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四章

準備期間

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 ようやくべアテに触れさせてもらえた私は、彼女を受け入れる日がいっそう待ち遠しくなった。自分でも膣口を広げる練習をしたいのだけれど、平日一人きりになれるのは寮のシャワールームを使っているときくらいだ。シャワーを流しながら何度か試みたものの、他人の気配が近く物音のする場所では羞恥心が勝ってしまい、どうしても集中できない。防音魔法を使えば、それこそ周りになにをしているのか教えてしまうようなものだから、対策することも叶わない。一日も早い実現のためにすべきことは明確になったのに、べアテの指で慣らしてもらうしか方法がないのがもどかしかった。
 ––心待ちにして迎えた週末。話し合いをした翌日にべアテが手配を済ませてくれていたおかげで、今夜ははじめてローションを試すことができる。べアテにも意見を聞き、きれいな橙色の小瓶に詰められているローションをまず使ってみることにした。ラベルには、ほのかな柑橘系の香りがする、とろりとしたジェルタイプだと記載されている。手配してくれた品はすべて、舐めても問題ないほど質の良いものらしい。高価なものだろうに、べアテは私に金額を教えてくれるつもりも、お金を受け取ってくれるつもりもないようだった。

「言い出したのは私なのだし、本当に気にしないで」
「ん……、それじゃ今回はお言葉に甘えさせてもらうわね。……ありがとう」
「こちらこそ、ありがとうクリスティ……。貴女の恋人でいさせてもらえて、心から嬉しいわ」

 秘密がなくなり、協力し合うことを決めてからのべアテは、以前にも増して積極的に好意をあらわすようになった。屈託のない微笑みを向けられると、込み上げる愛おしさが胸を甘く締め付ける。ベッドに腰掛けた湯上りの私たちは、体格差を埋めるようにお互いを強く引き寄せて口づけ合った。



 私が先にしようか? と聞くと、べアテは瞬時に頬を赤らめて首を横に振った。先週の夜、大きなおちんちんを震わせて高い声で喘ぐべアテが可愛くて、夜通し弄り倒してしまったせいかもしれない。これまでしてもらってばかりいたのだから、私としてはまだまだ愛し足りないのだけれど。可愛いべアテを見たい気持ちをぐっと堪えて、そわそわしながら返事を待っている彼女に先を譲った。ただし、加減してくれないとお返しできないわよ、と一言断っておく。

「ぅ……、夢中になりすぎないように心がけるわ……。ローションは、指でするときに使うわね」
「ええ……」
「クリスティ……♡ ……っ、ちゅぅ♡ ちゅっ♡」
「ぁっ♡ ……んっ、べアテ♡ んぅっ♡」

 胸に抱えられてベッドに押し倒された私は、べアテの首に腕を回した。高い鼻梁に自分の鼻を擦り寄せ、上唇を舐めて口づけをねだる。明るい青色の瞳を細めて意図を汲んでくれた彼女は、すぐさま甘い唾液を纏った舌を絡ませて求めてくれた。
 愛おしむように髪を撫でてくれるてのひらも重なる素肌の感触も心地よくて、まだ触られてもいない下腹がきゅう♡♡と疼く。丁寧に愛撫してくれるべアテには申し訳ないけど、受け入れるための準備を進めてもらうのだと思うと心が逸り、焦れてしまった。

「んぁっ♡ ぁんっ♡ んんっ♡ あ、べアテ、もう……♡♡ ぁあっ♡♡」

 頬を支えてくれている片手を掴まえて、触って欲しいところまで導く。べアテの大きなてのひらがむにゅっ♡♡とおっぱいを揉み込むと、すかさず指の間で乳首を挟まれた。貪るような口づけをされつつ、体をずらしたべアテの両手が蠢き出す。彼女が動きやすいように両手で枕を掴んで胸を差し出すと、口内に吸い上げられていた舌を甘く噛まれてしまった。

「ふぁ……っ♡♡!? ん、むっ♡♡ んぅ、……ぁっ♡♡」
「あむっ♡♡ ちゅぅうっ♡♡ ぢゅっ♡♡ っ……、あまり煽らないで、クリスティ♡♡」

 驚いて開いた口の端から零れた唾液を、べアテがれろぉ……♡♡と舐め取っていく。濡れた口元をくすぐる彼女の熱い吐息に、ぞわりと快感が走った。爛々とした目で私を見据えているべアテの興奮が、手に取るように伝わったからだ。
 『気の済むまで好きにして欲しい』と彼女に言えたなら、どれほどの快感を共有できるのだろう。迸るような欲望を隠せないのか、隠すことを止めてくれたのかはわからない。しかしこれまで見たことのない顔をしているべアテを、私は受け入れる準備が進んでいないにも関わらずさらに煽り立ててしまいそうになった。喉を鳴らして唾液と言葉を呑み込んだ私は、荒い呼吸を繰り返してべアテを見つめ返した。

