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こっち向いて、運命。ー半神騎士と猪突猛進男子が幸せになるまでのお話ー
ジキルとマリー 1
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マリーは駄目な子だ。だって世間を知らないし、狭い箱庭のようなところで生きてきたから、人との接し方に体を使わないだなんて、イメージがつかない。
ミハエルはいいな、僕と違って。そんなことを思ってしまうと、更に自己嫌悪に苛まれる。結婚式の後、お腹にはあの怖い騎士様の赤ちゃんがいるということを知った。マリーはなんだかそれすらも羨ましくて、いいなあ、とごちて、そして居たところでお世話もできないなあと思い至り、また少しだけ落ち込んた。
なんだか落ち込むことが増えた。それは、あの娼館から連れ出されて、ジキルの群れに入ってからだ。
牢屋から連れ出されて、随分と経った。ジキルはマリーを自分の家に突っ込んだあと、なんだか少しだけ忙しくなっていたようで、日にちも経つのに一度も肌を重ねたことがなかった。居候とは肌を重ねない。それが常識だというのはヨナハンから聞いて知っていたけど、でも対価もなく甘えていいのかもわからない。
前よりもずっと上等な環境だというのに、マリーはジキルと共に故郷に帰って、長という怖い人狼とご挨拶してからは、一際なにかしなくてはと思っていた。
マリーは抱かれることしか取り柄がない、だからジキルが忙しくなくなってきた今なら、その恩を返せると思ったのに。
「おま、なにしてんだあ!!」
「ひっ…ご、ごめんなさいっ!」
別に、マリーは何もしていない。寝るぞ、と言われたから、ただ服を脱いだだけであった。しかし、それがいけなかったらしい。ジキルは顔を真っ赤にして怒り、全裸のマリーに向かって寝具を投げつけた。
「寝るぞっていって何で服を脱ぐ!!お前は真っ裸で寝るのが日常か!!」
「だ、だって寝るって…!」
「寝るんだよ!!普通は全裸になんねえの!!全裸になるのは…っ、」
と、其処まで言って思い至ったらしい。ジキルは渋い顔をして手で顔を隠すと、深く重いため息を吐いた。
どうやらマリーはまた間違えたらしい。子供が不安なときに尾を弄るように、豊かなそれを抱きしめる。耳を下げ、怒られた理由もわからないまま泣くまいと立ち竦むマリーに、ジキルは成程これが子育てかと思った。
華奢で体の薄いマリー。自己肯定感が少なく、自傷癖もある。その細腕についた幾つもの傷痕が、マリーの心の有様のようで嫌だった。
「わかった、わかったからこい。」
優れた人狼の雄は、誰にでも手を差し伸べる変わりに、放置はしない。責任を持って引き上げてやるのが常だ。マリーはジキルの群れに来た。群れと言っても、ジキルが独り立ちしてからはマリーが初めてで、正直自分の居た住処の長のようにうまくできるかはわからない。
ぴくんと耳を揺らしたマリーが、赤い目でジキルを見上げた。尾を抱きしめたまま、おずおずと近づく素肌のマリーが、ジキルの足の間にペタンと座る。ジキルが怒ると怖いから、前みたいに唐突に股間に触れることもなく、ただしょんもりとしたまま大人しく小さく震えている。
「いいかマリー、お前は俺のように群れに育てられたわけじゃねえ。箱庭だ、小せえそん中に閉じ込められてたから、人狼は愚か普通の常識もイマイチ理解してねえ。それは、育てたやつの責任であって、お前のせいじゃねえ。」
「ぼ、僕の頭が悪いからじゃないの?」
「知らねえことをやれって言われてできるのかお前は。俺だって突然踊れとか言われたって踊れねえ。真似ることはできても、それはあくまでも真似であって、スキルじゃねえからな。」
「う、うん…」
大きな手のひらがら足の間に小さく収まったマリーを撫でる。ジキルはベッド腰掛けたまま、そのふかふかな耳を巻き込むように撫で、そのまま両手で包み込むようにして、マリーの頬にふれる。
強い雄に触れられるのは心地よい。ほう、としたマリーの顔に片眉を上げると、ジキルはその手で細首を撫でた。
「わからねえなら、教えんのは群れの長の勤めだ。俺の群れはお前しかいねえ。だから、聞け。」
「いいの…?」
「俺のためにもそうしてくれ。頼むから。」
