帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす

黄昏人

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第16章 ハヤトとその後の地球世界

16.15 美和の一日

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 私は二宮美和12歳、母は浅井みどり、父はあのハヤトだ。私は母と10階建てのマンションの3階に住んでおり、父は国内にいる時は1週間に1回通ってくる。だから、一緒に住んでいる私と母は姓が違うので家の表札は「浅井」であるが郵便受けには私の二宮美和の名前も書いてある。

 母は父とは結婚しておらず、父には裕子という配偶者がいて2人の子供がいる。上が健太郎という名で私より3歳下で下は幸(さち)と言って5歳下だ。だから、私の母は父とは“愛人”という関係になるけど、全く外に向かって隠していない。

 父は、母のことを人に聞かれると相手が日本人でも外人でも「ガールフレンド」というらしいが、私は直接には聞いたことはない。私のことは娘で長女と言っているが、これはよく自分自身でも聞く。学校では、同級生はまだ小さいのでよく物事が判っていない人は多いけれど、母と私の姓が違うのに余り違和感はないようだ。

 それは、最近では夫婦別姓が増えているからで、子供は夫側の姓を名乗ることが多いためだ。だけど、私の状況を知っていて、私のことを「私生児」といった悪ガキや意地悪な女の子もいるが、その時は遠慮なく暴力に訴える。無論怪我はさせないように手加減するが、男の子は泣きだすまで腕を捻り上げ、女の子ははっきり赤く跡が残るように頬を張りとばす。

 今まで男5人女2人にその対応をしたが、例外なく上級生であった。6歳から母と父、さらにはNカンパニーでスポーツと格闘技を叩き込まれている私が、相手が身体強化をできても小学生に負けるわけはない。男の子は下級生に人前で泣かされたかっこ悪さに親にも言えなかったようだが、女の子の一人は親がマンションに乗り込んできた。

 相手の女親が、連れて来た被害者(?)の少女を横において、玄関でぎゃんぎゃん言うのを母は平静に聞いていたが、相手がようやく息を継いだところで私に静かに聞いた。
「美和、何で殴ったの?」

「私生児って言われたから。たしかに私は、お母さんとお父さんが婚姻関係に無い状態で生まれたから定義上は『私生児』です。でも、私生児という言葉は、現在は相手を侮辱する言葉として知られています。それを人前で私に言ったわけですので、私は報復に女の子はそのように頬を張り飛ばすことに決めています」

 それに対して、母は私に向かってにっこりして言った。
「いいわね。きちんと決めたことをやったのだから。問題なしよ」
 母はその後、その派手な化粧の母親に向かって言う。
「どうやら、あなたの娘さんの方に問題があったようですね。だからお帰りください」

「なんですって、女の子の頬にこんな跡をつけて、訴えてやるわ。損害賠償請求よ!」
 母親は目を吊り上げて叫ぶが、母はあくまで冷静だった。
「どうぞ。人前でおよそ言えないことを、子供に対して言い放った仕返しとしては妥当でしょう。どこにでも言って下さい」

 母は、相手の女をあっさりドアの外に押し出してそれをロックする。無論、一緒に連れてこられた子供も押し出されている。母は「気にすることはないわ」そう言って、その後母はその件について触れることはなかった。後で聞いた話では、その母親は非常に行動力のある人であり、夫に訴えてもそれ以上ことを荒立てるのを禁止されたが、いくつかの週刊誌に持ち込んで、「ハヤトの娘」という言葉を言って速攻で断られたらしい。

 マンションの部屋は2LDKで、私も一部屋貰っており父が来ても十分に広い。私は父が来ると出来るだけ甘えるようにしている。私は父が好きだからそれが楽しいこともあるが、父も私が甘えて膝に座ったり背にしがみついたりするとすごく喜ぶ。

 だから、母が買ってもらえないものは父にねだると、まず間違いなく買ってもらえる。そうは言ってもそれほど私は父にねだったことはないけれど、外に出かけて私が目に止めたものはすぐに買おうとするので、私がそれを止める役になっている。

