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13章 千早振る神に臨むと謳いあげ
旧き友
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試しにとばかりに前置きをしたうえで尋ねた質問は、当初の予定通りはぐらかされた。それとも、確かな積み重ねに応じて、ミズキリなりに真摯に応えたのか、その判断もオユキには出来ない。
口元の動き、精々母音程度しか分かる物では無いし考えるべきことも多い為常に意識を払っているわけでは無いが、聞こえる物とそれを比べればミズキリは日本語、共通する母国語を使っている。
だというのに口を動かさなくなってから続く言葉もあれば、聞き取れる速度でそこまでの長広舌は振るえまいとそう言った言葉を平然と作る。
「分かっていましたが、使徒と言えども。」
「だからこそだ。制限が多い。」
結局何処まで言ってもトモエと同じ。師弟関係が明確にあり、オユキはそれを超えるだけの積み重ねがここにもない。
「はぐらかし、隠す、それはわかるんですけど、それ以上は難しいんですよね。」
オユキの想定する中で最もらしい予想、それをはぐらかされてしまえば、残されたそれよりも劣る可能性に目を向けなければいけない。結果として、どれも断定できる要素は今は得られず、ミズキリの目的が達成されるという物だ。
「俺としちゃ、一つだけだ。神国に害意はないんだよな。」
「それは勿論ですとも。」
害意の有無、それ以上に目標とする到達地点までの青写真があるだけだ。
「変更を与儀h無くされているため、その負荷の割り振りに私も頭を悩ませていますよ。」
「まぁその功績を手にして言うなら嘘はないんだろうがな。」
ミズキリが手に持つのは、確かに神から与えられた物だ。嘘を見破る奇跡を与える存在が保証する、若しくはその嘘すら計画に必要だと判断している。それを示すのに何とも申し分が無い。
オユキがこれまでの行動の中で、足場を固めるためにとした振る舞い、それは当然オユキに教えたミズキリにもできる。
既に語られた当初の彼と神々の計画、前倒しになった部分は現状と照らし合わせても歯抜けが多い当たり、聞いたところで役に立ちそうもない。オユキとしてはそう言った感想しか持てない。そして、その抜けている箇所についてはミズキリからきっちりとオユキに責があるとそう言われるものだ。
「オユキ。」
「いえ、私に言われても正直。決めたのは公爵様ですし。」
メイにしてみれば、本来であれば数年後の事。それもリース伯がこの町では無く河沿いの町に新しい教会を置くためにと動くその流れの中でと言われれば、現状の忙しさを振り返って何か言いたくなるのも分かるという物だが。
それにしたって実際に決めたのは公爵であるし、それを受けたのはリース伯爵その人だ。切欠、そうなるように対する働きかけも戦と武技の神の手によるものでもある。
与えられた短剣に書かれた言葉はそもそもオユキとトモエに気が付ける物では無かった。ならば、追加の計画、新たに生まれたそれについてはオユキに責任を求められても困るという物だ。
「にしても、言われてみりゃ確かにそうだ。こいつらが来てからこのあたりで死者が出てない。」
「ええ。なんというか、トモエの戦いに対する指導の技量、そればかりは私も見誤っていました。」
「常に確実、基本的に勝てる相手としか戦う気が無い、だがそこに多くの制限を持ち込むからきっちりと加護もってのは、これが本来のあり方かとも思うがな。」
そして、語られる予定、本来発生したであろう死者にはアベルも納得せざるを得ない理屈がある。
「溢れにしても、そういやトロフィーを得ていたが。」
「あちらはそれこそ別の思惑も働いた物ですが、抜けてきた魔物に向かったのがそれこそ本当に新人であれば。」
