印象から
意味が真逆になったんですって」
「そんな…私…うぅ…あぁぁ…」
私はその場に泣き崩れた。
ちゃんと話しを聞いてあげれば良かった…
聞いてあげれば、
もっと一緒にいれたのに…
私のせいで光くんを追い詰めた…
私のせいで光くんは死んだ…
私が光くんを殺した…
「美夜ちゃん…」
一緒に葬式に来ていた星花ちゃんは
私を優しく抱きしめた。
「一人で背負い込まないで…」
「私も一緒に罪を背負うから…」
「勘違いしたのは私も一緒だし…」
「星花ちゃん…ありがとう…」
私も泣きながら星花ちゃんを抱きしめた。
「だからずっと一緒にいよう」
「うん、ずっと一緒だよ…」
「まだかな?」
私は夢咲美夜。
校舎裏でそわそわしながら
大好きな男の子を待っていた。
私は一ヶ月前に幼馴染みの光くんに
チョコを渡して告白した。
そして今日はホワイトデー。
バレンタインのお返しの日。
「ごめん!待った?」
光くん!
「ううん、待ってないよ」
光くんとは結構仲良いし、
わざわざ校舎裏に呼び出したし、
これは…期待してもいいよね!
「美夜ちゃん、これバレンタインのお返し」
私は光くんからお菓子が入った
透明な紙袋を渡された。
「…え?」
私は渡されたお菓子を見て驚いた。
紙袋の中にはマシュマロが入っていた。
バレンタインのお返しには
それぞれ意味がある…
キャンディーなら『あなたが好きです』、
クッキーなら『あなたは友達』、
マカロンなら『あなたは特別な人』…。
そしてマシュマロは…
『あなたの事が嫌い』
「…」
「そっか…そうだったんだ…」
「え?」
「ごめんね…気付かなくてごめんなさい!」
私は泣きながらその場から走り去った。
「あっ!美夜、どうだった?」
「星花ちゃん…」
走り去った場所には
友達星花ちゃんがいた。
「マシュマロだった…」
「…そっか」
星花ちゃんは泣いている私を
優しく抱き締め、
頭を優しく撫でてくれた。
「でも大丈夫だよ!」
「男なんて他にもいるんだし!」
「元気出して!」
「星花ちゃん…」
「そうだ!気分転換に出掛けない?」
「うん…」
「そうと決まれば早速行こう!」
「この間、美味しいパンケーキの店を
見掛けたんだ~!そこ行こう!」
私はそれから毎日星花ちゃんと
いろんな所に出掛けた。
「美夜ちゃん!」
「…っ、光くん…」
「話しがあるんだけど…」
「振っといて今更、
美夜に何の話しがあるの?」
「星花ちゃん!」
「僕は…「美夜、行こっ!」」
「う、うん…」
それからしばらくして…
「え…嘘…」
光くんが飛び降り自殺をした。
そして葬式の日。
「おばさん」
「あら、美夜ちゃん、
来てくれたの?」
「はい…光くんは嫌がってるだろうけど…」
「え?何言ってるの?」
「え?」
「好きな子が来てくれて
嫌がるわけないわよ…」
「好きな子…?
でも私は告白して振られて…」
「そう…あの子、
誤解を解けなかったのね…
だから自殺を…」
「誤解…?」
「知ってる?ホワイトデーのお返しは
元々マシュマロだったの」
「え?」
「でも受け取る側の印象から
意味が真逆になったんですって」
「そんな…私…うぅ…あぁぁ…」
私はその場に泣き崩れた。
ちゃんと話しを聞いてあげれば良かった…
聞いてあげれば、
もっと一緒にいれたのに…
私のせいで光くんを追い詰めた…
私のせいで光くんは死んだ…
私が光くんを殺した…
「美夜ちゃん…」
一緒に葬式に来ていた星花ちゃんは
私を優しく抱きしめた。
「一人で背負い込まないで…」
「私も一緒に罪を背負うから…」
「勘違いしたのは私も一緒だし…」
「星花ちゃん…ありがとう…」
私も泣きながら星花ちゃんを抱きしめた。
「だからずっと一緒にいよう」
「うん、ずっと一緒だよ…」
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