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「やるとは言ったけどな…。」
「その場の勢いだったのですか?」
「いや…ああ、そうかもしれない。」
はあ。サディンのため息が重くなる。あの後、ミハエルとサディンはオフが被ったからと言うことで、市井にきていた。どうせなら二人でデートでもしてこいと言うことらしい。気遣いはありがたいが、デートって、具体的に何をしたらいいのだろう。と、サディンは仕事の悩みとほぼ同時進行でそんなことを考えていた。
「…、これからどこかに行く予定ですか?」
「ああ、…ミハエルはどこに行きたい。」
「ええと、実は…。僕もデートというのは、したことがなくて…。」
二人が来たのは、皇国内のカエルのモニュメントが有名なあの公園だ。肩を並べてベンチに腰掛け、隣でお通夜のような雰囲気のサディンの横では、ミハエルがブカブカの服のまま一人照れている。
何回も裾口を折るせいで、細い足首がボトムの裾から丸見えだ。大きめの服を着ているミハエルは、いつもの清廉な雰囲気というよりかは、ひどく貧弱という言葉が似合う身なりであった。
でも、それでもよかった。だって、ミハエルはサディンの服を着ているのだから。
少し大きめのサンダルのつま先を、チョンとくっつける。履いていた靴でもよかったが、この服装に合わせると違和感が凄くて、サディンがサンダルを貸してくれたのだ。いつもより背が低くなったミハエルに、サディンは気がついていない。それは、立つときに少しだけ背伸びをするからであった。
「前に、」
「はい。」
「…前にお前が、ここで告白してくれただろう。」
「ああ、はい。」
ミハエルが、もちろん忘れていませんと頷くと、サディンは少しだけ気まずそうな顔をした。口をつぐんで、しばらく考えたのち。サディンが徐にインベントリから取り出したのは、あの時突き返された髪紐だった。
「これ、今なら受け取ってくれるか。」
「あ…、」
サディンが取り出したあの時の髪紐は、今も変わらぬ色合いのまま、赤と金色で糸を織り交ぜながら編まれている。無骨な手のひらに乗せられたそれを、ミハエルが頬を染めながら見つめる。
「あの時の、まだ持っていてくださったんですね…。」
「捨てられなくてな。なんとなくだけど、まあ、持っていてよかった。」
突き返すような態度をとってしまったのだ。怒って捨ててくれても構わなかったのに。ミハエルは、そんなサディンの不器用な優しさを感じてしまい、胸の奥がきゅうんと鳴いた。そっと摘んだそれを自分の掌に乗せたミハエルを見て、サディンはあの時聞けなかったことが今更気になってしまった。
「なあ、なんでその色にしたんだ。」
サディンの素直な問いかけに、ミハエルは気恥ずかしそうに視線を泳がせる。
「ええと…、色味が、その。」
色味?サディンは不思議そうな顔でミハエルの髪の色を見た。やはり、色味がどうという話になるなら、ミハエルに似合うのは緑ではないだろうか。瞳の色と合わせれば、きっといい組み合わせになる気がしたのだ。
「俺は、緑が似合うと思うけど。」
「だって…、これはあなたの色ですから。」
「俺の?」
そう言って、ミハエルが照れ臭そうに笑う。その白いたおやかな手が、そっと自身に伸びてきたかと思うと、垂らしていた髪の一房を手に取った。
「こうしてみると、あなたの色に…、少しだけ似ていませんか。」
手に持った髪紐を、サディンの髪の毛に当ててそう言った。
「…、そうだな。」
「あの時は、少しでもあなたに気持ちが伝わればいいなと思って、僕も必死でした。」
ミハエルは、そう言って笑うと、穏やかな顔で噴水を眺める。それを聞いたサディンが、今どんな顔をしているのかなんて気がついていない。
「願いのカエル、でしたっけ。やっぱり、ここのジンクスは本当だったんですね。」
そう言って微笑んだミハエルに、サディンが無言で小さく頷いた。こんな時、ミハエルを喜ばせるような気の利いた一言が言えればよかったのに、恋愛には向いていないというレッテルを張り続けられたサディンはというと、隣のミハエルをチラリと見つめて、ああ、クソかわいいな。なんだその理由。一体どんな育ち方をしたら、こんなに純粋な生き物が生まれるのだ。などと内心荒ぶりまくっていた。
だって、しょうがないじゃないか。ミハエルが言った理由が本当だったら、こんな健気なことってないだろう。
サディンは、ニコニコとご機嫌なミハエルの横で、自分もミハエルと同じ方向へと顔を向けた。
「俺の父さんも、初デートはここだったらしい。」
「ナナシさんとのですか?」
「ああ、」
たまたま立ち寄った、といえばそうなのかもしれないが、今思えばデートだったかもしれん。そう言っていたのを思い出したのだ。デートの定義なんて知らねえけど。お互いがたのしけりゃあいいんじゃねえの。そう言って適当なアドバイスをかましたエルマーだったが、今思えば30代の息子がしていい質問じゃなかった気がすると思い至って、また謎の敗北感に包まれた。
