ナリスの伝説 「オンリーワン」

けにあ

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旅の準備

ナリスの伝説 「オンリーワン」

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 ナリスの伝説「オンリー・ワン」第二部
  
  

★旅の準備★


目を覚ますと

・・・・・・

メイ、ミイ、ライアの三人が並んで寝ていました。

並んで?

私を囲んで・・・・

最近、さや、ソニアたちと同じ部屋で寝てるから誰かが近くに居ても気にならなくなったのかな?


いや、まてよ

外の結界はどうした?

あ!そうか、この三人は培養器で私の魔力を帯びている・・・

結界はフリーパスか!

いやいや、そんなはずは無い・・・・

うぅん・・・と


そう、考えても無駄だ、後回しにしよう

ん?

メイの目が・・・・目が合った

起きていたのか

メイ
「ナリス様、楽しそうですね」

ぶっ

メイ
「ナリス様、私達はずっと一緒に居りましたよ、まったく気が付いておられなかったのですね」



メイ
「すごい、集中力というか、悲しいです」

気づいてなかった・・・・


「ゴメン」

ミイも起きていたのか、黙ってこっちを見ています。

・・・・・

ライアも・・・


「ちょ・・・・朝食にしましょう」

ミイ
「必至だね、ごまかしてる」

うぅ

下に降りて火を入れて朝からだけど肉を準備していると外が騒がしいというかざわざわしている

火を止めて外に出てみた。

おや? 

だいご
「ナリス様、これはいったい」


「ああ、昨日の夜に夜を過ごす場所が欲しかったので急いで作りました。」

だいご
「いそいで?」

たろう
「一晩・・・ですか」

そうか、この建物には獣人の皆は入れた方がいいのか、結界はこのうえの山と洞窟通路の先にある神殿もどきだけにしておくか


「この建物には獣人の皆さんも利用可能にしました。入ってきても大丈夫です」

一度に大勢が利用できるスペースは作ってないけど交代で食事とかしてもらえるね
一人で納得 笑

猪の肉を薄切りにして塩焼き、これっておいしいんですよね。

味見

「うまい!」

と・・・メイ達が見てる


「食べる?」

当然と言わんばかりに首を縦に振る三人

肉を焼く匂いにつられて外にいる獣人たちも入って来た。

黙って見ている・・・・

調理器の使用方法を説明して肉の在庫を出し、あとは勝手に焼いてくれ

獣人の村の住民もそんなに多くは無いようです

塩焼きパーティーは賑わっています。

あとは自由にやってもらってと私はちょっとお出かけです。

塩焼き肉をお弁当に持って行こう。

どこに?行くかって?

施設の書庫にいきます。

前任者の私が言っていた「世界の終わりを止めた私からのメッセージ」まずはこれを見てみようと思います。


「メイ」

メイ
「はい、御用でしょうか?」

ミイとライアがこちらを見ている


「私の考えを読むことは可能になっていますか?」

メイ
「あ・・・・はい」


「了解、私はこれから書庫に行って資料に目を通してきます。」

メイ
「はい?」


「それは私が目を通した資料は全てメイにも伝わるという事でいいのかな?」

メイ
「遮断しておくことも可能です」


「いや、これから私が知ることを共有してくれていいけど、もしかすると知らない方が良い事もあるかも知れませんがどうします?」

メイ
「私はナリス様のお役に立ちたいです」


「知りたくないと思うようなときは自分の判断で遮断してください。」

メイ
「かしこまりました」


「では 行って来ます」

メイ
「行ってらっしゃいませ」

ミイとライアがメイの傍によってこちらを見ていた

二階に上がったので不思議に思ったのかな?
私は二階の部屋に入って一度転移紋を印してから転移で書庫に移動しました。


・・・・・・

 まず分かった事があります。

エルフの里から持ち出された一冊の本!

これは嘘です!

