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旅の途中で 参
ナリスの伝説 「オンリーワン」
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ナリスの伝説「オンリー・ワン」第二部
★旅路 その参★
目を覚まして体を起こしてみると周りに四人が寝ていました。
誰かと一緒に寝ると言うのはじぃちゃん以来久しぶりです
起こさないように・・・・と思ったら
さや
「ナリスおはよう、起きた?」
あれ
さや
「貴方が起きるまで横になってたの」
ソニア
「そそ」
ルミとカナ
「おはようございます」
さや
「ナリス、ありがとうね、私たちを受け入れてくれて」
私
「お礼を言うのは私の方ですよ、皆ありがとう」
ソニア
「ナリス、起きて朝食にする?」
私
「そうですね、行ってみましょう」
降りて行くと皆がお茶を飲んでいました。
つるぎ
「おい、遅いぞ」
はい?
ライアス
「そうですよ、何か食べるものが欲しいです」
え・・・朝食を待っていた?
私
「しょうがない人たちですね」
つるぎ
「そうは言ってもよ、調理しようにも何もないわけだ」
あ
なるほど
という事でディメンションボックスから食料を出して軽食ですが、皆で朝食です。
食べながらライアスが
「ナリス 奴隷解放についてですが」
ああ、忘れてた
私
「そういえば、さやとソニアがいれば解放を試せるって言いましたね」
食べ終わりライアスに案内されて奴隷解放を行うために奴隷の方達に会いに行きました。
ライアス
「この部屋に居てもらっています。」
ライアスはドアをノックして
「入りますよ」と声をかけてからドアを開けた。
部屋の中に入って人数を数えると七名がい・・・・・え?
メイ?とあれミイにライア・・・・
うそ・・・でしょ
鑑定してみると
メイ:千里眼・心眼・専門知識:医術・蘇生・回復魔法・専門知識:医療
能力も同じ、どういう事だ?
っていうか改めてみるとすごい特化している能力だな、これ
仲間に欲しい人材だよ
ライアとミイはメイの護衛なのかな?
おや、微妙に年齢が違うかな?
少し幼いような・・・・
まあいくら考えても今の情報量では何もわからないか・・・・
よし!ここは考えない! 後回しだ
と考えてふと見るとつるぎが睨んでいた。
つるぎ
「何か隠しているのか?」
なに、こいつ・・・・
私
「いえいえ、何も隠していませんよ」
つるぎ
「今何を考えていた?」
私
「幼い子たちだなって」
う、うそじゃないぞ
つるぎ
「ふぅぅん」
私
「さてと、奴隷解放でしたね」
ライアス
「ナリス、いろいろしなくても、解呪、解錠を願う、もしくは命じるだけで外れたりしないか?」
知らない奴隷の男
「おい、何を言っているんだ不確かな事なら俺はご免だぞ」
ソロモン
「おいおい、ほっといたら十日程で死亡するんじゃないのか?」
ライアス
「ソロモン、やりたくないと言っているんだからそれでいいと思う」
ソロモン
「それもそうか・・・うん、そうだな」
私
「奴隷契約の更新とか出来ないのでしょうか?」
ルミとカナ
「すみません、奴隷契約については奴隷商の方でやることになっております。」
私
「という事はこの世界では奴隷商は公式に認められているのですね」
ルミとカナ
「あ、はい」
私
「おかしいな、私がそういうのを作るとは思えないのですが」
ライアス
「そうは言っても現実にこうしてあるものはある」
ソロモン
「まあ、ナリスが一度試してみるとわかる」
私
「不確かな事はって失敗したらどうにかなるのですか?」
ルミとカナ
「無理に首輪を外そうとすると首輪が作動して死に至ると聞いております」
へぇ
私
「それって解呪とか解錠になるのかな?」
ルミとカナ
「私たちは無理に解放しようとした事例を聞いたことがありません。」
・・・・
ライアス
「ナリス、とりあえず一度、解放を試してください。」
奴隷契約、奴隷紋か、今まで気にもしていませんでしたが、こんなシステム作るのって確かに私しかいないですよね。
私
「そこの三人、解放を試してもよろしいでしょうか?」
私はメイ、ミイ、ライアの三人を見て聞いてみました。
まあ言葉は通じないか 笑
と思っていたらメイが立ち上がりあとの二人に促して前に出て来た。
あ!私の考えがわかった?いや、なんとなく察したってところか?
つるぎ
「なんだ、こいつら?」
私
「つるぎ、静かに」
私は三人をそれぞれ魔法障壁で包み、首輪、足枷に何か動きがあってもこれで何とかなると思います。
っと・・・・あれ
魔法障壁で包んだ三人が光だし・・・て障壁が消えました。
おや?
私の魔力を吸収した?
と、とりあえずもう一度魔力障壁で包み込んで、ちょっとじっと見てしまいましたが、今度は何も起こらず
私
「我ナリスが命じる、枷と縛りを解き、解放せよ」
あえて、奴隷と言う文言を使用しませんでした。
私がシステム構築しているなら奴隷ではないはず、おそらくは囚人用
三人の体が一瞬光を帯びてすぐに消え、首輪と足枷が「カチ」っという音と共に外れました。
おお
ライアス
「やはり!」
そして魔力障壁の魔力をまた吸収したのか、障壁が消えました。
ソロモン
「思った通り解放できましたね、で、ナリス途中三人が光ったように見えましたが?」
見てたか・・・・ 笑 とぼけよう
私
「確かに、外れる前にちょっと光りましたね。」
この光は、あ! 覚醒か
三人とも能力を持ってはいるが使えていないんだ。
いや、ちょっとまてよ、それがなぜ私の魔力を使って覚醒するんだ?
これも情報不足か、そうか、今度獣人の村に行ってみよう。
うん、それがいいと言うかそれしかない!
つるぎ
「どうした?何を考えている」
私
「奴隷解放が出来る事は分かりましたが、ほかの事については分かっておりません、が獣人の村に行く必要があるかなと考えていました。」
つるぎ
「獣人の村」
ソロモン
「行ったことがあるのですか?」
私
「いえ、私は行ったことは無いのですが大体の場所は想像がつきます。」
つるぎ
「それは楽しみだな」
え
つるぎ
「その露骨に嫌な顔をするのをやめろ」
さや
「そうだよね、ついて行くってわかっているでしょ?」
ライアス
「では、話を戻して奴隷解放についてはナリスが管理者権限を持っていた、この機能もナリスが作ったものって事がわかったな」
ソロモン
「そうですね」
私
「そういえば、他の方は解除しなくていいのですよね?確かお断りとか言ってたような?」
ライアス
「そういえば、そんなこと言ってましたね」
と見てみると
全員外れてるし・・・あれ?
この宣言って範囲攻撃か? 笑
知らない奴隷の男
「はずれましたぁ、ありがとうございます」
外れた首輪と足枷を手にして喜んでいます
それで・・・・
私
「奴隷紋と言うのは?」
知らない奴隷の男
「発動していないようです」
発動しない?
ソロモン
「同じですね」
つるぎ
「だな」
私
「はい?」
ライアス
「ボス部屋から出そうとしたから出れたってやつだな」
つるぎ
「お前が解除したいと思うだけで解除が出来たって事だな」
ソロモン
「管理者のなせる技ですね」
なる・・・・
知らない奴隷の男
「私、獣人の村の者です、名前は「たろう」こっちは「ジロー」と「ゆき」に「もも」です、獣人の村はよそ者を歓迎しません、私達を連れて行ってくれれば村の中まで案内いたします」
お!案内は居たほうがいいかも・・・・・うん、うん
と言うか突然言ってもよそ者がどうしたとか言ってくるんだろうなあ・・・
きまりですね
私
「それは助かります連れて行きますので案内をお願いします。それまではここに居てください」
つるぎ
「獣人の村・・・ナリス、行ったことがあるような言い方だな?」
私
「行ったことは無いですが、ドワーフ村の先だと思います。」
たろう
「はい、その通りです、よくご存じですね」
私
「前にドワーフ村まで行けば帰れると獣人の方にドワーフ村まで行くなら同行させてくれと言われて一緒に行きましたから」
たろう
「私の知る限り外から戻って来た獣人はいませんが?」
獣人四人は不思議そうに顔を見合わせていた。
ソロモン
「それってもしかして前世の記憶か?」
はい
ジロー
「あの、ドワーフ村に入るもの大変ですよ、他の種族を嫌っていますので」
私
「それはたぶん大丈夫だと思います」
つるぎ
「なんでだ?」
私
「もうドワーフ村には一度行って来ましたから」
なんだと・・・・
ソロモン
「何時頃ですか?」
私
「山脈を超える前ですね」
つるぎ
「まったく、忙しいやつだな」
ライアス
「つるぎ、それでいいのですか?」と言って笑った。
ソロモン
「そうですね、ナリスについては細かいことまで気にしていては駄目ですね」
お、わかっておられる 笑
私
「それで、これからですが」
ライアス
「ん?何かありましたか?」
私
「はい、まずは商隊を首都ディンガムまで送ります。それからちょっと私用でザンガの街に行って来ます、帰って来たら一度獣人の村に送ってきますのでその間は皆さんはここで訓練をしていてください。」
つるぎ
「何を言っている、ついて行くに決まっているだろう」
私
「いえ、大勢で行くと面倒な事になりますから今回は私と獣人の皆さんだけで行きます。前回行ったときにドワーフ村ではありませんが、近くに転移門を印してきていますのでそこからドワーフ村のそばに転移門を印して、それからの獣人の皆さんと一緒に行くことになります。」
つるぎ
「近く?」
私
「はい、エルフの里に転移門を印しています。なので一旦エルフ村からドワーフ村を目指します」
たろう
「はい?」
ゆき
「あの・・・エルフの里って獣人の村やドワーフ村よりも入るのが難しい所ですよ?」
私
「私は一度行っていますので大丈夫ですが、流石に私以外の方が一緒だと問題になると思いますので遠慮してください。」
つるぎ
「エルフの里にドワーフ村と獣人の村ってお前全部、ゲームでも行くことが困難なところじゃないか」
行くところが困難・・・・・・
つるぎ
「どうした?」
私
「いや、えっと 行くところが難しいと言えば妖精とか精霊の国ってあるのだろうかって」
つるぎ
「いや、そもそも妖精とか精霊って見たことないぞ」
さや
「いるのなら会ってみたいな」
私
「おや?、私は上級精霊を名乗る方に会ってますよ?」
!
そうか、いるんだから国があってもおかしくないな、これもいつか探しに行くかな
つるぎ
「探しに行くつもりか?」
うぉ
つるぎ
「当たりか」
さや
「しょうがないわね、ちゃんとついて行ってあげるからね」
え
さや
「だからそこで嫌な顔をしない!」
ライアス
「私用ってなんだ?」
そこを聞くか・・・私用だよ 笑
ソロモン
「なんかありましたか?」
もう!
私
「商会の代表二人に挨拶をしに行って来ます。」
つるぎ
「挨拶?なんの」
ルミとカナが顔を赤くしているのを見てつるぎが
「ちょっとまて、何かむかつくな」
私
「はい、むかついてください、さやとソニア、ルミとカナを連れて婚約の話をしてきます。」
ソロモン
「商会の代表二人はそれは大喜びだろうけど、さやとソニア?」
私
「四人を連れて行っておかないとルミとカナの二人だけがそうなると思われても困るのですよ」
なるほど
気のせいか場がしらけたので、少し省略します。
首都に向かって魔法の絨毯で移動し、首都の少し手前に転移門を印し、先に護衛の皆さんを転移で連れてきて、転移門の周りを警戒してもらい、商隊の荷馬車とルミとカナ、皆の順で転移、長旅を装いつつ首都ディンガムに入りました。
少し寄り道もしましたが予定より一日早い到着となりました。
ルミとカナが荷物の受け渡しの手続きを終わらせるのを待って転移で帰ってきました。
バッカス隊と荷馬車担当の人たちは首都見学後に首都から運ぶ商品を積んでザンガの街に戻るそうです。
一応バッカス隊長には金貨二枚を渡してきました。
運ぶ商品が揃うまでは遊べると喜んでいました。
宿泊施設横に食糧庫を建てて通路を作り行き来、出来るようにして氷を使った冷蔵庫に食料、肉、野菜等保管、自炊しながら訓練を続けてもらう・・・と
ディメンションルームに入れてある食料を倉庫に移して
私
「倉庫の物で何か適当に食事をしてください、では行って来ます」
さや、ソニア、ルミとカナを連れて神殿の部屋に転移
廊下に出るとフラン様達がこっちに歩いてきていました。
フランソワーズ様
「キーンと音がしたのでもしやと思い来てみました。」
流石 笑
シルビア様
「どうかされましたか?」
私
「この四人と婚約することになったので商会の方に報告をしようかと思いまして」
お?
