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19 和解の道は
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友人になりたいという黒騎士の願いに、私はこう答えた。
「無理です」
「は?」
「えっ」
黒騎士の顔からは表情が抜け落ち、キリルさんは瞼を見開きすぎて眼球がこぼれそうだ。二人の反応はもっともだと思いながらも、私はこう答えるしかない。だって、例の黒い結晶のことを本人に言えない。自分の生の感情を他人に把握されている状態は、誰だって気分が悪いだろう。結晶のことを言わないで済むなら、その方が断然いい。
(それに『諸事情で、ちょっと精神的ダメージ負ってほしい』とか、言えない)
「あの~、シロちゃん?よければなんだけど、理由を教えてもらえないかなーって」
黒騎士のほうを見ながら、キリルさんは遠慮ぎみにそう言った。私はしばらく考え込んで、そっと言った。
「……やむを得ない事情で」
「やむを得ない……事情……」
「ケイ、しっかりしろ」
胸をおさえる黒騎士をキリルさんが支えている。曖昧すぎる理由に、怒りが爆発しそうなのだろうか……?
「えっと、ほら、他にやることがあるというか……」
焦った私はできる限り、真実に近いことを言った。「結晶をなんとかする」というやることがあるから。
「ちょっと見守らなくちゃいけないというか」
「……見守る?」
「待て、早まるな」
胡乱な目をした黒騎士をキリルさんが抑え込んでいる。怖すぎる。身動きがとれない彼らをドアから押し出し、私は安寧を確保した。
~黒騎士side~
シロの部屋から追い出され、仕方なく騎士団の本部へと帰った。
そしてキリルの仕事部屋に入り、自分の席に座ったキリルを睨んだ。
「そう睨むな。だいたいお前が謝りたいって言ったから、シロちゃんとこに連れて行ってやったんだぞ」
「……おい、見守る必要があるとはなんだ」
「え?な、なんだろうな」
僕の質問をはぐらかすように答えるキリルに詰め寄る。この様子は絶対に思い当たることがある。剣にそっと手をかけると、すぐに答えた。
「はい!気になる人ができたんだと思われます!」
「気になる人……?」
剣の柄から手をはなすと、ほっとしたような顔のキリルが大袈裟にため息をついた。動作がうるさいこいつに、詳しいことを話すように目で促す。「やれやれ」という腹の立つ顔をしているが、頼みの綱がこいつしかいないため我慢する。
「そうそう。女の子が異性との交友関係を整理するのは、大体そういう時が多いなー」
(まあ色恋沙汰の場合は、だけど)
心の中で「シロちゃんはそんな感じじゃなさそうだけどな~」と思いつつも、キリルがそれを言うことはなかった。なぜなら、絶対にめんどくさいことになると思ったからである。
「シロの交友関係は狭い……。そして、相手はあいつが王都で出会った者に絞られる……」
目を伏せて思惑する。
ふと目に入った机に、数枚の書類がある。そこにあったサインに、「ディアクロス・ローレンベルク」と書かれていた。そして、思い当たってしまった。
「あいつが気になっている相手は、ディアクロスか……?」
「……なんとも言えないなー」
微妙な顔をしたキリルを無視し、今後のことを考える。とりあえず、シロを絞め上げることは決定事項だ。よく分からない理由で振られたことはれっきとした事実である。
「さて、どう絞めるか……」
「シロちゃん逃げて!あと悪いのは全面的にお前だろ!」
悲鳴をあげている奴を部屋に放置し、自分の仕事部屋へと向かった。
翌日。
朝の新鮮な空気をとりいれようと、宿の窓を開け放つ。
賑わった声が窓から聞こえてきた。シロはその声から遠ざかるように、サッとその場を離れる。そして、そのままベッドにダイブした。
「なんか今日はイヤな予感がするな……」
昨日、黒騎士を振ったから、それにひっぱられているのかもしれない。どんよりした気持ちとは真逆に、今日も町は魔女祭で賑わっている。あと数日はこの状態であるという事実にげんなりする。
「いや、そんなことよりこの結晶をどうにかしないと」
寝転がったまま、ベッドの傍にあるサイドテーブルに手を伸ばす。そして、そこに置いていた例の黒い結晶を掴んだ。表面はボロボロ、あともう少しで砕けそうだ。しかし、完全に砕けていない。
「これただの物体じゃないから、風化は期待できないしなぁ」
これは想いが結晶化しているため、現実の物理法則を軽々と無視するのだ。完全に破壊するには、結晶の主の精神に働きかけなければならない。
