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第一章:自罰的な臆病者
第十五話 迷宮攻略①
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第四の迷宮、第一階層。
元の世界に帰るための最初の関門となる階の天井には一面の星空が広がっていた。
「……凄い。まるでパノラマみたいだ」
風景と違って気温まで変化した様子はない。
テクスチャだけが張り付けられているような感じだが、それが余計に幻想的な雰囲気を醸し出している。
「………」
「あれ? 小春ってば黙っちゃってどうしたのさ?」
「……ごめん。感動でフリーズしちゃってたみたい。冒険者ギルドの時みたいに肩透かしを食らうものだと思ってたから驚いちゃったわ」
「いやぁ俺くんも感無量だよ。こんなファンタジーらしいファンタジーは初めてかも」
「もう、そんな悲しいことを言うのは先輩方くらいですよ。でも感動するのはそこまでにしてください。気を引き締めて行かないと足元をすくわれますから」
おふざけは厳禁ですよ、と釘を刺してくる恵ちゃんは真剣そのものだ。
「わかってるって。もちろん、ここもただ景色が違うだけじゃないんでしょ?」
「はい。どうやらこの先に魔物たちが待ち構えてるみたいです。皆さん慎重に………っ来ます!」
恵ちゃんが唐突に叫んだその時、奥に繋がる通路から魔物がなだれ込んできた。
「よりにもよってこんなタイミングで!? もしかして俺らが風景に見とれてる隙を突く感じのトラップですか!?」
「んなわけねえだろ」
正幸くんから冷静なツッコミを頂戴しつつ、俺は腰の剣を引き抜く。
「恵ちゃん、魔物の種類と数は?」
「イービルゴーレムが十体です」
「十体か」
原っぱで戦う分にはさほど問題ではないが、迷宮の中という限られた空間では話は別だ。
硬くて重量もあるゴーレムの胴体はそれだけで脅威になる。
「ここは一旦引いとく?」
「いや。その必要はねえ」
正幸くんは俺の提案を即座に蹴り、一歩前に出た。
そして手にしていた短剣に魔力をみなぎらせると、勢いよく振り抜く。
その刹那、放たれた赤い稲妻がゴーレムたちを薙ぎ払った。
「凄い。ゴーレムたちを紙人形みたいに」
「おい。ぼさっとしてる暇はねえぞ」
「ああ、うん」
先頭を行く正幸くんに続く形で俺たちもフロアの中を進んでいく。
しばらく進んだところで恵ちゃんが声をあげた。
「気をつけてください。この先はトラップがあるみたいです」
「え? どこどこ?」
「上を見てください。あそこにガーゴイルの装飾が並んでいるでしょう?」
「あるね」
ざっと数えただけでも二十体ほど。
俺たちの進む通路の両脇に点在する柱にガーゴイルの装飾が施されている。
「あのガーゴイルの視線がセンサーになってるみたいです。触れたら氷の矢が飛んでくるシステムになってるみたいですね」
「ってことはあのガーゴイルたちの視線を避けつつ、進んでいかないといけないわけか」
「そうなりますね。とはいえ私がいるからにはご安心を。先輩方をトラップの餌食にはさせません」
「おおっ! 嬉しいこと言ってくれんじゃん」
「当然です。そのために私は来たんですから。ゆっくり進みましょう」
「ああ、任せたぜ」
今度は正幸くんに代わって恵ちゃんが先頭になる。
侵入者を拒むための罠とだけあって仕掛けは複雑。
途中、何度もツイスターゲームのような格好になりながらも、恵ちゃんの誘導のおかげで俺たちは順調に進んでいく。
「ほんと、恵ちゃんがいてくれて良かったよ」
「ふふふっ褒めても何も出ませんよ。これくらい私のコレクターズアイなら朝飯前です」
「……コレクターズアイ?」
「あ、コレクターズアイというのは私の固有魔法です」
聞き覚えのない単語に小春が疑問を漏らすと、恵ちゃんが反応した。
「名前をつける必要はないのは知っていましたが、せっかく異世界に来たんですから楽しまないと思いまして」
嬉しそうに解説をしながら恵ちゃんは小春の地雷を踏み抜く。
「鈴崎先輩もそうですよね? ライトニングクリエイションだなんて素晴らしいセンスだと思います」
「ぎゃああああ!! なななな、なんでそれをっ!?」
「私のコレクターズアイは人に使うとその人の力をステータスとして表示させることができるんですよ。鈴崎先輩の固有魔法の欄にライトニングクリエイションとあったのですが……間違っていましたか?」