フランソワーズ様の顔が一瞬険しくなった気がしましたけど気のせいかな?
フラン様、シルビア様、クラリス様の三人はお互いに目を合わせながら頷いて
フラン様
「ナリス様、四人も七人も変わらないですよね?」
シルビア様
「私達三人もナリス様との婚約をお認めください」
クラリス様
「よろしくお願いいたします。」
え?
フラン様
「私たちはナリス様の敵ではありません、私達のマスターは貴方の事が大好きだったのですよ?」
シルビア様
「その思いも全て受け継いでおります」
クラリス様
「私達三人だけではなく、全ての私達が貴方と結ばれたいと思っている事と認識してください」
そ・・・それはまたとんでもない話だな
さや
「ナリス、空気よんでね、変な顔しない、余計な事言わない!」
ソニア
「ここは黙って受け入れよう・・・ね」
さや
「大変だろうけど、なんか私達よりずっと前からの思いだろうからさ」
ソニア
「ねぇ、駄目なんて言えないじゃん」
おいおい
フラン様
「ナリス様にこういうお話をするのは初めてでございます、なので問題があります。」
問題?
フラン様
「この話はここに居るナリス様だけが受けてくれるかどうかで他のナリス様は知らない事なので私たちの記憶があるナリス様だけに有効になりますので私たちはこれまでより、もっとしっかりと見定めなくてはならないという事になります。」
さや
「ナリス、顔に出ているよ」
だって、めんどくさいじゃん
目印があればいいのかな?
私はさやとソニアに渡した指輪を六個創作してルミとカナ、フラン様、シルビア様、クラリス様にそれぞれ渡して一つを私自身が指に装着しました。
フラン様
「ありがとうございます、有難く頂戴いたします。」
私
「フラン様達は私に出会ったら指を見てくださいね」
フラン様
「はい、いい判断材料になります。」
私
「では皆で商会の方に行ってみましょうか。」
商会に着いて
アレックス・ロンドとガルズ・ロンドに面会してここまでの詳細を話して了承を得てというか、「よくやった」とルミとカナにガッツポーズまでして見せていました。
お二人にフラン、シルビア、クラリス、さや、ソニア、ルミ、かな、七人と婚姻の立会人を引き受けていただきました。
アレックス・ロンド
「ナリス様、これで我が商会も安泰です」
ガルズ・ロンド
「商会と神殿の関係もナリス様のおかげで今まで以上になります。」
二人の顔が緩んでいます。
誰とも敵対していないからそうなりますね・・・・・あ
私
「えっと・・・・この前、襲撃して来た盗賊のアジトを攻めたのですが」
アレックス・ロンド
「おお」
私
「そこにあった金品は全て没収してきましたが、頭目が伯爵だと名乗っていました。なので貴族と争いになるかもです。」
フラン様
「今のところ、そのような話はこちらには来ておりません」
ガルズ・ロンド
「伯爵が行方不明となれば、家督の問題が出てきますので、病気扱いにしてあとを引き継ぐ長男か次男がいれば申請を優先されるかと思います。」
おお
アレックス・ロンド
「はい、問題は無いと思います。盗賊の一味が一掃された噂があると耳打ちすればその犠牲になったのか、一味だったのか、どちらにせよ、跡継ぎの方を優先されると思います。」
なるほど
私
「そうなってくれると助かります。」
フラン様
「ナリス様、その盗賊の亡骸等はどうなさいましたのですか?」
私
「偶然知り合った魔族の方が全て処理されました。」
処理?
アレックス・ロンド
「あの・・・・処理ですか?」
私
「はい」
フラン様
「あの、まさかとは思いますが、召還に使用されたとか?」
私
「よく、わかりましたね、そうです、次の日にまた別の上位魔族の方を連れてこられました。」
え?
・・・・・
フラン様
「よろしかったのですか?」
私
「私の周りでは暴れないと言われていましたので問題は無いと思います。」
ナリス様のまわり?
私
「そうだ、その指輪には私の魔法障壁の結界を通過出来るように私の魔力を付与しております、魔族の方の一人にもそれを渡しておりますので、指輪があるとなにもされないと思います。」
指輪があると・・・
アレックス・ロンド
「あの、ナリス様 私どもには指輪はありませんが大丈夫でしょうか?」
さあ
いや・・・・あの
ガルズ・ロンド
「指輪ではなくとも何かしらそれとわかるようなものを頂戴する訳にはまいりませんでしょうか?」
なるほど
私はフラン様に
「フラン様、手を出してください」
フラン様
「え・・・はい、こうでしょうか?」
と差し出された手に両手を合わせて能力を解放「創作」を発動し指輪に細工をしてみました。
フラン様
「あの、何事でしょうか?」
私
「今、この指輪はフラン様専用にしました。なくしたり盗まれても効力を発揮しません、ただの指輪にすぎません。」
フラン様
「決して無くしたり、盗まれたりしません」
私は笑って
「そうですね、すみません、うぅんとじゃあ皆は細工いりませんか?」
六人全員手を出してきましたのでちょっと笑ってしまいましたが同じように細工をしました。
私
「指輪の内側にはイニシャルを入れました。あと皆さん本人だけに感応して効力を発動します。」
皆が指輪を外して名前を確認しています。
その指輪は特別なものになったと思います。
?
さや
「で?」
私は指輪を二つ創作してアレックス・ロンドとガルズ・ロンドに渡し
「これでサンタナに襲われることは無いと思います」と説明をした。
アレックス・ロンド
「ありがとうございます。」
ガルズ・ロンド
「悪魔よけになる指輪とは助かります」
私
「サンタナ以外には意味がないので大したものではありません」
アレックス・ロンド
「何をおっしゃいますか我が家の家宝といたします」
え・・・いや、あのそんなたいそうなものでは・・・・
ガルズ・ロンド
「いえいえ、私どもにとってはナリス様の自作と言うだけで、価値のあるものとなります。」
そ、そうですか・・・・なんかすみません。
ああああ・・・・帰ったらつるぎ達からも何か言われそうね
さや
「なんかナリスが今何考えているのか想像できた!」
ソニア
「え、なになに?」
さや
「つるぎ達も渡せ!とか言いそうだよね」
ぶっ
私
「うん、それを考えていました。」
さや
「ビンゴ!」
ソニア
「あああ、そうね」
言うなりソニアとさやがくすくす笑い出した。
ルミ
「でも、皆さん、帰る前にやらなければいけないことがありますよね?」
?
さや
「そうだよね」
ソニア
「だよね、フラン様達三人にも訓練に参加してもらわないとね」
フラン様
「え?訓練でしょうか?」
ルミ
「はい」
カナ
「最初は痛いのですがすぐによくなりますので頑張ってください」
ルミとカナ
「それと魔力が増えるので魔法を使えるようになるかもしれませんよ」
フラン様
「魔法・・・ですか?」
シルビア様
「私達にも出来るのでしょうか?」
ルミとカナ
「私たちもまだ使えるようには、なっていません・・・」
さや
「私たちはこの訓練をする為にナリスと婚約、結婚の話をしました。」
ソニア
「普通に他の男たちと一緒にはちょっと出来ない理由がありまして」
さや
「その理由はやってみるとわかります。もう断ることはできません」
フラン様
「はい、承知いたしました。」
祝宴を開きたいと粘るアレックス・ロンドとガルズ・ロンドの二人を押し切って神殿に戻り、部屋の扉に細工をしました。
これで指輪を持つもの以外入る事が出来なくなりました。
ここから移動する場所を私の部屋にして部屋の中にも、ここに帰ってくる転移紋を作れば完成です。
さや
「ナリス、戻る前にここでフラン様達に訓練の説明と体験をしてもらいましょう」
?
ソニア
「そうそう、戻るとあいつらがやいやいうるさいから戻る前がいいと思います」
さや
「誰も扉を開いて入ってこれないのでしょ?」
なるほど
三人と手をつないで輪になり魔力を流してみました。
おや?
三人とも痛みを伴わない、すごく自然に魔力を受け入れて・・・何でだろう
ただ、やっぱり気持ちいいのは変わりなかったようです
すぐに顔を赤くして息遣いも荒くなり、さやが耳元で
さや
「我慢しなくていいですから、全て受け入れて自分をさらけ出してくださいね、私たちも同じですから、この事でナリスに隠し事をしないって決めたんです」
息遣いが荒くなり膝をつき、力尽きたのか横になって目を閉じていました。
さや、ソニア、ルミ、カナの四人も手を出してきたので魔力を少し強めに流してみると
「あああ、ああ、いい」
声を押し殺すことを止めたよう・・・なるほど、自分をさらけ出すことを決めたってそういう事ね
神経に直接作用しているからか、感度良好なようであっという間に力尽きてしまった。
フラン様
「これが訓練なのですか?」
私
「はい、本来はそうなのです、ただ、女性には快感の方が強く出るようです。」
続けて
「でもこれを続けていると魔力量が増えていくのは確認済みなので、そのあとに魔法の訓練を始めると魔法、魔力を使えるようになると思われます。」
フラン様が両手をだして
「もう一度お願いします。この訓練なら毎日、何度でもお願いしたいです。」
さやたちの声を聞いたからか、さっきと表情が変わってる。
さっきは我慢してたのかな?
「いい、いいぃ」
今言わなくてもいいかもだけど 一応
私
「魔力量が増えたら魔法を発動させる訓練も始めますからね?」
フラン様
「はい・・・いぃ」
シルビアもクラリスも手を出して来た
シルビア
「私もこれは何度でもお願いします。」
クラリス
「私もです、もっとお願いします」
さや
「私たちも少し休んだらまたお願い」
ソニア
「よかった、皆気持ちいいこと好きだよね」
皆、三回か四回、力が抜けると体力的に限界なのか、ぐったりとなります。
私
「皆さん少し休んでいてください」
さや
「なに?」
私
「私は一度戻って部屋の中にこの部屋と直接つながる転移紋を印してきます、すぐに戻ってくると思います」
フラン様
「はい、承知しました」
皆、視線を向けて返事に変えたみたいです。笑
私は転移で魔法障壁内に移動、すぐに皆に見つかって
つるぎ
「どうした? 一人で?」
ソロモン
「さやたちは一緒ではないのですか?」
私
「はい、今から迎えに行って来ます」
はぁ?ってなってる皆を置いて、部屋に入り転移紋を作成
おや?
転移・・・・じゃなくてもいいのかな
ディメンションルームを起動したままにしておけば?
思いついたのでやってみよう
生き物をディメンションルームに入れると中は時間の流れが無いとか・・・だったような?
あ、でもこれは出入口だけのしようになるのか、どちらにしても人体に影響はない気がします。
ええっと
扉・・・・いや門でいいのか
こっちの門とあっちの門にディメンションルームをかけたままにしておくと、イメージとしては通路が出来る?
あっているのかな?
まあ何とかなるか・・・・
そして創作で門とエメラルドを作りエメラルドに魔力を込めて門にはめ込みました。
よし!それっぽくなった。
転移で神殿の部屋に飛んで
さや
「お帰りなさい」
私
「ただいま」
創作スキルでさっきと同じ門を作りエメラルドに魔力を込めてから門に、はめ込んで準備よし
ディメンションルームの魔法で神殿の部屋と宿舎の部屋をつなぐ
魔法発動、固定
これで行き来できるはず
という事で私が第一号で行ってみます。
ソニア
「あれ、ナリス?」
え?
さや
「あれ?」
大丈夫です 移動可能を確認
ソニア
「あ、戻って来た」
私
「この神殿の部屋と宿泊施設の部屋をこの門でつなぎました。これで移動できます」
続けて
「さや、お風呂にでも入ってきて、着替えも準備してあげてください、皆行きますよ」
門の横に立って一人ずつ背中を押してあげました。 笑
宿泊施設の部屋の方で
フラン様
「あの、これは」
シルビア
「転送装置では無いようですけど?」
ん?なるほど、これは転送装置と言えますね
私
「転送装置、いいですね、そう呼びましょう」
転移は座標と言うか行先を複数から選択出来る、転送装置は決まった場所になると
そして転移は能力、魔法が使える者のみ使用可能、転送装置は誰でも使用可能と・・・・
私
「これは魔法です。」
シルビア
「魔法なのですか」
私
「これから三人はここから神殿に行って寝る時にはここに帰って来てください」
フラン様
「よろしいのですか?」
さや
「ナリスがそう言っているのだからいいのでしょ?」
フラン様
「はい、そうですね、これからよろしくお願いします」
私
「ここに戻って来たら皆で訓練をやります」
フラン様
「あ、はい」
シルビア様とクラリス様
「はい、よろしくお願いします。」
私
「では皆さんはお風呂にでも行ってきてください、私はつるぎ達の所に行って来ます」
さや
「はい」
外に出てみると、すぐにつるぎが
「おや、またひとりか?」
私
「はい、皆は今お風呂に行きました。」
風呂?
