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11 - 二学年 二学期 冬 -
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なんとなく寒さを感じて目が覚めた。
寝起きで回らない頭のまま、周りを見渡したら真っ暗で、今何時なのか分からないけど、きっと夜。
ふと、腰辺りに重みを感じて見ると、大倉の腕が廻されていて、絶対に離すものかって意志を感じた。
「……そっか」
俺も大倉も裸のまま。
そっか…俺、大倉と………って思ったら急に恥ずかしくなってきた。
そっか…ついに俺、大倉と…そっか…あ、やばい。すげー恥ずかしい。でもうれしい。
1人で悶えてたら、頭の上で大倉が小さく声をあげた。
「ん……、こう?」
「ぁ、お、大倉…」
「んー……いまなんじぃ…」
「…わ、かんねぇけど…とりあえず夜、ではある」
「んー…そっかぁ…」
「っ、ぅあ」
そのまま大倉の方に抱き寄せられて、さらにぎゅってされた。
直で大倉の体温感じてさらに恥ずかしくなる。
やばいやばいやばいやばい。心臓がやばい。壊れそう。飛び出しそう。ドキドキが止まらない。
「お、大倉」
「んー…?」
「一旦離してくれ」
「…なんで?」
「いや、服着たい」
「んー……いやや」
「おい」
「もうちょっと…このまま…」
「いや、大倉!寝るな!」
「いやや…このまま…」
「おい!」
え、あれ?大倉ってこんな寝起き悪かったっけ?あれ?
全然離してくれないんですけど?!
ちょ、まじで!!服!服着させて!お願い!
俺も大倉もすっぽんぽん!上も下もすっぽんぽん!
結局、俺を離さないまま二度寝をかました大倉から抜け出すことが出来ず、俺も大倉の体温感じたら、また眠気に襲われて俺も結局二度寝。
次に目を覚ましたら、朝だった。まじか。
「航、おはよ」
「…お、はよ」
「んふふふ」
「…………」
やばい。大倉の顔見れない。どうしよう。恥ずかしい。あとなんか、大倉の顔めちゃくちゃゆるゆるしてる。
いつものイケメンな顔が、今日はかわいい。なにこれ。やばい。
「こーう」
「ぅっ、」
ガチで恥ずかしくて大倉の顔見れないでいたら、背後から抱きしめられた。
ああああ…顔も身体も熱い。
「んふ。指輪、してくれてるんやな」
「そ、そりゃ、まぁ…うん」
「俺も、してるで」
「…うん」
腰に廻ってる大倉の手を取って、左手の薬指に嵌めてる指輪を触る。
大倉がくれた大切な物。
ぎゅって手を握ったら、指輪がカチッて音を立てて当たる。
それがうれしい。
「……あ!」
「ん?」
「ちょ、大倉離して!」
「え、なんで」
「いいから!」
「えー」
「なんでー」て言いながら離してくれた大倉を放っといて、鞄の中から頑張ってラッピングした物を取り出す。
「…はい、これ」
「ん?なん?」
「…クリスマスプレゼント」
「え…?」
「いいから!はい!」
「あ、うん」
雰囲気も何もあったもんじゃないけど、今渡さないと渡せない気がする。
喜んで、くれるかな。
「開けていい?」
「うん」
めちゃくちゃドキドキする。
どんな反応する?てか、ネックレスって重いかな…いやいや、大丈夫、だよな?
チラチラ大倉の反応を見ながら、ずっとドキドキしてたら、突然両手で顔を覆った大倉。
え、嫌だった?やっぱ重かった…?
「お、おくら…?」
「っ…もぉー」
「…いや、だった?」
「…違う」
「え?」
「っ、むっちゃうれしい!ありがとう、航!」
「っ、お、おう…!」
覆ってた手を退けた大倉は、ほんのり顔を赤くしてすごく嬉しいって表情してて、俺も嬉しくなった。よかった。
その後は、大倉と一緒にご飯作ったり、外には出ずに家の中でゆっくり過ごして、夜には家まで送ってくれた。二度手間になるから1人で帰るって言ったのに、結構送ってくれる大倉は、本当に優しくて温かい奴だ。
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