「い、いいえ。ちゃんと合ってるわよ」
「ですよね。先輩が変な反応をするから間違えたのかと思ったじゃないですか!」
「ははは…………ははは、はは」
「小学生みてえなセンスだな」
「んぐっ!?」
黒歴史の暴露に加えて正幸くんからのシンプルな皮肉。
その効果絶大だったようで、小春は黙り込んでしまった。
「えっと小春?」
恐る恐る様子を伺うと、小春はハイライトの消えた目で一言。
「……責任取りなさいよね?」
「はい」
ほんと、余計なことはするもんじゃないですね。
ぴえん。
***
続く第二階層。
奥の祭壇へと続く一本道にはゴーレムが鎮座していた。
「……この通路には罠は仕掛けられていないようです」
「ってことはあいつを倒せばこの階はクリアってわけか」
自分でも言いながら少し引っかかる。
第一階層には大量の罠を仕掛けておいて、このフロアにはゴーレムだけというのはどう考えてもバランスが取れていない。
それくらいあのゴーレムが強いということなのだろうか。
「上だ!」
「っ!」
慌てて正幸くんが指さした方を見れば、天井が少しずつ下がってきていた。
「……そういうことか」
おかげで合点がいった。
定番とも言える天井トラップと門番となるゴーレムの合わせ技。
これなら第一階層ともつり合いがつく。
この階に入って来た時に恵ちゃんが気付かなかったのも視界に入っていなかったからだ。
そもそも視界に入れなければコレクターズアイは作動しない。
「すみません。発見が遅れました」
「大丈夫! ぺしゃんこになる前にここを抜ければいいんだよ。猶予はどれくらいある?」
「あと2分です!」
「っと意外とあるな」
「ですが気をつけてください。あのゴーレムなかなか厄介ですよ。種族名・コズミックゴーレム。中の核が弱点なのですが、それを守る鎧には魔法に対する高い耐性があり、物理攻撃も効きづらいみたいです」
「なるほど」
つまりは外側からの攻撃は効き目が薄いってわけか。
「ってことは俺くんの出番だね」
「……何か策でもあるの?」
「そりゃもちろん。ここまで見せ場らしい見せ場がなかったからね。たまには俺くんも活躍しないと小春に愛想尽かされちゃうしさ」
「はいはい。じゃあ任せたわよ」
「ういっす。正幸くんもいいよね?」
「はぁ……くだらねえ。だがお前がやるってなら手間は省ける。好きにしていいぜ」
「あざっす」
俺はびっちりのキメ顔を返すと、ゴーレムに向き直る。
距離はおよそ20メートル。
この階に入った時に向こうから攻撃してこなかった辺り、一定の間合いに入って来た奴を攻撃する仕組みになっているのだろう。
時間も限られているので俺は細かくステップを踏みながら奴との距離を詰めていく。
「…………」
静寂に響くのは己の足音のみ。
どんどん増していく緊張感に息が詰まりそうになりながらも、5メートルまで詰め寄ったその時、静寂が破られた。
「GAAAAAAAAA!」
来たっ!
ゴーレムが振り下ろした右腕をステップを踏んで回避し、懐に飛び込む。
初撃はやりすごした。
とはいえ安心できない。
すぐに追撃が来る。
「させるかよっ!」
飛び込んだ勢いのままミスリルゴーレムに抱き着いた。
そして奴の口の中に思い切り、剣を突き立てる。
「何やってるの!? すぐに振り落とされるわよ!?」
「わかってるって。狙いはこっちさ」
突き刺した剣を利用してミスリルゴーレムの口を大きく開かせると、口内にポーションを放り込んだ。
外からが駄目なら中から壊すまで。
いくら頑丈な体を持っていても体内で魔法を開放すれば耐えられまい。
「爆ぜろ!」
ポーションの中に仕込んだ魔法を起動。
大きな爆発音の後、ゴーレムは静かに崩れ落ちた。
「ふぅ……なんとか上手くいったな」
俺も爆発に巻き込まれる可能性はあったが、ゴーレムの纏う鎧が頑丈なのが幸いした。
「……氷夜、あんたの固有魔法って完成されたなんちゃらじゃなかったの?」
「ああ、そうだよ。このゴーレムに使ったのはそれとは別のマジックアイテムさ」
「へえ…………マジックアイテムね」
「おっ聞きたい? いやーそこまで言われたらしょうがないな。あれは爆発ポーション。氷夜くんの火力を補うために開発したアイテムだよ。中身は読んで字のごとく爆発魔法。それをポーションの瓶の中に封じてるって訳さ。もちろんそんな物騒なものは持ち歩けないから普段は収納魔法で異次元に収納して……」
「くだらねえ。行くぞマーガレット、セシリア、リリー」
「はい。正幸様」