はい
私
「フラン様達三人も一緒に来ています」
つるぎ
「なんだと?」
ソロモン
「なぜ、あの三人が?」
私
「さや、ソニア、ルミ、カナと一緒に三人も私と婚約しました。」
なに?
ソロモン
「どういうこと・・・いや、なぜ?」
うぅん・・・・聞くよね・・・それ
めんどくさいなぁ
つるぎ
「こいつ今絶対面倒くさいと思っているぞ」
おお、ビンゴ!
ソロモン
「なにがめんどくさい?」
つるぎ
「はぁ、説明することがだよ」
つるぎ!君は素晴らしい
ライアスが笑っている
ライアス
「説明してもらわないとこっちもわからないが、ナリスはナリスでなぜこうなった?とか思っていそうだな」
なんと、ライアス!貴方も素晴らしい!
つるぎ
「今、ライアスお前たぶん褒められているぞ」
ライアス
「え?」
つるぎ
「お前たぶん、今ナリスが説明できなくて困っているところを助けてるぞ!」と言って笑っている
私
「今さらですが、私はいずれいなくなるのですけど大丈夫でしょうか?あ、いや、今から悩んでもしょうがないか」
つるぎ
「お前はお気楽野郎だよな」
ソロモン
「私もそう思います、が、先の事は考えても・・・ね、なるようにしかならない」
ライアス
「ナリスって押しに弱いですよね」
うんうん←みんな
そうかな?←私
そうだよ!
うげ!
つるぎ
「何があったかわからないが要するにお前が押し切られたってことだろ」
まあ、うん、そうなのですが 笑
ソロモン
「とりあえず 婚約おめでとう」
つるぎ
「おお、おめでとう」
ライアス
「そうですね、おめでとう」
私
「あ、ありがとうございます」
急いで話題を変えないと・・・
私
「訓練の方は順調でしょうか?」
つるぎ
「お、話題をかえようとしているな」
そうだよ
つるぎ
「とりあえず、受け流すことはいいが、魔力を纏うってやつは、上手くいかない」
私
「まぁ、最初は一点に集中してみる事でしょうか」
じゃぁ訓練をしますか
魔力を流すとやっぱり男性は痛がる・・・・
うぅぅん・・・
考えてもしょうがないまあいいか
私
「頑張って痛みに耐えてください」
つるぎ
「おい、嬉しそうだな」
ライアス
「酷い奴ですね」
ソロモン
「まったく、私の師匠にそっくりだよ」
つるぎも魔力を流しても倒れなくなりました。
つるぎも?
そういえばさやたちも、ぐったりとなりますが気を失う事はないですね
やっぱり慣れてきているという事かな
私
「まあ 十年もやれば形にはなるでしょ、あせらずにやりましょ」
つるぎ
「おい!」
私
「そういったのはつるぎ、貴方ですよ」
ライアス
「まあ、たしかに言っていたな」
ソロモン
「お付き合いしますよ、十年でも二十年でも」
私
「斬撃を受け流せるようにならないと戦いにもならないですからね」
休憩をはさんで受け流す訓練をやり
私
「この後、ディンガムの冒険者ギルドか酒場に情報収集に行ってみましょうか?」
つるぎ
「おお、いいぜ、大歓迎だ」
ソロモン
「酒場にはあいつらがいるんじゃないか?」
ライアス
「いるな」
汗を流しにお風呂に入ってからさやたちと合流、ディンガムの街に向かいました。
が、フラン様達は自分たちはディンガムにはいけませんのでこれで失礼いたしますと神殿の方に戻られました。
戻る前にフラン様が
「ナリス様、私どもも今後は呼び捨てしていただいて構いません」
シルビアとクラリスが頷いていた。
慣れないと・・・・
「はい、わかりました」
この国の首都ディンガム
魔王候補が一目散に逃げた方向にあるのがここ、ディンガムです。
まだいるのか?さらに西に逃げたのか、情報があればいいですが・・・・
いえ、見つけてどうこうしようというわけではありません。とりあえず所在だけは知っておきたいぐらいな感じです。
まずは冒険者ギルドに言って冒険者登録証の確認、受付をしてもらってここでも依頼を受けることが出来るようになりました。
ギルドの中を見渡しているとやっぱりいるのね、こういう人たちが
ガラの悪い冒険者
「おいおい、ここはガキの来るところじゃないぞ」
受付のお姉さんが慌てて声をかけようとしましたが、止めました。
つるぎと目があってしまった
つるぎ
「どうした?」
ガラの悪い冒険者
「はぁ?護衛でも雇っているのか?」と笑い出した。
私はにっこり笑って
「おじさん、暇なの?私に遊んでほしいのかな?」と言ってみた。
冒険者ギルド内にいる他の冒険者
「わははは、お前舐められてるぞ」
ガラの悪い冒険者
「このやろぉ、ふざけやがって表に出ろ」
ぷっ
あまりにも酷いセリフについ笑ってしまいました。
ガラの悪い冒険者
「お前今笑いやがったな」
わはははは
ギルド中にまた笑声が響いた
別の席に座っていた女の人
「貴方、見苦しいわね、みっともないから消えてくれないかな」
ガラの悪い冒険者
「なんだと」
別の席に座っていた女の人
「粋がっても貴方じゃ、役不足なの、あっちにいきな」
話しかけて来た女性に矛先が変わって突っ込んでいったガラの悪い冒険者は軽く外に放り出されてしまった。
おおぉ!
別の席に座っていた女の人
「まったく、口だけ野郎がすっこんでな、で、あんた」
私
「はい」
別の席に座っていた女の人
「この前うちの一撃をかわしたやつだよね?うちを追いかけて来たのかい?」
私
「結果的にはそうなるのでしょうか?」
つるぎ
「なんだ?」
ソロモン
「追いかけて来た?」
ライアス
「え?名乗り出て来た?観念したのか?」
別の席に座っていた女の人
「私を殺しに来たのかい?」
私
「私には貴方と戦う理由はありません。襲ってくるなら反撃はしますよ」
別の席に座っていた女の人
「本当か?」
つるぎ
「おい、いいのか?」
私
「私が戦う必要はないはずです。」
別の席に座っていた女の人
「そうか、ならもうお前には手を出さない。と言うか私もお前と一緒に居させてくれないか?」
はい?
別の席に座っていた女の人
「私はお前との戦いから逃亡したのでこれから先どうしたら、いいのかがわからない」
つるぎ
「おい、まて」
ソロモン
「変な話になってきましたね」
私
「別に私はかまわないですよ、貴方名前は?」
別の席に座っていた女の人
「私には名前は無い、というか知らない。今までは姉御と呼ばれていた」
つるぎ
「おい、まじか?こいつを連れて行くのか」
私
「貴方、ダンジョンから出て来たのではないですか?」
別の席に座っていた女の人
「ダンジョン? あの地下迷路の事か?」
私
「そうそう、やっぱりそうですか、よくこんなところまで来れましたね」
別の席に座っていた女の人
「どういうことだ?山を一つ越えただけだが?」
私
「たぶん私も同じ山を越えてきました。わかりました。名前が無いと不便なのでこれからはリビアと呼びます、よろしいですか?」
リビア
「リビア、それが私の名前」
はい
リビア
「名前を付けてくれてありがとう。これからよろしくお願いします」
うぅっ
私の魔力がリビアに流れて・・・・ああ、名前を付けたから主従関係が成立したのかな
リビア
「おおおぉ、何だ・・・・力が」
リビアは跪き
「ありがとうございます、これからは貴方に従います。何なりとお申し付けください」
オリビアのクローンだからリビア・・・・まあいいよね
リビア
「あの、申し訳ないのですが、私には三人の連れがおります。この三人も一緒に連れて行ってはいただけないでしょうか?」
私
「はぁ、その三人は貴方についてきたのでしょ?ならこれからも貴女について行けばいいと思います。」
リビア
「おっしゃる意味がよくわかりません、路銀も無くなりそうで寝る所も食べるものも用意できなくなりそうです。」
ソロモン
「横から申し訳ない、貴方一人も四人も変わりがないから大丈夫という事だと思いますよ」
テーブルの方を見てみるとフードをかぶって顔を隠した三人が座っていた。
つるぎ
「なんだ、訳ありか?」
ライアス
「貴方もそうでしたけどね」
つるぎ
「ああ、そういわれればそうだな、悪かった」
さや
「なに、今日は何か食べたの?」
リビアが無言で顔を横に振った
私
「これから酒場に行く予定ですので、三人も一緒に来て何か食べればいい」
リビア
「いいのですか?」
ソロモン
「そこは黙ってついて来た方が良いと思いますよ。」
ライアス
「だな、駄目って言われたら困るでしょ」と言って笑っている
リビア
「素性とかを聞かないのですか?}
私
「貴方のお連れさんでしょ? それでいいですよ」
さや
「ナリスが貴方を連れて行くと決めた、その三人は貴方について行く、今後何か起きてもナリスが何とかするよ、ね、ナリス」
え?
さや
「そこで嫌そうな顔はしないで」
ライアス
「なるほど、あの撤退の判断の速さは死ぬわけにはいかない理由があったと言うわけですか」
はて? リビアは魔王ではないのかな・・・という事は、えっと
つるぎ
「今魔王の事を考えているのか?」
うぉ、相変わらず鋭いなこいつ
私
「はい、魔王は別にいるようですね」
ソロモン
「魔王って別に探し出さなくても向こうから攻めてくるんじゃないのか?」
それもそうか 笑
私
「そうですね」
さや
「じゃあ急いで何か食べに行きましょ」
ソニア
「そうね、何も食べてないって言ってたね」
ガラの悪い冒険者
「バカヤロ!このまま行かせるわけが無いだろうが」
つるぎ
「お前B級ランクとか言ってたな、俺はペーペーだが、こいつはA級ランクだぞ、一応教えておく」
え?
ギルド内の視線が集まった。
ガラの悪い冒険者
「ふざけるな、こんなガキがA級にどうやってなる」
ライアス
「しょうがないでしょ、事実A級ランクだし」
受付のお姉さん
「間違いありません先ほど冒険者カードを拝見して確認しております。」
ガラの悪い冒険者
「はん、ガキ一人で何が出来るA級ランクを金で買ったか?」
ソロモン
「しょうがない人ですね、貴方がドラゴン相手に一人で勝てる自信があるなら止めません、頑張ってください」
え?
ギルド内の視線がソロモンに向いた。
さや
「そうだ、紹介しておきますねこの子ナリスって言います、ザンガの街にあるダンジョン攻略者ですよ」
ええ?
ギルド内の視線は私とさやに移りまくった。 笑
私
「それってなんか誤解されますよ、ダンジョン攻略とドラゴン相手と言うのは話が別です」
つるぎ
「だが、ボス部屋に居たのはドラゴンだったんだろ」
私
「確かにドラゴンに会いましたけど戦闘して勝ったとかではありませんし」
ライアス
「戦闘になってたらどうなっていた?」
私
「そうですね、今頃はドラゴンで焼き肉でしょうか」
ざわざわとギルド内が騒めきだした。
ほんとかよ
ほら吹き野郎が
いろいろ小声で言ってくれてますが、無視します
ケイン・グリフィス
「ほう、その話はこっちにも届いているぞ、お前がそうなのか、俺はここのギルドマスターをやっている、ケイン・グリフィスだ、よろしくな」
ギルドマスターを名乗るケインはギルド内を見渡して
「ここで騒ぎを起こすな」と一言、言った後少し間をおいて続けた
「ザンガの街にあるダンジョンのボス部屋前はフリーゾーンいわゆる安全地帯で魔物は出現しない場所だったそうだ、それをいいことに盗賊たちが隠れ家として使っていた、そしてその盗賊を一掃してお宝を総どりした男がいると連絡が来ている、以上皆にも伝えたからな」
冒険者A
「まてよ、それって今までダンジョン最下層で死んだ奴らってその盗賊にやられたって事か?」
ケイン
「ああ、全てではないだろうが、それは考えられる」
まじかよ
つるぎ
「盗賊の隠れ家を殲滅、ボス部屋まで行ってドラゴンにあって来たのがこいつだ」
そんなことを言ってると盗賊の残党が・・・・残党かまだいるよね、あ?
まさかとは思うけど国がらみとか・・・言わないよね
よくよく考えるとあの量は・・・金額は鑑定者の言う通りで買う人がいないとゴミ同然だけど
ううぅむここでの話を聞きつけて襲ってくるねぇ
ソロモンと目があった。
ソロモンがライアスの方をちらっと見てからつるぎの方に目をやっている。
つるぎもそれに気が付いて頷いた。
つるぎ
「わかったかい、あんたは役不足だ大人しくしてなよ」
さやがリビア達に食事に行こうと声をかけた。
ソロモンがそうだなと外に向かって歩き出しそれに連れ立って皆で移動を始めた。
外に出たところでリビアが
「そのドラゴンはどうなったんだい?」
私
「私の事を知っていると言ったので連れ出しました。今眠っています」
私はリビアに小声で
「オリビアと言う名前でリビアも多分関係していると思う、なので名前をリビアってつけました。いずれ会う事もあるかもです」
リビア
「私は外に出た時、何故かこっちに行けば何とかなるという気がして山を越えて来た」
ほう、オリビアの気配に引かれたのかな?