「でも、黒騎士さんにとって今の私は必要とされてないからなー」
以前あれほど仲良くしてくれていたのも、彼にとってはテディさんへの当てつけに過ぎなかった。その目論見を彼自身が暴露した今、彼にとって私はなんでもない存在になった。つまるところ、私では彼に精神的ショックを与えることが難しいのだ。
「昨日の友人になりたい事件も、テディさんが強要したものだったみたいだし……」
正直に言うと、あの言葉が黒騎士の本心から出たものだったら嬉しかった。数少ない友人ができるチャンスだったから。でも、友人関係を強要するのは嫌だったから断るしかなかった。
(それに、魔女の理の関係もあったし……)
――結晶の主と親密な関係になってはならない
でもきっと、この理がなくても黒騎士とは関わらないようにしただろう。
「……どうせ失う関係を、わざわざつくる必要はないよね」
コンコン
「?」
しばらく結晶をぼんやりと眺めていると、部屋のドアからノックの音が聞こえてきた。結晶をポケットにしまい、ベッドから降りる。髪を手櫛で整えてから、ドアを開けた。
「え、テディさん?」
「……ああ」
両手に大量の袋を抱えたテディさんが、部屋の前で待機していた。
「どうして、こんなに大量のお菓子を……」
机に広がる色とりどりの美味しそうなお菓子たち。これらはおそらく魔女祭の出店にあったものたちだろう。がっつりと、魔女の形のクッキーがある。思わず涎がでそうになる。しかし、こんなに素晴らしいものをなぜテディさんが持ってきたのかが気になる。あと、これらは食べてもいいのかも気になる。
「……一昨日」
ジッと見つめてくる私の視線に答えるように、テディさんはそっと口を開いた。気遣うような雰囲気を彼から感じ取り、慰められていることに気が付く。
「もしかして、一昨日の黒騎士さんのことで慰めてくれてるんですか?」
頷くテディさんに、私はカラッとした笑顔を向けた。
「気にしないでください!あれは想定内の事でしたから」
あの友人関係は、純粋なもので結ばれたものではなかったから。黒騎士はテディさんへの当てつけのため、私は魔女として結晶に対処する必要があったから。不純に始まったのなら、残念に終わるのも仕方のないことだ。
「それよりも、このお菓子は私が食べてもいいんですか……?」
「……勿論だ」
「ありがとうございます!」
私の期待の眼差しを受けて、テディさんは鷹揚に頷いてくれた。言わせてしまった感を否めないが、こんなに素敵なお菓子たちを得られるのならば些細なことだ。
私のことをしばらく気づかわしげに見ていたテディさんだったが、途中からお菓子を並べてくれるようになった。私はその並べてくれたお菓子を吸い込むように食べた。夢中で食べていると、テディさんが横から黒い液体の入ったコップを渡してきた。飲んでみると、それはコーヒーだったようで苦しみを味わった。その苦しんでいる様子に慌てて、テディさんが水を持ってきたというハプニングもあった。
その様子を陰から見ていた二つの影があることも気づかずに。
グシャッ
「……おい、なんで奴がここにいるんだ」
「いや、俺に聞かれても」
手にもった花束を握りつぶす黒騎士に、キリルは困った顔をした。シロの部屋の前に来たはいいものの、まさか先客がいるとは思わなかった。それも客があのディアクロスであることも予想外だ。ドアの隙間から覗いていると、そのディアクロスと目があった。
「あ、気づかれちゃった」
「馬鹿が!」
「……なにしてるんだ」
「テディさん?部屋の前に誰かいるんですか?」
ディアクロスは口の端にクリームをつけたシロを見て言った。
「いない」
「「いるわ!!」」
黒騎士とキリルが同時に叫んだ。
「無理です」
「は?」
「えっ」
黒騎士の顔からは表情が抜け落ち、キリルさんは瞼を見開きすぎて眼球がこぼれそうだ。二人の反応はもっともだと思いながらも、私はこう答えるしかない。だって、例の黒い結晶のことを本人に言えない。自分の生の感情を他人に把握されている状態は、誰だって気分が悪いだろう。結晶のことを言わないで済むなら、その方が断然いい。
(それに『諸事情で、ちょっと精神的ダメージ負ってほしい』とか、言えない)
「あの~、シロちゃん?よければなんだけど、理由を教えてもらえないかなーって」
黒騎士のほうを見ながら、キリルさんは遠慮ぎみにそう言った。私はしばらく考え込んで、そっと言った。
「……やむを得ない事情で」
「やむを得ない……事情……」
「ケイ、しっかりしろ」
胸をおさえる黒騎士をキリルさんが支えている。曖昧すぎる理由に、怒りが爆発しそうなのだろうか……?