「ああ、つまり…何が言いてえかってことだけど…」
「あの二人と同じ場所で、同じ状況なら…、きっと幸せになるのはお墨付きのようなものですね。」
言い淀んだサディンを見て、ミハエルがそんなことをいった。サディンの家族の思い出を、聞き流すでもなく素敵ですねと言ったミハエルに、サディンはしなくていい緊張をしていたのだと悟った。
「…恥ずかしい話するとさ、デートってまともにしてきた事ないんだよな。」
「でも、女の人と…、」
「…あー、その話、は、あんまり…。」
だって、セックスするなら付き合っといた方がいいか。という欲が前提のつまらないものだったのだ。と、いうより聞きたいのか。とミハエルを見ると、やっぱり言わなくていいですと小さく呟く。拗ねはしないが、寂しくはあるようだ。腰を浮かせて、少しだけ距離を縮めてきたミハエルがかわいい。なんとなくその腰に腕を回すと、ブワリと顔を一気に染め上げた。
「で、デートっぽいです。」
「え、こんなんでいいのか。」
「ほ、本で、読みました…。」
どうやら実らぬ恋から逃げるために読んでいた恋愛小説の主人公に、自身を投影していた時期があったらしい。頬を染めながらそんなことをいうのが面白すぎて、サディンは思わずミハエルの頭を撫でる。
「なら、ミハエルのやりたい事、全部やろうか。」
「え、いいんですか?」
「ああ、まずは…、お前の髪の毛を結んでやろうかな。」
そう言って、ミハエルがいじっていた髪紐を手に取ると、ミハエルはキラキラと目を輝かせる。
「その代わり、下手でも文句言うなよ。人の髪の毛なんて、結んだことねえんだから。」
「はい…!」
たち上がったサディンが、ミハエルの背後に立つ。丁寧に長い髪の毛を優しい手つきでまとめると、いつもよりも低い位置で縛る。自身が悪戯につけた鬱血痕を隠すように縛り終えると、そっと髪を撫でるように両手で小さな頭を包み、かわいいつむじに口付けた。
ミハエルもサディンも、まともな恋愛なんてしたことがない。二人して手探りのようなものである。でも、そんなもどかしさが心地いいと思えるのは、相手がミハエルだからに他ならない。
「ミハエルがしたかったこと、一個一個俺に教えて。」
それで、埋められなかった年数分だけ、俺にお前を教えてくれ。
「その場の勢いだったのですか?」
「いや…ああ、そうかもしれない。」
はあ。サディンのため息が重くなる。あの後、ミハエルとサディンはオフが被ったからと言うことで、市井にきていた。どうせなら二人でデートでもしてこいと言うことらしい。気遣いはありがたいが、デートって、具体的に何をしたらいいのだろう。と、サディンは仕事の悩みとほぼ同時進行でそんなことを考えていた。
「…、これからどこかに行く予定ですか?」
「ああ、…ミハエルはどこに行きたい。」
「ええと、実は…。僕もデートというのは、したことがなくて…。」
二人が来たのは、皇国内のカエルのモニュメントが有名なあの公園だ。肩を並べてベンチに腰掛け、隣でお通夜のような雰囲気のサディンの横では、ミハエルがブカブカの服のまま一人照れている。
何回も裾口を折るせいで、細い足首がボトムの裾から丸見えだ。大きめの服を着ているミハエルは、いつもの清廉な雰囲気というよりかは、ひどく貧弱という言葉が似合う身なりであった。
でも、それでもよかった。だって、ミハエルはサディンの服を着ているのだから。
少し大きめのサンダルのつま先を、チョンとくっつける。履いていた靴でもよかったが、この服装に合わせると違和感が凄くて、サディンがサンダルを貸してくれたのだ。いつもより背が低くなったミハエルに、サディンは気がついていない。それは、立つときに少しだけ背伸びをするからであった。
「前に、」
「はい。」
「…前にお前が、ここで告白してくれただろう。」
「ああ、はい。」
ミハエルが、もちろん忘れていませんと頷くと、サディンは少しだけ気まずそうな顔をした。口をつぐんで、しばらく考えたのち。サディンが徐にインベントリから取り出したのは、あの時突き返された髪紐だった。
「これ、今なら受け取ってくれるか。」
「あ…、」
サディンが取り出したあの時の髪紐は、今も変わらぬ色合いのまま、赤と金色で糸を織り交ぜながら編まれている。無骨な手のひらに乗せられたそれを、ミハエルが頬を染めながら見つめる。
「あの時の、まだ持っていてくださったんですね…。」
「捨てられなくてな。なんとなくだけど、まあ、持っていてよかった。」
突き返すような態度をとってしまったのだ。怒って捨ててくれても構わなかったのに。ミハエルは、そんなサディンの不器用な優しさを感じてしまい、胸の奥がきゅうんと鳴いた。そっと摘んだそれを自分の掌に乗せたミハエルを見て、サディンはあの時聞けなかったことが今更気になってしまった。
