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ヤンキー、お山の総大将に拾われる2-お騒がせ若天狗は白兎にご執心-
未完成な二人 2
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あれから、二人で少しだけお話をした。お互い顔を見合って話すのはなんとなく気恥ずかしくて、互いの背中をくっつけて、互いの体温を分け合うようにしながら、足りない部分を言葉でおぎなった。
二人して意思疎通なんていくらでも方法があったし、お口だって普段は饒舌なくせに、いざ自分の考えを口にするとなると、なんでこんなにも口下手になるのだろうか。睡蓮は、琥珀が思っている以上に体は元気だということ、そして、あまり動かない方が腰やら尻が痛くなってしまうこと。後、起き上がる時に手伝ってほしいことを伝えると、真っ青な顔で謝られた。
「お前が伏せってる日は、確かに俺はお前を起こしてねえな…」
「お、お腹が大きくて、なかなか起き上がれないの。だから、僕もこはが起きるなら一緒に起きたいなあって。」
「面目ねえ、気が回らなかった…」
「あの、落ち込むようなことじゃないってば!」
背後で、琥珀の体が丸くなる。頭を抱えているのかもしれない。睡蓮は慌ててそうじゃないと訂正をすると、後ろ手に琥珀の手に触れた。
「後、あの…えっと、」
「なんだ、まだあるのか?」
「う、うん…」
じんわりと頬を染めて、睡蓮は琥珀の背に寄りかかるようにして体重をかけた。膝小僧をくっつけ、自分が口にしたくせに、どうしようかなあと言い淀む。琥珀は優しい。睡蓮が自分の中で言葉を組み立て終えるのを待ってくれるのだ。その無言の時間も愛おしくて、睡蓮はその小さな唇を小さく引き結んだ。
「ぼ、僕…右腕しか使えないから、」
「おう、」
「赤ちゃん生まれたら、きっと琥珀のお手てはなかなか繋げないでしょう?」
「…ああ、」
「だから、う、生まれるまでは、ずっと繋いでたい、っていうか…その、時間を大事に、したくて…」
気恥ずかしそうに宣う睡蓮の言葉は、どんどんと尻すぼみになる。それに変わり、琥珀はというと、睡蓮の声が小さくなるごとにじわじわと体温を上げていく。
一体、なんだというのだ。何を食って、どういう育ち方をすれば、こんなに可愛い生き物が生まれるのだ。だって、睡蓮は腹に子を宿しているくせに、琥珀のことしか考えていないみたいなことを言うのだ。
己の片腕で、双子をどう抱くか、という話ではなく、生まれたら手を握る機会は減ってしまうから、今は繋いでいたいという。
しかも、それを我儘だと思っている節がある。なんだこれは、俺の嫁がこんなにも可愛い。
琥珀は真っ赤に染まった顔を見られたくなくて、後ろを振り向くことが出来なかった。今にも睡蓮を抱きしめて、唇を奪って、羽の内側に閉じ込めながら愛してやりたいのに、それができないのが悔しい。
「お前、それずるいぞ…」
「へ?」
「俺、おっとうになるはずなのに、こんな浮ついちまって…」
はああ、とため息をついて、いよいよ頭を抱えてしまった。睡蓮は眉を下げて振りむくと、情緒を落ち着かせようとしている琥珀の顔色を見るように覗き込んだ。
「こは…?」
ちろりと横目で見上げた琥珀が、睡蓮の後頭部に手を回す。そのまま長くなった髪の毛を耳にかけるようにして流してやると、啄むような口付けをした。
「んぅ、」
「…こんくらいで、勘弁してやらあ。」
「えぇ?」
むすりとした顔で、そんなことを言う。睡蓮は、なんだかそれが面白くて小さく噴き出した。なんだかわからないことには変わりはないのだが、琥珀のそれが可愛かったのだ。
可愛い、照れたり、気恥ずかしいと思うと、琥珀はいつも人のせいにする。睡蓮にとってのそれは、不器用にも甘えてくれているような気がするのだ。好きだなあとも思う。
「僕の天狗さん、」
「あんだよ。」
「こは、僕の旦那様だものね」
「…だから、あんだっての…」
肩に顎を乗っけて、くふくふ笑いながら琥珀を見上げる。琥珀の顔色は夕焼けのように赤く染まって、最終的にはやはり、無言になってしまった。本当のことしか言ってないのに、不器用に照れるのだ。無骨な掌が、睡蓮の右手に重なって、ゆっくりと指が絡まった。少しだけ湿っている。琥珀も手汗をかく時があるのだと、当たり前のことに気付かされた。
