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「アマンダが聖女?」
ギルバート様の目が私ではなく横にいたアマンダさんに向かいました。アマンダさんはやはり私を睨みつけたまま
「ひどいじゃありませんか。私という聖女がいるというのに、何故他の聖女を連れてこられたのですか」
と、ギルバート様に向かって怒り口調で言いました。ギルバート様相手によくそんな口調で言えるなぁと感心します。
「あなたが何もしないからですよ」
「アリス、アマンダのことはともかく。今は結界の張り直しをお願いする」
アンディ様が頭を下げました。高貴な方に頭を下げていただくわけにいきません。
「早く、結界を」
気がつくと、先ほどのメガネをかけた女性がうずくまっています。リンさんも顔をしかめて頭を押さえ、他の方々も具合が悪そうに椅子に座ったりしゃがみ込んだりしています。メリトル様もこめかみを押さえています。
「結界を解いたのでみんな具合が悪くなっている。魔力が多いものほど症状がきつい」
アンディ様の声に私は再度幕を張りました。二度目なのでうまく張れたようです。
「ありがとうございます」
ギルバート様とアンディ様にお礼を言われました。アマンダさんはただ立っているだけです。私はメガネをかけた女性のところに行きました。まだ具合が悪いようです。背中に手を当て魔力を流します。
「気持ちいい」
体調が戻ったようです。リンさんにも同じように魔力を流しました。
「はあ、凄い」
具合が悪くなっていた全員に魔力を流し、全員が復活しました。こんなに具合が悪くなってしまうなら、幕を剥がさなければよかったです。私も申し訳ない気持ちになりました。
「アマンダは本当に何ともなかったのか?」
アマンダさんは他の人が具合が悪くなっていても何ともなかったみたいです。ただ周りの様子をつまらなそうに眺めていただけでした。
「そこにいたアリスも具合悪くならなかったじゃないですか。聖女は結界の外にいても影響はないんです」
アマンダさんの言葉にメリトル様とアンディ様が目を合わせました。そしてアマンダさんを別の部屋に連れて行きました。
「聖女様、何度も申し訳ありませんでした。お身体は大丈夫ですか?」
ギルバート様に言われましたが、私は何ともありません。一度張った幕を剥がしてまた張るなんて経験したことがありませんでしたが、問題ありません。
「もし、具合が悪くなったら、すぐおっしゃってください」
ギルバート様の瞳を見たら、本当に心配してくださっていることがわかりました。あまり表情が変わらない方ですが、瞳を見るとそうではないことがわかります。
ギルバート様が仕事に戻られたあと、私はリンさんに研究所の人たちを紹介してもらいました。メガネをかけた女性はミアというそうです。
「確かにアマンダは聖女の家系だけど、力を使ったところを誰も知らないの」
「伯爵家だからね。多少コネがあって研究所に来たみたいだけど」
「何回も結界を張るように言ってもやらないから、みんなで少しずつやってたんだ」
「だからツギハギだったでしょ」
アマンダさんは伯爵家の方なのですね。普通に話してしまっていいのでしょうか。私はよその国の人間だし、孤児なので本来なら話ができる立場ではありません。
「ここではね、貴族も平民も関係ないの」
私の考えていたことがわかったのか、ミアさんが私の肩に手を置いて言ってくれました。
「魔力で国を豊かにするためにここにいるの。アンドリュー様の方針もあるから、敬語もなし。」
なるほど、私もこの国を豊かにすることができるはずです。後でアンディ様に相談しようと思います。
ギルバート様の目が私ではなく横にいたアマンダさんに向かいました。アマンダさんはやはり私を睨みつけたまま
「ひどいじゃありませんか。私という聖女がいるというのに、何故他の聖女を連れてこられたのですか」
と、ギルバート様に向かって怒り口調で言いました。ギルバート様相手によくそんな口調で言えるなぁと感心します。
「あなたが何もしないからですよ」
「アリス、アマンダのことはともかく。今は結界の張り直しをお願いする」
アンディ様が頭を下げました。高貴な方に頭を下げていただくわけにいきません。
「早く、結界を」
気がつくと、先ほどのメガネをかけた女性がうずくまっています。リンさんも顔をしかめて頭を押さえ、他の方々も具合が悪そうに椅子に座ったりしゃがみ込んだりしています。メリトル様もこめかみを押さえています。
「結界を解いたのでみんな具合が悪くなっている。魔力が多いものほど症状がきつい」
アンディ様の声に私は再度幕を張りました。二度目なのでうまく張れたようです。
「ありがとうございます」
ギルバート様とアンディ様にお礼を言われました。アマンダさんはただ立っているだけです。私はメガネをかけた女性のところに行きました。まだ具合が悪いようです。背中に手を当て魔力を流します。
「気持ちいい」
体調が戻ったようです。リンさんにも同じように魔力を流しました。
「はあ、凄い」
具合が悪くなっていた全員に魔力を流し、全員が復活しました。こんなに具合が悪くなってしまうなら、幕を剥がさなければよかったです。私も申し訳ない気持ちになりました。
「アマンダは本当に何ともなかったのか?」
アマンダさんは他の人が具合が悪くなっていても何ともなかったみたいです。ただ周りの様子をつまらなそうに眺めていただけでした。
「そこにいたアリスも具合悪くならなかったじゃないですか。聖女は結界の外にいても影響はないんです」
アマンダさんの言葉にメリトル様とアンディ様が目を合わせました。そしてアマンダさんを別の部屋に連れて行きました。
「聖女様、何度も申し訳ありませんでした。お身体は大丈夫ですか?」
ギルバート様に言われましたが、私は何ともありません。一度張った幕を剥がしてまた張るなんて経験したことがありませんでしたが、問題ありません。
「もし、具合が悪くなったら、すぐおっしゃってください」
ギルバート様の瞳を見たら、本当に心配してくださっていることがわかりました。あまり表情が変わらない方ですが、瞳を見るとそうではないことがわかります。
ギルバート様が仕事に戻られたあと、私はリンさんに研究所の人たちを紹介してもらいました。メガネをかけた女性はミアというそうです。
「確かにアマンダは聖女の家系だけど、力を使ったところを誰も知らないの」
「伯爵家だからね。多少コネがあって研究所に来たみたいだけど」
「何回も結界を張るように言ってもやらないから、みんなで少しずつやってたんだ」
「だからツギハギだったでしょ」
アマンダさんは伯爵家の方なのですね。普通に話してしまっていいのでしょうか。私はよその国の人間だし、孤児なので本来なら話ができる立場ではありません。
「ここではね、貴族も平民も関係ないの」
私の考えていたことがわかったのか、ミアさんが私の肩に手を置いて言ってくれました。
「魔力で国を豊かにするためにここにいるの。アンドリュー様の方針もあるから、敬語もなし。」
なるほど、私もこの国を豊かにすることができるはずです。後でアンディ様に相談しようと思います。
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