「氷夜、私も先に行ってるわね」
「私も押し潰されたくないので先に行ってますね」
「ちょ! 皆して氷夜くんを置いてかないでー!」
俺は泣きながらみんなを追いかけた。
元の世界に帰るための最初の関門となる階の天井には一面の星空が広がっていた。
「……凄い。まるでパノラマみたいだ」
風景と違って気温まで変化した様子はない。
テクスチャだけが張り付けられているような感じだが、それが余計に幻想的な雰囲気を醸し出している。
「………」
「あれ? 小春ってば黙っちゃってどうしたのさ?」
「……ごめん。感動でフリーズしちゃってたみたい。冒険者ギルドの時みたいに肩透かしを食らうものだと思ってたから驚いちゃったわ」
「いやぁ俺くんも感無量だよ。こんなファンタジーらしいファンタジーは初めてかも」
「もう、そんな悲しいことを言うのは先輩方くらいですよ。でも感動するのはそこまでにしてください。気を引き締めて行かないと足元をすくわれますから」
おふざけは厳禁ですよ、と釘を刺してくる恵ちゃんは真剣そのものだ。
「わかってるって。もちろん、ここもただ景色が違うだけじゃないんでしょ?」
「はい。どうやらこの先に魔物たちが待ち構えてるみたいです。皆さん慎重に………っ来ます!」
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「恵ちゃん、魔物の種類と数は?」
「イービルゴーレムが十体です」
「十体か」
原っぱで戦う分にはさほど問題ではないが、迷宮の中という限られた空間では話は別だ。
硬くて重量もあるゴーレムの胴体はそれだけで脅威になる。
「ここは一旦引いとく?」
「いや。その必要はねえ」
正幸くんは俺の提案を即座に蹴り、一歩前に出た。
そして手にしていた短剣に魔力をみなぎらせると、勢いよく振り抜く。
その刹那、放たれた赤い稲妻がゴーレムたちを薙ぎ払った。
「凄い。ゴーレムたちを紙人形みたいに」
「おい。ぼさっとしてる暇はねえぞ」
「ああ、うん」
先頭を行く正幸くんに続く形で俺たちもフロアの中を進んでいく。
しばらく進んだところで恵ちゃんが声をあげた。
「気をつけてください。この先はトラップがあるみたいです」
「え? どこどこ?」
「上を見てください。あそこにガーゴイルの装飾が並んでいるでしょう?」
「あるね」
ざっと数えただけでも二十体ほど。
俺たちの進む通路の両脇に点在する柱にガーゴイルの装飾が施されている。
「あのガーゴイルの視線がセンサーになってるみたいです。触れたら氷の矢が飛んでくるシステムになってるみたいですね」
「ってことはあのガーゴイルたちの視線を避けつつ、進んでいかないといけないわけか」
「そうなりますね。とはいえ私がいるからにはご安心を。先輩方をトラップの餌食にはさせません」
「おおっ! 嬉しいこと言ってくれんじゃん」
「当然です。そのために私は来たんですから。ゆっくり進みましょう」
「ああ、任せたぜ」
今度は正幸くんに代わって恵ちゃんが先頭になる。
侵入者を拒むための罠とだけあって仕掛けは複雑。
途中、何度もツイスターゲームのような格好になりながらも、恵ちゃんの誘導のおかげで俺たちは順調に進んでいく。
「ほんと、恵ちゃんがいてくれて良かったよ」
「ふふふっ褒めても何も出ませんよ。これくらい私のコレクターズアイなら朝飯前です」
「……コレクターズアイ?」
「あ、コレクターズアイというのは私の固有魔法です」
聞き覚えのない単語に小春が疑問を漏らすと、恵ちゃんが反応した。
「名前をつける必要はないのは知っていましたが、せっかく異世界に来たんですから楽しまないと思いまして」
嬉しそうに解説をしながら恵ちゃんは小春の地雷を踏み抜く。
「鈴崎先輩もそうですよね? ライトニングクリエイションだなんて素晴らしいセンスだと思います」
「ぎゃああああ!! なななな、なんでそれをっ!?」
「私のコレクターズアイは人に使うとその人の力をステータスとして表示させることができるんですよ。鈴崎先輩の固有魔法の欄にライトニングクリエイションとあったのですが……間違っていましたか?」
「い、いいえ。ちゃんと合ってるわよ」
「ですよね。先輩が変な反応をするから間違えたのかと思ったじゃないですか!」
「ははは…………ははは、はは」
「小学生みてえなセンスだな」
「んぐっ!?」
黒歴史の暴露に加えて正幸くんからのシンプルな皮肉。
その効果絶大だったようで、小春は黙り込んでしまった。
