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2章
開けちゃいけないあそこの扉 **
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「あ、あ、あ、ゆ、やっ…やだ、やだ、ぁ!」
「フーッ…ぐ、っ、」
「ひぁ、あ、あっあ、だ、だめぇ、や、やめ、やめてぇ、っ!!」
ガタガタ、パリン。
靴箱の上に置いておいたはずの、割れた花瓶の破片を視界に納めながら、葵は粗相したせいで滑る床を必死で蹴りながら押さえつけてくる益子の下から這い出ようとしていた。
ー駄目だ、何かがおかしい。いつもと違う何かが起きている。
茹だるような思考の中、必死で抵抗する。悲しいことに10センチ以上も身長に開きがあると、体重だって軽くなる。葵は益子の逞しい雄の体に押さえつけられては、身の内側から湧き上がってくる喜びに必死で抗おうとしていた。
今思えば、葵のヒートは最初からイレギュラーだった。というか、正しくヒートが来た試しもなければ、番になってから避妊無しで抱かれてもなぜだか妊娠しなかったのだ。なのでオメガとしての本能はあっても、そういった生理現象というか、そういうもの全般が不器用なのだろうなと思っていた。
以前に新庄先生が言っていた。
オメガの子でも、その機能が未発達なら妊娠しない子もいると。ヒートが定期的に来る子なら可能性はぐっと高まるが、葵のように小柄なオメガはヒートのタイミングがズレる。体の準備が出来てからやっと、妊娠する環境が整うのだと。
葵は、それでも成人してから等に過ぎていたから当てはまらないと思っていた。自分には関係ないと。
「あ、ああ、あ、なに、こぇ…っ、へん…いやぁ、あっ…」
そう、おもっていたのだが。
明らかにいままで経験してきたヒートとは違う。奥が収縮するような、口を開けるようなゆっくりとした動作で体の奥がきゅうきゅうと甘く啼く。
履いていたジーンズは、もうだめだ。
尿やら精液やらで目も当てられない。廊下の冷たさがきもちがいい。益子に組み敷かれ、尻を高く挙げさせられ、犬のようなポーズで項に犬歯を食い込まされる。
番契約は済んだはずなのに、征服欲を満たすためだけに葵は項に噛みつかれる。膨らんでしまった性器を、番の大きな手によって揉み込まれれば、益子の手をビシャビシャと汚す。
「なんだ、これ…ヒート?っ、急にキタな…は、すっげ…なあ、もしかしてこれって…」
「あー‥、あー‥、ま、た…おひっこでひゃぅ…ひぅう…っ…」
「ッ、聞いてねぇな。いーよ、可愛い、すげえかわいいわ。葵、あおい‥!!」
「いやぁ、あっ…たす、けてぇ、ゆうや、ぁっ…!」
益子はいつになく取り乱し、泣きわめく番の姿に、ひどく興奮した。きた。これは絶対に。
濡れた手を葵の股の間から離し、そのまま着ていた服ごとたくし上げるようにして素肌を大きな手で包む。
そのまま胸に手をやり指の間に乳首を挟ませながら刺激すれば、葵のそこは摘みやすいようにピンと立ち上がる。
変だと思ってたのだ。昨日の夜からやけに離し難い。抱いても足りないのをなんとか収めるのにも苦労したし、翌朝はずっと興奮したままでそのせいで熱を出した。これは多分、葵のヒートの前兆だったのだ。
股間は痛く張り詰めて、袋の中にはどんどんと精液が作られていってるのがわかる。重だるい下半身を葵の尻に押し付けながら、その濡れた布越しにゴリゴリと存在感を知らしめる。
「ひぅ、あ、い、いれ、いれて…っ、ゆうや、いれてぇ…っ…」
「取り乱して、かぁいいな…いいぜ、ほしいならおねだりしてみな。」
「ひぅ、あ、っ!」
耳元でかすれた声で言われた葵は、ぞくぞくとその身を震わせた。震える手でなんとかズボンを下着ごと落とす。ゴクリと生唾を飲み込む益子から見えるように、震える指を熟れた蕾に二本、ゆっくりと挿入した。
「っ、こぇ、おく…っ、ぉくまれ、いぇ…へ…」
肩で体を支えながら、濡れた指でそっと益子の股間に触れる。ジップをつまむと、ジジ、と音を立ててファスナーを下げる。金属の噛み合わせがゆっくりと綻んでいくのが待てず、益子は葵の手を離させると性器を取り出して蕾に押し付けた。
じゅぽ、と音がするくらい蕾が先端に吸い付く。広げていた指に先端が触れると、まるで甘やかすかのようにその雁首を指で擽った。
「っとに、どこで覚えてくんだよ…やらしいなあ。」
「は、ぁ…ね、いれ、て、おれのなか…もう、きて…」
「ああ、っくそ、くそ…やさしくしてぇのに、今更か、もう。」
葵の薄い腹を掴むと、ぐいと引き寄せる。そのまま雁首をぐぽ、と含んだ蕾は、待ち望んでいたかのように甘く性器を喰みながら、葵は中腰の益子の膝の上にぺたりと座るかのようにしてすべてを腹に収めた。
「ぁー‥、っ…」
「ゥ、ア…すげ、っ…んぁ、っ…」
葵の性器はくたりと力を無くし、太ももを勢いのない精液で汚した。益子を背もたれにするようにしながら、荒い呼吸を整えるように益子の方に頭を預けて呼吸をくり返す。
薄い腹はぴくぴくと痙攣し、胸の乳首もつんとたってしまったものを、手慰みにいじられる。
益子は、血管が切れてしまうのではないかと言うくらい興奮していた。葵の首や肩に歯型を残しながら、ぷくりとした乳首をつまみ引っ張る。すると下腹部がきゅうきゅうと引き締まり、とても具合がいい。
葵は、完全にトんだようだった。母音を零しながら、性器を飲み込んだ自分でも知らない場所。結腸じゃない、これはどこだ。
「っはー‥、はひ、ぁ、ぁ、」
「葵…きづ、いたか?…多分、ここ…子宮だ。」
「し、きゅ…」
「ん、さっきから俺のカリんとこじゅぱじゅぱ吸ってくんの。はぁ、すげ、っ…」
ーしきゅう、子宮ってなんだ。
葵は虚ろな思考で呆けながら、思考と体が引き剥がされたのではと思うくらい、体が言うことを聞かなかった。益子が甘えるように頬へ口付け、耳元で甘く囁かれる。
「ふ、ぅあ…、」
「ここ、すき?」
「ぁ、あ、あ、」
「葵、馬鹿になっちゃったな。ふふ、かわいい。」
「きもひぃ、ぁ、っ…きもひ、い…」
気持ちいいから、もっとしてほしかった。
腰から背骨まで、きれいに引き抜かれたようにちからがはいらない。沢山奥を突いてほしいのに、さっきから馴染ませるように全然動いてくれないのだ。
ここ、押し込まれたら絶対にきもちい。
葵は震える脚に叱咤して、少しずつ腰を浮かせた。
ず、ず、ずる。内壁を引き摺るように摩擦して、益子の性器を、ゆっくりと引き離す。途端、さっき迄収まっていた奥の部屋が空虚になって物足りない。
かくん、と叱咤した脚が限界をむかえ、そのまま勢いをつけてぺたりと再び座り込んだ。
「お、っ…ぐ、ぁ…あぁあっ!!」
「う、っ!んまえ、っと…バカが!」
びくんと仰け反ったのは葵だけではなかった。
益子も目の前が明滅するような強い刺激に腰を震わせ、危うく精を散らそうとしたところだった。
葵からの予想外の反撃は、ひどく気持ちが良かった。だが、我慢していた分のタガはいともたやすく剥がれ、益子は乱暴に葵の腰を掴むと、勢いよく腰を打ち付けた。
「ひぃ、あっ!あ、あ、あ!!!えぅ、や、ぁだ、あ、あひ、っぃ、いっ!」
「も、我慢しねぇからな、くそ!!」
「い、ぁ!あ、だぇ、や、ゆぅ、ひへ、ぁ、あー、あーっ!」
葵にとって、過ぎた快楽は拷問でしかない。ボロボロ涙を零し、やだ、やめて、ゆるしてと幼児のように舌っ足らずで首を振る。駄目なところに擦り付けられるたび、唾液や涙、精液が磨かれた廊下に散らされていく。先程漏らした時点で今更だ。
パンパンという腰を打ち付ける音の感覚がストロボのようにどんどんと短くなっていく。
益子の男らしい指が、押し広げるようにして葵の口に差し込まれた。
「ここで出したら、っ…赤ちゃんできちゃうな?」
