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「さて皆皆様方お立ちあい!」
豪奢なシャンデリアが地下の擂粉木状の客席を照らす。席についているものどもは、まるで何かの儀式を始めるのかと疑ってしまうほど、顔を仮面で隠し、そして燭台の置かれた席に腰掛けている。
ステージ中央。やかましい派手な格好をしたシルクハットの男を見て、サジは昔寝た男の面影を重ねた。
「今宵、新たな参加者が加わりました。実にグットなタイミング。入荷したての魔狼もお目見えでございます。まずはどちらからご紹介いたしましょうかねえ。」
ガンガン!ガベルのように杖を打ち鳴らし、会場の興奮を煽る。ここに視認できる限りでは、十数人。比較的少ないような気もしたが、事前に得ていたイズナからの情報によれば、いつもだいたいこのくらいの人数らしい。
悪徳貴族が一堂に会する。全くもって実に効率的な取りものになりそうであった。
「さて、まずは余興から参りましょうか。では、まずはルールを知らなそうなお嬢さん!エルダ様、こちらへ。」
「おや。」
サジの横に侍っていたシスとカルマが殺気立つ。エルダと呼ばれたサジはというと、面白そうに目を細めた後、なんの戸惑いも見せずに立ち上がる。
「私の名を不躾に呼ぶなど、常識はないのですか。」
「常識!残念ながら、ここでは僕が常識だ。さ、お分かりいただけたならどうぞこちらへ、燭台を忘れずにお持ちになってね。」
「郷に入っては郷に従えと。いいでしょう。仮面で顔を隠すのです。ここには晒せぬ身分のものも、さぞ多いのでしょうね。」
立ち上がり、周囲を見渡して言ってのけたサジの堂々たる振る舞いに、周りの観衆は物怖じしたかのように動揺が広まった。シスとカルマが追随しようと立ち上がるのを手で制すと、サジは艶かしい白い足を黒のドレスの裾から覗かせながら、優雅にステージまで降りていく。
「随分と気が強いお方だ。初めまして、エルダ.ミスティアリオス。本日はどのような経緯でこちらに?」
「ワルイコト、というものをしに。」
燭台を台座に置く。仮面の男はサジの言葉にニヤリと笑うと、数歩後ろに下がる。持っていた杖でステージを叩く。すると頭上からゆっくりと大きな鳥籠のようなものが下された。どうやら世間知らずの箱入りだと勘違いしたらしい。
「この夜会は、魔物を競り落とすだけではないのですよ。」
パチンと指を弾く。目隠しがわりに被せられていた真っ赤な布が取り払われると、そこには真っ黒なモヤを纏った夜魔に属する植物型の魔物が現れた。
サジの目が細まる。会場ではその光景を干渉していた貴族たちの嘲るような笑う声や、まるで何もわかっていないと馬鹿にするような囁きがゆっくりと浸透する。
「シス、やばくないか。」
「ああ、サジさんがどこまでできる人なのかはわからないけど…、これは予想していなかった。」
カルマとシスの視線の先には、燭台の横で黙って魔物を見つめるサジの姿があった。仮面の男はくるりとステッキを回すと、会場とステージを隔てるかのように結界をはった。
「さて、まずは会場の皆々様に、改めて魔物がどれだけ怖いかを教えて差し上げなくては。」
結界の内側に閉じ込められたサジはというと、ラブラドライトの瞳を真っ直ぐに向けて、触手の魔物を見つめた。見慣れぬ植物型の魔物である。周りの好奇の目や、シスたちの焦りとは裏腹に、サジは今、テンションが上がっていた。
「エルダにこの子をどうしろと?」
「エルダ様、まずはあなたが魔物について学ぶところからです。」
「私が、学ぶ?」
仮面の男は歪に微笑んだ。ここは己のステージだ。高飛車な貴族が威張り散らしていい場所ではない。殺させはしない、ただ少し驚かしてやるだけだ。
「さて、おいでイビルエント、高飛車な彼女に物事の道理というものを教えて差し上げなさい。」
両手を広げて、たかだかと宣言をした次の瞬間。鳥籠が突如として開け放たれた。会場のボルテージは上がる。狂気の見せものに、誰しもがステージ上のエルダが食われると思ったのだ。