「えっと小春?」
恐る恐る様子を伺うと、小春はハイライトの消えた目で一言。
「……責任取りなさいよね?」
「はい」
ほんと、余計なことはするもんじゃないですね。
ぴえん。
***
続く第二階層。
奥の祭壇へと続く一本道にはゴーレムが鎮座していた。
「……この通路には罠は仕掛けられていないようです」
「ってことはあいつを倒せばこの階はクリアってわけか」
自分でも言いながら少し引っかかる。
第一階層には大量の罠を仕掛けておいて、このフロアにはゴーレムだけというのはどう考えてもバランスが取れていない。
それくらいあのゴーレムが強いということなのだろうか。
「上だ!」
「っ!」
慌てて正幸くんが指さした方を見れば、天井が少しずつ下がってきていた。
「……そういうことか」
おかげで合点がいった。
定番とも言える天井トラップと門番となるゴーレムの合わせ技。
これなら第一階層ともつり合いがつく。
この階に入って来た時に恵ちゃんが気付かなかったのも視界に入っていなかったからだ。
そもそも視界に入れなければコレクターズアイは作動しない。
「すみません。発見が遅れました」
「大丈夫! ぺしゃんこになる前にここを抜ければいいんだよ。猶予はどれくらいある?」
「あと2分です!」
「っと意外とあるな」
「ですが気をつけてください。あのゴーレムなかなか厄介ですよ。種族名・コズミックゴーレム。中の核が弱点なのですが、それを守る鎧には魔法に対する高い耐性があり、物理攻撃も効きづらいみたいです」
「なるほど」
つまりは外側からの攻撃は効き目が薄いってわけか。
「ってことは俺くんの出番だね」
「……何か策でもあるの?」
「そりゃもちろん。ここまで見せ場らしい見せ場がなかったからね。たまには俺くんも活躍しないと小春に愛想尽かされちゃうしさ」
「はいはい。じゃあ任せたわよ」
「ういっす。正幸くんもいいよね?」
「はぁ……くだらねえ。だがお前がやるってなら手間は省ける。好きにしていいぜ」
「あざっす」
俺はびっちりのキメ顔を返すと、ゴーレムに向き直る。
距離はおよそ20メートル。
この階に入った時に向こうから攻撃してこなかった辺り、一定の間合いに入って来た奴を攻撃する仕組みになっているのだろう。
時間も限られているので俺は細かくステップを踏みながら奴との距離を詰めていく。
「…………」
静寂に響くのは己の足音のみ。
どんどん増していく緊張感に息が詰まりそうになりながらも、5メートルまで詰め寄ったその時、静寂が破られた。
「GAAAAAAAAA!」
来たっ!
ゴーレムが振り下ろした右腕をステップを踏んで回避し、懐に飛び込む。
初撃はやりすごした。
とはいえ安心できない。
すぐに追撃が来る。
「させるかよっ!」
飛び込んだ勢いのままミスリルゴーレムに抱き着いた。
そして奴の口の中に思い切り、剣を突き立てる。
「何やってるの!? すぐに振り落とされるわよ!?」
「わかってるって。狙いはこっちさ」
突き刺した剣を利用してミスリルゴーレムの口を大きく開かせると、口内にポーションを放り込んだ。
外からが駄目なら中から壊すまで。
いくら頑丈な体を持っていても体内で魔法を開放すれば耐えられまい。
「爆ぜろ!」
ポーションの中に仕込んだ魔法を起動。
大きな爆発音の後、ゴーレムは静かに崩れ落ちた。
「ふぅ……なんとか上手くいったな」
俺も爆発に巻き込まれる可能性はあったが、ゴーレムの纏う鎧が頑丈なのが幸いした。
「……氷夜、あんたの固有魔法って完成されたなんちゃらじゃなかったの?」
「ああ、そうだよ。このゴーレムに使ったのはそれとは別のマジックアイテムさ」
「へえ…………マジックアイテムね」
「おっ聞きたい? いやーそこまで言われたらしょうがないな。あれは爆発ポーション。氷夜くんの火力を補うために開発したアイテムだよ。中身は読んで字のごとく爆発魔法。それをポーションの瓶の中に封じてるって訳さ。もちろんそんな物騒なものは持ち歩けないから普段は収納魔法で異次元に収納して……」
「くだらねえ。行くぞマーガレット、セシリア、リリー」
「はい。正幸様」
「氷夜、私も先に行ってるわね」
「私も押し潰されたくないので先に行ってますね」
「ちょ! 皆して氷夜くんを置いてかないでー!」
俺は泣きながらみんなを追いかけた。
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