つまり、護衛、手を借りれる相手は側にいたが少年達が向き合っていれば。
トモエが少々手酷くあしらって、それで心を折るのかとも考えていたが本来の予定では一人は失われていたものらしい。他に二人ほどは残る類の傷を。
「あの宿の嬢ちゃんもか。」
「今、訓練に交じっていますよ。父親が狩猟者だったこともあって、本人も食材が欲しいと言っていましたし。」
「どの町でも、最低月に一人二人は、そう聞いていましたが確かにこちらではここ8ヶ月ほど重傷も出ていないと報告がありましたね。」
「ダンジョンが作れるようになり、町から遠く離れる理由もなくなりました。そしてとにかく魔石が必要。」
「喜ぶべきことが多いと、そう考えるしかないのが何とも。」
オユキとトモエにしても、実際に町の側で死傷者が出たと聞いてしまえば警戒を強める。恐らくその辺りも含めての予定であった様だが、幸い少年たちとの出会いがあり、それに対応しきれる人材を頼むことになったのだ。
結果として、この町では死者が以降出る事もなく。トモエとオユキにしても冗談じみた能力を持つ相手を頼めば好きに移動ができるだろうと、そう言った予測を持つ結果となった。
だからこその今だ。
「つまり、原因はイマノルさんを安く貸し出してくれた、狩猟者ギルドに苦言を呈したアベルさんという事ですね。」
糾弾されているわけでは無いが、居心地の悪い視線にオユキが軽口を投げる。因果関係で言えば、そちらにも十分以上の物があるだろうと。基本的にただ見ていただけ、最後にひと押ししたミズキリとは違って。
今現在動いている事、その二つとも最初にその流れを作ったのが誰か。
新人狩猟者が国の武力の一握り、元であっても騎士をご絵に借りられる料金を決めたのはアベル。狩猟者ギルド、その新人のこれまでの様子に苦言を呈したのもアベルだ。
本人も自覚があるようで、オユキがそう話せばただただ、疲れたように椅子の背もたれに体を預ける。
「責任逃れを考える訳じゃないが、お前らがいなかったらそもそも生まれなかった流れではあるんだがな。」
「トモエさんが、こちらに来て間もない、アベルさんから見て取るに足らない相手が剣を斬ったのが。」
「ああ。」
切欠としてはそれであるらしい。そこで初めてらしく崩したわけでは無いアベルという人物の振る舞いが漏れた。
「陸に加護もない人間が、まさかと本気でそう思ったさ。ルイスもな。お前らの領都行きそれにあいつが珍しく息まいて捩じ込んできたからな。」
「さて、一先ずの流れも確認できたわけですし、私から本題を聞いても。」
「ミズキリが正しく応えるのは二つと、そう言う話では。」
「はい。一つは話を逸らされたではありませんか。」
ミズキリはあくまで制作に関わっていない、そうとだけしか言葉を作っていない。正しくオユキが聞きたいのは、使徒とは何か、それだ。しかしそれを応える気が無いとミズキリも明確に示している。
同じ役割を得た人物、生前のオユキも知っている。
だというのに、こちらに来た同じ役割を持つオユキの両親、それを知らないわけもないだろう。それこそ、こちらに来る前、その時からこの人物は隠し事が多い。オユキの尋ねたい、答えが得られないであろう質問にはそれも含まれてはいるのだ。入れ子構造が存在するこの世界、さて、新しく、想念から生まれたなどと言っていたものだが。
「なので、確認したい事、確実に答えが得られるだろう二つ。」
一つは既に話を聞いた当初の予定。既に代わり、それが起きないとそう決まった物だけだが、それ。勿論、そこからある程度の新しい予測は立てられた。
そして、もう一つ。それこそ急ぎで確認し各所に報告しなければいけない事。
「転移門、あれのコストはどの程度ですか。」
「一口に言うのも結構難しいんだがな。人は簡単だ、一人当たりどの程度のマナとはっきり決まっている。だが物となるとな。」
そこでミズキリもため息を一つ。