一冊ではない 笑

まあ一冊ではありませんが多くもありませんのでのんびり何度も読み返したいと思います。


こういう日が三日続きました。

三日・・・・・

もう三日間もここに通っていたのか!  笑

明日はマニュアルに目を通した後、帰る事にします。

機会があれば読んだ内容を紹介したいと思います。

そうですね・・・・

「不浄の地」:「ステーション」:「守護する者たち」

年代順に並べるとこんな感じかな

作者は二名(どちらも私でしょうけど・・・)

うぅん・・・・と要約すると?
世界の再生、その後・・・かな


一旦戻って獣人の村を出る事をメイ達に告げ、次の日またお弁当を持って施設にやってきました。
今日はマニュアルを読みます。


中央のメインモニターと左右のサブモニター
左に目次
メインに説明、右に補助(ボタンの場所とかが出ています)

ぶっ

基本AIが説明してくれるじゃん、最終の決定の判断をすればいいみたいです。

まぁ、一応一通り目を通しておいていいか

・・・

・・



まとめとしては、AIさんにお世話になると覚えておけばいいわけですね。

そう、そういう事だよ、ナリス君!

ふふふ、そういう事にしておこう


さてと今回はこれで帰ります。

いつでも来れますしね

獣人の村でまた来ると言っただけでメイ達三人を連れて帰ってきました。


さや
「ナリスお帰り」

つるぎ
「お、帰って来たか」


「ただいま」

ソニア
「よかった、ちゃんと戻って来れたね」

おいおい


「リビアはいるかな?」

リビア
「はい」


「エルフの三人にちょっと聞きたいことがあるのだけれど」

リビア
「はい、部屋に居ると思います」

部屋に行って・・・

何事かと皆さんが付いて来る 笑

三人を前にして

「三人に聞きます」

リサ
「はい」


「三人は妖精で、間違いないですか?」

あ! ←三人

え? ←皆

さや
「なに、なに?」

ソニア
「エルフ族って妖精なの?」

つるぎ
「二人ともちょっと黙れ」
つるぎが二人を睨んだ後私の方を見た。

つるぎ
「で?」


「うん」

つるぎ
「うんじゃねぇよ」


「いやぁぁ、ハイそうですとは答えられないよね」 笑

リビア
「あの、妖精だと何かあるのでしょうか?」


「いえいえ、何もこれと言ってありません。」

つるぎ
「じゃあ、聞かなくても良かったんじゃないのか?」


「今後の事もあるから一応聞いてみたんだけど」

今後?


「精霊と妖精の違いは、人の目に映るか映らないからしいです。」

へぇ ←誰でしょう? 

さやでした


「精霊は世界樹から生まれ、妖精は生命の泉から生まれると書いてありました。」

つるぎ
「世界樹に生命の泉!」


「世界樹は大気、水、土地の汚れを浄化して枯れて行ったと」

つるぎ
「枯れた?」


「世界樹の植樹は百だったそうですが今残っているのは最後の一つだとそしてそれを守護するために生まれたのが妖精エルフ、そして警護をするためにエルフ族が作られたと書いてありました。」

つるぎ
「守護と警護ってどう違うんだ」


「世界樹が枯れないようにお世話するのが守護かな?」

ほうう


「最初は妖精だけだったみたいですが、人が地上に出て来た為、人の手から世界樹を守るのは妖精だけでは無理と判断されたようです。」

人が地上に?


「人類が世界樹の存在を知ったら伐採して自分たちのために使おうとするだろうという事です」

つるぎ
「まあ、そうなるな」


「世界樹が人類に見つからないように隠し、もし見つかった場合は防衛するようにエルフ族が生み出された」

生み出された?


「エルフ族とは妖精エルフとクローンとの融合体」

さや
「クローン?」


「フラン、シルビア、クラリスあと数名」

ソニア
「どういう事?」


「歳をとって役目を終えた者たちの合意を得て融合の実験を行った結果成功し、今のエルフ族が出来てエルフの里を守っている」

融合?