まあ、そういった雰囲気に慣れぬジキルの心臓の為、というほうが正しいが。
「寝るっつうのは、性行為をしねえほうの寝るだ。俺は、そういう意味で言っている。」
「じゃあ、セックスはなんていうの。」
「ヤらせろっていう。」
「言われたことない…」
ヤらせろ。なんだかジキルにそんなことを言われたら、マリーは少しだけ昂ってしまいそうだなと思った。ジキルの群れに入って、一人で何をしていいかわからない不安から抜け出せて、なら対価にと体を差し出そうと思い至って、やっと恩義を返せると思ったのに。
まさか自分のそれが相手の迷惑になるだなんて思わなかった。マリーはまだまだそういった、マリーにとってはきちんとした理由がある、しかしジキルにとっては突拍子もない行動で怒られてばかりだ。
「マリー、お前は無理に抱かれることもねえんだ。それに俺は別に下半身に苦労をしているわけでもねえ。ただ黙って甘えろ。対価とか考えっから、そんな面倒くさい性格になっちまうんだぞ。」
「ジキルさんは、いつセックスしてるの?」
「ここしばらくは出番はねえな。性欲がねえわけじゃねえが、普通そういうのは、のっぴきならねえ事情がない限りはヤらねえだろう。」
のっぴきならないというのは、繁殖期だろうか。マリーは困ったような顔でジキルを見上げると、そっと膝に手を添えた。
「僕は誰に抱かれたらいいの?」
「義務的に抱かれなくていい。お前が抱かせても良くて、相手も抱きたいと意見があったときに抱かれればいいだろう。」
「ヤりたいってジキルさんがいって、僕が嫌だったら抱かないの?」
「抱かねえ。」
「へんなの…」
困った。そんな具合にしょんもりすると、ジキルはマリーの脇の下に手を突っ込んで、ベッドに引き上げた。
「やかましい。んな小難しいことばっか考えてっから疲れるんだよ。」
おら、寝るぞ。そう言って、ジキルはマリーをベッドに乗せると横になった。マリーに背を向けて、大きな背中をがら空きにして寝ようとする。全然するつもりなんかないけれど、寝首をかかれたらとか、そういうのは思わないのかなぁと思う。
いそいそと横になり、ぴとりとジキルの背中に額をつける。今までは一人寝か、行為をするときだけは二人や三人で寝る。マリーはこうして、何もしていないのに二人で寝るなんて変なの。そんなことを思って、また怒られるの嫌だなあと考え直し、大人しく目を瞑った。
まさかジキルがそんな己の添い寝で寝れぬ夜を過ごしているだなんて思いもしない。マリーを群れに引き入れた責任があるジキルは、けして無体を働くこともなく、強いて言うなら口調と顔はたしかに怖いが、まあ雌には大層弱い男であった。
親の心子知らず。まあ、状況は違うが、そんな具合だ。早く夜が明ければいいのに。まさか己がそんなことを考えるだなんて。そんなの、余程この状況に追い詰められていると肯定するようなものではないか。
翌日、マリーはジキルについて城に来ていた。
「お前はどうすんだ?」
「ミハエルのとこにいく…」
「ああ、まあ先生妊娠してんだから、あんま迷惑かけんなよ。」
「はい、」
お耳をへたらせたマリーが、こくんとうなずく。どうやら昨日の一件を引きずっているらしい。ジキルはどうしようかと思ったが、元々恋人にすら不器用になる己が、雌型の同族に優しく接しろという方が無理なのだ。
ジキルは、まあいいかと自己完結をすると、医術局へとマリーを連れて行く。リカントロープが苦手とする饐えた臭いはしないので、国家産業支援局よりも余程いい。
「おい先生、いるんだろう。」
「あ、はい!」
どうやら調べ物をしていたらしい。ミハエルは椅子を引いて立ち上がると、あの時よりも目にわかるようになってきた腹を撫でながら立ち上がる。
「わりいけど、任務なんだ。マリーのこと見といてくんねえか。」
「ええ、僕で良ければ。」
ジキルに促されるように背を押されて歩み寄る。結婚式以来のミハエルはやっぱり綺麗で、マリーはなんだか直視できなくて視線を彷徨かせた。
「マリー、ゆっくり話したかったんです。僕の医務室にいきませんか?」
「う、うん」
娼館のときと同じ、いや、ミハエルのお腹には赤ちゃんがいるから、同じではないか。でも、なんとなく人肌が恋しくて、マリーはミハエルの手を握りしめると、何も言わずに握り返してくれた。