道を歩きながら、つるぎが
「どこかで襲ってくるよな、たぶん」
私
「それなのですが、あの財宝の量ってもしかして国家レベルのものだったりして」
ソロモン
「それはありえますね」
ライアス
「あのギルマスも俺たちの見方とは限らない」
ソロモン
「まあ、どちらかと言えば国を大事にするだろうね」
つるぎ
「そうじゃねぇだろ、盗賊の一味に一般人も国王もねぇ」
突然声がした
「おいおい、ずいぶんな言われようだな」
声の方を見るとギルマスが立っていた。
つるぎ
「悪の手先が一人で襲ってきたのか?」
ケイン
「俺に殺気が無かったからここまで近寄って来れているんじゃないのか?」
つるぎがフッっと余裕ぶって笑った。
つるぎを見てクスっと笑ってしまいました。
つるぎ
「なんだよ」
私
「え、何でもありませんよ」
ソロモンとライアスもニヤニヤしています
つるぎ
「お前ら・・・」
ケイン
「お前らに話があるんだがいいか?」
つるぎ
「今から皆で飯食いに行くんだが?」
ケイン
「では俺もご相伴に預からせていただこうかな」
はい?
つるぎ
「あはは、そういうの俺は嫌いじゃないぜ」
こらこら
私
「じゃあ つるぎの奢りでいいかな」
つるぎ
「何を言っている勘定はナリスに任せる」
ソロモン
「他の客もいるだろう中で食事しながら話せる内容なのですか?」
ケイン
「その心配は無用だ、今頃貸し切ってあるはずだ」
え?
酒場の前でケインが
「ここだ」
聞きなれた声がしている 笑
見せの中に入ってすぐ
ソニア
「バッカス!」
バッカスがこっちを振り向いて
「おう、お揃いできたな」
私
「楽しそうですね」
バッカス
「おう、なんだか積み荷が揃わないそうでな、商会からの連絡持ちなんだよ、だからここの支払いも商会が払う」
と言ってうれしそうに笑っている・・・
それちょっとちがうぞ
バッカス
「こっち空いてるぞ」
いや、たぶん空けてあるんだと思うよ?
ケイン
「ナリス君だったか、君はこっちに座ってもらえるかな」
つるぎ
「俺も一緒だ」
さや
「わ・・わたしも」
私
「さや、貴方はソニアと一緒にリビアと三人の面倒を見てください」
さや
「わ、わかったわ」
呼ばれた席には男性が一人座っていた。
ケイン
「ナリス君、こちらこの国の大臣でマリウス・ディーン様です」
マリウス・ディーン
「初めましてマリウスでございます、どうぞお座りください」
私
「失礼いたします」進められたので腰掛けました。
つるぎもちゃっかり座っているし 笑
ケイン
「ナリス君、申し訳ないが今紹介はしましたが今回は非公式の会見となります。」
つるぎ
「どういうことだ?」
私
「大臣がこんな時間にこんな酒場にいるはずがないでしょ」といって 笑って見せた
つるぎ
「ふん」
ケイン
「今日大臣様には立会人として来ていただいています。」
立会人?
ケイン
「テーブルの物は好きに食されて問題ありません、良かったらどうぞ」
私
「ありがとうございます、さや、そういう事だから好きに食べてて」
さや
「わかった、リビア達に進めるね」
つるぎ
「俺も勝手にいただくよ」
おいおい
私
「それでお話とは?」
ケイン
「はい、前置きは無しで単刀直入に申しますと貴方が手にしたお宝の一部を我が国に返還してはいただけませんでしょうか?」
つるぎ
「なんだと!」
ソロモンとライアスも立ち上がり、さやとソニアもこっちに振り向いた。
私
「一部、そうですか、いいですよ」
はい?
つるぎ
「おい!」
ケイン
「あの、詳細をお聞きにならなくてよろしいのですか?」
私
「大臣さんがここまで出て来た、他の者が近くに来れないようにガードをしている騎士、要するにここからの話は国の恥になるのでしょ?」
え、あ、いや
ギルドマスターのケインが狼狽えて大臣の方を見た。
マリウス
「おっしゃる通りです」
私
「私の想像ですが、財宝の中には城の宝物庫、貴族の屋敷にあったものが入っているのでしょう」
つるぎ
「だから、なんだ?」
私
「そういう物が盗賊の元にあったとは公にできないでしょ?」
ソロモン
「だからこっそり返還してくれと?」
そそ
つるぎ
「それはお前、俺たちには関係のない事じゃないのか?」
ライアス
「そうですね、そちらの都合でしかない」
私
「まぁまぁ、あの財宝の山は私には多過ぎます」
さや
「それでいいの?」
私
「鑑定士の言った無価値と言うのもまぁ、間違いではないかもです」
ライアス
「どういうことですか?」
私
「財宝、金製品、銀製品、絵画、彫刻とか売れない、いや誰も買わないという事ですよ」
ソロモン
「いわくつきの危ない品には手を出せないと?」
はい
私
「たとえ、購入してもすぐに盗賊が来るかもしれない品という事です」
つるぎ
「盗賊だ・・・と、購入者から奪い取るって事か」
ソロモン
「では、貴方の所にも新たな盗賊が来るかも?」
いやいや
笑ってしまいました。
ソロモン
「何か変な事を言いましたか?」
私
「その新たな盗賊は、盗みに入ることを諦めたってところでしょうか?」
つるぎ
「なるほど、それは利口だな、無理だわ」
ライアス
「いやいや、それって」
ソロモン
「なるほど、その盗賊の一団が今、目の前にいるって事ですね」
ケイン
「おい」
マリウス
「あはははは、申し訳ないその通りです」
つるぎ
「おい、笑い事じゃないぞ」
ケイン
「で、先ほどの返事を正式に受け取ってもよろしいですか?」
私
「はい、いいですよ」
マリウス
「大変申し訳ありません、感謝いたします」
ケイン
「快い返事をありがとうございます。本日は我々はこれにて失礼いたします、皆さまはごゆっくりお過ごしください」
つるぎ
「おい、乾杯の一つもして行けよ」
私
「つるぎ、まだ勤務中で、偉い方達に報告が先なんですよ」
つるぎ
「それもそうだな、悪かった」
ではと急いで大臣、ギルドマスター、騎士の皆さんは酒場を出て行った。
ライアス
「なぜギルドマスターと大臣、騎士と言うメンバーだったのでしょう」
私
「基本、国は無関係としたい、だから騎士団長は今回不在、ギルドマスターが交渉をしてその立ち合いを大臣、その護衛が騎士の皆さん、まあそういう事じゃないでしょうか?」
ライアス
「立ち合い?」
私
「証文も何もありませんでしたからね、ギルドマスターと私の二人だけの取り決めでは不成立になりかねません、なので大臣が出てきたと」
ソロモン
「財宝の一部を返還したという証拠等は残さないと?」
ええ、その通りです
さや
「で、本当に返還するの?」
ええ、返還しますよ
ソニア
「どれくらい?」
私
「そうですね・・・・半分以上ってところじゃないでしょうか?」
えええ
私
「大したことではありませんよ、気にしない、気にしない、全て無くなっても損ではありません、もともと無かったものですし」
さや
「それはそうだけど」
ソロモン
「何が残るのですか?」
私
「金貨、銀貨、銅貨とたぶん冒険者の持ち物であっただろう武器装備装飾品と言う所でしょうか」
さや
「それって・・・え?ほぼ全部じゃん」
そうですね 笑
私
「私たちには、どうせ使えない物ばかりですよ、換金も出来ないわけですから」
なるほど
ライアス
「もしですよ?話を断っていたら?どうなっていましたか」
私
「この国と戦争もしくはいつも盗賊の一味が後をつけてきてうざい?」
ソニア
「この国が戦うとは思えないから・・・・いつも誰かが私たちを見張っているって事か」
私
「なんにしても私たちの活動資金が足りないという事はありません」
つるぎ
「釈然としないがナリスが決めた事ならそれでいいか」
さや
「そうね、さあ食べよ食べよ」
バッカス
「そうだそうだ、食え食え、食って飲め わはははは」
まったく・・・・
たらふく食って満足しました、支払いは商会の方が持つって事なのでラッキーです
宿泊施設に帰ってさやたちがリビア達を風呂に案内して戻って来た。
さや
「ナリス、この子たちエルフ族だよ」
私
「へぇ」
へぇってそれだけ?
リビア
「何か問題があるのか?」
私
「いえ、何も問題はありません」
ソニア
「エ・・・エルフ族だよ?」
ええ
私
「どうしましょうか、里に連れて行きますか?」
リビア
「私にはどうしようもありません」
エルフの一人が立ち上がって
リサ
「あの、私リサと申します、里に戻るよりここに居ては駄目でしょうか?」
リナとリカ
「わ、私たちもここに居させてください」
私
「エルフの方達は皆同じことを言います」と言って笑ったら
え?
皆の視線が集まって 笑
私
「そんなに里って厳しい処なのでしょうか?」
リサ
「はい、厳しいです、特にしっかりとお役目を果たせと修行が」
へぇ
お役目か・・・・・なんだろうなぁ
私
「リビア、四人で同じ部屋を使うといいよ、護衛もかねて」
ライアス
「ここなら護衛はいらないでしょ?」
私
「いや、その方が気持ち的に落ち着くかな?って」
なるほど
私
「リビアもここでの生活になれるようにしばらくのんびり過ごしていいよ」
リビア
「はい」
私
「さや、案内をお願いします」
さや
「まかせて」
私
「食事の用意も出来るようになってくださいね、みんな」
さや
「あ、えっと・・・そうね」
ソニア
「ええぇ、それが一番問題かも」
あはは
それから三日後の夜にフラン達三人から連絡がありました。
フラン
「ナリス様、お城の方から商会に連絡が来たそうですよ、急いで登城するようにと」
三人の目が合ってからフランが続けた
「それと伝言を預かっております、お約束の物を受け取りたいので準備をお願いします、以上です」
私
「わかりました。」
フラン
「お約束の物、お城で何かあったのですか?」
私
「ええ、非公開になりますけども、ダンジョンでの財宝を返還することになりました。」
フラン
「それは?」
私
「盗まれたことが表ざたになると困る方が大勢いるという事でしょう、こっそり元に戻せればいいですけど」
つるぎ
「持っているだけでは無価値でしかないから無くなってもいいとナリスは言っている」
三人がぷっと噴き出した後
フラン
「流石です、ナリス様、無価値だと思うと損はしませんからね、それで喜ぶ方がいるのならそれが一番よろしいかとぞんじます」
ライアス
「しかし、関係ないものが持ち出して売り、利益を上げた場合どうなる?」
ソロモン
「それが、表ざたになった時に本当の持ち主から恨みを買う事になるんじゃないかな?」
ライアス
「目の前の利益に走ると後が怖いと言う事か」
つるぎ
「以前盗まれたという事だからまた盗まれるな」
私
「ああ、それはありえますね、でもそれはそれでいいかと思います」
おや?これは考え物ですね
ちょっと考え込んでいると
つるぎ
「どうした?」
ん?
私
「私の転移の魔法もしくはディメンションルームを使って返還をするとですよ?その力を使って盗み出したとか言い出すバカが出てくるかなって」
ライアス
「ああ、なるほど、そうだな、ナリス大泥棒になれるじゃないか」
私
「そんなものになってどうするんですか」
つるぎ
「ライアスお前もバカだな」
ライアス
「な! つるぎあなたが言いますか」
つるぎ
「そりゃあ、言うだろ、問題はそこじゃない、対価を求めずに返還に応じているのにそんなことを言われたらどうするかって話だぞ」
ソロモン
「そうか、盗んだやつも転移の魔法が使えるって事か」
私
「それですね」
つるぎ
「そういえばダンジョンで魔法使いらしきやつを倒してたな」
さや
「ねぇ、それってさ言い出した奴のせいにしてさ、もう一度全部持って帰って来たら?」
え?って皆でさやの方を見た 笑
さや
「なに?そんなに変な事を言った?」
ソロモン
「いやいや、さやナイスです、それで行きましょう」
つるぎは「ああ、それはナイスだ」とクスクス笑い出した。
ソニア
「それってさ、一度は運んでいるから約束も守っているし問題無いね」
おお
私
「そうですね、問題ないですね」
話もまとまったので部屋に本日分ノルマを達成しに行きます。
★旅路 その参★
目を覚まして体を起こしてみると周りに四人が寝ていました。
誰かと一緒に寝ると言うのはじぃちゃん以来久しぶりです
起こさないように・・・・と思ったら
さや
「ナリスおはよう、起きた?」
あれ
さや
「貴方が起きるまで横になってたの」
ソニア
「そそ」
ルミとカナ
「おはようございます」
さや
「ナリス、ありがとうね、私たちを受け入れてくれて」
私
「お礼を言うのは私の方ですよ、皆ありがとう」
ソニア
「ナリス、起きて朝食にする?」
私
「そうですね、行ってみましょう」
降りて行くと皆がお茶を飲んでいました。
つるぎ
「おい、遅いぞ」
はい?