 でも最近では、最新のポケ端(ポケット端末)を買ってもらった。これは昔のスマートフォン程度の大きさで、通信とコンピュータの役割りをするもので、家には基地局として大容量メモリーを備えている。随分前から入力は魔力で行うことになったために、いまのポケ端は一見したところでは画面のみの存在であるが、買ってもらったポケ端は通信機能が充実している。

 さらに、使用する者の魔力が強いと、カバンなどに仕舞ったままで頭の中にスクリーンが浮かぶようになっているし、加え魔力で大きなプロジェクターを出すことができる。これは、それなりの知性が無いと使えないが、私は処方の結果は非常に良好で、知力増強前の普通の大人並みの知性があると言われている。

 私は今、年齢上ではかつての中学校の1年生(今では1年次と呼ぶ)であるが、すでにそのⅠ、Ⅱ段階を終えて、Ⅲ段階にある。Ⅰ段階は中等教育初期課程であって、以前であれば3年生で終えるレベルの教育である。
 Ⅱ段階は概ね小学校過程の残りということであるが、美和はすでに小学校で中学校の過程をほぼ終えていることになる。Ⅲ段階では以前の中学卒業過程の内容になるが、この中には英語は必須であり、使えるレベルの英語は標準で含まれている。

 ちなみに、教育は半分以上が記憶する作業と言って差し支えない。これは、繰り返し読む、口に出すなどの作業によって脳に刻み付ける操作になるが、3年前にこの記憶を大幅に促進する方法が開発された。これはある化学物質と電気信号によって条件つけさせることで、例えば英単語であれば、百単語程度を30分で確実に記憶できる。

 ただ、こうやって覚えた単語は、既存の知識体系の中に落ち着かせる作業が必要になるので、このシステムで短時間に莫大な事項を覚えても記憶が混乱して使い物にならない。とはいえ、語学の単語など単純に覚える場合は非常に効率がよく、小学校を卒業する12歳程度になれば、日常の英語は十分に使える。

 また、このシステムを使えば、大人が必要に応じて例えばドイツ語を習得する必要があった場合には、週に7時間程度の勉強で1年あればネイティブレベルに使えるようにできる。その意味では漢字や地理・歴史などについても同じことで、知力増強を受けた小学生はその過程を終える12歳では以前の中学過程は終えている。

 そして、非常に画期的なのは、そこにおいて殆ど落ちこぼれがいないということだ。通常の社会生活において、以前の中学校までの過程を確実に覚えて使えれば、生活上全く支障はない。しかし、実際には大学を卒業しても部分的にもそこに至っていな人が多いというのが現実である。

 増して、さらに3年の中学過程までは義務教育であって、その中で以前の高校過程に加えて、身体強化の使い方や魔力を使うIT機器などの操作、魔法を使えるものはその使い方の基礎を習うことになる。だから高校過程に至っては、高度化した事務作業や製造、建設における職業訓練に近いものになっている。

 美和は、1年次生で利根市立岩見中学校のⅢ科第5クラスに属している。Ⅲ科には通常入学後2年目から3年目で進級するが、10人に一人くらいは1年目で進級することになる。はっきり言って、以前の中学過程を小学校でマスターするレベルの子に3年で以前の高校過程をマスターするというのは極めてペースとしては緩い。

 しかし、実際はこのコースでは授業そのものは1年で終わるようにゆっくりやるが、自分でその授業の延長のことを学ぶことを要求されている。例えば地理であれば、習った範囲について通常は大学で学ぶような詳しいことを自ら勉強するのだ。

 個々の生徒は授業のためにタブレットを与えられているので、そこに資料編として科目ごとにいくつものファイルが指定されているので、それを読みこんで自分で勉強する。彼等も進度チェックのためのテストを定期的に受ける必要があるが、このテストは教科書の範囲と、それ以上の範囲に分かれている。また、現在の授業では受動的に何かを教えられるのみでなく、論文作成、社会見学、意見発表、ディベートなどを重視している。

