僕物語 覚醒編

如月 怜

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第3章 グリーンウッド編

第26話(Spirit Magic)

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異次元世界に落ちた僕たちは遥矢と出会った。

遥矢は異次元世界からの脱出方法を予想ではあったが気づいていた。

その方法はとある遺跡の扉を開けること。
その遺跡とは僕たちがグリーンウッドに向かうため、
森の中を歩いていた時に偶然見つけた遺跡のことだった。

僕たちはそこへ向かうことにした。


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想定ではあるが僕たちは今グリーンウッドと同じ位置にいるはずだ。


「それじゃ遺跡に向かおう!」

遺跡を目指して荒れ果てた大地を進んだ。
さっきまで一面緑だった大地が今では枯れ果てた色へと変わっていた。

ハツカ
「ホントに異次元世界があったなんて、
 ミライの鏡の世界もそうだけど、
 なんかビックリすることだらけだね!」

遥矢は言った。

遥矢
「君はミライって言うんだね!」


「そう言えばこっちはまだ
 紹介してなかったね、

 僕は如月 怜だよ!
 分析能力のAnalysis Ability!
 よろしく!」

カムイ
「俺はカムイだ。
 炎を扱えるFire Ability。」

ハツカ
「私は皐月 ハツカだよ!
 瞬間移動ができるよ!
 Teleportation Ability!」

ミライ
「神奈月 ミライです!
 鏡映能力のMirror Abilityです!」

遥矢
「ミライは新異覚醒能力者だね?」

ミライ
「そうですが、」

カムイ
「こいつも新異覚醒能力者だぞ?」

遥矢
「怜もそうなの!?」


「まだまともに扱えないけどね、」

そして遥矢はもう一つの情報をこの場で話した。

遥矢
「さっきミライの鏡の世界って言ったね?
 実はその世界も異次元世界なんだ。

 もっと正確に言えば発動者自身が
 無意識に作り出した世界。

 僕も聞いた話だけど、
 異次元世界は新異覚醒能力者の
 魔力で作られた幻想の世界なんだ。

 この世界はグランが作り出した
 もう一つの世界。
 だから荒れ果てた大地なんだ。

 ミライは鏡の能力なんだよね?
 ならきっと君の世界は現実に
 あるモノが映されてるんじゃない?」

遥矢の言葉は当たっていた。


「確かにその形そのものだった、」

遥矢
「僕はもう1人だけ世界を知っている。
 その能力者の名前は天 昊。

 僕がこのクエストを受注する前まで
 僕とチームを組んでた人、
 彼女の能力は天司能力、

 《Weather Ability》

 天気や気候、
 気温を操る力、
 その人の世界は天上世界。」

新異覚醒能力者の世界があることを知った僕たちは思う。

ハツカ
「怜の世界もあるのかな?」

遥矢
「あると思うよ?
 能力を制御できる様になったら
 入り方も分かると思うけど、」


「僕の異次元世界、」

そんな話をしつつ歩き続け、
遂に目的の遺跡へと辿り着いた。

遥矢
「ここだ!
 この階段を降りた先に扉があった!」

僕たちは異次元世界で再度扉の前に立った。

遥矢
「この扉だ、
 でも封印されてて開かないんだよね、」


「現実世界では開いてるのに
 異次元世界では封印されてる、
 なんか難しいんだね、、」

ミライ
「この感じ、」


「ミライも分かったの?」

ミライ
「現実世界の遺跡で石板の
 文字が消えた時、
 あの魔力と同じような、」

カムイ
「何も感じないぞ?」

遥矢
「僕もです、」

だがハツカは違った。

ハツカ
「私、
 多分だけどこの扉開けれる。」

僕・カムイ・遥矢
「!?!?」

ミライ
「その腕の模様、
 それにあの時の風ですね?」

カムイ
「風?」

ミライ
「神殿で何かを見つけた方、
 ある方は大富豪に、
 ある方は偉大な人物に、
 ある方は偉大な能力者に、

 聞いたことがありませんか?」


「そういえばカムイが話してた、」

遥矢
「神殿に隠された能力、
 Spirit Magic、」

ハツカ
「Spirit Magic?」

遥矢
「腕の模様がその証。
 Spirit Magic、
 すなわち精霊魔法、
 それともう一つ上の魔法も
 ある様な話も聞いたことあるよ。」

カムイ
「遥矢、
 妙に詳しくないか?
 新異覚醒能力者のことも神殿のことも、
 お前は何なんだ?」

遥矢
「細かい紹介が遅くなったね!
 僕の親は能力研究会会長、
 長月 神慈なんだ!」

カムイ
「能力研究会会長って、
 全施設を統括してる人か!?
 その息子!?
 そりゃ色々知ってるわけだ、」


「そんな凄い人だったの!?」

遥矢
「ホントは隠しておきたかったけど、
 君たちとは気まずくなりたくないし、」


「今まで通りでいいんだよね?
 なら全然いいよ!」

遥矢
「ありがとう!

 それじゃ話を戻すけど、
 1人には1人の能力しかない。
 これは言うまでもないよね?

 でも精霊魔法は違うんだ。
 能力者の体内にある魔法との
 相性さえ合えば誰にでも
 使うことができる。

 そしてハツカ、
 君の中には風の精霊である
 シルフが宿っている。
 それがその腕の模様が意味すること。」

ハツカ
「私の、
 精霊の力、
 どうすれば、」

ハツカは不安だった。
僕はハツカに言った。


「できるよ!
 ハツカならできる!」

するとハツカは答えた。

ハツカ
「怜、
 、、、!
 私やってみる!
 だから怜、
 私の隣にいて、、」

僕はハツカの隣に立ち、
ハツカは扉に手を添えた。
そして目を瞑った。

次の瞬間だった。

-----

「君の想い、
 受け取ったよ!
 これからもよろしくね!」

-----

ハツカ
「え?
 なに?
 声、?」

ギギギギギィィィィィィガタン


「開いたよ!
 ハツカすごいよ!!」

ハツカ
「今の声、
 誰が言ったの?」

カムイ
「俺たちは何も言ってないぜ?」


「、、、。」

遥矢
「扉が開いた!
 これで現実世界に帰れる!」

カムイ
「そうだな!
 早いとこ戻ろうぜ?
 、、、?
 怜?」


「え?
 あ、
 そうだね!
 早くグリーンウッドに戻ろう!
 街が心配だ!」


(声、
 ハツカも聞こえたってことは、
 もしかして、)

そして僕たちは扉をくぐった。。



---続く---



!次回!

グリーンウッドに戻った僕たちが目の当たりにしたのは変わり果てた街の姿だった。

緑は消え、
大地は荒れ、
泉は枯れていた。


「そんな、、」

枯れた泉の前で少女は泣き、
家を失った人々は途方に暮れている。

そんな時、
ハツカのもう一つの能力がその力を見せる!


-次回-

僕物語 覚醒編

第27話

(生命の息吹)
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