「はぁっ♡♡ 貴女はただでさえ、魅力的でたまらないのだから……♡♡♡♡」
「んっ♡♡ なにいって……、ぁあんっ♡♡!」
「んちゅっ♡♡ ちゅうっ♡♡ れるれるっ♡♡ ぢゅううぅっ♡♡ はっ♡♡ むちゅっ♡♡ ぢゅっ、ちゅうぅっ♡♡」

 べアテは熱に浮かされたようにうっとりと告げると、ぴんっ♡♡と勃起している私の乳首にしゃぶりついた。乳房を揉みしだくてのひらはいつになく性急で、加減がわからなくなってしまったのかと思うほど力強い。少し荒々しい愛撫の気持ちよさにも、余裕のない恋人の姿にも興奮して、瞬く間に高まってしまう。

「んぁっ♡♡ あぁっ♡♡ きもち、いっ♡♡ べアテっ♡♡」
「ぢゅううっ♡♡ ちゅっ♡♡ はーっ♡♡♡ 可愛いクリスティ……っ♡♡♡ こちらも、させてね♡♡ ……れろっ♡♡ ちゅうぅっ♡♡」
「ひぁっ、ん……っ♡♡♡! あっ♡♡ ぁあっ♡♡♡!」

 べアテは唾液塗れにしたおっぱいを甘噛みして吸い上げお腹にまで痕を残していくと、私の脚をがばりと抱え上げた。太ももに腕を回されてしまったため、もう濡れそぼっているだろう秘部がべアテの目の前にさらけ出される。一応断りは入れてきたけれど、こんな体勢で口淫されるのははじめてだ。腰を浮かされているから、べアテがいやらしく割れ目を舐め、存在を主張しているクリトリスを吸い上げるのがまともに見えてしまう。
 熱い舌が襞の間まで執拗に這い回り、溢れ出す愛液を飲み込まれていく。指先で陰唇を開かれて、淫らにひくついてしまう膣口を舌で抉じ開けられる。言葉少なく熱烈に愛撫してくれるべアテにまるで食べられているみたいだと、快楽と羞恥に痺れる頭でふと思った。

「ぁっ♡♡ も、恥ずかしい、からっ♡♡ んぁっ♡♡♡ あっ♡♡♡ 指っ、いれてよぉっ♡♡♡」
「ぢゅぱっ♡♡♡ ぢゅるるぅぅっ♡♡♡ れるれる……っ♡♡♡ ちゅうぅっ♡♡♡ ぷはっ♡♡♡ は、ぁ……っ♡♡♡ このまま、イって♡♡♡ ぢゅっ、ぢゅううぅうっ♡♡♡」
「ぁあっ♡♡♡!? べアテっ♡♡♡ ひ、ぁっ♡♡♡ んぁあーーっ♡♡♡!」

 脚を抱え込まれて逃げられず、制止の言葉も聞いてもらえなかった私は、またしても音を立てて思いきりおまんこに吸い付かれ、潮を噴いて達してしまった。溢れる飛沫が口を離さないべアテに飲み込まれていく。痙攣する膣を貪欲に掻き回されて、私は恥ずかしい体勢を取らされたまま絶えず押し寄せる快感の波に翻弄された。

「……んっ♡♡♡ ふっ♡♡♡ はぁーっ♡♡♡ 下ろして、べアテ……♡♡」
「んちゅっ♡♡♡ ちゅうううっ♡♡ はっ♡♡♡ っ……、ええ♡♡♡」
「んんっ♡♡♡ ……今夜は、なんだか強引ね」
「……いや、だった?」

 どうにか息を整えて声をかけると、べアテは名残惜しそうに口を離して、抱えていた脚をベッドに下ろしてくれた。思ったことを伝えただけで責めるつもりなんてなかったのに、彼女は申し訳なさそうに目を逸らしてしまう。さきほどまでの勇ましさはどこへやら、だ。

「……本気でいやだったら、魔法を使ってでもあんたを止めてるわよ」
「っ……クリスティ♡♡」

 上半身を起こして抱きつくと、べアテが安心したように息を吐いたのがわかった。ゆったりと抱き返されて、肌を伝い響く鼓動に耳を澄ませる。労わるように背中を撫で摩ってくれるてのひらが気持ちいい。私からもゆるゆるとべアテに触れ、すでに反り返っている硬いおちんちんをそっと握った。びくっと腰を跳ねさせた彼女に手を掴まれ、止められてしまう。