「私も詳しくはわかりませんが、人間の細胞に妖精エルフの細胞を組み込んでいったのだと思います。」

さや
「はい?」

ソニア
「さいぼう?」


「はい」

細胞って何?って顔していますが、当然そうなりますよね



「詳しく説明をするのが難しいので、そうなのかで済ませてください」

わかりました。← 皆


「エルフとドワーフは生命の泉から生まれた妖精で獣人は異世界召還されていて同じように融合に成功したらより人間に近くなったと書いてありました。」

さや
「それを前の世代のナリスがやったのね」

ソニア
「ナリスってすごいのね」


「今の私には出来そうにありません。」

あ!

さや
「なに?」


「獣人の村に先代の私が作った施設がありました。知識が無くてもそこでは融合を行う事が可能です。」

はい?

つるぎ
「なんだよ、施設って」

さや
「うん、なになに?」


「そうですね、最新技術の整った病院とでもいえばわかりやすいでしょうか?」

つるぎ
「召還組の者にはそれでなんとなくわかるけどなぁ」

さや
「いやいや全然わかりませんよ?」


「ああ、そういえば融合に成功したエルフのデータは保存されているのでいつでも培養して誕生させることが出来るようなことも言っていました」

つるぎ
「言っていた?誰が?」


「あ、最初の説明は動画だったんですよ」

動画・・・


「はい、先代の私が勝ってにしゃべっていました。」

でね


「妖精エルフは、というか妖精は身体がすごく弱いようで直接の戦いには向いていないようです。」

つるぎ
「ん?」


「遠距離とか魔法とかですね」

つるぎ
「だから?」


「エルフの里から出てくるのは非常に危険だという事です」

リサ
「でも、あの私たちはもう里には戻りたくないんです。」


「すみません、私が貴方達に無理をさせたみたいですね」

リサ
「え?」


「世界樹を元気な状態で長く枯れないようにするには貴方達妖精の力が必要なんだと思います。」

リサ
「何時の頃からかエルフの里では最長老のいう事を守らなくてはならないという事になっていて眠りから覚めるたびにルールが変わり私たちも里を守るために戒律に従えと厳しく言われるようになりました。」