 教科書の範囲は当然満点に近い点が要求されるが、それ以上の範囲を含んだテストで8割以上の点を取ることは難しい。また教科書の範囲で90%以上の点を取れないようだとⅡ科に戻されることになる。
 このように、同じ小学校を卒業してもその身に付けている知識と計算や論理の組み立てなどの技能において大きな差がある。これは義務教育である中学校も同様であるが、もともと従来の学校においても授業の内容をちゃんと身に付けているかいないかという点では大きな個人差があった。

 その点で今の教育では、処方による知力増強の成果もあって、小学校卒業時点では従来の中学校卒業まで程度の内容は身に付けているものはいるし、必須外国語の英語は完全に使える。ただ、そのレベルを大きく越える者がそれなりにいるということだ。

 この点で、中学校ではこの違いを意識した大きく分けて3つほどのコースが用意されており、最上級のものはもはや学校の教育が必要ないレベルである。だから、彼らは一般の高等学校に入学せず、公立の専門高校に入って社会に出てからの実務を学ぶものが多い。

 このような教育のあり方は、“進歩的”な人々から人の差別を助長するとして批判があるが、この仕組みを作った政府も日本の社会・経済と個々人の幸福を考えて、陽電子頭脳の助けも借りたベストのものとして決めたものである。確かに、教育の段階で人々をその能力によって分別していくわけであるので、下位に位置付けられた人々に不満はある。

 しかし、このことは人間に能力の差がある以上はやむを得ないし、処方と知力増強の始まる以前に比べて社会的階層の差のよる処遇等は改善されているのだ。美和は、同じ年の子が在籍するわずか10人のⅢ科第5クラスで学業は最優秀の一人であったが、運動面においては同年齢において全国レベルのトップであった。

 さらに、彼女は知らないがその保有魔力は小学校の生徒としては全国トップであり、従って同年代では世界一ということになる。このことは、彼女の父母もむろん知っているが国の中枢の者も知っており、その成長に大いに期待をしてい。

 さて美和は、男の子4人と女の子2人に取り囲まれている。彼らはいわゆるこの中学校のボス集団であり、番長グループ(笑)として知られている。ただ、かつあげなどや、弱い生徒を虐めるなどの悪さをするわけでなく、生意気な奴はやっつけるというような、ボスであることを楽しむという集団であった。

 彼らと美和の接点は、数日前に、彼女が同クラスの黒木アサミと運動場を歩いている時に、ふっと「何をすんだよ!」という声が聞こえたことが始まりだ。思わず立ち止まってそっちを見ると、校舎の陰に何人かが集まっておりなにやらもみ合っている。

 アサミも同じように見ているが、やがてひとりが地面に倒れるのを見て、「ねえ、美和行こうよ」と腕を引っ張る。しかし、美和は「うん、アサミは行って、私は見てくる」そう言って、掴んでいる腕を外して、そちらに歩いていく。

 さっさと歩いてくる美和を見て、高年次の生徒らしく体の大きい男の子が、「何だよ。お前、こっちに来るんじゃねえ。あっちに行け!」と叫ぶ。
 しかし、美和は完全にそれを無視して、花壇を回ってそこの一団に近づき立ち止まる。そこには、3年次のマークをつけた大柄な男の子が、地面に座り込んで頬を抑えており、その周りを先ほど怒鳴った子を含めて2人の男子生徒と、一人の女子生徒が取り囲んで美和の方を睨んでいる。

 美和に対して女の子がドスの効いた声でいうが、無理に絞り出した声は聊かこっけいである。
「お前、どういうつもり。来るなという声が聞こえないの。お前も痛い目に遇いたいのか?」
「そういうのって、品がないからやめようよ。大体、学校で一人を皆で虐めるなんて不愉快だわ」
 美和は平静な顔で言う。

「何を言ってるのよ、こいつ。1年次のくせに生意気だ」
 その子はつかつかと美和に寄って来て、手を振り上げて頬を張ろうとする。しかし、毎週3回はNカンパニーで、格闘技を始め様々な運動を指導されている美和はその女の子に比べ身長で10㎝ほど低いが、その緩やかに見える振りの腕を簡単に捕まえ捻る。