「っ、シス!行こう!」
「待って、なんか変だ。」
しかし、シスが制止した瞬間、事態は予期せぬ方向へと動いたのだ。
「植物の魔物としての定義、について。」
楽しそうなサジの声が、そう呟いた。まるで乱雑に撒き散らされるかのように、放射線状に伸びた触手に怯えて逃げることもせず、まるで招くように両手を広げたのだ。
「エルダ様…!!」
「着席。」
叫んだカルマの声に端的に答える。サジは両手を広げたまま、まるで一人でワルツを踊るかのようにくるりと舞う。
「それは、強い魔物には服従するということ。」
あはは、と高らかに笑ったかと思えば、まるで腰を支えるかのようにステージから木の根がバキバキと生えてきた。
「だからこの子も、エルダの言うことを聞くしかありません。ねえエルマー。」
「な、っ…!フオルンですと!?」
ギュルリと襲い掛かろうとした触手が、まるでステージを這うかのように沈静化する。サジの体に纏わりつくように現れた、エルマーと名がつけられた牛頭の木の魔物は、植物系の魔物の中で最もテイムが難しいと言われている上位種であった。
フオルンの蛸足のような木の根にふわりと腰掛け、手を差し伸べたサジの方へと魔物がゆっくりと這っていく。
触手の先端についた赤い目をサジに向けながら、お伺いをするかのようにその体積を縮めるイビルエントに、仮面の男は驚きすぎて声が出なかった。
静まり返った会場の異様な空気に、サジ扮するエルダはいった。
「だって言ったでしょう。ワルイコト、しにとね。」
嫣然と微笑んだ瞬間、ミシリ、という音とともに会場が揺れた。ステージを隔てる結界にミシリと亀裂が入る異常事態に、仮面の男は小さく息を呑んだ。
「な、なんだ…、何が起きている…。」
「魔物の檻が外れた。あの木の化け物によってね。」
まるで先ほどからそこにいたといわんばかりに、紫紺の髪の男がゆらりと現れる。ステージ上に置かれた燭台は、魔物との距離を測るためのものだった。それなのに、あのエルダとかいう貴族は魔物に対して怯えも見せずに近づいたらしい。
「はあ!?」
「ヨル、もう金稼ぎはおしまい。僕はセントールさえもらえれば、報酬はいらないよ。」
「ま、待て!裏切る気かマルコ!」
ヨル、と呼ばれた仮面の男は、大慌てでステージから降りた。その時を待っていたかのように会場の出入り口を木の蔦がぐんぐんと覆っていく。逃げ道を塞がれた。ならば、セントールと魔狼をけしかけるかと、ヨルは杖を一回転させて呼び出しの陣を浮かび上がらせた。
「カルマ!お前は貴族たちを守れ!僕が出る!」
「眠らせたら加勢する!踏ん張れシス!」
逃げ惑う貴族を無視すると、シスは椅子に足をかけて一気に跳躍した。狙うはあの明らかに怪しい紫紺の髪の男だ。シスはその身に収めていた薄い皮膜の羽を晒すと、その男に向けて指を弾いた。
「食らえっての!!」
「おや、危ないじゃないか。」
マルコは進行方向に突然現れた黒い荊を起用に回転して避ける。そしてその視線の先がサジ扮するエルダの連れだと理解すると、その青い瞳でシスを真っ直ぐに捉えた。
「おいで、ワンちゃん。」
「うわっ!!」
ニヤリと笑ったマルコが右足で強く地面を踏んだ瞬間、じんわりと展開されたのは魔法陣だ。ドロリとしたヘドロのようなものがぼこりと膨らむと、それは首のない腐った犬型の魔物へと姿を変えた。
「シス!噛まれるな!呪われるぞ!」
「うるさいな、わかってるよっ!」
マルコは外套から出した短剣をシスの羽に向かって勢いよく投擲した。カルマの目が見開かれる。反応の遅れたシスが、慌てて避けようと身を翻した先には、マルコの魔物が花を開くかのように首の根元をガパリと開く。ギザ齒を見せつけるかのように。
「飛ぶのは反則でしょう。」
「っ、くそ…!」
やめろ!!制止の声が会場に響いたとほぼ同時。シスへと鋭い歯を剥き出しにして飛びかかった魔物の体が、まるで内側から破裂するかのように霧散した。
血肉が花火のように散りばめられた。誰しもが息を呑んだその時、床板を突き破るようにして姿を表したのは、巨大な魔狼であった。