つるぎ
「それってまぁどこの世界でもあるあるだな」

さや
「そうなの?」

つるぎ
「偉いやつはなぜか仕切りたがる、いい加減に引退しろよっていつも思っていた」

ソロモン
「まあ、そうですね」

つるぎ
「私を誰だと思っているって台詞を吐くやつ、どこの誰だろうとあんたのテリトリーから一歩出るとただの人だろう」

ソロモン
「家庭、会社、組織の中では一番でもってやつですね」

さや
「そうね」


「それはエルフの里だけの話では無いですけどね」

リサ
「はい?」

つるぎ
「そうだな、私を誰だとって台詞最近、聞いたな」

さや
「聞いたね」

ソロモン
「ああ、そういえば」

ルミとカナ
「すみません」

つるぎが調子悪そうに
「ああ、すまん」といって目をそらしてた 笑



「今度、最長老に話をしておきます」

リサ
「え?」

つるぎ
「なんだ?」

さや
「ナリス、最長老と知り合いなの?」


「知り合いでは無いですけど、話は聞いてもらえると思います。」

つるぎ
「普通は無理だろうけど、何かあるのか?」

私はもらった世界樹の苗木と種を皆に見せてみた

さや
「それは?」


「これは世界樹から貰ったものです。」

えええええ ←リサ

さやがリサの方に振り向いて
さや
「なに?どっちにびっくりしていいのよ」と言って笑っている

他の皆もリサの驚いた声に驚いていた。

リサ
「ごめんなさい、でもそれって」

つるぎ
「そんなにすごい苗と種なのか?」

リサ
「世界樹の苗木と種ですよ、世界樹から直接もらえるなんて考えられません」

つるぎ
「な!世界樹の苗木と種だと!本当か?」

さや
「そんなに珍しい物なの?」

つるぎ
「珍しい・・・そうだな、世界樹に出会うこと自体すごい」

さや
「なる」

つるぎ
「世界樹から貰ったと言うのは?」


「エルフの里の長たちの話では私は世界樹から気に入られて信頼されているらしいですよ」

リサ
「はい、私もそうだと思います」

エルフの三人が何やらひそひそと会話を始めました。

話がまとまったのか顔を上げて揃って私に向きなおして
リサ
「苗木を託されたという事は世界樹はもう寿命なのかもしれません」

リナ
「申し訳ありません、私たちが逃げ出したから・・・・」


「いやいや、寿命ならそれは仕方が無い事でしょう」

リカ
「あの私たちは」


「貴方方も自分のやりたいことをやればいいのです」

三人がおろおろし始めた


「世界樹が今すぐどうにかなるという事では無いと思います、リビアが守ってくれるでしょうからしばらくは一緒に旅をするというのもありかもです。」

リサ
「え、よろしいのでしょうか?」

ライアス
「リビアはナリスについて行くだろうから必然的にそうなるでしょうね」

さや
「そうね、三人はリビアについて行くだろうからね」

リビアがほっとしたしたのか笑顔になっている


「わかりました、話は以上です」

リサ
「よろしくお願いします。」


「では皆さん」

何だよって顔で私を見てるな 笑


「しばらくここで訓練をして・・・・そうですねつるぎが魔力を纏えるようになるまで、かな?」

つるぎ
「なんだと!」

ソニア
「なったら?」


「はい、旅に出ましょう」

さや
「三つ目のダンジョン攻略ね」


「お城、商会への連絡をお願いします」

ルミとカナ
「はい、お任せください」

さや
「何時頃出発とかも連絡事項?」


「そうですね、三か月もあればいいかな?ねぇつるぎ」

つるぎ
「うっ・・・」

弱気です! 笑

妖精エルフの三人も加わって魔力を纏うそして相手の攻撃を受け流す訓練を再開しました。

★ 一か月後 ★

妖精エルフの三人は魔力はすでに高かったので魔力を纏うこと自体にはすぐに出来るようになりました。
それとやっぱり魔力を巡回させると快感が先にくるみたいです。

これが出来るとダメージが減るのであとは衝撃に・・・・

いえ・・・衝撃には耐えられないだろうから、受け流す事が大事になります。

そしてつるぎはと言うと

つるぎ
「ふふふ、どうだ!」

態度がでかい!

苦労してたけどコツをつかんだというか、うん
出来るようになってきました。

あとは魔力量を増やす事です
こればかりは時間が必要ですので、徐々に増えて行くでしょう


「よかったです、つるぎ、最初の頃は纏っただけで倒れていたのに今は倒れなくなりましたね。」

さや
「だよねぇ」


「この後は魔力量の増加と武器に纏う訓練をしましょう」

つるぎ
「武器か」


「武器の損壊が無くなるし、切れ味も良くなります。」

つるぎ
「それはいいな、よしやるぞ」

バタ!

つるぎが倒れた音です。

さや
「調子に乗るから・・・・」

そそ、ゆっくりとね


★ 二か月後 ★

つるぎより妖精エルフの三人がすごい
なにがすごいかって、スピードです。速い!
いずれは神速と言われるようになるかも、いや走る速さという事ではありません。
剣や槍を使っての攻撃速度が速いのです。
身の軽さはエルフの特徴でしたっけ?