「ぁっ♡♡ 嬉しいけど、まずは……っローションを使ってみましょう♡?」

 こんな状態で辛くないの? と問いかけてしまいそうになったけれど、私は思いとどまった。彼女はいつも私にしてくれているとき、自分も気持ちよくなっていたのだと教えてくれた。優しいべアテは私が問い詰めなかったなら、自分の欲望を後回しにし続けてしまっていたかもしれない。二人で話し合って準備をしていこうと決めたのだから、私も自分の想いを押し付けず、べアテに協力すべきだろう。

「……っ、ええ♡ お願いね♡♡」
「……ありがとう♡♡ 念のため、治癒魔法も使うわ。……絶対に無理をしないでね」
「ふふ、まだ指を増やすだけなのに大げさなんだから。……でも、約束するわ♡♡」

 私を枕元に寄りかからせて治癒魔法を唱えたべアテと、触れるだけの口づけを交わした。私の言葉に微笑んで頷いた彼女は橙色の小瓶を手に取り、自分の右手にたっぷりと中身を垂らす。色の付いていないとろりとした見た目のローションからは、嫌みのないほのかな柑橘系の匂いが漂った。

「へえ……、いい香りがするのね」
「そうよね。触り心地も、とろとろして気持ちいいわ。ただ直接肌に塗るには冷たいかもしれないから、手に馴染ませてから付けるわね」

 べアテに向かって脚を開いて待っている私は、指先にローションを絡ませ温めてくれている彼女の細やかな気遣いに、照れくささを覚えてしまった。この人に愛されているのだと実感するたび胸が甘く締めつけられて、言葉に詰まる。愛しい彼女を欲しがって、子宮まできゅん♡♡と甘やかに疼いた。

「……これなら、大丈夫そうかしら?」
「ん……っ♡♡ ぁっ、冷たく、ないわ♡♡ ローションって、こんな感じなのね♡」
「変な感じとか、いやな感じはない?」
「ええ、べアテの指ぬるぬるで、気持ちいい……っ♡♡」
「っ……き、気に入ってもらえたなら、よかったわ♡♡♡ 挿れる、わね♡♡」 

 なぜかぴたっと指の動きを止めていたべアテは体をずらして私に寄り添うと、中指でぬぷぷ……♡♡と膣口を押し広げた。ローションのおかげか、いつも感じる異物感も少ない。襞を掻き分けられても、愛液と混ざったローションが滑りをよくしてくれているようだ。ぬちゅ♡♡にゅちゅ♡♡ちゅこっ♡♡ちゅこっ♡♡と音を立てて媚肉を撫でる長い指を反射的に締め付けてしまうけれど動きの妨げにはならないらしく、べアテは私の膣内を探る手を休めない。やすやすと子宮口を小突かれた私はすでに覚え込まされている快楽に喘ぎ、背中を反らして感じてしまった。

「ふっ♡♡ ぁっ♡♡ ん、ぁあっ♡♡♡!」
「はぁっ♡♡ もう奥まで咥え込んでくれたわ♡♡ きつくない♡♡?」
「ぁんっ♡♡ はっ♡♡ っ……平気、よ♡♡ 指、増やして♡♡♡」
「わかったわ……♡♡」

 一度引き抜かれた中指に添えられた薬指が、一緒にずにゅぅ……っ♡♡と挿入される。まだ入口を広げられただけなのに、圧迫感で体が強張ってしまう。無理に進ませないでくれるべアテの指がぬりゅぬりゅ♡♡と浅い場所を蠢いて、親指で優しくクリトリスを転がされると、少しづつ余計な力が抜けていった。

「クリスティ、痛みは……?」
「あっ♡♡ ない、から♡♡ んっ♡♡ 慣れさせて、ね♡♡?」

 ええ、と短く答えたべアテは、二本の指をくぱくぱ♡♡と開かせて狭い入口をほぐしていく。愛液を溢れさせていた膣内はすっかりローションが馴染んだのか、かつてなくぐずぐずに濡れそぼっている。べアテは慎重な力加減で、奥まで指を埋めてくれた。

「ぁあっ♡♡ 奥、届いてるっ♡♡♡」
「っすごい締め付け♡♡♡ 動かして、いい♡♡♡?」
「んんっ、いい、よっ♡♡♡ べアテが挿入できはいるように、ちゃんと広げて♡♡♡」
「く、ぅ……っ♡♡♡♡! クリスティっ♡♡♡ クリスティ……っ♡♡♡♡!」
「ぁっ♡♡♡ ぁんっ♡♡♡ いいところ、ぜんぶ、こすれりゅっ♡♡♡ ひぁあっ♡♡♡」

