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第3話 ここでヒドイ事をするつもりね!?ドウジンシみたいに!
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風を切りながら迫ってくるゴーレムの攻撃を避け間髪入れずに、ゴーレムの体に向かって鉄の剣を一閃した。
「無駄だ! 剣は効かないからな!!」
実は俺は一つだけスキルを持っている……それは、あらゆる奇跡、あらゆる魔法を行使できないが剣ならばどんな剣だろうと自由に扱える。
その潜在能力を“超えて”能力を発揮できる……其の名を【ツルギノオウ】。
まあ、ゴーレムぐらいならスキル無しで切れるんだけどな、これは聖剣を求め高難易度ダンジョンを攻略していくうちに身に付いた技術だ。
「なッ!! ゴーレムが!!? 切れてる!!?」
上半身と下半身が半ば繋がっていないゴーレムはガラガラと音を立てて崩れ、その上に乗っていたセレナは。
「ぎゃふッ!!」
などと言いながら芝生の上に転げ落ちた。
「だ、大丈夫か? いきなりだったからつい反射的にな……」
「わ、私が2年かけて作った巨大ゴーレムが!!?」
セレナは驚きと恐怖が混じったような顔をして、座ったまま距離を取るように後ずさる。
「も、もしかして私も殺すつもりか!?」
「いや、危害を加える気はないが? ところで魔女様がなんでこんなところに?」
魔女といえば森の奥に結界を張りひっそりと生きている連中なんだがな。
まぁ、悪さをするために外に出る魔女も少なくないが。
コイツがそうとは思えない。
「そ、それは……」
言い淀んでいるところを見ると、どうやら事情がありそうだ。
放っておくわけにもいかないし、話を聞いてみるか。
「セレナ、君には何もしない、なぜゴーレムでこんなことをしたのか理由を聞かせてもらってもいいか?」
「じ、実は母上が外から来た人間にさらわれて……ヒック……私だけ逃がしてくれたんだ」
「だから私が助けないとッ! 母上がッ!」
「分かった、少し落ち着け」
いや、こんな状況で落ち着くのは無理な話か……。
仕方ない助けてやるか、放っておく訳にもいかんしな。
「事情を詳しく聞かせてくれ」
幼女が話すにはいつものように森の中にある結界の中で生活していたところ、突然結界が破られ野盗がセレナと母親を拉致したらしい。
アジトに連れ込まれる直前で母親が抵抗しセレナだけを逃した。
そこで、森の奥地に隠してあったゴーレムで母親を救出しに行く途中だったという訳だ。
「ごれじゃ……母上を助けられない……グスっ……うわぁぁぁん~~!!」
あれ? これ、俺のせい? 目の前で大泣きし出したセレナ。
「分かった! 分かったから泣かないでくれ! ゴーレムを壊したのは俺だし……セレナ、お前の母親を助けるのに協力する!」
普通に考えて魔女がただの野盗に負けるとは考えにくい、どう考えても裏に誰かいるよな……結界はたまたまで破れる物でもないしな。
「グスっ……本当か!?」
涙と鼻水をぐしぐしと拭きながらセレナが立ち上がる。
子供を誘拐するような奴だしここで倒しておいた方がいいだろう。
「ああ、案内を頼む」
「お前! いい奴だな! 目つきは悪いけどな!」
このガキ……。
野盗のアジトに着くまでの間いろいろ話を聞いた。
母親の魔女は人間に対して友好的で、迷子になった近くの村人を助けたりしていたらしい。
その中でも気になる話が一つあり、野盗の一人は魔法が効かなく、とてつもない身体能力をしていたという。
「それで母親は負けたということか」
「そうだ! あれは魔道具の力だと思う、魔族ならともかく人間にあんな芸当は無理だ!」
魔法の無効化に身体能力強化ね……そこら辺の野盗がそんな魔道具を持っているわけがないし、きな臭くなってきたな。
あれこれ考えている間に野盗のアジトに着いた。
「おい……あれ、魔女のガキじゃねぇか?」
「ククッ! あのガキ、本当に戻って来やがったぜ? 早いとこお頭に持っていこうぜ!」
目視できる距離まで近づくと門番と思われる男二人が、セレナに近づき捕らえようとするがそれを止める。
「いきなり物騒だな、この子に何か用でもあるのか?」
「セレナ、目を閉じててくれ」
「ああ? なんだクソガキ俺たちは……」
近づいてきた男に剣を抜き放ち。
「えっ? ルド? てっ、てめぇ!!?」
転移の聖剣で龍が住む秘境の奥地へと送ってやった。
「な、なんだ!? 目を開けてもいいか!?」
「ああ、もういいぞ」
「あれ?さっきの奴らは?」
「話したらどっかにいってくれたよ、それより離れずについてくるんだぞ?」
「あ、ああ! 分かった! 頼りにしているからな! でも、門はどうするんだ?」
セレナは鉄と木で出来た門をどうするか考え込んでいるようだ。
「炎の魔法で……いやそれでも鉄が……お前は何かいい案は……って、おい! 門の前に立って何して……」
門の前で剣を振ると木が削れる音が聞こえ門の一部が綺麗に切れていた、厚さが分からなかったから切れないかもと思ったが無事に切れたようだ。
「何してる? 早くいくぞ?」
「分かった………………これって鉄だよな…………?」
何やらぶつぶつと言っているセレナを待っていると、門の中にいた野盗達が襲い掛かってきたが一人残らず転移させた。
そして現在、野盗の親玉と思わしき男と対面しているのだが、この場所はなかなか悪趣味だな。