「体積と重量、どちらも関係がある。流石に俺も試さないと分からん。」
「例えば、不足がある場合は。」
「通れない。こう、どう言えばいいもんか、俺もまだ使った事が無いから分からんが、通ろうとするときに抵抗を感じる物らしい。それでも無理にとなれば、通れる分だけが門をくぐる。残りは容赦なく分断されてその場に、だな。それと人以外の生き物についても、烙印さえなけりゃ問題なく通せるようにはなる。これは領主の権限として機能の拡張をしなきゃならんがな。」
「また、マナ、魔石ですか。それにしても、また扱いの難しい。」
荷物がどの程度か、それこそ便利に使おうとすれば厳しさを覗かせるはずだ。衣服も、装備も。そう言った物も容赦なくそれは荷物だろうと、そうして徴収されるのだろう。
「ミズキリ、人であればとのことですが。」
「ええ。丸兎の魔石でも5千もあれば人一人。」
「ダンジョンよりも、費用がかさむではありませんか。」
メイの言葉はほとんど悲鳴に近い響きを持っている。
「ここまでの奇跡です。それは当然という物でしょう。」
「距離は。」
「関係ないな。」
一律で、そうであるなら猶の事便利な物ではある。ただ、聞く限り一般に開かれるのは、それこそ随分と先の事になりそうだ。そして、その話の中で、問題がある。
「知識と魔の国からこちらに戻るにあたって、当てにしていたのですが。」
そう、それもあって、そちらに先に行こうと考えたこともある。
だが支払うべき代償がそこまでとなれば。
「いや、向こうなら魔術師も多い。魔石に限らずマナで構わないなら捻出は出来るだろう。
どのみちテストもいるわけだしな。その分の補填はお前等というよりも陛下の領分だな。」
「そうであるなら有難い物ですが。」
「それと警備の観点から聞きたいのだが。」
「移動先には、いつでも自由に。」
「いよいよ、囲わないといけない類のもんだな、それは。リース伯子女申し訳ないが。」
「西側の壁の拡張、その計画がまた先延ばしですわね。」
両側での機動がいる物では無く、片方、使う側だけで自由にという物らしい。事故、不要な騒ぎを考えれば出入りを管理するための場を設置せざるを得ない。
そして、そのためにはやはり人出と資材がいるのだ。
口元の動き、精々母音程度しか分かる物では無いし考えるべきことも多い為常に意識を払っているわけでは無いが、聞こえる物とそれを比べればミズキリは日本語、共通する母国語を使っている。
だというのに口を動かさなくなってから続く言葉もあれば、聞き取れる速度でそこまでの長広舌は振るえまいとそう言った言葉を平然と作る。
「分かっていましたが、使徒と言えども。」
「だからこそだ。制限が多い。」
結局何処まで言ってもトモエと同じ。師弟関係が明確にあり、オユキはそれを超えるだけの積み重ねがここにもない。
「はぐらかし、隠す、それはわかるんですけど、それ以上は難しいんですよね。」
オユキの想定する中で最もらしい予想、それをはぐらかされてしまえば、残されたそれよりも劣る可能性に目を向けなければいけない。結果として、どれも断定できる要素は今は得られず、ミズキリの目的が達成されるという物だ。
「俺としちゃ、一つだけだ。神国に害意はないんだよな。」
「それは勿論ですとも。」
害意の有無、それ以上に目標とする到達地点までの青写真があるだけだ。
「変更を与儀h無くされているため、その負荷の割り振りに私も頭を悩ませていますよ。」
「まぁその功績を手にして言うなら嘘はないんだろうがな。」
ミズキリが手に持つのは、確かに神から与えられた物だ。嘘を見破る奇跡を与える存在が保証する、若しくはその嘘すら計画に必要だと判断している。それを示すのに何とも申し分が無い。
オユキがこれまでの行動の中で、足場を固めるためにとした振る舞い、それは当然オユキに教えたミズキリにもできる。