ライアス
「そうですよ、何か食べるものが欲しいです」
え・・・朝食を待っていた?
私
「しょうがない人たちですね」
つるぎ
「そうは言ってもよ、調理しようにも何もないわけだ」
あ
なるほど
という事でディメンションボックスから食料を出して軽食ですが、皆で朝食です。
食べながらライアスが
「ナリス 奴隷解放についてですが」
ああ、忘れてた
私
「そういえば、さやとソニアがいれば解放を試せるって言いましたね」
食べ終わりライアスに案内されて奴隷解放を行うために奴隷の方達に会いに行きました。
ライアス
「この部屋に居てもらっています。」
ライアスはドアをノックして
「入りますよ」と声をかけてからドアを開けた。
部屋の中に入って人数を数えると七名がい・・・・・え?
メイ?とあれミイにライア・・・・
うそ・・・でしょ
鑑定してみると
メイ:千里眼・心眼・専門知識:医術・蘇生・回復魔法・専門知識:医療
能力も同じ、どういう事だ?
っていうか改めてみるとすごい特化している能力だな、これ
仲間に欲しい人材だよ
ライアとミイはメイの護衛なのかな?
おや、微妙に年齢が違うかな?
少し幼いような・・・・
まあいくら考えても今の情報量では何もわからないか・・・・
よし!ここは考えない! 後回しだ
と考えてふと見るとつるぎが睨んでいた。
つるぎ
「何か隠しているのか?」
なに、こいつ・・・・
私
「いえいえ、何も隠していませんよ」
つるぎ
「今何を考えていた?」
私
「幼い子たちだなって」
う、うそじゃないぞ
つるぎ
「ふぅぅん」
私
「さてと、奴隷解放でしたね」
ライアス
「ナリス、いろいろしなくても、解呪、解錠を願う、もしくは命じるだけで外れたりしないか?」
知らない奴隷の男
「おい、何を言っているんだ不確かな事なら俺はご免だぞ」
ソロモン
「おいおい、ほっといたら十日程で死亡するんじゃないのか?」
ライアス
「ソロモン、やりたくないと言っているんだからそれでいいと思う」
ソロモン
「それもそうか・・・うん、そうだな」
私
「奴隷契約の更新とか出来ないのでしょうか?」
ルミとカナ
「すみません、奴隷契約については奴隷商の方でやることになっております。」
私
「という事はこの世界では奴隷商は公式に認められているのですね」
ルミとカナ
「あ、はい」
私
「おかしいな、私がそういうのを作るとは思えないのですが」
ライアス
「そうは言っても現実にこうしてあるものはある」
ソロモン
「まあ、ナリスが一度試してみるとわかる」
私
「不確かな事はって失敗したらどうにかなるのですか?」
ルミとカナ
「無理に首輪を外そうとすると首輪が作動して死に至ると聞いております」
へぇ
私
「それって解呪とか解錠になるのかな?」
ルミとカナ
「私たちは無理に解放しようとした事例を聞いたことがありません。」
・・・・
ライアス
「ナリス、とりあえず一度、解放を試してください。」
奴隷契約、奴隷紋か、今まで気にもしていませんでしたが、こんなシステム作るのって確かに私しかいないですよね。
私
「そこの三人、解放を試してもよろしいでしょうか?」
私はメイ、ミイ、ライアの三人を見て聞いてみました。
まあ言葉は通じないか 笑
と思っていたらメイが立ち上がりあとの二人に促して前に出て来た。
あ!私の考えがわかった?いや、なんとなく察したってところか?
つるぎ
「なんだ、こいつら?」
私
「つるぎ、静かに」
私は三人をそれぞれ魔法障壁で包み、首輪、足枷に何か動きがあってもこれで何とかなると思います。
っと・・・・あれ
魔法障壁で包んだ三人が光だし・・・て障壁が消えました。
おや?
私の魔力を吸収した?
と、とりあえずもう一度魔力障壁で包み込んで、ちょっとじっと見てしまいましたが、今度は何も起こらず
私
「我ナリスが命じる、枷と縛りを解き、解放せよ」
あえて、奴隷と言う文言を使用しませんでした。
私がシステム構築しているなら奴隷ではないはず、おそらくは囚人用
三人の体が一瞬光を帯びてすぐに消え、首輪と足枷が「カチ」っという音と共に外れました。
おお
ライアス
「やはり!」
そして魔力障壁の魔力をまた吸収したのか、障壁が消えました。
ソロモン
「思った通り解放できましたね、で、ナリス途中三人が光ったように見えましたが?」
見てたか・・・・ 笑 とぼけよう
私
「確かに、外れる前にちょっと光りましたね。」
この光は、あ! 覚醒か
三人とも能力を持ってはいるが使えていないんだ。
いや、ちょっとまてよ、それがなぜ私の魔力を使って覚醒するんだ?
これも情報不足か、そうか、今度獣人の村に行ってみよう。
うん、それがいいと言うかそれしかない!
つるぎ
「どうした?何を考えている」
私
「奴隷解放が出来る事は分かりましたが、ほかの事については分かっておりません、が獣人の村に行く必要があるかなと考えていました。」
つるぎ
「獣人の村」
ソロモン
「行ったことがあるのですか?」
私
「いえ、私は行ったことは無いのですが大体の場所は想像がつきます。」
つるぎ
「それは楽しみだな」
え
つるぎ
「その露骨に嫌な顔をするのをやめろ」
さや
「そうだよね、ついて行くってわかっているでしょ?」
ライアス
「では、話を戻して奴隷解放についてはナリスが管理者権限を持っていた、この機能もナリスが作ったものって事がわかったな」
ソロモン
「そうですね」
私
「そういえば、他の方は解除しなくていいのですよね?確かお断りとか言ってたような?」
ライアス
「そういえば、そんなこと言ってましたね」
と見てみると
全員外れてるし・・・あれ?
この宣言って範囲攻撃か? 笑
知らない奴隷の男
「はずれましたぁ、ありがとうございます」
外れた首輪と足枷を手にして喜んでいます
それで・・・・
私
「奴隷紋と言うのは?」
知らない奴隷の男
「発動していないようです」
発動しない?
ソロモン
「同じですね」
つるぎ
「だな」
私
「はい?」
ライアス
「ボス部屋から出そうとしたから出れたってやつだな」
つるぎ
「お前が解除したいと思うだけで解除が出来たって事だな」
ソロモン
「管理者のなせる技ですね」
なる・・・・
知らない奴隷の男
「私、獣人の村の者です、名前は「たろう」こっちは「ジロー」と「ゆき」に「もも」です、獣人の村はよそ者を歓迎しません、私達を連れて行ってくれれば村の中まで案内いたします」
お!案内は居たほうがいいかも・・・・・うん、うん
と言うか突然言ってもよそ者がどうしたとか言ってくるんだろうなあ・・・
きまりですね
私
「それは助かります連れて行きますので案内をお願いします。それまではここに居てください」
つるぎ
「獣人の村・・・ナリス、行ったことがあるような言い方だな?」
私
「行ったことは無いですが、ドワーフ村の先だと思います。」
たろう
「はい、その通りです、よくご存じですね」
私
「前にドワーフ村まで行けば帰れると獣人の方にドワーフ村まで行くなら同行させてくれと言われて一緒に行きましたから」
たろう
「私の知る限り外から戻って来た獣人はいませんが?」
獣人四人は不思議そうに顔を見合わせていた。
ソロモン
「それってもしかして前世の記憶か?」
はい
ジロー
「あの、ドワーフ村に入るもの大変ですよ、他の種族を嫌っていますので」
私
「それはたぶん大丈夫だと思います」
つるぎ
「なんでだ?」
私
「もうドワーフ村には一度行って来ましたから」
なんだと・・・・
ソロモン
「何時頃ですか?」
私
「山脈を超える前ですね」
つるぎ
「まったく、忙しいやつだな」
ライアス
「つるぎ、それでいいのですか?」と言って笑った。
ソロモン
「そうですね、ナリスについては細かいことまで気にしていては駄目ですね」
お、わかっておられる 笑
私
「それで、これからですが」
ライアス
「ん?何かありましたか?」
私
「はい、まずは商隊を首都ディンガムまで送ります。それからちょっと私用でザンガの街に行って来ます、帰って来たら一度獣人の村に送ってきますのでその間は皆さんはここで訓練をしていてください。」
つるぎ
「何を言っている、ついて行くに決まっているだろう」
私
「いえ、大勢で行くと面倒な事になりますから今回は私と獣人の皆さんだけで行きます。前回行ったときにドワーフ村ではありませんが、近くに転移門を印してきていますのでそこからドワーフ村のそばに転移門を印して、それからの獣人の皆さんと一緒に行くことになります。」
つるぎ
「近く?」
私
「はい、エルフの里に転移門を印しています。なので一旦エルフ村からドワーフ村を目指します」
たろう
「はい?」
ゆき
「あの・・・エルフの里って獣人の村やドワーフ村よりも入るのが難しい所ですよ?」
私
「私は一度行っていますので大丈夫ですが、流石に私以外の方が一緒だと問題になると思いますので遠慮してください。」
つるぎ
「エルフの里にドワーフ村と獣人の村ってお前全部、ゲームでも行くことが困難なところじゃないか」
行くところが困難・・・・・・
つるぎ
「どうした?」
私
「いや、えっと 行くところが難しいと言えば妖精とか精霊の国ってあるのだろうかって」
つるぎ
「いや、そもそも妖精とか精霊って見たことないぞ」
さや
「いるのなら会ってみたいな」
私
「おや?、私は上級精霊を名乗る方に会ってますよ?」
!
そうか、いるんだから国があってもおかしくないな、これもいつか探しに行くかな
つるぎ
「探しに行くつもりか?」
うぉ
つるぎ
「当たりか」
さや
「しょうがないわね、ちゃんとついて行ってあげるからね」
え
さや
「だからそこで嫌な顔をしない!」
ライアス
「私用ってなんだ?」
そこを聞くか・・・私用だよ 笑
ソロモン
「なんかありましたか?」
もう!
私
「商会の代表二人に挨拶をしに行って来ます。」
つるぎ
「挨拶?なんの」
ルミとカナが顔を赤くしているのを見てつるぎが
「ちょっとまて、何かむかつくな」
私
「はい、むかついてください、さやとソニア、ルミとカナを連れて婚約の話をしてきます。」
ソロモン
「商会の代表二人はそれは大喜びだろうけど、さやとソニア?」
私
「四人を連れて行っておかないとルミとカナの二人だけがそうなると思われても困るのですよ」
なるほど
気のせいか場がしらけたので、少し省略します。
首都に向かって魔法の絨毯で移動し、首都の少し手前に転移門を印し、先に護衛の皆さんを転移で連れてきて、転移門の周りを警戒してもらい、商隊の荷馬車とルミとカナ、皆の順で転移、長旅を装いつつ首都ディンガムに入りました。
少し寄り道もしましたが予定より一日早い到着となりました。
ルミとカナが荷物の受け渡しの手続きを終わらせるのを待って転移で帰ってきました。
バッカス隊と荷馬車担当の人たちは首都見学後に首都から運ぶ商品を積んでザンガの街に戻るそうです。
一応バッカス隊長には金貨二枚を渡してきました。
運ぶ商品が揃うまでは遊べると喜んでいました。
宿泊施設横に食糧庫を建てて通路を作り行き来、出来るようにして氷を使った冷蔵庫に食料、肉、野菜等保管、自炊しながら訓練を続けてもらう・・・と
ディメンションルームに入れてある食料を倉庫に移して
私
「倉庫の物で何か適当に食事をしてください、では行って来ます」
さや、ソニア、ルミとカナを連れて神殿の部屋に転移
廊下に出るとフラン様達がこっちに歩いてきていました。
フランソワーズ様
「キーンと音がしたのでもしやと思い来てみました。」
流石 笑
シルビア様
「どうかされましたか?」
私
「この四人と婚約することになったので商会の方に報告をしようかと思いまして」
お?
フランソワーズ様の顔が一瞬険しくなった気がしましたけど気のせいかな?
