41 / 45
37
しおりを挟む
ルビーは身支度を整えて小屋の外に出た。
ノックは途中まで送ると言った。
二人はルビーが心の耳から感じ取った水の音を聞きその方向に向かって歩き出した。
今のルビーは昨日までとは違う。
ルビーは足から感じる地面の柔らかな包容を感じ取った。
ルビーはまた鼻で風が運ぶ草木や花の匂いを感じ取った。
ルビーは自分で自分の身体を動かしているのだと感じ取った。
朝日の優しい光を皮膚に感じ取っていた。
ルビーは心の中で自分自身に言った。
(気持ちいいな。こんな普通なことを改めて感じさせられるとはね。)
ノックはルビーを横目で見てふと笑った。
そして袋から黄色に光る砂を手に取り出した。
「ルビー、お前の相棒にも連絡をしないとな。彼もお前をずっと待っていたんだ。」
ノックは掌にある砂に息を吹きかけた。
砂は宙を綺麗に舞って風に運ばれて言った。
「ルビー、歩きながらゆっくり話して行こうか。」
ノックは途中まで送ると言った。
二人はルビーが心の耳から感じ取った水の音を聞きその方向に向かって歩き出した。
今のルビーは昨日までとは違う。
ルビーは足から感じる地面の柔らかな包容を感じ取った。
ルビーはまた鼻で風が運ぶ草木や花の匂いを感じ取った。
ルビーは自分で自分の身体を動かしているのだと感じ取った。
朝日の優しい光を皮膚に感じ取っていた。
ルビーは心の中で自分自身に言った。
(気持ちいいな。こんな普通なことを改めて感じさせられるとはね。)
ノックはルビーを横目で見てふと笑った。
そして袋から黄色に光る砂を手に取り出した。
「ルビー、お前の相棒にも連絡をしないとな。彼もお前をずっと待っていたんだ。」
ノックは掌にある砂に息を吹きかけた。
砂は宙を綺麗に舞って風に運ばれて言った。
「ルビー、歩きながらゆっくり話して行こうか。」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
3
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる