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07 - 一学年 三学期 春 バレンタイン篇 -
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バレンタインデーから3日後。
バレンタインの日がちょうど金曜日で、土日挟んでの月曜日。
バレンタインの日に大倉にチョコ渡せなかった子たちが、挙って大倉の元にやって来てる。
なんか、いつもより覇気が違うと言うか…なんか、見てて怖いと感じてしまうくらいに、女子の勢いがすごい。
教室の入り口で対応してる大倉も、顔が引き攣ってて、あれ多分引いてる。
「じょしこわい…」
「確かに…すごいな、大倉くん人気…」
「うん…」
不本意ながら、大倉への告白場面を良く目撃する俺も、流石に大勢の女子に囲まれてる大倉を見るのは初めてだから、本当に怖いと思ってしまう。そして、その女子に対応してる大倉を見るのも初めてだから、そんな顔するんだ…と、初めて見る表情が拝めてちょっとだけありがたいと思ってしまう。なんかごめん。
「渡せたの?」
「え?」
「大倉くんに」
「あー…うん。一応」
「そっかそっか。良かったねぇ」
「うん…まぁ」
「ホワイトデー楽しみだねぇ?」
「…ちょっとだけね」
「あはっ。ちょっとだけなんだ」
「うん」
誰かを好きになるのも初めてだし、誰かに何かあげるのも初めてだし。
しかも、好きな人と付き合って、バレンタインと言う大きなイベントを過ごすのも初めてだし(クリスマスはノーカン。あの時は付き合ってなかったから!)。
この先どれくらい大倉と一緒に居られるのかは分からないけど、一緒に居られるだけ、同じ空間で共に過ごしたいと思ってる。
もうすぐ、新学年になる。
どうなるかは分からないけど、どうなったとしても、俺は大倉と離れたくはない。
そう、思ってる。
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