Defense 2 完結

パンチマン

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権力者の宴

18 権力者の訪れ.8

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「止まれー!止まれー!」


狙撃された直後から、州内は厳戒態勢が引かれていた。ケインら特殊警備課も通りを固めていた。その日は一日中、赤色灯が回り続けていた。
  通りからは洋上保安局のゴムボートが港湾内を何隻も走り回っているのが見えた。その時、指揮車の無線が鳴った。


<ケイン隊長?応答願います。こちら洋上保安局、テイラーです。>


<こちらケインです。どうぞ。>


<ケイン隊長。ダイバー隊が先程、工業地帯の海底から、ライフルらしきものを発見したそうです。どうぞ。>


<了解しました。種類って分かりますかね?>


<それは現時点では分かりませんが、後々分かるとは思います。自分が言えるのはここまでです。>


<了解です。ありがとうございました。>


ケインは車にもたれかかった。報道陣があっちの方で、次々と報道を始めているのが見えた。すると、反対の通りを足早に行く幹部職員数人が見えた。ここから見える限りでは、焦っているようにも見えた。その光景にケインは何故か不思議に思い、近くにいたシャロンに話しかけた。


「あいつら、何で指名手配されたMOXを釈放させたのに、事がこうなって焦ってるのかな?」


だが、シャロンは何も返さなかった。聞こえてないだけかと思って、シャロンの方を見たら、やけに難しい顔で湾の方を見ていた。ケインは何かを感じ取って、それ以上は喋らなかった。
 結局、その日は一日中警備活動を実施して、埋立地に戻り、通常勤務になったのは次の日の午前11時だった。







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