攻撃もですが当然相手の攻撃を受け流すことも素早くこなしています。

ソニア
「一撃でも当たればと思いますが、当たらない」

リサ
「私達戦いに参加出来そうでしょうか?」

さや
「いやいや、すごい戦力アップでしょ」

リナ
「本当ですか?」

リカ
「やったぁ」


「ええ、いいですね、それと三人はいつもチームを組んでお互いをカバーしながら戦うと相手を圧倒出来るようになりそうですね」

つるぎ
「俺の方が強いだろ!」


「そうですね、たしかにつるぎの方が上でしょう、が三対一になると難しいかもですよ」

つるぎ
「なんだ、そのハンディは?」


「聞いてなかったのですか?今三人でチームを組んで戦うって話をしていたのに」

つるぎ
「そうか、だがまだ三対一でも俺が勝つ!」


「はい、そうですね」

つるぎ
「なんだ、素直だな」




「今の所はその通りだという事です。」

つるぎ
「今の・・・・・だと」


「はい、いずれはと期待したいですね」

つるぎ
「その時は俺もさらに強くなっている!」


「そうか・・・・それは考えなかったです」

このやろぉ




★ 三か月後 ★

つるぎ
「ふふふ、どうだ」


「少しは良くなったみたいですね」

つるぎ
「な・・・・すこし、だと」

はい

リビア
「私の斬撃はまだ受けきれないだろう」

つるぎ
「な・・・・あれは、そうだな」


「おや、素直ですね」

つるぎ
「俺はまだまだこれからだ」

ソロモン
「はい、はい」

さや
「うんうん、頑張ろうね」

つるぎ
「なんだ、さやずいぶんと余裕だな」

さや
「だって私この三か月で物凄く出来る子になったからさ」

ソニア
「私もです」

さや
「ソニアと私のスキルってものすごく相性がいいっていう事もわかったし」

ソニア
「二人で情報収集やると楽そうですよね」
 
さや
「転移も一緒に飛べる人数増えたし」

ソニア
「攻撃力より回避力を上げて手数増やせたらもっと戦えそうでもあります」

さや
「だよね」

ソニア
「魔力量も大幅アップしました」

さや
「魔力を纏うのも余裕だよねぇ」


「皆レベルも上がってるし、いいですね」

つるぎ
「今ならダンジョンでのレベル上げも出来るな」


「皆でダンジョンに籠って来てね」

さや
「ナリスは?」


「私?」

ソニア
「ナリスも行かないと」


「レベル上げは私がいない方が効率いいのでは?」

つるぎ
「俺たち六人でパーティー組むからナリス一人でついて来る」



さや
「そこで嫌な顔をしない!」

ええぇ

ルミとカナ
「あの、私たちはどうしましょうか?」


「二人はここに居てください、現地に転移紋を印してから観光の時は迎えに来ます」

さや
「夜は戻ってくるんだよね」


「はい」

つるぎ
「いや、訓練を一緒にやっているし、どうせならダンジョンに連れて行って経験値貯めてもらおう」

ソニア
「それいいかも」

ソロモン
「四人パーティーが三組とナリスのソロですね」

あ、リビア達を忘れていた。

リビア
「あの、もしかして私たちは忘れられていたとか?」

う・・・するどい!