前よりも、睡蓮の中の琥珀のイメージが等身大になっている。それが嬉しくて、幸せ。きっと、子供が生まれたら、もっと二人は近くなる。このままくっついているところから、溶けて重なって仕舞えばいいのに。
「早く生まれてこないかな、おっとうは可愛いんだって教えてあげたいのに。」
「俺のこと可愛いってうのなんて、お前くらいだっての。」
「僕だけが知っていればいいもの。…あ、動いた。」
まるで、わかっているよと言われているようだ。琥珀の脇腹をつくかのような我が子の反応に、思わず二人で顔を見合わせる。
ふすりと空気が抜けるように思わず噴き出すと、ケラケラと笑い合う。二人だけの塒の中で、腹の中を明かしあった。結局琥珀の過保護は治りそうにないけれど、睡蓮の意を汲んでくれるらしい。だって、あんなに可愛いことを言われたのだ。執着の強い天狗冥利に尽きるだろう。琥珀は笑い涙を滲ませた睡蓮の目元に優しく触れると、そのツンと鼻筋の通った小鼻をがじりと甘噛みをして、仕返しをしたのであった。
一週間後、二人は琥珀の実家に帰っていた。
青藍も天嘉も、絶対に二人だけでは無理だと常々いい含めてきた甲斐が実り、ようやっと琥珀を頷かせることができたのだ。とは言っても、己の塒の中で出産させようとしていた琥珀は少々不服気味ではあったが、睡蓮がお言葉に甘えさせてもらいたいと、実に聡明な判断をしてくれたので、天嘉も青藍もほっとした。
「マジで、本当に洒落になんねえから。旦那はステイ。テコでも動くな、大人しくしてろって感じ。」
「わかる、慌てちまうだろうことだけは予測つく。まあんなブスくれんなって。天嘉が言うことは間違いないんだしさ、気持ちはわかるけど我慢しなって。」
何に威嚇をしているのやら。眉間に皺を寄せた厳しい面で、琥珀が宣う。睡蓮の出産のために充てがわれた、玄関の間に近い下座敷には、天嘉、そして青藍と松風が雁首揃えて座っている。
「だからって、なんで睡蓮の出産に松風も連れてくんだ。こいつに俺の雌の股拝ませろってか。」
「こは…僕も松風も雄だよう。」
「睡蓮って雄になるの?」
「雄だよう!?」
松風の疑問に、慌てて睡蓮が反論する。お互い同じものが股にぶら下がっていると言うのに、なんでのけものにするのだ。そう言わんばかりの反応に、天嘉が肩を揺らして笑いを堪える。
「お前ね、出産なんて命懸けだよ?ましてや腹を切るんだ。母ちゃんは腕がいいから一人でやってのけたけど、今回は双子なんだ、おいらの手だって必要だろう。」
「俺の母さんが手伝うのかと思ってた。」
「でた、こはの無茶振り。俺に医療スキルなんてチートがあったら、もっと人生イージーモードだったっての。」
わかりみが深い。などと、青藍が同意する。天嘉と長い付き合いの化け鼬の青藍は、天嘉に釣られて妙な言葉を話すのだ。
睡蓮はというと、感心したような目で見つめていた。なんだか聞き慣れぬ言葉がよく響いたらしい。かっこいいなどと宣うから、琥珀は思わず二度見をする。
「と、とにかくだ。まだいつ陣痛来るかとかもわかんねえんだ。今日だって検診できたんだろう?」
「おうよ。後、産むときは香を焚かせてもらうよ。痛覚が鈍るように特別に松風が調香してくれたんだ。蘇芳で試したから問題ないはずさ。」
「親父で試したって何!?」
「香焚いた後金的した。まあ、そんときゃ大丈夫だったから平気だろ。」
「なんで今ここにいねえんだって思ってたけど、つまりはそう言うことかあ…。」
蘇芳なら奥座敷で寝てるぜ。などとどや顔で宣う天嘉に、その痛みを想像したらしい琥珀が背筋を震わせる。信じられない。同じ男だと言うのに、なぜそこを狙ったのかと聞きたかったが、蘇芳だってまさかそこを狙われるとは思わなかっただろう。
琥珀はもちろんのこと、元総大将である大天狗の股間を足蹴にできる天嘉に、松風も若干引いていた。
「とにかく、睡蓮。陣痛くるまではゆっくり過ごしな。産後のことなんてなんも考えねえで、今はただボケっとしてりゃあいい。」
「あ、はい…」