見目のいいものが、二人仲良く手を繋いで歩いている姿というのはなんとも絵になるようだ。それを見た者たちが、ほんわかとした空気になったのに気が付かないまま、ミハエルは嬉しそうに色々なことを話してくれた。まあ、主に妹ができて可愛いという話ばかりであったが。
ミハエルはいいな、僕と違って。そんなことを思ってしまうと、更に自己嫌悪に苛まれる。結婚式の後、お腹にはあの怖い騎士様の赤ちゃんがいるということを知った。マリーはなんだかそれすらも羨ましくて、いいなあ、とごちて、そして居たところでお世話もできないなあと思い至り、また少しだけ落ち込んた。
なんだか落ち込むことが増えた。それは、あの娼館から連れ出されて、ジキルの群れに入ってからだ。
牢屋から連れ出されて、随分と経った。ジキルはマリーを自分の家に突っ込んだあと、なんだか少しだけ忙しくなっていたようで、日にちも経つのに一度も肌を重ねたことがなかった。居候とは肌を重ねない。それが常識だというのはヨナハンから聞いて知っていたけど、でも対価もなく甘えていいのかもわからない。
前よりもずっと上等な環境だというのに、マリーはジキルと共に故郷に帰って、長という怖い人狼とご挨拶してからは、一際なにかしなくてはと思っていた。
マリーは抱かれることしか取り柄がない、だからジキルが忙しくなくなってきた今なら、その恩を返せると思ったのに。
「おま、なにしてんだあ!!」
「ひっ…ご、ごめんなさいっ!」
別に、マリーは何もしていない。寝るぞ、と言われたから、ただ服を脱いだだけであった。しかし、それがいけなかったらしい。ジキルは顔を真っ赤にして怒り、全裸のマリーに向かって寝具を投げつけた。
「寝るぞっていって何で服を脱ぐ!!お前は真っ裸で寝るのが日常か!!」
「だ、だって寝るって…!」
「寝るんだよ!!普通は全裸になんねえの!!全裸になるのは…っ、」
と、其処まで言って思い至ったらしい。ジキルは渋い顔をして手で顔を隠すと、深く重いため息を吐いた。
どうやらマリーはまた間違えたらしい。子供が不安なときに尾を弄るように、豊かなそれを抱きしめる。耳を下げ、怒られた理由もわからないまま泣くまいと立ち竦むマリーに、ジキルは成程これが子育てかと思った。
華奢で体の薄いマリー。自己肯定感が少なく、自傷癖もある。その細腕についた幾つもの傷痕が、マリーの心の有様のようで嫌だった。
「わかった、わかったからこい。」
優れた人狼の雄は、誰にでも手を差し伸べる変わりに、放置はしない。責任を持って引き上げてやるのが常だ。マリーはジキルの群れに来た。群れと言っても、ジキルが独り立ちしてからはマリーが初めてで、正直自分の居た住処の長のようにうまくできるかはわからない。
ぴくんと耳を揺らしたマリーが、赤い目でジキルを見上げた。尾を抱きしめたまま、おずおずと近づく素肌のマリーが、ジキルの足の間にペタンと座る。ジキルが怒ると怖いから、前みたいに唐突に股間に触れることもなく、ただしょんもりとしたまま大人しく小さく震えている。
「いいかマリー、お前は俺のように群れに育てられたわけじゃねえ。箱庭だ、小せえそん中に閉じ込められてたから、人狼は愚か普通の常識もイマイチ理解してねえ。それは、育てたやつの責任であって、お前のせいじゃねえ。」
「ぼ、僕の頭が悪いからじゃないの?」
「知らねえことをやれって言われてできるのかお前は。俺だって突然踊れとか言われたって踊れねえ。真似ることはできても、それはあくまでも真似であって、スキルじゃねえからな。」
「う、うん…」
大きな手のひらがら足の間に小さく収まったマリーを撫でる。ジキルはベッド腰掛けたまま、そのふかふかな耳を巻き込むように撫で、そのまま両手で包み込むようにして、マリーの頬にふれる。
強い雄に触れられるのは心地よい。ほう、としたマリーの顔に片眉を上げると、ジキルはその手で細首を撫でた。
「わからねえなら、教えんのは群れの長の勤めだ。俺の群れはお前しかいねえ。だから、聞け。」
「いいの…?」
「俺のためにもそうしてくれ。頼むから。」
まあ、そういった雰囲気に慣れぬジキルの心臓の為、というほうが正しいが。
「寝るっつうのは、性行為をしねえほうの寝るだ。俺は、そういう意味で言っている。」
「じゃあ、セックスはなんていうの。」
「ヤらせろっていう。」
「言われたことない…」