男の周りは牢が並んでおり、その中の一つにボロボロになった女が囚われていた。
あれがセレナの母親か。
「無駄だ! 剣は効かないからな!!」
実は俺は一つだけスキルを持っている……それは、あらゆる奇跡、あらゆる魔法を行使できないが剣ならばどんな剣だろうと自由に扱える。
その潜在能力を“超えて”能力を発揮できる……其の名を【ツルギノオウ】。
まあ、ゴーレムぐらいならスキル無しで切れるんだけどな、これは聖剣を求め高難易度ダンジョンを攻略していくうちに身に付いた技術だ。
「なッ!! ゴーレムが!!? 切れてる!!?」
上半身と下半身が半ば繋がっていないゴーレムはガラガラと音を立てて崩れ、その上に乗っていたセレナは。
「ぎゃふッ!!」
などと言いながら芝生の上に転げ落ちた。
「だ、大丈夫か? いきなりだったからつい反射的にな……」
「わ、私が2年かけて作った巨大ゴーレムが!!?」
セレナは驚きと恐怖が混じったような顔をして、座ったまま距離を取るように後ずさる。
「も、もしかして私も殺すつもりか!?」
「いや、危害を加える気はないが? ところで魔女様がなんでこんなところに?」
魔女といえば森の奥に結界を張りひっそりと生きている連中なんだがな。
まぁ、悪さをするために外に出る魔女も少なくないが。
コイツがそうとは思えない。
「そ、それは……」
言い淀んでいるところを見ると、どうやら事情がありそうだ。
放っておくわけにもいかないし、話を聞いてみるか。
「セレナ、君には何もしない、なぜゴーレムでこんなことをしたのか理由を聞かせてもらってもいいか?」
「じ、実は母上が外から来た人間にさらわれて……ヒック……私だけ逃がしてくれたんだ」
「だから私が助けないとッ! 母上がッ!」
「分かった、少し落ち着け」
いや、こんな状況で落ち着くのは無理な話か……。
仕方ない助けてやるか、放っておく訳にもいかんしな。
「事情を詳しく聞かせてくれ」
幼女が話すにはいつものように森の中にある結界の中で生活していたところ、突然結界が破られ野盗がセレナと母親を拉致したらしい。
アジトに連れ込まれる直前で母親が抵抗しセレナだけを逃した。
そこで、森の奥地に隠してあったゴーレムで母親を救出しに行く途中だったという訳だ。
「ごれじゃ……母上を助けられない……グスっ……うわぁぁぁん~~!!」
あれ? これ、俺のせい? 目の前で大泣きし出したセレナ。
「分かった! 分かったから泣かないでくれ! ゴーレムを壊したのは俺だし……セレナ、お前の母親を助けるのに協力する!」
普通に考えて魔女がただの野盗に負けるとは考えにくい、どう考えても裏に誰かいるよな……結界はたまたまで破れる物でもないしな。
「グスっ……本当か!?」
涙と鼻水をぐしぐしと拭きながらセレナが立ち上がる。
子供を誘拐するような奴だしここで倒しておいた方がいいだろう。
「ああ、案内を頼む」
「お前! いい奴だな! 目つきは悪いけどな!」
このガキ……。
野盗のアジトに着くまでの間いろいろ話を聞いた。
母親の魔女は人間に対して友好的で、迷子になった近くの村人を助けたりしていたらしい。
その中でも気になる話が一つあり、野盗の一人は魔法が効かなく、とてつもない身体能力をしていたという。
「それで母親は負けたということか」
「そうだ! あれは魔道具の力だと思う、魔族ならともかく人間にあんな芸当は無理だ!」
魔法の無効化に身体能力強化ね……そこら辺の野盗がそんな魔道具を持っているわけがないし、きな臭くなってきたな。
あれこれ考えている間に野盗のアジトに着いた。
「おい……あれ、魔女のガキじゃねぇか?」
「ククッ! あのガキ、本当に戻って来やがったぜ? 早いとこお頭に持っていこうぜ!」
目視できる距離まで近づくと門番と思われる男二人が、セレナに近づき捕らえようとするがそれを止める。
「いきなり物騒だな、この子に何か用でもあるのか?」
「セレナ、目を閉じててくれ」
「ああ? なんだクソガキ俺たちは……」
近づいてきた男に剣を抜き放ち。
「えっ? ルド? てっ、てめぇ!!?」
転移の聖剣で龍が住む秘境の奥地へと送ってやった。
「な、なんだ!? 目を開けてもいいか!?」
「ああ、もういいぞ」
「あれ?さっきの奴らは?」
「話したらどっかにいってくれたよ、それより離れずについてくるんだぞ?」
「あ、ああ! 分かった! 頼りにしているからな! でも、門はどうするんだ?」
セレナは鉄と木で出来た門をどうするか考え込んでいるようだ。
「炎の魔法で……いやそれでも鉄が……お前は何かいい案は……って、おい! 門の前に立って何して……」
門の前で剣を振ると木が削れる音が聞こえ門の一部が綺麗に切れていた、厚さが分からなかったから切れないかもと思ったが無事に切れたようだ。
「何してる? 早くいくぞ?」
「分かった………………これって鉄だよな…………?」
何やらぶつぶつと言っているセレナを待っていると、門の中にいた野盗達が襲い掛かってきたが一人残らず転移させた。
そして現在、野盗の親玉と思わしき男と対面しているのだが、この場所はなかなか悪趣味だな。
男の周りは牢が並んでおり、その中の一つにボロボロになった女が囚われていた。
あれがセレナの母親か。
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