豪奢なシャンデリアが地下の擂粉木状の客席を照らす。席についているものどもは、まるで何かの儀式を始めるのかと疑ってしまうほど、顔を仮面で隠し、そして燭台の置かれた席に腰掛けている。
ステージ中央。やかましい派手な格好をしたシルクハットの男を見て、サジは昔寝た男の面影を重ねた。
「今宵、新たな参加者が加わりました。実にグットなタイミング。入荷したての魔狼もお目見えでございます。まずはどちらからご紹介いたしましょうかねえ。」
ガンガン!ガベルのように杖を打ち鳴らし、会場の興奮を煽る。ここに視認できる限りでは、十数人。比較的少ないような気もしたが、事前に得ていたイズナからの情報によれば、いつもだいたいこのくらいの人数らしい。
悪徳貴族が一堂に会する。全くもって実に効率的な取りものになりそうであった。
「さて、まずは余興から参りましょうか。では、まずはルールを知らなそうなお嬢さん!エルダ様、こちらへ。」
「おや。」
サジの横に侍っていたシスとカルマが殺気立つ。エルダと呼ばれたサジはというと、面白そうに目を細めた後、なんの戸惑いも見せずに立ち上がる。
「私の名を不躾に呼ぶなど、常識はないのですか。」
「常識!残念ながら、ここでは僕が常識だ。さ、お分かりいただけたならどうぞこちらへ、燭台を忘れずにお持ちになってね。」
「郷に入っては郷に従えと。いいでしょう。仮面で顔を隠すのです。ここには晒せぬ身分のものも、さぞ多いのでしょうね。」
立ち上がり、周囲を見渡して言ってのけたサジの堂々たる振る舞いに、周りの観衆は物怖じしたかのように動揺が広まった。シスとカルマが追随しようと立ち上がるのを手で制すと、サジは艶かしい白い足を黒のドレスの裾から覗かせながら、優雅にステージまで降りていく。
「随分と気が強いお方だ。初めまして、エルダ.ミスティアリオス。本日はどのような経緯でこちらに?」
「ワルイコト、というものをしに。」
燭台を台座に置く。仮面の男はサジの言葉にニヤリと笑うと、数歩後ろに下がる。持っていた杖でステージを叩く。すると頭上からゆっくりと大きな鳥籠のようなものが下された。どうやら世間知らずの箱入りだと勘違いしたらしい。
「この夜会は、魔物を競り落とすだけではないのですよ。」
パチンと指を弾く。目隠しがわりに被せられていた真っ赤な布が取り払われると、そこには真っ黒なモヤを纏った夜魔に属する植物型の魔物が現れた。
サジの目が細まる。会場ではその光景を干渉していた貴族たちの嘲るような笑う声や、まるで何もわかっていないと馬鹿にするような囁きがゆっくりと浸透する。
「シス、やばくないか。」
「ああ、サジさんがどこまでできる人なのかはわからないけど…、これは予想していなかった。」
カルマとシスの視線の先には、燭台の横で黙って魔物を見つめるサジの姿があった。仮面の男はくるりとステッキを回すと、会場とステージを隔てるかのように結界をはった。
「さて、まずは会場の皆々様に、改めて魔物がどれだけ怖いかを教えて差し上げなくては。」
結界の内側に閉じ込められたサジはというと、ラブラドライトの瞳を真っ直ぐに向けて、触手の魔物を見つめた。見慣れぬ植物型の魔物である。周りの好奇の目や、シスたちの焦りとは裏腹に、サジは今、テンションが上がっていた。
「エルダにこの子をどうしろと?」
「エルダ様、まずはあなたが魔物について学ぶところからです。」
「私が、学ぶ?」
仮面の男は歪に微笑んだ。ここは己のステージだ。高飛車な貴族が威張り散らしていい場所ではない。殺させはしない、ただ少し驚かしてやるだけだ。
「さて、おいでイビルエント、高飛車な彼女に物事の道理というものを教えて差し上げなさい。」
両手を広げて、たかだかと宣言をした次の瞬間。鳥籠が突如として開け放たれた。会場のボルテージは上がる。狂気の見せものに、誰しもがステージ上のエルダが食われると思ったのだ。
「っ、シス!行こう!」
「待って、なんか変だ。」
しかし、シスが制止した瞬間、事態は予期せぬ方向へと動いたのだ。