ヤらせろ。なんだかジキルにそんなことを言われたら、マリーは少しだけ昂ってしまいそうだなと思った。ジキルの群れに入って、一人で何をしていいかわからない不安から抜け出せて、なら対価にと体を差し出そうと思い至って、やっと恩義を返せると思ったのに。
まさか自分のそれが相手の迷惑になるだなんて思わなかった。マリーはまだまだそういった、マリーにとってはきちんとした理由がある、しかしジキルにとっては突拍子もない行動で怒られてばかりだ。
「マリー、お前は無理に抱かれることもねえんだ。それに俺は別に下半身に苦労をしているわけでもねえ。ただ黙って甘えろ。対価とか考えっから、そんな面倒くさい性格になっちまうんだぞ。」
「ジキルさんは、いつセックスしてるの?」
「ここしばらくは出番はねえな。性欲がねえわけじゃねえが、普通そういうのは、のっぴきならねえ事情がない限りはヤらねえだろう。」
のっぴきならないというのは、繁殖期だろうか。マリーは困ったような顔でジキルを見上げると、そっと膝に手を添えた。
「僕は誰に抱かれたらいいの?」
「義務的に抱かれなくていい。お前が抱かせても良くて、相手も抱きたいと意見があったときに抱かれればいいだろう。」
「ヤりたいってジキルさんがいって、僕が嫌だったら抱かないの?」
「抱かねえ。」
「へんなの…」
困った。そんな具合にしょんもりすると、ジキルはマリーの脇の下に手を突っ込んで、ベッドに引き上げた。
「やかましい。んな小難しいことばっか考えてっから疲れるんだよ。」
おら、寝るぞ。そう言って、ジキルはマリーをベッドに乗せると横になった。マリーに背を向けて、大きな背中をがら空きにして寝ようとする。全然するつもりなんかないけれど、寝首をかかれたらとか、そういうのは思わないのかなぁと思う。
いそいそと横になり、ぴとりとジキルの背中に額をつける。今までは一人寝か、行為をするときだけは二人や三人で寝る。マリーはこうして、何もしていないのに二人で寝るなんて変なの。そんなことを思って、また怒られるの嫌だなあと考え直し、大人しく目を瞑った。
まさかジキルがそんな己の添い寝で寝れぬ夜を過ごしているだなんて思いもしない。マリーを群れに引き入れた責任があるジキルは、けして無体を働くこともなく、強いて言うなら口調と顔はたしかに怖いが、まあ雌には大層弱い男であった。
親の心子知らず。まあ、状況は違うが、そんな具合だ。早く夜が明ければいいのに。まさか己がそんなことを考えるだなんて。そんなの、余程この状況に追い詰められていると肯定するようなものではないか。
翌日、マリーはジキルについて城に来ていた。
「お前はどうすんだ?」
「ミハエルのとこにいく…」
「ああ、まあ先生妊娠してんだから、あんま迷惑かけんなよ。」
「はい、」
お耳をへたらせたマリーが、こくんとうなずく。どうやら昨日の一件を引きずっているらしい。ジキルはどうしようかと思ったが、元々恋人にすら不器用になる己が、雌型の同族に優しく接しろという方が無理なのだ。
ジキルは、まあいいかと自己完結をすると、医術局へとマリーを連れて行く。リカントロープが苦手とする饐えた臭いはしないので、国家産業支援局よりも余程いい。
「おい先生、いるんだろう。」
「あ、はい!」
どうやら調べ物をしていたらしい。ミハエルは椅子を引いて立ち上がると、あの時よりも目にわかるようになってきた腹を撫でながら立ち上がる。
「わりいけど、任務なんだ。マリーのこと見といてくんねえか。」
「ええ、僕で良ければ。」
ジキルに促されるように背を押されて歩み寄る。結婚式以来のミハエルはやっぱり綺麗で、マリーはなんだか直視できなくて視線を彷徨かせた。
「マリー、ゆっくり話したかったんです。僕の医務室にいきませんか?」
「う、うん」
娼館のときと同じ、いや、ミハエルのお腹には赤ちゃんがいるから、同じではないか。でも、なんとなく人肌が恋しくて、マリーはミハエルの手を握りしめると、何も言わずに握り返してくれた。
見目のいいものが、二人仲良く手を繋いで歩いている姿というのはなんとも絵になるようだ。それを見た者たちが、ほんわかとした空気になったのに気が付かないまま、ミハエルは嬉しそうに色々なことを話してくれた。まあ、主に妹ができて可愛いという話ばかりであったが。
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