あはは

ジィーっと見られてます。


「ごめん、忘れてた」

リサ
「なんか悲しい」

すみません・・・・

つるぎ
「え?マジで忘れていたのか」とクックックと声を殺して笑っている。

くそっ

つるぎ
「酷いやつだな」

むかつく


「では、つるぎは留守番で出発しますか」

つるぎ
「こらこら」



お城でマリウス・ディーン大臣とギルマスに挨拶をしたらそのまま行きます


と思っていたのですが・・・・

はぁ

マリウス・ディーン大臣
「ナリス殿、貴方は聖騎士千人隊長待遇でございますので、せめてこの者たちを傍においてください」

いやいや

マリウス・ディーン大臣
「この者たちは十分、百人隊長を務める事が可能な人材です、必ずやお役に立てると思います。」

いやいや

マリウス・ディーン大臣
「右側から「甲斐優殿、風間新一殿、白鳥美奈子殿、ルイス・ミランダ殿、ルイス・アマンダ殿です」

風間新一
「ちょっと待ってください」

マリウス・ディーン大臣
「どうかしましたか?」

風間新一
「聖騎士百人隊長待遇と言われて舞い上がっていましたがこんなガキのお守りとかご免です」

おお、いいぞ!もっと言えぇ

風間新一
「私は外していただきたい」

おおいいぞ、外れろ、外れろ


つるぎ
「一人と言わず全員外れてもらって構わないぞ」

おお、ナイスだつるぎ

つるぎがこっちを向いて

「だろ」



なんなんだこいつは・・・・

さや
「ナリス、この方たち全員レベル四十でランク無だよ」

つるぎ
「はぁ!聖騎士隊の百人隊長とか四十でなれるのかよ」

ソロモン
「では私達でも千人隊長クラスでしょうか?」

ライアス
「なるほど、たしかに五人ともいらないな」

風間新一
「なんだと、聞き捨てなりませんね冒険者風情が偉そうに」

つるぎ
「ほう、なら俺とやりあってみるかい?」

ソニア
「ねぇ、つるぎ」

つるぎがソニアの方を向いて
「なんだ」

ソニア
「最初に私がやってみたい」

はぁ? ←皆の声

風間新一
「舐めてるのか?」

ソニア
「ごめんね、たぶん貴方ではつるぎの相手にはならないよ」

風間新一
「ふ・・ふざけるな」

ソニア
「だから私が試してあげるって言っているのよ、ちなみに私は剣士ではない短剣職だよ一応教えておくね」

風間新一
「言われなくても見ればわかる!バカにするな」

ソニア
「あら、またまたごめんね」

そうだ


「マリウス・ディーン大臣様」

マリウス・ディーン大臣
「はい、なんでしょうか」


「彼とソニアが手合わせを行いソニアが勝ったらこの話は無かった事にしてもよろしいでしょうか?」

マリウス・ディーン大臣
「そ、それは、あの、いやいやお待ちくださいませ」


「いえ、ソニアに負けるような方がいては邪魔になります」

ソニア
「なんか素直に喜べないよ、その言い方ナリス」

ソニアが私を睨みながら言った。

風間新一
「自分は安全なところで高みの見物ってか?」

ぷっ ←さやとソニアです

さや
「あのね」

リビアが前に出て
「ナリス様こいつら全員死んでもらえばいいと思いますが?」

こらこら

つるぎ
「おい!リビアお前がやると城まで無くなるだろうが」

リビア
「かまわないだろ?」

いやいや、こまります

風間新一
「マリウス・ディーン大臣様、俺が勝ったら外させていただきます。」

ん?

ソロモン
「という事はソニアが勝っても負けてもこの方は外れるのですね」

そうね、よかったよかった

白鳥美奈子
「お待ちください、マリウス・ディーン大臣様もしこの任務を外れた場合百人隊長待遇の話をどうなるのでしょうか?」

マリウス・ディーン大臣
「任務を放棄されるのですから百人隊長待遇も白紙になります」

白鳥美奈子
「それは困ります」

ルイス・ミランダ
「そうですね、百人隊長待遇になれる機会もそうそうありはしません」

ルイス・アマンダ
「はい、この機会を逃す訳にはいきません」

ライアス
「貴方方の都合などこちらの知った事ではありません」

あ!その台詞は私の・・・・

さや
「そうだよね、今更レベル四十の人とかいらないよね」

白鳥美奈子
「皆様、私白鳥美奈子と申します、今回護衛の任務を賜りました、よろしくお願いします」

ルイス・ミランダとルイス・アマンダ
「私たちもよろしくお願いします」

白鳥美奈子
「甲斐さんはどうされますか?」

甲斐優
「三人共、風間新一さんが負けると思われているのですね、私一人ぐらい勝つ方に居ないと可哀そうでもあります」

白鳥美奈子
「あらあら、ちなみに私たちがレベル四十で対戦する方のレベルはどれくらいなのでしょうか、あ、聞いてもよろしかったでしょうか?」

さや
「いいですよ、対戦するソニアの現在レベルはランク無の五十五です」



風間新一
「五十五!」

白鳥美奈子
「すみませんもう一つ質問よろしいでしょうか?」

さや
「ええ、どうぞ」

白鳥美奈子
「ありがとうございます、ランク無とはどういう事でしょうか?」

さや
「ああ、ランクね、それは通常レベルの最高は九十九なのですが、さらにその上があるという事です。」

白鳥美奈子
「その上ですか?」

さや
「はい、レベル九十九になってある一定の条件が揃うとランクが一になります。現在はランク無のレベルだけが数値化されています。」

白鳥美奈子
「一定条件ですか、どういう事でしょう?」

さや
「それについては私たちもまだランク無なのでわかりません。」

つるぎ
「ナリスはランク持ちだけどなぁ」

あは


「さあ、知りませんよ、条件なんて」

白鳥美奈子
「ランク持ち・・・聞いてもよろしいですか?」


「私は現在ランク七のレベル五十六になります。」

はい?