こくんと頷く。だが、睡蓮は陣痛というものがどういうものなのか、いまいち理解していなかった。きっと、突然ジクンと痛くなるのだろう。そう呑気に捉えていたのだ。天嘉も青藍も、もっと早く教えればよかったと後に曰うほど、睡蓮の痛覚は鈍かったのだ。
二人して意思疎通なんていくらでも方法があったし、お口だって普段は饒舌なくせに、いざ自分の考えを口にするとなると、なんでこんなにも口下手になるのだろうか。睡蓮は、琥珀が思っている以上に体は元気だということ、そして、あまり動かない方が腰やら尻が痛くなってしまうこと。後、起き上がる時に手伝ってほしいことを伝えると、真っ青な顔で謝られた。
「お前が伏せってる日は、確かに俺はお前を起こしてねえな…」
「お、お腹が大きくて、なかなか起き上がれないの。だから、僕もこはが起きるなら一緒に起きたいなあって。」
「面目ねえ、気が回らなかった…」
「あの、落ち込むようなことじゃないってば!」
背後で、琥珀の体が丸くなる。頭を抱えているのかもしれない。睡蓮は慌ててそうじゃないと訂正をすると、後ろ手に琥珀の手に触れた。
「後、あの…えっと、」
「なんだ、まだあるのか?」
「う、うん…」
じんわりと頬を染めて、睡蓮は琥珀の背に寄りかかるようにして体重をかけた。膝小僧をくっつけ、自分が口にしたくせに、どうしようかなあと言い淀む。琥珀は優しい。睡蓮が自分の中で言葉を組み立て終えるのを待ってくれるのだ。その無言の時間も愛おしくて、睡蓮はその小さな唇を小さく引き結んだ。
「ぼ、僕…右腕しか使えないから、」
「おう、」
「赤ちゃん生まれたら、きっと琥珀のお手てはなかなか繋げないでしょう?」
「…ああ、」
「だから、う、生まれるまでは、ずっと繋いでたい、っていうか…その、時間を大事に、したくて…」
気恥ずかしそうに宣う睡蓮の言葉は、どんどんと尻すぼみになる。それに変わり、琥珀はというと、睡蓮の声が小さくなるごとにじわじわと体温を上げていく。
一体、なんだというのだ。何を食って、どういう育ち方をすれば、こんなに可愛い生き物が生まれるのだ。だって、睡蓮は腹に子を宿しているくせに、琥珀のことしか考えていないみたいなことを言うのだ。
己の片腕で、双子をどう抱くか、という話ではなく、生まれたら手を握る機会は減ってしまうから、今は繋いでいたいという。
しかも、それを我儘だと思っている節がある。なんだこれは、俺の嫁がこんなにも可愛い。
琥珀は真っ赤に染まった顔を見られたくなくて、後ろを振り向くことが出来なかった。今にも睡蓮を抱きしめて、唇を奪って、羽の内側に閉じ込めながら愛してやりたいのに、それができないのが悔しい。
「お前、それずるいぞ…」
「へ?」
「俺、おっとうになるはずなのに、こんな浮ついちまって…」
はああ、とため息をついて、いよいよ頭を抱えてしまった。睡蓮は眉を下げて振りむくと、情緒を落ち着かせようとしている琥珀の顔色を見るように覗き込んだ。
「こは…?」
ちろりと横目で見上げた琥珀が、睡蓮の後頭部に手を回す。そのまま長くなった髪の毛を耳にかけるようにして流してやると、啄むような口付けをした。
「んぅ、」
「…こんくらいで、勘弁してやらあ。」
「えぇ?」
むすりとした顔で、そんなことを言う。睡蓮は、なんだかそれが面白くて小さく噴き出した。なんだかわからないことには変わりはないのだが、琥珀のそれが可愛かったのだ。
可愛い、照れたり、気恥ずかしいと思うと、琥珀はいつも人のせいにする。睡蓮にとってのそれは、不器用にも甘えてくれているような気がするのだ。好きだなあとも思う。
「僕の天狗さん、」
「あんだよ。」
「こは、僕の旦那様だものね」
「…だから、あんだっての…」
肩に顎を乗っけて、くふくふ笑いながら琥珀を見上げる。琥珀の顔色は夕焼けのように赤く染まって、最終的にはやはり、無言になってしまった。本当のことしか言ってないのに、不器用に照れるのだ。無骨な掌が、睡蓮の右手に重なって、ゆっくりと指が絡まった。少しだけ湿っている。琥珀も手汗をかく時があるのだと、当たり前のことに気付かされた。
前よりも、睡蓮の中の琥珀のイメージが等身大になっている。それが嬉しくて、幸せ。きっと、子供が生まれたら、もっと二人は近くなる。このままくっついているところから、溶けて重なって仕舞えばいいのに。