「えっと、ほら、他にやることがあるというか……」
焦った私はできる限り、真実に近いことを言った。「結晶をなんとかする」というやることがあるから。
「ちょっと見守らなくちゃいけないというか」
「……見守る?」
「待て、早まるな」
胡乱な目をした黒騎士をキリルさんが抑え込んでいる。怖すぎる。身動きがとれない彼らをドアから押し出し、私は安寧を確保した。
~黒騎士side~
シロの部屋から追い出され、仕方なく騎士団の本部へと帰った。
そしてキリルの仕事部屋に入り、自分の席に座ったキリルを睨んだ。
「そう睨むな。だいたいお前が謝りたいって言ったから、シロちゃんとこに連れて行ってやったんだぞ」
「……おい、見守る必要があるとはなんだ」
「え?な、なんだろうな」
僕の質問をはぐらかすように答えるキリルに詰め寄る。この様子は絶対に思い当たることがある。剣にそっと手をかけると、すぐに答えた。
「はい!気になる人ができたんだと思われます!」
「気になる人……?」
剣の柄から手をはなすと、ほっとしたような顔のキリルが大袈裟にため息をついた。動作がうるさいこいつに、詳しいことを話すように目で促す。「やれやれ」という腹の立つ顔をしているが、頼みの綱がこいつしかいないため我慢する。
「そうそう。女の子が異性との交友関係を整理するのは、大体そういう時が多いなー」
(まあ色恋沙汰の場合は、だけど)
心の中で「シロちゃんはそんな感じじゃなさそうだけどな~」と思いつつも、キリルがそれを言うことはなかった。なぜなら、絶対にめんどくさいことになると思ったからである。
「シロの交友関係は狭い……。そして、相手はあいつが王都で出会った者に絞られる……」
目を伏せて思惑する。
ふと目に入った机に、数枚の書類がある。そこにあったサインに、「ディアクロス・ローレンベルク」と書かれていた。そして、思い当たってしまった。
「あいつが気になっている相手は、ディアクロスか……?」
「……なんとも言えないなー」
微妙な顔をしたキリルを無視し、今後のことを考える。とりあえず、シロを絞め上げることは決定事項だ。よく分からない理由で振られたことはれっきとした事実である。
「さて、どう絞めるか……」
「シロちゃん逃げて!あと悪いのは全面的にお前だろ!」
悲鳴をあげている奴を部屋に放置し、自分の仕事部屋へと向かった。
翌日。
朝の新鮮な空気をとりいれようと、宿の窓を開け放つ。
賑わった声が窓から聞こえてきた。シロはその声から遠ざかるように、サッとその場を離れる。そして、そのままベッドにダイブした。
「なんか今日はイヤな予感がするな……」
昨日、黒騎士を振ったから、それにひっぱられているのかもしれない。どんよりした気持ちとは真逆に、今日も町は魔女祭で賑わっている。あと数日はこの状態であるという事実にげんなりする。
「いや、そんなことよりこの結晶をどうにかしないと」
寝転がったまま、ベッドの傍にあるサイドテーブルに手を伸ばす。そして、そこに置いていた例の黒い結晶を掴んだ。表面はボロボロ、あともう少しで砕けそうだ。しかし、完全に砕けていない。
「これただの物体じゃないから、風化は期待できないしなぁ」
これは想いが結晶化しているため、現実の物理法則を軽々と無視するのだ。完全に破壊するには、結晶の主の精神に働きかけなければならない。
「でも、黒騎士さんにとって今の私は必要とされてないからなー」