フラン様、シルビア様、クラリス様の三人はお互いに目を合わせながら頷いて
フラン様
「ナリス様、四人も七人も変わらないですよね?」
シルビア様
「私達三人もナリス様との婚約をお認めください」
クラリス様
「よろしくお願いいたします。」
え?
フラン様
「私たちはナリス様の敵ではありません、私達のマスターは貴方の事が大好きだったのですよ?」
シルビア様
「その思いも全て受け継いでおります」
クラリス様
「私達三人だけではなく、全ての私達が貴方と結ばれたいと思っている事と認識してください」
そ・・・それはまたとんでもない話だな
さや
「ナリス、空気よんでね、変な顔しない、余計な事言わない!」
ソニア
「ここは黙って受け入れよう・・・ね」
さや
「大変だろうけど、なんか私達よりずっと前からの思いだろうからさ」
ソニア
「ねぇ、駄目なんて言えないじゃん」
おいおい
フラン様
「ナリス様にこういうお話をするのは初めてでございます、なので問題があります。」
問題?
フラン様
「この話はここに居るナリス様だけが受けてくれるかどうかで他のナリス様は知らない事なので私たちの記憶があるナリス様だけに有効になりますので私たちはこれまでより、もっとしっかりと見定めなくてはならないという事になります。」
さや
「ナリス、顔に出ているよ」
だって、めんどくさいじゃん
目印があればいいのかな?
私はさやとソニアに渡した指輪を六個創作してルミとカナ、フラン様、シルビア様、クラリス様にそれぞれ渡して一つを私自身が指に装着しました。
フラン様
「ありがとうございます、有難く頂戴いたします。」
私
「フラン様達は私に出会ったら指を見てくださいね」
フラン様
「はい、いい判断材料になります。」
私
「では皆で商会の方に行ってみましょうか。」
商会に着いて
アレックス・ロンドとガルズ・ロンドに面会してここまでの詳細を話して了承を得てというか、「よくやった」とルミとカナにガッツポーズまでして見せていました。
お二人にフラン、シルビア、クラリス、さや、ソニア、ルミ、かな、七人と婚姻の立会人を引き受けていただきました。
アレックス・ロンド
「ナリス様、これで我が商会も安泰です」
ガルズ・ロンド
「商会と神殿の関係もナリス様のおかげで今まで以上になります。」
二人の顔が緩んでいます。
誰とも敵対していないからそうなりますね・・・・・あ
私
「えっと・・・・この前、襲撃して来た盗賊のアジトを攻めたのですが」
アレックス・ロンド
「おお」
私
「そこにあった金品は全て没収してきましたが、頭目が伯爵だと名乗っていました。なので貴族と争いになるかもです。」
フラン様
「今のところ、そのような話はこちらには来ておりません」
ガルズ・ロンド
「伯爵が行方不明となれば、家督の問題が出てきますので、病気扱いにしてあとを引き継ぐ長男か次男がいれば申請を優先されるかと思います。」
おお
アレックス・ロンド
「はい、問題は無いと思います。盗賊の一味が一掃された噂があると耳打ちすればその犠牲になったのか、一味だったのか、どちらにせよ、跡継ぎの方を優先されると思います。」
なるほど
私
「そうなってくれると助かります。」
フラン様
「ナリス様、その盗賊の亡骸等はどうなさいましたのですか?」
私
「偶然知り合った魔族の方が全て処理されました。」
処理?
アレックス・ロンド
「あの・・・・処理ですか?」
私
「はい」
フラン様
「あの、まさかとは思いますが、召還に使用されたとか?」
私
「よく、わかりましたね、そうです、次の日にまた別の上位魔族の方を連れてこられました。」
え?
・・・・・
フラン様
「よろしかったのですか?」
私
「私の周りでは暴れないと言われていましたので問題は無いと思います。」
ナリス様のまわり?
私
「そうだ、その指輪には私の魔法障壁の結界を通過出来るように私の魔力を付与しております、魔族の方の一人にもそれを渡しておりますので、指輪があるとなにもされないと思います。」
指輪があると・・・
アレックス・ロンド
「あの、ナリス様 私どもには指輪はありませんが大丈夫でしょうか?」
さあ
いや・・・・あの
ガルズ・ロンド
「指輪ではなくとも何かしらそれとわかるようなものを頂戴する訳にはまいりませんでしょうか?」
なるほど
私はフラン様に
「フラン様、手を出してください」
フラン様
「え・・・はい、こうでしょうか?」
と差し出された手に両手を合わせて能力を解放「創作」を発動し指輪に細工をしてみました。
フラン様
「あの、何事でしょうか?」
私
「今、この指輪はフラン様専用にしました。なくしたり盗まれても効力を発揮しません、ただの指輪にすぎません。」
フラン様
「決して無くしたり、盗まれたりしません」
私は笑って
「そうですね、すみません、うぅんとじゃあ皆は細工いりませんか?」
六人全員手を出してきましたのでちょっと笑ってしまいましたが同じように細工をしました。
私
「指輪の内側にはイニシャルを入れました。あと皆さん本人だけに感応して効力を発動します。」
皆が指輪を外して名前を確認しています。
その指輪は特別なものになったと思います。
?
さや
「で?」
私は指輪を二つ創作してアレックス・ロンドとガルズ・ロンドに渡し
「これでサンタナに襲われることは無いと思います」と説明をした。
アレックス・ロンド
「ありがとうございます。」
ガルズ・ロンド
「悪魔よけになる指輪とは助かります」
私
「サンタナ以外には意味がないので大したものではありません」
アレックス・ロンド
「何をおっしゃいますか我が家の家宝といたします」
え・・・いや、あのそんなたいそうなものでは・・・・
ガルズ・ロンド
「いえいえ、私どもにとってはナリス様の自作と言うだけで、価値のあるものとなります。」
そ、そうですか・・・・なんかすみません。
ああああ・・・・帰ったらつるぎ達からも何か言われそうね
さや
「なんかナリスが今何考えているのか想像できた!」
ソニア
「え、なになに?」
さや
「つるぎ達も渡せ!とか言いそうだよね」
ぶっ
私
「うん、それを考えていました。」
さや
「ビンゴ!」
ソニア
「あああ、そうね」
言うなりソニアとさやがくすくす笑い出した。
ルミ
「でも、皆さん、帰る前にやらなければいけないことがありますよね?」
?
さや
「そうだよね」
ソニア
「だよね、フラン様達三人にも訓練に参加してもらわないとね」
フラン様
「え?訓練でしょうか?」
ルミ
「はい」
カナ
「最初は痛いのですがすぐによくなりますので頑張ってください」
ルミとカナ
「それと魔力が増えるので魔法を使えるようになるかもしれませんよ」
フラン様
「魔法・・・ですか?」
シルビア様
「私達にも出来るのでしょうか?」
ルミとカナ
「私たちもまだ使えるようには、なっていません・・・」
さや
「私たちはこの訓練をする為にナリスと婚約、結婚の話をしました。」
ソニア
「普通に他の男たちと一緒にはちょっと出来ない理由がありまして」
さや
「その理由はやってみるとわかります。もう断ることはできません」
フラン様
「はい、承知いたしました。」
祝宴を開きたいと粘るアレックス・ロンドとガルズ・ロンドの二人を押し切って神殿に戻り、部屋の扉に細工をしました。
これで指輪を持つもの以外入る事が出来なくなりました。
ここから移動する場所を私の部屋にして部屋の中にも、ここに帰ってくる転移紋を作れば完成です。
さや
「ナリス、戻る前にここでフラン様達に訓練の説明と体験をしてもらいましょう」
?
ソニア
「そうそう、戻るとあいつらがやいやいうるさいから戻る前がいいと思います」
さや
「誰も扉を開いて入ってこれないのでしょ?」
なるほど
三人と手をつないで輪になり魔力を流してみました。
おや?
三人とも痛みを伴わない、すごく自然に魔力を受け入れて・・・何でだろう
ただ、やっぱり気持ちいいのは変わりなかったようです
すぐに顔を赤くして息遣いも荒くなり、さやが耳元で
さや
「我慢しなくていいですから、全て受け入れて自分をさらけ出してくださいね、私たちも同じですから、この事でナリスに隠し事をしないって決めたんです」
息遣いが荒くなり膝をつき、力尽きたのか横になって目を閉じていました。
さや、ソニア、ルミ、カナの四人も手を出してきたので魔力を少し強めに流してみると
「あああ、ああ、いい」
声を押し殺すことを止めたよう・・・なるほど、自分をさらけ出すことを決めたってそういう事ね
神経に直接作用しているからか、感度良好なようであっという間に力尽きてしまった。
フラン様
「これが訓練なのですか?」
私
「はい、本来はそうなのです、ただ、女性には快感の方が強く出るようです。」
続けて
「でもこれを続けていると魔力量が増えていくのは確認済みなので、そのあとに魔法の訓練を始めると魔法、魔力を使えるようになると思われます。」
フラン様が両手をだして
「もう一度お願いします。この訓練なら毎日、何度でもお願いしたいです。」
さやたちの声を聞いたからか、さっきと表情が変わってる。
さっきは我慢してたのかな?
「いい、いいぃ」
今言わなくてもいいかもだけど 一応
私
「魔力量が増えたら魔法を発動させる訓練も始めますからね?」
フラン様
「はい・・・いぃ」
シルビアもクラリスも手を出して来た
シルビア
「私もこれは何度でもお願いします。」
クラリス
「私もです、もっとお願いします」
さや
「私たちも少し休んだらまたお願い」
ソニア
「よかった、皆気持ちいいこと好きだよね」
皆、三回か四回、力が抜けると体力的に限界なのか、ぐったりとなります。
私
「皆さん少し休んでいてください」
さや
「なに?」
私
「私は一度戻って部屋の中にこの部屋と直接つながる転移紋を印してきます、すぐに戻ってくると思います」
フラン様
「はい、承知しました」
皆、視線を向けて返事に変えたみたいです。笑
私は転移で魔法障壁内に移動、すぐに皆に見つかって
つるぎ
「どうした? 一人で?」
ソロモン
「さやたちは一緒ではないのですか?」
私
「はい、今から迎えに行って来ます」
はぁ?ってなってる皆を置いて、部屋に入り転移紋を作成
おや?
転移・・・・じゃなくてもいいのかな
ディメンションルームを起動したままにしておけば?
思いついたのでやってみよう
生き物をディメンションルームに入れると中は時間の流れが無いとか・・・だったような?
あ、でもこれは出入口だけのしようになるのか、どちらにしても人体に影響はない気がします。
ええっと
扉・・・・いや門でいいのか
こっちの門とあっちの門にディメンションルームをかけたままにしておくと、イメージとしては通路が出来る?
あっているのかな?
まあ何とかなるか・・・・
そして創作で門とエメラルドを作りエメラルドに魔力を込めて門にはめ込みました。
よし!それっぽくなった。
転移で神殿の部屋に飛んで
さや
「お帰りなさい」
私
「ただいま」
創作スキルでさっきと同じ門を作りエメラルドに魔力を込めてから門に、はめ込んで準備よし
ディメンションルームの魔法で神殿の部屋と宿舎の部屋をつなぐ
魔法発動、固定
これで行き来できるはず
という事で私が第一号で行ってみます。
ソニア
「あれ、ナリス?」
え?
さや
「あれ?」
大丈夫です 移動可能を確認
ソニア
「あ、戻って来た」
私
「この神殿の部屋と宿泊施設の部屋をこの門でつなぎました。これで移動できます」
続けて
「さや、お風呂にでも入ってきて、着替えも準備してあげてください、皆行きますよ」
門の横に立って一人ずつ背中を押してあげました。 笑
宿泊施設の部屋の方で
フラン様
「あの、これは」
シルビア
「転送装置では無いようですけど?」
ん?なるほど、これは転送装置と言えますね
私
「転送装置、いいですね、そう呼びましょう」
転移は座標と言うか行先を複数から選択出来る、転送装置は決まった場所になると
そして転移は能力、魔法が使える者のみ使用可能、転送装置は誰でも使用可能と・・・・
私
「これは魔法です。」
シルビア
「魔法なのですか」
私
「これから三人はここから神殿に行って寝る時にはここに帰って来てください」
フラン様
「よろしいのですか?」
さや
「ナリスがそう言っているのだからいいのでしょ?」
フラン様
「はい、そうですね、これからよろしくお願いします」
私
「ここに戻って来たら皆で訓練をやります」
フラン様
「あ、はい」
シルビア様とクラリス様
「はい、よろしくお願いします。」
私
「では皆さんはお風呂にでも行ってきてください、私はつるぎ達の所に行って来ます」
さや
「はい」
外に出てみると、すぐにつるぎが
「おや、またひとりか?」
私
「はい、皆は今お風呂に行きました。」
風呂?