 たまりかねたように私を呼んだべアテが、おとがいを反らせてあらわになった喉元に強く吸い付いてきた。痕を付けられたら見えてしまう、と思ったものの、膣内に咥えた彼女の指に意識を搔き乱されて制止することもできない。ばらばらに動かされる二本の指がごりゅごりゅ♡♡と気持ちいい場所を抉っていくと、凄まじい快感が駆け巡った。

「んぁっ♡♡♡ いいっ♡♡♡ きもちいっ、べアテぇっ♡♡♡ ぁあっ♡♡♡!」
「ふーっ♡♡♡ はーっ♡♡♡ はぁっ♡♡♡ イって、クリスティ♡♡♡♡」
「あっ♡♡♡ んっ、ぁっ♡♡♡ ぁぁああーーーっ♡♡♡♡♡!」

 おまんこを穿つ指をぎゅぅぅううっ♡♡と締め付けながら、私は絶頂に喘いだ。目のくらむ快感の渦に呑まれ、蕩けた下半身の感覚が覚束ない。体ごと痙攣している私を片腕で抱き寄せてくれたべアテにもたれかかって、鮮烈な快楽に浸っていた。

「ちゅっ♡♡ ちゅうっ♡♡ んっ、ちゅぅっ♡♡」
「はーっ♡♡♡ はっ……♡♡ んん、べアテ……っ♡♡♡」

 頬にも首にも口づけて労わってくれるべアテを呼ぶと、熱に浮かされた瞳が心配そうに私を窺った。息を整えてから、大丈夫よと微笑んで見せる。あからさまにほっとしたらしいべアテは、じりじりとするくらいのスピードで私から指を引き抜いた。
 ローションを使ってくれたとはいえ、ふやけてしまっているのではないかというほど彼女の指は濡れそぼっている。早く拭き取ってあげたいのに、べアテは躊躇なく指を舐めてしまった。

「んむっ♡♡♡ いまも、痛みはない?」
「……ええ♡♡ あんたが優しくしてくれたから、思っていたより苦しくもなかったわ♡♡♡ というか、……すごく気持ちよかった♡♡♡ ……ありがと♡♡♡」
「っ……よかった♡♡♡ ローションも、役に立ってくれたようね……♡」

 想像よりもすんなりと二本受け入れられたことは私にとってもべアテにとっても、喜ばしい前進だ。用意してくれてありがとう、とあらためてお礼を言うと、べアテはどういたしましてと微笑んでから、まだしてもいいかしら……? と控えめに申し出た。休憩させてもらった私は、また膣を広げてもらっても大丈夫だし、べアテにしてもいいならそうしたいわと答える。夜は長いとはいえ、二人だけで過ごせる時間は限られている。まだまだへばってなんかいられない、と気合を入れて、べアテの返答を待った。

「ありがとう、クリスティ♡♡ もしいやじゃなければ……、私もローションを使って、してみたいことがあるの……♡♡ 貴女にうつ伏せになってもらって、……私のを、その、ここに、擦り付けてもいいかしら……?」

 べアテがしたいことを素直に口にしてくれるだけでも、私は嬉しく思う。彼女が恥じらいながら教えてくれた方法というのは、うつ伏せになった私の太ももの間にローションを塗ったおちんちんを挟んで、扱くというものだった。ローションを使えば摩擦の痛みはないだろうし、なにより……挿入をしていないだけで性交しているような体勢でする方法なのが、私を興奮させた。

「もちろん、いいわ……♡♡ ん……っ、こんな感じで、お尻を上げればいいの♡♡?」
「ぅぁ……っ♡♡♡ え、ええ♡♡♡ クリスティのすべすべの背中も、細いくびれも、小さなお尻も、とてもきれいだわ……っ♡♡♡ はっ♡♡♡♡ すぐ、出てしまうかも……♡♡♡」
「……っ♡♡♡! それなら、……何回も、すればいいじゃない……♡♡♡♡」
「っクリスティ♡♡♡ ……お願い、顔を見せて♡♡♡♡」