既に語られた当初の彼と神々の計画、前倒しになった部分は現状と照らし合わせても歯抜けが多い当たり、聞いたところで役に立ちそうもない。オユキとしてはそう言った感想しか持てない。そして、その抜けている箇所についてはミズキリからきっちりとオユキに責があるとそう言われるものだ。
「オユキ。」
「いえ、私に言われても正直。決めたのは公爵様ですし。」
メイにしてみれば、本来であれば数年後の事。それもリース伯がこの町では無く河沿いの町に新しい教会を置くためにと動くその流れの中でと言われれば、現状の忙しさを振り返って何か言いたくなるのも分かるという物だが。
それにしたって実際に決めたのは公爵であるし、それを受けたのはリース伯爵その人だ。切欠、そうなるように対する働きかけも戦と武技の神の手によるものでもある。
与えられた短剣に書かれた言葉はそもそもオユキとトモエに気が付ける物では無かった。ならば、追加の計画、新たに生まれたそれについてはオユキに責任を求められても困るという物だ。
「にしても、言われてみりゃ確かにそうだ。こいつらが来てからこのあたりで死者が出てない。」
「ええ。なんというか、トモエの戦いに対する指導の技量、そればかりは私も見誤っていました。」
「常に確実、基本的に勝てる相手としか戦う気が無い、だがそこに多くの制限を持ち込むからきっちりと加護もってのは、これが本来のあり方かとも思うがな。」
そして、語られる予定、本来発生したであろう死者にはアベルも納得せざるを得ない理屈がある。
「溢れにしても、そういやトロフィーを得ていたが。」
「あちらはそれこそ別の思惑も働いた物ですが、抜けてきた魔物に向かったのがそれこそ本当に新人であれば。」
つまり、護衛、手を借りれる相手は側にいたが少年達が向き合っていれば。
トモエが少々手酷くあしらって、それで心を折るのかとも考えていたが本来の予定では一人は失われていたものらしい。他に二人ほどは残る類の傷を。
「あの宿の嬢ちゃんもか。」
「今、訓練に交じっていますよ。父親が狩猟者だったこともあって、本人も食材が欲しいと言っていましたし。」
「どの町でも、最低月に一人二人は、そう聞いていましたが確かにこちらではここ8ヶ月ほど重傷も出ていないと報告がありましたね。」
「ダンジョンが作れるようになり、町から遠く離れる理由もなくなりました。そしてとにかく魔石が必要。」
「喜ぶべきことが多いと、そう考えるしかないのが何とも。」
オユキとトモエにしても、実際に町の側で死傷者が出たと聞いてしまえば警戒を強める。恐らくその辺りも含めての予定であった様だが、幸い少年たちとの出会いがあり、それに対応しきれる人材を頼むことになったのだ。
結果として、この町では死者が以降出る事もなく。トモエとオユキにしても冗談じみた能力を持つ相手を頼めば好きに移動ができるだろうと、そう言った予測を持つ結果となった。
だからこその今だ。
「つまり、原因はイマノルさんを安く貸し出してくれた、狩猟者ギルドに苦言を呈したアベルさんという事ですね。」
糾弾されているわけでは無いが、居心地の悪い視線にオユキが軽口を投げる。因果関係で言えば、そちらにも十分以上の物があるだろうと。基本的にただ見ていただけ、最後にひと押ししたミズキリとは違って。
今現在動いている事、その二つとも最初にその流れを作ったのが誰か。
新人狩猟者が国の武力の一握り、元であっても騎士をご絵に借りられる料金を決めたのはアベル。狩猟者ギルド、その新人のこれまでの様子に苦言を呈したのもアベルだ。
本人も自覚があるようで、オユキがそう話せばただただ、疲れたように椅子の背もたれに体を預ける。
「責任逃れを考える訳じゃないが、お前らがいなかったらそもそも生まれなかった流れではあるんだがな。」
「トモエさんが、こちらに来て間もない、アベルさんから見て取るに足らない相手が剣を斬ったのが。」