 腕の太さには大きな差があるが、鍛えた美和の腕力はあまり変わらないはずだ。それに合気道の技で捻られた腕は痛いらしく「イタタ、痛い、放せ、放せ!」女の子は腕を外そうとする。しかし余計痛くなって、痛くない方向つまり地面に膝をついて蹲る。

「この野郎!」
 美和に向かって男子生徒の一人が後ろから駆けよって蹴りを放つ。だが、美和はその動きをはっきりした魔力の動きとして捉えており、女生徒の腕を掴んだままあっさり躱す。

 それを、地面に膝をついたまジンジンする頬を抑えて三屋茂は茫然と見ていた。自分は、2年次生でも結構強面で通っていた。体は大きいし、4年時にはⅢ科に上って成績もいい。スポーツは万能で身体強化も得意である。他の子を虐めたりはしないが、肩で風を切ってのし歩いていたし、弱い奴を虐める奴をつるし上げたりしていた。

 多分それで目立ったのだろう、番長グループという3年次の連中に捕まってしまった。番長グループというのは聞いていた。昔は中学にはよくあったらしいが、処方が進んで小学生が(悪)賢くなって、小学校でもそういうグループができているらしい。

「お前は生意気だ」と言われ、それからもいろいろ言われたが、女も入っていたが3人の目つきの悪い連中に囲まれると、残念ながらビビッてしまった。それで、頬を殴られさらにビビったところに、1年次の女の子が来た。その子は制服のマークは3年次だから、小さいのは当たり前だ。でも、彼女は俺がビビった上級年次生に全然ビビらない。

 それに、殴ろうとした女の腕を握ったまま、後ろから蹴られたのにあっさりそれを躱す。その時、小さい女生徒が走ってきて叫んだ。囲まれている女生徒と同じ3年次のようだ。
「何をしているの、あなた達。その子は二宮美和よ、あのハヤトの娘よ」

 それは、美和も逃げたと思ったアサミであった。美和は内心「あちゃあ!」と思ったが、口に出したものはしょうがない。その言葉は衝撃的であったらしい。この学校にハヤトの娘がいるということは知られていたが、美和は特に目立つ行動はしていない(?)ので顔はそれほど知られていなかった。

 なにしろ、ハヤトと言えば、EACの総合格闘技で優勝した世界最強の男なのだから、小学生がビビるのはしょうがない。その日はそれで解散となった。その結果が、その日美和が囲まれた原因になっており、多分番長グループ内の話し合いで、ほおっておいてはまずいということなったのだろう。

 場所は校舎の裏だが、そのグループに進んでか脅されてか入っているらしい20人ほどが取り囲んでいる。美和としては、身体強化なしでは絶対に敵わないので彼らに宣言した。
「私は身体強化をしますよ。そして言っておきますが、私は身体強化の状態の戦いは訓練を積んでいます」

「ふん、ちびだけど威勢がいいね。私達も身体強化をかけるよ」
 女のリーダーが言うのに合わせて、その5人は魔力を巡らせて身体強化をかける。美和は、彼らの身体強化が効果を現わすのを待っていたが、その状態になった途端に飛び込んだ。まず一番手強そうな長身筋肉質の男子生徒にアッパーカット、次に他の2人の男子生徒に左右の回し蹴りで3人はばったり倒れて動かない。

 慎重に大きな障害が残らないように撃ち・蹴ったので問題ないはずだ。それから、目を丸くしてワタワタしている女生徒に歩み寄り、首筋に手刀で気絶させる。その後おもむろに、見物人を見渡すと、進み出てくるものはいないし皆黙ったままだ。

 それを確認して、横たわっている彼らに“活”を入れ、目を覚まして茫然とするのを確認して言う。
「そういうことで、私は帰ります。今後は校内で暴力沙汰は起こさないようにお願いしますね。先輩」
 頭を優雅に下げてさっさと去っていく。
 これも、二宮美和、ハヤトの長女の一日であった。
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