「んふ、ぁっ!!」
益子の唇が、葵の耳を甘噛みした瞬間、ぶわりと全身を鳥肌が包んだ。
「フーッ…ぐ、っ、」
「ひぁ、あ、あっあ、だ、だめぇ、や、やめ、やめてぇ、っ!!」
ガタガタ、パリン。
靴箱の上に置いておいたはずの、割れた花瓶の破片を視界に納めながら、葵は粗相したせいで滑る床を必死で蹴りながら押さえつけてくる益子の下から這い出ようとしていた。
ー駄目だ、何かがおかしい。いつもと違う何かが起きている。
茹だるような思考の中、必死で抵抗する。悲しいことに10センチ以上も身長に開きがあると、体重だって軽くなる。葵は益子の逞しい雄の体に押さえつけられては、身の内側から湧き上がってくる喜びに必死で抗おうとしていた。
今思えば、葵のヒートは最初からイレギュラーだった。というか、正しくヒートが来た試しもなければ、番になってから避妊無しで抱かれてもなぜだか妊娠しなかったのだ。なのでオメガとしての本能はあっても、そういった生理現象というか、そういうもの全般が不器用なのだろうなと思っていた。
以前に新庄先生が言っていた。
オメガの子でも、その機能が未発達なら妊娠しない子もいると。ヒートが定期的に来る子なら可能性はぐっと高まるが、葵のように小柄なオメガはヒートのタイミングがズレる。体の準備が出来てからやっと、妊娠する環境が整うのだと。
葵は、それでも成人してから等に過ぎていたから当てはまらないと思っていた。自分には関係ないと。
「あ、ああ、あ、なに、こぇ…っ、へん…いやぁ、あっ…」
そう、おもっていたのだが。
明らかにいままで経験してきたヒートとは違う。奥が収縮するような、口を開けるようなゆっくりとした動作で体の奥がきゅうきゅうと甘く啼く。
履いていたジーンズは、もうだめだ。
尿やら精液やらで目も当てられない。廊下の冷たさがきもちがいい。益子に組み敷かれ、尻を高く挙げさせられ、犬のようなポーズで項に犬歯を食い込まされる。
番契約は済んだはずなのに、征服欲を満たすためだけに葵は項に噛みつかれる。膨らんでしまった性器を、番の大きな手によって揉み込まれれば、益子の手をビシャビシャと汚す。
「なんだ、これ…ヒート?っ、急にキタな…は、すっげ…なあ、もしかしてこれって…」
「あー‥、あー‥、ま、た…おひっこでひゃぅ…ひぅう…っ…」
「ッ、聞いてねぇな。いーよ、可愛い、すげえかわいいわ。葵、あおい‥!!」
「いやぁ、あっ…たす、けてぇ、ゆうや、ぁっ…!」
益子はいつになく取り乱し、泣きわめく番の姿に、ひどく興奮した。きた。これは絶対に。
濡れた手を葵の股の間から離し、そのまま着ていた服ごとたくし上げるようにして素肌を大きな手で包む。
そのまま胸に手をやり指の間に乳首を挟ませながら刺激すれば、葵のそこは摘みやすいようにピンと立ち上がる。
変だと思ってたのだ。昨日の夜からやけに離し難い。抱いても足りないのをなんとか収めるのにも苦労したし、翌朝はずっと興奮したままでそのせいで熱を出した。これは多分、葵のヒートの前兆だったのだ。
股間は痛く張り詰めて、袋の中にはどんどんと精液が作られていってるのがわかる。重だるい下半身を葵の尻に押し付けながら、その濡れた布越しにゴリゴリと存在感を知らしめる。
「ひぅ、あ、い、いれ、いれて…っ、ゆうや、いれてぇ…っ…」
「取り乱して、かぁいいな…いいぜ、ほしいならおねだりしてみな。」
「ひぅ、あ、っ!」
耳元でかすれた声で言われた葵は、ぞくぞくとその身を震わせた。震える手でなんとかズボンを下着ごと落とす。ゴクリと生唾を飲み込む益子から見えるように、震える指を熟れた蕾に二本、ゆっくりと挿入した。
「っ、こぇ、おく…っ、ぉくまれ、いぇ…へ…」
肩で体を支えながら、濡れた指でそっと益子の股間に触れる。ジップをつまむと、ジジ、と音を立ててファスナーを下げる。金属の噛み合わせがゆっくりと綻んでいくのが待てず、益子は葵の手を離させると性器を取り出して蕾に押し付けた。