「ああ。」
切欠としてはそれであるらしい。そこで初めてらしく崩したわけでは無いアベルという人物の振る舞いが漏れた。
「陸に加護もない人間が、まさかと本気でそう思ったさ。ルイスもな。お前らの領都行きそれにあいつが珍しく息まいて捩じ込んできたからな。」
「さて、一先ずの流れも確認できたわけですし、私から本題を聞いても。」
「ミズキリが正しく応えるのは二つと、そう言う話では。」
「はい。一つは話を逸らされたではありませんか。」
ミズキリはあくまで制作に関わっていない、そうとだけしか言葉を作っていない。正しくオユキが聞きたいのは、使徒とは何か、それだ。しかしそれを応える気が無いとミズキリも明確に示している。
同じ役割を得た人物、生前のオユキも知っている。
だというのに、こちらに来た同じ役割を持つオユキの両親、それを知らないわけもないだろう。それこそ、こちらに来る前、その時からこの人物は隠し事が多い。オユキの尋ねたい、答えが得られないであろう質問にはそれも含まれてはいるのだ。入れ子構造が存在するこの世界、さて、新しく、想念から生まれたなどと言っていたものだが。
「なので、確認したい事、確実に答えが得られるだろう二つ。」
一つは既に話を聞いた当初の予定。既に代わり、それが起きないとそう決まった物だけだが、それ。勿論、そこからある程度の新しい予測は立てられた。
そして、もう一つ。それこそ急ぎで確認し各所に報告しなければいけない事。
「転移門、あれのコストはどの程度ですか。」
「一口に言うのも結構難しいんだがな。人は簡単だ、一人当たりどの程度のマナとはっきり決まっている。だが物となるとな。」
そこでミズキリもため息を一つ。
「体積と重量、どちらも関係がある。流石に俺も試さないと分からん。」
「例えば、不足がある場合は。」
「通れない。こう、どう言えばいいもんか、俺もまだ使った事が無いから分からんが、通ろうとするときに抵抗を感じる物らしい。それでも無理にとなれば、通れる分だけが門をくぐる。残りは容赦なく分断されてその場に、だな。それと人以外の生き物についても、烙印さえなけりゃ問題なく通せるようにはなる。これは領主の権限として機能の拡張をしなきゃならんがな。」
「また、マナ、魔石ですか。それにしても、また扱いの難しい。」
荷物がどの程度か、それこそ便利に使おうとすれば厳しさを覗かせるはずだ。衣服も、装備も。そう言った物も容赦なくそれは荷物だろうと、そうして徴収されるのだろう。
「ミズキリ、人であればとのことですが。」
「ええ。丸兎の魔石でも5千もあれば人一人。」
「ダンジョンよりも、費用がかさむではありませんか。」
メイの言葉はほとんど悲鳴に近い響きを持っている。
「ここまでの奇跡です。それは当然という物でしょう。」
「距離は。」
「関係ないな。」
一律で、そうであるなら猶の事便利な物ではある。ただ、聞く限り一般に開かれるのは、それこそ随分と先の事になりそうだ。そして、その話の中で、問題がある。
「知識と魔の国からこちらに戻るにあたって、当てにしていたのですが。」
そう、それもあって、そちらに先に行こうと考えたこともある。
だが支払うべき代償がそこまでとなれば。
「いや、向こうなら魔術師も多い。魔石に限らずマナで構わないなら捻出は出来るだろう。
どのみちテストもいるわけだしな。その分の補填はお前等というよりも陛下の領分だな。」
「そうであるなら有難い物ですが。」
「それと警備の観点から聞きたいのだが。」
「移動先には、いつでも自由に。」
「いよいよ、囲わないといけない類のもんだな、それは。リース伯子女申し訳ないが。」
「西側の壁の拡張、その計画がまた先延ばしですわね。」
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