はい
私
「フラン様達三人も一緒に来ています」
つるぎ
「なんだと?」
ソロモン
「なぜ、あの三人が?」
私
「さや、ソニア、ルミ、カナと一緒に三人も私と婚約しました。」
なに?
ソロモン
「どういうこと・・・いや、なぜ?」
うぅん・・・・聞くよね・・・それ
めんどくさいなぁ
つるぎ
「こいつ今絶対面倒くさいと思っているぞ」
おお、ビンゴ!
ソロモン
「なにがめんどくさい?」
つるぎ
「はぁ、説明することがだよ」
つるぎ!君は素晴らしい
ライアスが笑っている
ライアス
「説明してもらわないとこっちもわからないが、ナリスはナリスでなぜこうなった?とか思っていそうだな」
なんと、ライアス!貴方も素晴らしい!
つるぎ
「今、ライアスお前たぶん褒められているぞ」
ライアス
「え?」
つるぎ
「お前たぶん、今ナリスが説明できなくて困っているところを助けてるぞ!」と言って笑っている
私
「今さらですが、私はいずれいなくなるのですけど大丈夫でしょうか?あ、いや、今から悩んでもしょうがないか」
つるぎ
「お前はお気楽野郎だよな」
ソロモン
「私もそう思います、が、先の事は考えても・・・ね、なるようにしかならない」
ライアス
「ナリスって押しに弱いですよね」
うんうん←みんな
そうかな?←私
そうだよ!
うげ!
つるぎ
「何があったかわからないが要するにお前が押し切られたってことだろ」
まあ、うん、そうなのですが 笑
ソロモン
「とりあえず 婚約おめでとう」
つるぎ
「おお、おめでとう」
ライアス
「そうですね、おめでとう」
私
「あ、ありがとうございます」
急いで話題を変えないと・・・
私
「訓練の方は順調でしょうか?」
つるぎ
「お、話題をかえようとしているな」
そうだよ
つるぎ
「とりあえず、受け流すことはいいが、魔力を纏うってやつは、上手くいかない」
私
「まぁ、最初は一点に集中してみる事でしょうか」
じゃぁ訓練をしますか
魔力を流すとやっぱり男性は痛がる・・・・
うぅぅん・・・
考えてもしょうがないまあいいか
私
「頑張って痛みに耐えてください」
つるぎ
「おい、嬉しそうだな」
ライアス
「酷い奴ですね」
ソロモン
「まったく、私の師匠にそっくりだよ」
つるぎも魔力を流しても倒れなくなりました。
つるぎも?
そういえばさやたちも、ぐったりとなりますが気を失う事はないですね
やっぱり慣れてきているという事かな
私
「まあ 十年もやれば形にはなるでしょ、あせらずにやりましょ」
つるぎ
「おい!」
私
「そういったのはつるぎ、貴方ですよ」
ライアス
「まあ、たしかに言っていたな」
ソロモン
「お付き合いしますよ、十年でも二十年でも」
私
「斬撃を受け流せるようにならないと戦いにもならないですからね」
休憩をはさんで受け流す訓練をやり
私
「この後、ディンガムの冒険者ギルドか酒場に情報収集に行ってみましょうか?」
つるぎ
「おお、いいぜ、大歓迎だ」
ソロモン
「酒場にはあいつらがいるんじゃないか?」
ライアス
「いるな」
汗を流しにお風呂に入ってからさやたちと合流、ディンガムの街に向かいました。
が、フラン様達は自分たちはディンガムにはいけませんのでこれで失礼いたしますと神殿の方に戻られました。
戻る前にフラン様が
「ナリス様、私どもも今後は呼び捨てしていただいて構いません」
シルビアとクラリスが頷いていた。
慣れないと・・・・
「はい、わかりました」
この国の首都ディンガム
魔王候補が一目散に逃げた方向にあるのがここ、ディンガムです。
まだいるのか?さらに西に逃げたのか、情報があればいいですが・・・・
いえ、見つけてどうこうしようというわけではありません。とりあえず所在だけは知っておきたいぐらいな感じです。
まずは冒険者ギルドに言って冒険者登録証の確認、受付をしてもらってここでも依頼を受けることが出来るようになりました。
ギルドの中を見渡しているとやっぱりいるのね、こういう人たちが
ガラの悪い冒険者
「おいおい、ここはガキの来るところじゃないぞ」
受付のお姉さんが慌てて声をかけようとしましたが、止めました。
つるぎと目があってしまった
つるぎ
「どうした?」
ガラの悪い冒険者
「はぁ?護衛でも雇っているのか?」と笑い出した。
私はにっこり笑って
「おじさん、暇なの?私に遊んでほしいのかな?」と言ってみた。
冒険者ギルド内にいる他の冒険者
「わははは、お前舐められてるぞ」
ガラの悪い冒険者
「このやろぉ、ふざけやがって表に出ろ」
ぷっ
あまりにも酷いセリフについ笑ってしまいました。
ガラの悪い冒険者
「お前今笑いやがったな」
わはははは
ギルド中にまた笑声が響いた
別の席に座っていた女の人
「貴方、見苦しいわね、みっともないから消えてくれないかな」
ガラの悪い冒険者
「なんだと」
別の席に座っていた女の人
「粋がっても貴方じゃ、役不足なの、あっちにいきな」
話しかけて来た女性に矛先が変わって突っ込んでいったガラの悪い冒険者は軽く外に放り出されてしまった。
おおぉ!
別の席に座っていた女の人
「まったく、口だけ野郎がすっこんでな、で、あんた」
私
「はい」
別の席に座っていた女の人
「この前うちの一撃をかわしたやつだよね?うちを追いかけて来たのかい?」
私
「結果的にはそうなるのでしょうか?」
つるぎ
「なんだ?」
ソロモン
「追いかけて来た?」
ライアス
「え?名乗り出て来た?観念したのか?」
別の席に座っていた女の人
「私を殺しに来たのかい?」
私
「私には貴方と戦う理由はありません。襲ってくるなら反撃はしますよ」
別の席に座っていた女の人
「本当か?」
つるぎ
「おい、いいのか?」
私
「私が戦う必要はないはずです。」
別の席に座っていた女の人
「そうか、ならもうお前には手を出さない。と言うか私もお前と一緒に居させてくれないか?」
はい?
別の席に座っていた女の人
「私はお前との戦いから逃亡したのでこれから先どうしたら、いいのかがわからない」
つるぎ
「おい、まて」
ソロモン
「変な話になってきましたね」
私
「別に私はかまわないですよ、貴方名前は?」
別の席に座っていた女の人
「私には名前は無い、というか知らない。今までは姉御と呼ばれていた」
つるぎ
「おい、まじか?こいつを連れて行くのか」
私
「貴方、ダンジョンから出て来たのではないですか?」
別の席に座っていた女の人
「ダンジョン? あの地下迷路の事か?」
私
「そうそう、やっぱりそうですか、よくこんなところまで来れましたね」
別の席に座っていた女の人
「どういうことだ?山を一つ越えただけだが?」
私
「たぶん私も同じ山を越えてきました。わかりました。名前が無いと不便なのでこれからはリビアと呼びます、よろしいですか?」
リビア
「リビア、それが私の名前」
はい
リビア
「名前を付けてくれてありがとう。これからよろしくお願いします」
うぅっ
私の魔力がリビアに流れて・・・・ああ、名前を付けたから主従関係が成立したのかな
リビア
「おおおぉ、何だ・・・・力が」
リビアは跪き
「ありがとうございます、これからは貴方に従います。何なりとお申し付けください」
オリビアのクローンだからリビア・・・・まあいいよね
リビア
「あの、申し訳ないのですが、私には三人の連れがおります。この三人も一緒に連れて行ってはいただけないでしょうか?」
私
「はぁ、その三人は貴方についてきたのでしょ?ならこれからも貴女について行けばいいと思います。」
リビア
「おっしゃる意味がよくわかりません、路銀も無くなりそうで寝る所も食べるものも用意できなくなりそうです。」
ソロモン
「横から申し訳ない、貴方一人も四人も変わりがないから大丈夫という事だと思いますよ」
テーブルの方を見てみるとフードをかぶって顔を隠した三人が座っていた。
つるぎ
「なんだ、訳ありか?」
ライアス
「貴方もそうでしたけどね」
つるぎ
「ああ、そういわれればそうだな、悪かった」
さや
「なに、今日は何か食べたの?」
リビアが無言で顔を横に振った
私
「これから酒場に行く予定ですので、三人も一緒に来て何か食べればいい」
リビア
「いいのですか?」
ソロモン
「そこは黙ってついて来た方が良いと思いますよ。」
ライアス
「だな、駄目って言われたら困るでしょ」と言って笑っている
リビア
「素性とかを聞かないのですか?}
私
「貴方のお連れさんでしょ? それでいいですよ」
さや
「ナリスが貴方を連れて行くと決めた、その三人は貴方について行く、今後何か起きてもナリスが何とかするよ、ね、ナリス」
え?
さや
「そこで嫌そうな顔はしないで」
ライアス
「なるほど、あの撤退の判断の速さは死ぬわけにはいかない理由があったと言うわけですか」
はて? リビアは魔王ではないのかな・・・という事は、えっと
つるぎ
「今魔王の事を考えているのか?」
うぉ、相変わらず鋭いなこいつ
私
「はい、魔王は別にいるようですね」
ソロモン
「魔王って別に探し出さなくても向こうから攻めてくるんじゃないのか?」
それもそうか 笑
私
「そうですね」
さや
「じゃあ急いで何か食べに行きましょ」
ソニア
「そうね、何も食べてないって言ってたね」
ガラの悪い冒険者
「バカヤロ!このまま行かせるわけが無いだろうが」
つるぎ
「お前B級ランクとか言ってたな、俺はペーペーだが、こいつはA級ランクだぞ、一応教えておく」
え?
ギルド内の視線が集まった。
ガラの悪い冒険者
「ふざけるな、こんなガキがA級にどうやってなる」
ライアス
「しょうがないでしょ、事実A級ランクだし」
受付のお姉さん
「間違いありません先ほど冒険者カードを拝見して確認しております。」
ガラの悪い冒険者
「はん、ガキ一人で何が出来るA級ランクを金で買ったか?」
ソロモン
「しょうがない人ですね、貴方がドラゴン相手に一人で勝てる自信があるなら止めません、頑張ってください」
え?
ギルド内の視線がソロモンに向いた。
さや
「そうだ、紹介しておきますねこの子ナリスって言います、ザンガの街にあるダンジョン攻略者ですよ」
ええ?
ギルド内の視線は私とさやに移りまくった。 笑
私
「それってなんか誤解されますよ、ダンジョン攻略とドラゴン相手と言うのは話が別です」
つるぎ
「だが、ボス部屋に居たのはドラゴンだったんだろ」
私
「確かにドラゴンに会いましたけど戦闘して勝ったとかではありませんし」
ライアス
「戦闘になってたらどうなっていた?」
私
「そうですね、今頃はドラゴンで焼き肉でしょうか」
ざわざわとギルド内が騒めきだした。
ほんとかよ
ほら吹き野郎が
いろいろ小声で言ってくれてますが、無視します
ケイン・グリフィス
「ほう、その話はこっちにも届いているぞ、お前がそうなのか、俺はここのギルドマスターをやっている、ケイン・グリフィスだ、よろしくな」
ギルドマスターを名乗るケインはギルド内を見渡して
「ここで騒ぎを起こすな」と一言、言った後少し間をおいて続けた
「ザンガの街にあるダンジョンのボス部屋前はフリーゾーンいわゆる安全地帯で魔物は出現しない場所だったそうだ、それをいいことに盗賊たちが隠れ家として使っていた、そしてその盗賊を一掃してお宝を総どりした男がいると連絡が来ている、以上皆にも伝えたからな」
冒険者A
「まてよ、それって今までダンジョン最下層で死んだ奴らってその盗賊にやられたって事か?」
ケイン
「ああ、全てではないだろうが、それは考えられる」
まじかよ
つるぎ
「盗賊の隠れ家を殲滅、ボス部屋まで行ってドラゴンにあって来たのがこいつだ」
そんなことを言ってると盗賊の残党が・・・・残党かまだいるよね、あ?
まさかとは思うけど国がらみとか・・・言わないよね
よくよく考えるとあの量は・・・金額は鑑定者の言う通りで買う人がいないとゴミ同然だけど
ううぅむここでの話を聞きつけて襲ってくるねぇ
ソロモンと目があった。
ソロモンがライアスの方をちらっと見てからつるぎの方に目をやっている。
つるぎもそれに気が付いて頷いた。
つるぎ
「わかったかい、あんたは役不足だ大人しくしてなよ」
さやがリビア達に食事に行こうと声をかけた。
ソロモンがそうだなと外に向かって歩き出しそれに連れ立って皆で移動を始めた。
外に出たところでリビアが
「そのドラゴンはどうなったんだい?」
私
「私の事を知っていると言ったので連れ出しました。今眠っています」
私はリビアに小声で
「オリビアと言う名前でリビアも多分関係していると思う、なので名前をリビアってつけました。いずれ会う事もあるかもです」
リビア
「私は外に出た時、何故かこっちに行けば何とかなるという気がして山を越えて来た」
ほう、オリビアの気配に引かれたのかな?