 うつ伏せで顔の横に手を突いている私に、べアテが体重をかけないようにのしかかってくる。脚を閉じて待っている私のお尻を、猛々しいおちんちんが擦った。私の左耳に熱い吐息を吹きかける彼女を、そうっと振り返る。切羽詰まった眼差しで見つめてくる彼女は、ありがとうと囁いた言葉を私の唇に押し込めた。体を寄せて舌を絡ませ合っていると、本当に挿入される前みたいに感じて胸が高鳴ってしまう。
 さんざん感謝を伝えてくれた彼女は私の舌を啜ると体を起こして、少しだけ待っていてね、と言った。顔だけ振り向いて見守る彼女は、小瓶を開けてすぐさまおちんちんにローションを塗り込んでいく。私に塗るときは冷たいからと手に馴染ませていたのに、いまはそんな時間さえ惜しんでいるようだった。べアテの長い指が大きなおちんちんを上下に扱いている様は、私に淫靡な期待を抱かせる。……本当に、挿入しいれてもらう日が待ち遠しい。私の視線に気付いたべアテが恥ずかしそうに目を泳がせてから、おずおずと覆いかぶさってきた。

「体勢が苦しかったりしたら、すぐに教えてね……」
「んぅっ♡♡♡ ぁ、っええ……♡♡♡」

 べアテの左手が私のお尻をするりと撫でてお腹を抱え込み、ローション塗れの右手がベッドと胸の間に割り込んでくる。油断していたおっぱいを揉まれて息を呑んだ隙に、熱く硬い怒張が割れ目をなぞって、太ももの間に滑り込んだ。ぬるぅ……っ♡♡とクリトリスを擦り上げる膨れた先端に気を取られていると、べアテの下腹が私のお尻に押し当てられる。背後から私をしっかりと抱え込んだべアテは、おまんこに抽挿するようにぱちゅっ♡♡ぱちゅんっ♡♡と腰を振りはじめた。

「あぁっ……♡♡♡♡! クリスティの蕩けたおまんこ、気持ちいいっ♡♡♡ 挟んでくれる脚も柔らかくて、温かくて、包み込まれる♡♡♡♡ はっ♡♡♡♡ はぁっ♡♡♡ 好き、大好きよっ、クリスティっ♡♡♡♡」
「あっ♡♡♡ これ、すごいっ♡♡♡ べアテのおちんちんに擦られるの、気持ちいいっ♡♡♡♡ んぁっ♡♡♡ べアテ、好きっ♡♡♡♡ 私で気持ちよくなってくれるの、嬉しいのっ♡♡♡♡」
「クリスティっ♡♡♡♡ く、ぁあっ♡♡♡♡ 可愛すぎるわっ♡♡♡♡ 腰振り止められないっ♡♡♡♡ 精子上がってきちゃうっ♡♡♡♡」

 どちゅっ♡♡どちゅっ♡♡ぱんっ♡♡ぱんっ♡♡ぱんっ♡♡ばちゅっ♡♡ばちゅんっ♡♡♡!

 普段使わない卑猥な言葉を口走ったべアテに力強く揺さぶられ、クリトリスを容赦なく擦りつぶされる。首元にかかる吐息がどんどん荒くなり、腰の動きが激しくなって、さらに硬さを増したおちんちんの脈動を感じる。私が喘ぎながら、イって♡♡と囁くと、一際強く腰を打ち付けた彼女がぶるりと戦慄いた。
 密着したまま達したべアテの熱く迸る精液が、お腹や胸に勢いよく放たれる。何度か体を強張らせて射精を終えた彼女は、私に白濁を沁み込ませるようにゆるゆると腰を動かしていた。おちんちんを押し付けられているから、私が甘イキしてしまったこともばれているだろう。はあはあと息をきらしたべアテは私のうなじや肩甲骨をやんわりと噛んでは舐め上げて、快感の余韻を味わっているようだった。

「はぁっ♡♡ べアテ、大丈夫……♡♡♡?」
「はっ、ごめんなさい……。気持ちよすぎて、加減を忘れてしまったわ……」
「……私も気持ちよかったし、謝らないで♡♡♡ べアテにぎゅーって抱きしめられたままするの、いいわね♡♡♡♡ 感じてくれてるのがわかって、嬉しかったわ♡♡♡♡」
「っ……クリスティ、苦しくなければ、……もう一度、いい……?」
「さっき言ったでしょう? 何回もすればいいじゃない、って♡♡♡♡ それに、ふふ……、あんたは遠慮してるつもりかもしれないけど、私を離す気なんてないんでしょ♡♡♡♡?」

 私のお腹に回された腕には力が込められていて、おっぱいを鷲掴んでいるぬるぬるのてのひらもずっと蠢いている。もう回復したらしいおちんちんはお尻に擦り付けられているし、彼女がまだまだし足りないことなんて明白だった。図星を突かれても私を離さないべアテの肩に触れて、「まだ交代しなくていいから、……好きにしていいわよ♡♡♡♡?」と伝える。目を見開いた彼女は生唾を呑んで唇に吸い付いてくると、ふたたび腰を振りはじめた。
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