「植物の魔物としての定義、について。」
楽しそうなサジの声が、そう呟いた。まるで乱雑に撒き散らされるかのように、放射線状に伸びた触手に怯えて逃げることもせず、まるで招くように両手を広げたのだ。
「エルダ様…!!」
「着席。」
叫んだカルマの声に端的に答える。サジは両手を広げたまま、まるで一人でワルツを踊るかのようにくるりと舞う。
「それは、強い魔物には服従するということ。」
あはは、と高らかに笑ったかと思えば、まるで腰を支えるかのようにステージから木の根がバキバキと生えてきた。
「だからこの子も、エルダの言うことを聞くしかありません。ねえエルマー。」
「な、っ…!フオルンですと!?」
ギュルリと襲い掛かろうとした触手が、まるでステージを這うかのように沈静化する。サジの体に纏わりつくように現れた、エルマーと名がつけられた牛頭の木の魔物は、植物系の魔物の中で最もテイムが難しいと言われている上位種であった。
フオルンの蛸足のような木の根にふわりと腰掛け、手を差し伸べたサジの方へと魔物がゆっくりと這っていく。
触手の先端についた赤い目をサジに向けながら、お伺いをするかのようにその体積を縮めるイビルエントに、仮面の男は驚きすぎて声が出なかった。
静まり返った会場の異様な空気に、サジ扮するエルダはいった。
「だって言ったでしょう。ワルイコト、しにとね。」
嫣然と微笑んだ瞬間、ミシリ、という音とともに会場が揺れた。ステージを隔てる結界にミシリと亀裂が入る異常事態に、仮面の男は小さく息を呑んだ。
「な、なんだ…、何が起きている…。」
「魔物の檻が外れた。あの木の化け物によってね。」
まるで先ほどからそこにいたといわんばかりに、紫紺の髪の男がゆらりと現れる。ステージ上に置かれた燭台は、魔物との距離を測るためのものだった。それなのに、あのエルダとかいう貴族は魔物に対して怯えも見せずに近づいたらしい。
「はあ!?」
「ヨル、もう金稼ぎはおしまい。僕はセントールさえもらえれば、報酬はいらないよ。」
「ま、待て!裏切る気かマルコ!」
ヨル、と呼ばれた仮面の男は、大慌てでステージから降りた。その時を待っていたかのように会場の出入り口を木の蔦がぐんぐんと覆っていく。逃げ道を塞がれた。ならば、セントールと魔狼をけしかけるかと、ヨルは杖を一回転させて呼び出しの陣を浮かび上がらせた。
「カルマ!お前は貴族たちを守れ!僕が出る!」
「眠らせたら加勢する!踏ん張れシス!」
逃げ惑う貴族を無視すると、シスは椅子に足をかけて一気に跳躍した。狙うはあの明らかに怪しい紫紺の髪の男だ。シスはその身に収めていた薄い皮膜の羽を晒すと、その男に向けて指を弾いた。
「食らえっての!!」
「おや、危ないじゃないか。」
マルコは進行方向に突然現れた黒い荊を起用に回転して避ける。そしてその視線の先がサジ扮するエルダの連れだと理解すると、その青い瞳でシスを真っ直ぐに捉えた。
「おいで、ワンちゃん。」
「うわっ!!」
ニヤリと笑ったマルコが右足で強く地面を踏んだ瞬間、じんわりと展開されたのは魔法陣だ。ドロリとしたヘドロのようなものがぼこりと膨らむと、それは首のない腐った犬型の魔物へと姿を変えた。
「シス!噛まれるな!呪われるぞ!」
「うるさいな、わかってるよっ!」
マルコは外套から出した短剣をシスの羽に向かって勢いよく投擲した。カルマの目が見開かれる。反応の遅れたシスが、慌てて避けようと身を翻した先には、マルコの魔物が花を開くかのように首の根元をガパリと開く。ギザ齒を見せつけるかのように。
「飛ぶのは反則でしょう。」
「っ、くそ…!」
やめろ!!制止の声が会場に響いたとほぼ同時。シスへと鋭い歯を剥き出しにして飛びかかった魔物の体が、まるで内側から破裂するかのように霧散した。
血肉が花火のように散りばめられた。誰しもが息を呑んだその時、床板を突き破るようにして姿を表したのは、巨大な魔狼であった。
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