道を歩きながら、つるぎが
「どこかで襲ってくるよな、たぶん」
私
「それなのですが、あの財宝の量ってもしかして国家レベルのものだったりして」
ソロモン
「それはありえますね」
ライアス
「あのギルマスも俺たちの見方とは限らない」
ソロモン
「まあ、どちらかと言えば国を大事にするだろうね」
つるぎ
「そうじゃねぇだろ、盗賊の一味に一般人も国王もねぇ」
突然声がした
「おいおい、ずいぶんな言われようだな」
声の方を見るとギルマスが立っていた。
つるぎ
「悪の手先が一人で襲ってきたのか?」
ケイン
「俺に殺気が無かったからここまで近寄って来れているんじゃないのか?」
つるぎがフッっと余裕ぶって笑った。
つるぎを見てクスっと笑ってしまいました。
つるぎ
「なんだよ」
私
「え、何でもありませんよ」
ソロモンとライアスもニヤニヤしています
つるぎ
「お前ら・・・」
ケイン
「お前らに話があるんだがいいか?」
つるぎ
「今から皆で飯食いに行くんだが?」
ケイン
「では俺もご相伴に預からせていただこうかな」
はい?
つるぎ
「あはは、そういうの俺は嫌いじゃないぜ」
こらこら
私
「じゃあ つるぎの奢りでいいかな」
つるぎ
「何を言っている勘定はナリスに任せる」
ソロモン
「他の客もいるだろう中で食事しながら話せる内容なのですか?」
ケイン
「その心配は無用だ、今頃貸し切ってあるはずだ」
え?
酒場の前でケインが
「ここだ」
聞きなれた声がしている 笑
見せの中に入ってすぐ
ソニア
「バッカス!」
バッカスがこっちを振り向いて
「おう、お揃いできたな」
私
「楽しそうですね」
バッカス
「おう、なんだか積み荷が揃わないそうでな、商会からの連絡持ちなんだよ、だからここの支払いも商会が払う」
と言ってうれしそうに笑っている・・・
それちょっとちがうぞ
バッカス
「こっち空いてるぞ」
いや、たぶん空けてあるんだと思うよ?
ケイン
「ナリス君だったか、君はこっちに座ってもらえるかな」
つるぎ
「俺も一緒だ」
さや
「わ・・わたしも」
私
「さや、貴方はソニアと一緒にリビアと三人の面倒を見てください」
さや
「わ、わかったわ」
呼ばれた席には男性が一人座っていた。
ケイン
「ナリス君、こちらこの国の大臣でマリウス・ディーン様です」
マリウス・ディーン
「初めましてマリウスでございます、どうぞお座りください」
私
「失礼いたします」進められたので腰掛けました。
つるぎもちゃっかり座っているし 笑
ケイン
「ナリス君、申し訳ないが今紹介はしましたが今回は非公式の会見となります。」
つるぎ
「どういうことだ?」
私
「大臣がこんな時間にこんな酒場にいるはずがないでしょ」といって 笑って見せた
つるぎ
「ふん」
ケイン
「今日大臣様には立会人として来ていただいています。」
立会人?
ケイン
「テーブルの物は好きに食されて問題ありません、良かったらどうぞ」
私
「ありがとうございます、さや、そういう事だから好きに食べてて」
さや
「わかった、リビア達に進めるね」
つるぎ
「俺も勝手にいただくよ」
おいおい
私
「それでお話とは?」
ケイン
「はい、前置きは無しで単刀直入に申しますと貴方が手にしたお宝の一部を我が国に返還してはいただけませんでしょうか?」
つるぎ
「なんだと!」
ソロモンとライアスも立ち上がり、さやとソニアもこっちに振り向いた。
私
「一部、そうですか、いいですよ」
はい?
つるぎ
「おい!」
ケイン
「あの、詳細をお聞きにならなくてよろしいのですか?」
私
「大臣さんがここまで出て来た、他の者が近くに来れないようにガードをしている騎士、要するにここからの話は国の恥になるのでしょ?」
え、あ、いや
ギルドマスターのケインが狼狽えて大臣の方を見た。
マリウス
「おっしゃる通りです」
私
「私の想像ですが、財宝の中には城の宝物庫、貴族の屋敷にあったものが入っているのでしょう」
つるぎ
「だから、なんだ?」
私
「そういう物が盗賊の元にあったとは公にできないでしょ?」
ソロモン
「だからこっそり返還してくれと?」
そそ
つるぎ
「それはお前、俺たちには関係のない事じゃないのか?」
ライアス
「そうですね、そちらの都合でしかない」
私
「まぁまぁ、あの財宝の山は私には多過ぎます」
さや
「それでいいの?」
私
「鑑定士の言った無価値と言うのもまぁ、間違いではないかもです」
ライアス
「どういうことですか?」
私
「財宝、金製品、銀製品、絵画、彫刻とか売れない、いや誰も買わないという事ですよ」
ソロモン
「いわくつきの危ない品には手を出せないと?」
はい
私
「たとえ、購入してもすぐに盗賊が来るかもしれない品という事です」
つるぎ
「盗賊だ・・・と、購入者から奪い取るって事か」
ソロモン
「では、貴方の所にも新たな盗賊が来るかも?」
いやいや
笑ってしまいました。
ソロモン
「何か変な事を言いましたか?」
私
「その新たな盗賊は、盗みに入ることを諦めたってところでしょうか?」
つるぎ
「なるほど、それは利口だな、無理だわ」
ライアス
「いやいや、それって」
ソロモン
「なるほど、その盗賊の一団が今、目の前にいるって事ですね」
ケイン
「おい」
マリウス
「あはははは、申し訳ないその通りです」
つるぎ
「おい、笑い事じゃないぞ」
ケイン
「で、先ほどの返事を正式に受け取ってもよろしいですか?」
私
「はい、いいですよ」
マリウス
「大変申し訳ありません、感謝いたします」
ケイン
「快い返事をありがとうございます。本日は我々はこれにて失礼いたします、皆さまはごゆっくりお過ごしください」
つるぎ
「おい、乾杯の一つもして行けよ」
私
「つるぎ、まだ勤務中で、偉い方達に報告が先なんですよ」
つるぎ
「それもそうだな、悪かった」
ではと急いで大臣、ギルドマスター、騎士の皆さんは酒場を出て行った。
ライアス
「なぜギルドマスターと大臣、騎士と言うメンバーだったのでしょう」
私
「基本、国は無関係としたい、だから騎士団長は今回不在、ギルドマスターが交渉をしてその立ち合いを大臣、その護衛が騎士の皆さん、まあそういう事じゃないでしょうか?」
ライアス
「立ち合い?」
私
「証文も何もありませんでしたからね、ギルドマスターと私の二人だけの取り決めでは不成立になりかねません、なので大臣が出てきたと」
ソロモン
「財宝の一部を返還したという証拠等は残さないと?」
ええ、その通りです
さや
「で、本当に返還するの?」
ええ、返還しますよ
ソニア
「どれくらい?」
私
「そうですね・・・・半分以上ってところじゃないでしょうか?」
えええ
私
「大したことではありませんよ、気にしない、気にしない、全て無くなっても損ではありません、もともと無かったものですし」
さや
「それはそうだけど」
ソロモン
「何が残るのですか?」
私
「金貨、銀貨、銅貨とたぶん冒険者の持ち物であっただろう武器装備装飾品と言う所でしょうか」
さや
「それって・・・え?ほぼ全部じゃん」
そうですね 笑
私
「私たちには、どうせ使えない物ばかりですよ、換金も出来ないわけですから」
なるほど
ライアス
「もしですよ?話を断っていたら?どうなっていましたか」
私
「この国と戦争もしくはいつも盗賊の一味が後をつけてきてうざい?」
ソニア
「この国が戦うとは思えないから・・・・いつも誰かが私たちを見張っているって事か」
私
「なんにしても私たちの活動資金が足りないという事はありません」
つるぎ
「釈然としないがナリスが決めた事ならそれでいいか」
さや
「そうね、さあ食べよ食べよ」
バッカス
「そうだそうだ、食え食え、食って飲め わはははは」
まったく・・・・
たらふく食って満足しました、支払いは商会の方が持つって事なのでラッキーです
宿泊施設に帰ってさやたちがリビア達を風呂に案内して戻って来た。
さや
「ナリス、この子たちエルフ族だよ」
私
「へぇ」
へぇってそれだけ?
リビア
「何か問題があるのか?」
私
「いえ、何も問題はありません」
ソニア
「エ・・・エルフ族だよ?」
ええ
私
「どうしましょうか、里に連れて行きますか?」
リビア
「私にはどうしようもありません」
エルフの一人が立ち上がって
リサ
「あの、私リサと申します、里に戻るよりここに居ては駄目でしょうか?」
リナとリカ
「わ、私たちもここに居させてください」
私
「エルフの方達は皆同じことを言います」と言って笑ったら
え?
皆の視線が集まって 笑
私
「そんなに里って厳しい処なのでしょうか?」
リサ
「はい、厳しいです、特にしっかりとお役目を果たせと修行が」
へぇ
お役目か・・・・・なんだろうなぁ
私
「リビア、四人で同じ部屋を使うといいよ、護衛もかねて」
ライアス
「ここなら護衛はいらないでしょ?」
私
「いや、その方が気持ち的に落ち着くかな?って」
なるほど
私
「リビアもここでの生活になれるようにしばらくのんびり過ごしていいよ」
リビア
「はい」
私
「さや、案内をお願いします」
さや
「まかせて」
私
「食事の用意も出来るようになってくださいね、みんな」
さや
「あ、えっと・・・そうね」
ソニア
「ええぇ、それが一番問題かも」
あはは
それから三日後の夜にフラン達三人から連絡がありました。
フラン
「ナリス様、お城の方から商会に連絡が来たそうですよ、急いで登城するようにと」
三人の目が合ってからフランが続けた
「それと伝言を預かっております、お約束の物を受け取りたいので準備をお願いします、以上です」
私
「わかりました。」
フラン
「お約束の物、お城で何かあったのですか?」
私
「ええ、非公開になりますけども、ダンジョンでの財宝を返還することになりました。」
フラン
「それは?」
私
「盗まれたことが表ざたになると困る方が大勢いるという事でしょう、こっそり元に戻せればいいですけど」
つるぎ
「持っているだけでは無価値でしかないから無くなってもいいとナリスは言っている」
三人がぷっと噴き出した後
フラン
「流石です、ナリス様、無価値だと思うと損はしませんからね、それで喜ぶ方がいるのならそれが一番よろしいかとぞんじます」
ライアス
「しかし、関係ないものが持ち出して売り、利益を上げた場合どうなる?」
ソロモン
「それが、表ざたになった時に本当の持ち主から恨みを買う事になるんじゃないかな?」
ライアス
「目の前の利益に走ると後が怖いと言う事か」
つるぎ
「以前盗まれたという事だからまた盗まれるな」
私
「ああ、それはありえますね、でもそれはそれでいいかと思います」
おや?これは考え物ですね
ちょっと考え込んでいると
つるぎ
「どうした?」
ん?
私
「私の転移の魔法もしくはディメンションルームを使って返還をするとですよ?その力を使って盗み出したとか言い出すバカが出てくるかなって」
ライアス
「ああ、なるほど、そうだな、ナリス大泥棒になれるじゃないか」
私
「そんなものになってどうするんですか」
つるぎ
「ライアスお前もバカだな」
ライアス
「な! つるぎあなたが言いますか」
つるぎ
「そりゃあ、言うだろ、問題はそこじゃない、対価を求めずに返還に応じているのにそんなことを言われたらどうするかって話だぞ」
ソロモン
「そうか、盗んだやつも転移の魔法が使えるって事か」
私
「それですね」
つるぎ
「そういえばダンジョンで魔法使いらしきやつを倒してたな」
さや
「ねぇ、それってさ言い出した奴のせいにしてさ、もう一度全部持って帰って来たら?」
え?って皆でさやの方を見た 笑
さや
「なに?そんなに変な事を言った?」
ソロモン
「いやいや、さやナイスです、それで行きましょう」
つるぎは「ああ、それはナイスだ」とクスクス笑い出した。
ソニア
「それってさ、一度は運んでいるから約束も守っているし問題無いね」
おお
私
「そうですね、問題ないですね」
話もまとまったので部屋に本日分ノルマを達成しに行きます。
0
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