なな・・・?

白鳥美奈子
「それはどれくらいの強さになるのでしょうか?」

さや
「さあ、わかりません・・・・が、貴方方が切りつけても傷一つつかないと思います。」

・・・・・・

つるぎが抜刀いきなり私を切りつけて来た。

キン

な!

白鳥美奈子
「速い」

ルイス・ミランダ
「え?」


「危なくないですけど危ないじゃないですかつるぎ!」

つるぎ
「俺はたしかレベル七十六だっけか、この通りだ」

白鳥美奈子
「わ・・・私たちは召還された勇者候補です」

つるぎ
「おお、奇遇だな俺もだ」

ソニア
「私は違うわよ」

つるぎ
「誰も聞いてねぇだろ」

ソニア
「いやぁ、勇者候補じゃない私に負けて悔しがらせようかと」

つるぎ
「ひでぇな」


「私も勇者候補とかではありませんので、魔王退治とかしません勝手にやってください。」

リビア
「ナリス様が・・・いえ失礼しました。」



つるぎ
「どうしたナリス」


「マリウス・ディーン大臣様、貴方ひどいですね」

マリウス・ディーン大臣
「え、どうかしましたでしょうか?」


「この勇者候補の方を私に押し付けてダンジョンでレベルアップさせようって事でしょ、お断りします。」

おお

つるぎ
「なるほど、考える事は皆同じ・・・か」

風間新一
「ダンジョンでレベルアップそれは参加したい」

ソニア
「あら残念、貴方みたいなガキのお守りは無理です」

さやがプッと噴き出して
「そうね、誰かもそう言ってたわね」

白鳥美奈子
「あの、私たちもそのレベルだけではなくランクアップって可能なのでしょうか?」

さや
「さっきも言ったでしょそれは私たちにもわからないって」

ソニア
「上がってる本人もどうやって上がったか覚えてないんだからねぇ」

ふふふ、誰の事かな?

つるぎが黙ってこっちを見ています。

お前の事だよと言っているのかな?

あれ?

そういえばどこかでランクについて読んだような・・・

いや気のせいかな

つるぎ
「どうした、何を考えている?」

まったくこいつはいつもいつも鋭いな


「いやなんでもありません」


サンタナ
「ナリス様」

お!


サンタナ
「お忙しい所申し訳ありません、よろしいでしょうか?」


「はい、どうぞ」

なんだ?誰と話をしているんだ?←城の方達です

姿を現したサンタナを見て身構える城の方達

サンタナ
「申し訳ありません」

あ・・・悪魔だ


「皆さん静かにしてください、うるさいです」

はぁ?