「早く生まれてこないかな、おっとうは可愛いんだって教えてあげたいのに。」
「俺のこと可愛いってうのなんて、お前くらいだっての。」
「僕だけが知っていればいいもの。…あ、動いた。」
まるで、わかっているよと言われているようだ。琥珀の脇腹をつくかのような我が子の反応に、思わず二人で顔を見合わせる。
ふすりと空気が抜けるように思わず噴き出すと、ケラケラと笑い合う。二人だけの塒の中で、腹の中を明かしあった。結局琥珀の過保護は治りそうにないけれど、睡蓮の意を汲んでくれるらしい。だって、あんなに可愛いことを言われたのだ。執着の強い天狗冥利に尽きるだろう。琥珀は笑い涙を滲ませた睡蓮の目元に優しく触れると、そのツンと鼻筋の通った小鼻をがじりと甘噛みをして、仕返しをしたのであった。
一週間後、二人は琥珀の実家に帰っていた。
青藍も天嘉も、絶対に二人だけでは無理だと常々いい含めてきた甲斐が実り、ようやっと琥珀を頷かせることができたのだ。とは言っても、己の塒の中で出産させようとしていた琥珀は少々不服気味ではあったが、睡蓮がお言葉に甘えさせてもらいたいと、実に聡明な判断をしてくれたので、天嘉も青藍もほっとした。
「マジで、本当に洒落になんねえから。旦那はステイ。テコでも動くな、大人しくしてろって感じ。」
「わかる、慌てちまうだろうことだけは予測つく。まあんなブスくれんなって。天嘉が言うことは間違いないんだしさ、気持ちはわかるけど我慢しなって。」
何に威嚇をしているのやら。眉間に皺を寄せた厳しい面で、琥珀が宣う。睡蓮の出産のために充てがわれた、玄関の間に近い下座敷には、天嘉、そして青藍と松風が雁首揃えて座っている。
「だからって、なんで睡蓮の出産に松風も連れてくんだ。こいつに俺の雌の股拝ませろってか。」
「こは…僕も松風も雄だよう。」
「睡蓮って雄になるの?」
「雄だよう!?」
松風の疑問に、慌てて睡蓮が反論する。お互い同じものが股にぶら下がっていると言うのに、なんでのけものにするのだ。そう言わんばかりの反応に、天嘉が肩を揺らして笑いを堪える。
「お前ね、出産なんて命懸けだよ?ましてや腹を切るんだ。母ちゃんは腕がいいから一人でやってのけたけど、今回は双子なんだ、おいらの手だって必要だろう。」
「俺の母さんが手伝うのかと思ってた。」
「でた、こはの無茶振り。俺に医療スキルなんてチートがあったら、もっと人生イージーモードだったっての。」
わかりみが深い。などと、青藍が同意する。天嘉と長い付き合いの化け鼬の青藍は、天嘉に釣られて妙な言葉を話すのだ。
睡蓮はというと、感心したような目で見つめていた。なんだか聞き慣れぬ言葉がよく響いたらしい。かっこいいなどと宣うから、琥珀は思わず二度見をする。
「と、とにかくだ。まだいつ陣痛来るかとかもわかんねえんだ。今日だって検診できたんだろう?」
「おうよ。後、産むときは香を焚かせてもらうよ。痛覚が鈍るように特別に松風が調香してくれたんだ。蘇芳で試したから問題ないはずさ。」
「親父で試したって何!?」
「香焚いた後金的した。まあ、そんときゃ大丈夫だったから平気だろ。」
「なんで今ここにいねえんだって思ってたけど、つまりはそう言うことかあ…。」
蘇芳なら奥座敷で寝てるぜ。などとどや顔で宣う天嘉に、その痛みを想像したらしい琥珀が背筋を震わせる。信じられない。同じ男だと言うのに、なぜそこを狙ったのかと聞きたかったが、蘇芳だってまさかそこを狙われるとは思わなかっただろう。
琥珀はもちろんのこと、元総大将である大天狗の股間を足蹴にできる天嘉に、松風も若干引いていた。
「とにかく、睡蓮。陣痛くるまではゆっくり過ごしな。産後のことなんてなんも考えねえで、今はただボケっとしてりゃあいい。」
「あ、はい…」
こくんと頷く。だが、睡蓮は陣痛というものがどういうものなのか、いまいち理解していなかった。きっと、突然ジクンと痛くなるのだろう。そう呑気に捉えていたのだ。天嘉も青藍も、もっと早く教えればよかったと後に曰うほど、睡蓮の痛覚は鈍かったのだ。
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