じゅぽ、と音がするくらい蕾が先端に吸い付く。広げていた指に先端が触れると、まるで甘やかすかのようにその雁首を指で擽った。
「っとに、どこで覚えてくんだよ…やらしいなあ。」
「は、ぁ…ね、いれ、て、おれのなか…もう、きて…」
「ああ、っくそ、くそ…やさしくしてぇのに、今更か、もう。」
葵の薄い腹を掴むと、ぐいと引き寄せる。そのまま雁首をぐぽ、と含んだ蕾は、待ち望んでいたかのように甘く性器を喰みながら、葵は中腰の益子の膝の上にぺたりと座るかのようにしてすべてを腹に収めた。
「ぁー‥、っ…」
「ゥ、ア…すげ、っ…んぁ、っ…」
葵の性器はくたりと力を無くし、太ももを勢いのない精液で汚した。益子を背もたれにするようにしながら、荒い呼吸を整えるように益子の方に頭を預けて呼吸をくり返す。
薄い腹はぴくぴくと痙攣し、胸の乳首もつんとたってしまったものを、手慰みにいじられる。
益子は、血管が切れてしまうのではないかと言うくらい興奮していた。葵の首や肩に歯型を残しながら、ぷくりとした乳首をつまみ引っ張る。すると下腹部がきゅうきゅうと引き締まり、とても具合がいい。
葵は、完全にトんだようだった。母音を零しながら、性器を飲み込んだ自分でも知らない場所。結腸じゃない、これはどこだ。
「っはー‥、はひ、ぁ、ぁ、」
「葵…きづ、いたか?…多分、ここ…子宮だ。」
「し、きゅ…」
「ん、さっきから俺のカリんとこじゅぱじゅぱ吸ってくんの。はぁ、すげ、っ…」
ーしきゅう、子宮ってなんだ。
葵は虚ろな思考で呆けながら、思考と体が引き剥がされたのではと思うくらい、体が言うことを聞かなかった。益子が甘えるように頬へ口付け、耳元で甘く囁かれる。
「ふ、ぅあ…、」
「ここ、すき?」
「ぁ、あ、あ、」
「葵、馬鹿になっちゃったな。ふふ、かわいい。」
「きもひぃ、ぁ、っ…きもひ、い…」
気持ちいいから、もっとしてほしかった。
腰から背骨まで、きれいに引き抜かれたようにちからがはいらない。沢山奥を突いてほしいのに、さっきから馴染ませるように全然動いてくれないのだ。
ここ、押し込まれたら絶対にきもちい。
葵は震える脚に叱咤して、少しずつ腰を浮かせた。
ず、ず、ずる。内壁を引き摺るように摩擦して、益子の性器を、ゆっくりと引き離す。途端、さっき迄収まっていた奥の部屋が空虚になって物足りない。
かくん、と叱咤した脚が限界をむかえ、そのまま勢いをつけてぺたりと再び座り込んだ。
「お、っ…ぐ、ぁ…あぁあっ!!」
「う、っ!んまえ、っと…バカが!」
びくんと仰け反ったのは葵だけではなかった。
益子も目の前が明滅するような強い刺激に腰を震わせ、危うく精を散らそうとしたところだった。
葵からの予想外の反撃は、ひどく気持ちが良かった。だが、我慢していた分のタガはいともたやすく剥がれ、益子は乱暴に葵の腰を掴むと、勢いよく腰を打ち付けた。
「ひぃ、あっ!あ、あ、あ!!!えぅ、や、ぁだ、あ、あひ、っぃ、いっ!」
「も、我慢しねぇからな、くそ!!」
「い、ぁ!あ、だぇ、や、ゆぅ、ひへ、ぁ、あー、あーっ!」
葵にとって、過ぎた快楽は拷問でしかない。ボロボロ涙を零し、やだ、やめて、ゆるしてと幼児のように舌っ足らずで首を振る。駄目なところに擦り付けられるたび、唾液や涙、精液が磨かれた廊下に散らされていく。先程漏らした時点で今更だ。
パンパンという腰を打ち付ける音の感覚がストロボのようにどんどんと短くなっていく。
益子の男らしい指が、押し広げるようにして葵の口に差し込まれた。
「ここで出したら、っ…赤ちゃんできちゃうな?」
「んふ、ぁっ!!」
益子の唇が、葵の耳を甘噛みした瞬間、ぶわりと全身を鳥肌が包んだ。
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