何故平然としているんだと言う空気が漂ってきます。


「サンタナ、どうかしましたか?」

サンタナ
「はい、我が配下のモンドなのですが」

ああ

サンタナが続けて
「ナリス様に失礼をいたしたようでお詫び申し上げます」




「ああ、はいわざわざ来ていただきありがとうございます。」

サンタナ
「それでお願いがありまして、よろしいでしょうか?」

マリウス・ディーン大臣
「ナリス殿、大丈夫ですか?」


「マリウス・ディーン大臣様大丈夫です」

何故とか何がとか聞こえてきますが、無視


「どのような事でしょうか?」

サンタナ
「モンドなのですが、次再生すると全身を凍らせると言われたと首の下が凍ったままなのです、よろしければ凍結解除か再生を許可していただけませんでしょうか?」

おお


「確かにそう言いました。そうですかしっかり言いつけを守っているのですね」 ちょっと笑ってしまいました。

ええっと、エルフの里はこっちの方角かな

エルフの里の方に向かって・・・・・遠いなぁ

索敵・・・・

サンタナ
「ナリス様それはまた無謀な・・・・」

さや
「ナリス?」

リビア
「お待ちください、それは無茶では」

リサ
「あの・・・・あり得ませんその魔力量」


「大丈夫、広範囲にはしません、真っすぐに細く長く索敵を広げますから」

サンタナ
「いやいや・・・・・」

ちょっとまってくださいね・・・んんんと


「見つけました。凍結を解除します」

サンタナ
「なんと・・・この距離を索敵とは、まったく貴方と言う方は」


「サンタナ、依頼完了です。」笑

サンタナ
「あの笑い事ではありませんよ、まったく」

リサ
「そんな」

さや
「なに、なにしたの?」

リサ
「よくわかりませんが、エルフの里の方角に魔力を伸ばしていたと思います」

さや
「エルフの里ってどこよ?」

リサ
「前に見た地図ではあっちに見える山を越えてさらに海の向こうだと・・・」

さや
「それってすごいの?」

リサ
「え・・・普通に考えると魔力が全く足りないかと」

さや
「あ・・・・」

サンタナ
「ナリス様、ありがとうございます。この埋め合わせはいずれ必ず」
と言ってサンタナはさっさと行ってしまいました。

マリウス・ディーン大臣
「ナリス殿、今のは」


「最近知り合いになった悪魔のサンタナです。」

あの・・・え?知り合いに

マリウス・ディーン大臣
「大丈夫なのですか?」


「さぁ?」

え、いやあの


「私の周りでは暴れないと話をしていますので大丈夫でしょ」

マリウス・ディーン大臣
「ナリス様の周りですか?」


「はい」

白鳥美奈子
「それって全然大丈夫ではないと思いますよ」

さや
「でさ、ナリス今なにしたの?」


「ああ、エルフの里近くにサンタナの部下モンドと言うネクロマンサーがいるのですが、この前戦いになりまして首から下全部凍らせて来たのですよ」

さや
「それで?」


「首から下を切り落として再生とかすると次は全身を凍らせるって言ってその場を立ち去ったのですが、ちゃんという事を聞いてそのまま凍っているからって、凍結解除を依頼されましたので解除しました。」

さや
「それっていつの話?」


「獣人の皆を送って行った時ですから三か月前でしょうか」

さや
「ああ、あの時ねそんな事あったんだ」

つるぎ
「なんだよ、お前だけまた楽しい事をしてきたのかよ」


「まあ、そういう事ですね」

ソニア
「じゃあ、そろそろ私の出番かな?」

白鳥美奈子
「あの、すみません彼はもう戦える状態ではないかと・・・・」

ソニア
「はい?」

見ると風間新一君?は座り込んで震えていた。

ソニア
「じゃあ、私の不戦勝ね」とガッツポーズを見せていた。



という事は全員不可でいいのかな?

白鳥美奈子
「お待ちください、私達女性三人だけでもお供をお許しください」

ソロモン
「国境とかの通行には何人かはいてもらった方が助かるかも知れません」

ほう


「では案内役をお願いしましょうか」

白鳥美奈子
「ありがとうございます。」

マリウス・ディーン大臣
「おお、よろしくお願いします」

ルイス・ミランダとルイス・アマンダ
「ありがとうございます、よろしくお願いします」

マリウス・ディーン大臣
「ナリス様、三人の百人隊長の給金はこちらで保管しておきます、それとこれは路銀になります、お受け取り下さい。」

うっ
箱?・・・・・

袋じゃないんだ 笑 

さや
「ナリス、ちゃんと受け取ってよね」

はいはい


「マリウス・ディーン大臣様、お預かりいたします。」

マリウス・ディーン大臣
「御自由に使っていただいて結構でございます。」

つるぎ
「話もまとまったのなら出発しようぜ」

はいはい


「行きましょうか」
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