以前あれほど仲良くしてくれていたのも、彼にとってはテディさんへの当てつけに過ぎなかった。その目論見を彼自身が暴露した今、彼にとって私はなんでもない存在になった。つまるところ、私では彼に精神的ショックを与えることが難しいのだ。
「昨日の友人になりたい事件も、テディさんが強要したものだったみたいだし……」
正直に言うと、あの言葉が黒騎士の本心から出たものだったら嬉しかった。数少ない友人ができるチャンスだったから。でも、友人関係を強要するのは嫌だったから断るしかなかった。
(それに、魔女の理の関係もあったし……)
――結晶の主と親密な関係になってはならない
でもきっと、この理がなくても黒騎士とは関わらないようにしただろう。
「……どうせ失う関係を、わざわざつくる必要はないよね」
コンコン
「?」
しばらく結晶をぼんやりと眺めていると、部屋のドアからノックの音が聞こえてきた。結晶をポケットにしまい、ベッドから降りる。髪を手櫛で整えてから、ドアを開けた。
「え、テディさん?」
「……ああ」
両手に大量の袋を抱えたテディさんが、部屋の前で待機していた。
「どうして、こんなに大量のお菓子を……」
机に広がる色とりどりの美味しそうなお菓子たち。これらはおそらく魔女祭の出店にあったものたちだろう。がっつりと、魔女の形のクッキーがある。思わず涎がでそうになる。しかし、こんなに素晴らしいものをなぜテディさんが持ってきたのかが気になる。あと、これらは食べてもいいのかも気になる。
「……一昨日」
ジッと見つめてくる私の視線に答えるように、テディさんはそっと口を開いた。気遣うような雰囲気を彼から感じ取り、慰められていることに気が付く。
「もしかして、一昨日の黒騎士さんのことで慰めてくれてるんですか?」
頷くテディさんに、私はカラッとした笑顔を向けた。
「気にしないでください!あれは想定内の事でしたから」
あの友人関係は、純粋なもので結ばれたものではなかったから。黒騎士はテディさんへの当てつけのため、私は魔女として結晶に対処する必要があったから。不純に始まったのなら、残念に終わるのも仕方のないことだ。
「それよりも、このお菓子は私が食べてもいいんですか……?」
「……勿論だ」
「ありがとうございます!」
私の期待の眼差しを受けて、テディさんは鷹揚に頷いてくれた。言わせてしまった感を否めないが、こんなに素敵なお菓子たちを得られるのならば些細なことだ。
私のことをしばらく気づかわしげに見ていたテディさんだったが、途中からお菓子を並べてくれるようになった。私はその並べてくれたお菓子を吸い込むように食べた。夢中で食べていると、テディさんが横から黒い液体の入ったコップを渡してきた。飲んでみると、それはコーヒーだったようで苦しみを味わった。その苦しんでいる様子に慌てて、テディさんが水を持ってきたというハプニングもあった。
その様子を陰から見ていた二つの影があることも気づかずに。
グシャッ
「……おい、なんで奴がここにいるんだ」
「いや、俺に聞かれても」
手にもった花束を握りつぶす黒騎士に、キリルは困った顔をした。シロの部屋の前に来たはいいものの、まさか先客がいるとは思わなかった。それも客があのディアクロスであることも予想外だ。ドアの隙間から覗いていると、そのディアクロスと目があった。
「あ、気づかれちゃった」
「馬鹿が!」
「……なにしてるんだ」
「テディさん?部屋の前に誰かいるんですか?」
ディアクロスは口の端にクリームをつけたシロを見て言った。
「いない」
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