「なあ、なんでその色にしたんだ。」
サディンの素直な問いかけに、ミハエルは気恥ずかしそうに視線を泳がせる。
「ええと…、色味が、その。」
色味?サディンは不思議そうな顔でミハエルの髪の色を見た。やはり、色味がどうという話になるなら、ミハエルに似合うのは緑ではないだろうか。瞳の色と合わせれば、きっといい組み合わせになる気がしたのだ。
「俺は、緑が似合うと思うけど。」
「だって…、これはあなたの色ですから。」
「俺の?」
そう言って、ミハエルが照れ臭そうに笑う。その白いたおやかな手が、そっと自身に伸びてきたかと思うと、垂らしていた髪の一房を手に取った。
「こうしてみると、あなたの色に…、少しだけ似ていませんか。」
手に持った髪紐を、サディンの髪の毛に当ててそう言った。
「…、そうだな。」
「あの時は、少しでもあなたに気持ちが伝わればいいなと思って、僕も必死でした。」
ミハエルは、そう言って笑うと、穏やかな顔で噴水を眺める。それを聞いたサディンが、今どんな顔をしているのかなんて気がついていない。
「願いのカエル、でしたっけ。やっぱり、ここのジンクスは本当だったんですね。」
そう言って微笑んだミハエルに、サディンが無言で小さく頷いた。こんな時、ミハエルを喜ばせるような気の利いた一言が言えればよかったのに、恋愛には向いていないというレッテルを張り続けられたサディンはというと、隣のミハエルをチラリと見つめて、ああ、クソかわいいな。なんだその理由。一体どんな育ち方をしたら、こんなに純粋な生き物が生まれるのだ。などと内心荒ぶりまくっていた。
だって、しょうがないじゃないか。ミハエルが言った理由が本当だったら、こんな健気なことってないだろう。
サディンは、ニコニコとご機嫌なミハエルの横で、自分もミハエルと同じ方向へと顔を向けた。
「俺の父さんも、初デートはここだったらしい。」
「ナナシさんとのですか?」
「ああ、」
たまたま立ち寄った、といえばそうなのかもしれないが、今思えばデートだったかもしれん。そう言っていたのを思い出したのだ。デートの定義なんて知らねえけど。お互いがたのしけりゃあいいんじゃねえの。そう言って適当なアドバイスをかましたエルマーだったが、今思えば30代の息子がしていい質問じゃなかった気がすると思い至って、また謎の敗北感に包まれた。
「ああ、つまり…何が言いてえかってことだけど…」
「あの二人と同じ場所で、同じ状況なら…、きっと幸せになるのはお墨付きのようなものですね。」
言い淀んだサディンを見て、ミハエルがそんなことをいった。サディンの家族の思い出を、聞き流すでもなく素敵ですねと言ったミハエルに、サディンはしなくていい緊張をしていたのだと悟った。
「…恥ずかしい話するとさ、デートってまともにしてきた事ないんだよな。」
「でも、女の人と…、」
「…あー、その話、は、あんまり…。」
だって、セックスするなら付き合っといた方がいいか。という欲が前提のつまらないものだったのだ。と、いうより聞きたいのか。とミハエルを見ると、やっぱり言わなくていいですと小さく呟く。拗ねはしないが、寂しくはあるようだ。腰を浮かせて、少しだけ距離を縮めてきたミハエルがかわいい。なんとなくその腰に腕を回すと、ブワリと顔を一気に染め上げた。
「で、デートっぽいです。」
「え、こんなんでいいのか。」
「ほ、本で、読みました…。」
どうやら実らぬ恋から逃げるために読んでいた恋愛小説の主人公に、自身を投影していた時期があったらしい。頬を染めながらそんなことをいうのが面白すぎて、サディンは思わずミハエルの頭を撫でる。
「なら、ミハエルのやりたい事、全部やろうか。」
「え、いいんですか?」
「ああ、まずは…、お前の髪の毛を結んでやろうかな。」
そう言って、ミハエルがいじっていた髪紐を手に取ると、ミハエルはキラキラと目を輝かせる。
「その代わり、下手でも文句言うなよ。人の髪の毛なんて、結んだことねえんだから。」
「はい…!」
たち上がったサディンが、ミハエルの背後に立つ。丁寧に長い髪の毛を優しい手つきでまとめると、いつもよりも低い位置で縛る。自身が悪戯につけた鬱血痕を隠すように縛り終えると、そっと髪を撫でるように両手で小さな頭を包み、かわいいつむじに口付けた。
ミハエルもサディンも、まともな恋愛なんてしたことがない。二人して手探りのようなものである。でも、そんなもどかしさが心地いいと思えるのは、相手がミハエルだからに他ならない。
「ミハエルがしたかったこと、一個一個俺に教えて。」
それで、埋められなかった年数分だけ、俺にお前を教えてくれ。
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