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第二章:他罰性の化け物
エピローグ 高白氷夜
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「……知ってる天井だ」
目を覚ますと俺は城にある病室のベッドに横たわっていた。
上体を起こして辺りを見渡しても、傍には誰もいない。
手錠すらかけられていない始末だ。
「これから処刑される人間にこれって……さすがに不用心すぎない?」
なんて呆れていると、唐突にドアがノックされた。
「氷夜、入るわよ」
俺が寝ていると思ったのか返事も待たずに小春は部屋に入って来る。
そして俺の顔を見るなり、こちらへ歩いてきた。
「なーんだ。もう起きてたんだ」
意外そうに語る小春に俺はいつものテンションでボケをかます。
「そりゃばっちりとね! もしかして小春ってば俺くんを起こしたかったとか?」
「ソウダッタライイワネ」
俺のボケに棒読みで答えると、小春は近くに置いてあったリンゴを差し出してきた。
「ほら、せっかくだから食べる?」
「…………最後の晩餐的なやつですか?」
「違うわよ見舞いの品! 私が切ってあげようかって言ってるのよ!」
「ああ……うん、お願いします」
俺としては真面目な話のつもりだったんだけどな。
話がかみ合っていないような気がしつつも、俺は小春が切ってくれたリンゴを皿ごと受け取る。
「じゃあいただきます」
そうしてリンゴを食べ進めようとして、
「あ、でも食べ過ぎないでね? これからあんたの退院祝いを兼ねたパーティがあるから」
小春が発した言葉に動きを止めた。
「な、何言ってんの小春? パーティ? 俺くんのために?」
「そ。あんたの目が覚めて日本に帰る算段も付いたし、思い出作りにちょっとしたパーティをやろうって話になったのよ」
「ちょ、ちょっと待ってくれよ! 俺の処分は? パーティとやらの後に俺は処刑されるんだよな?」
「そんなわけないでしょ。あんたはただアキトと喧嘩をしただけなんだから。喧嘩くらいで処刑になる国がどこにあるっていうのよ?」
「はは……そういうことか」
極夜の行いをただの喧嘩ということに矮小化したんだ。
確かにあの時、憲兵のほとんどは城の中か城壁の方に配備されていたから、俺らだけで証言を合わせれば事実を捻じ曲げることはできる。
「だからってこんなことが罷り通っていいはずないだろうが!」
俺は日頃のキャラも忘れて感情のままに吠えた。
「みんなに暴力を振るって、トラウマをいじくって、尊厳を傷つけて、それがただの喧嘩? お咎めはありません? そんなご都合主義が許されていいはずがないだろうが!」
やったことが全て正当化されて、どんなことをしてでも許される。
最低最悪のご都合主義。
「俺は罰を受けなきゃいけない! 自分のしたことの落とし前を取らなきゃいけない! それが自然の摂理、この世の法則なんだよ! そうじゃなきゃなんのために俺は極夜に……」
「――察しが悪いわね。これがあんたへの罰よ」
「っ!?」
その言葉に思わず視線を上げると、小春と目が合った。
「好きなだけ暴れて、最後は望むままに罰せられたいだなんて、そんなご都合主義は私が許さない。あんたが望んでも私はあんたを嫌ってはあげないわ」
「要は…………生きて苦しめってことかよ」
「そんな生ぬるいものじゃないわよ。隣で辛気臭い顔されていたらたまらないもの。あんたは生きて幸せをつかみ取って、そして償うの」
「無理だよ。そんなのできるはずがない」
俺の人生は失敗の連続だった。
それに俺がやったことはなかったことにはならない。
建前上は喧嘩として処理をしたとしても、やられた側のアキトくんたちの反応は今までとは絶対的に変わる。
ただでさえ向こうからすれば知り合いに過ぎなかった関係性が、それで好転するはずがない。
「そんな中で……幸せを掴めっていうのかよ」
声を震わせながらみっともなく零した泣き言に小春は力強く言った。
「それでもよ。弱くても、情けなくても、みっともなくても、生きている以上、少しでも前を向きなさい。だってあんたは高白氷夜なんでしょ?」
「はは…………そっか、そうだったよな」
他ならぬ俺がそう言ったんだ。
だったらそれは曲げられないよな。
生きている以上、少しでも前を向かないといけない。
本当はいつまでも引きずってしまうけれど、強がることだけは得意だからな。
「よし!」
俺は意を決して、皿の上のリンゴを一気にかっこむ。
そして胸に残る気色悪さと一緒に一気に飲み込んだ。
「むぐっ!?」
「ちょ氷夜!?」
途中で喉に詰まりかけるが、俺は構わず飲み込んで小春に尋ねる。
「……ところで小春、パーティってのはどこでやるんだ?」
「あんたの部屋よ。もうみんな着いているだろうからあんたが来ればスタートね」
「じゃあさっさと行かないとね! 主役の氷夜くんがいなきゃ盛り上がるものも盛り上がらないってもんだしさ」
俺はいつもの調子に戻って勢いよくベットから飛び出した。
「さぁハリーハリー」
「はぁ……調子がいいわね」
呆れる小春を連れて俺は自分の部屋へ向かって歩き出した。
その道中、
「……生きて幸せを掴んで償うか。本当に君にできるのかい?」
心のどこかから極夜が語り掛けてくる。
「さぁどうだろうな」
幸せを掴むなんて言うは易く行うは難しだ。
嘘で誤魔化して逃げてきた俺が容易に手にできるものではない。
ましてやゼロからではない。
マイナスからのコンテニュー。
きっとこれからいくつも困難に直面して、その度に傷ついて、そして極夜にすがりたくなるのだろうけど、
「それでも俺は何かを掴むために手を伸ばし続けるよ」
俺は極夜に力強く宣言した。
「へぇ……君のそのやせ我慢がどこまで行くか楽しみだよ」
極夜はそれで満足したのか、また心の奥底へと消えていく。
そうして気が付くと俺たちは部屋の前にたどり着いていた。
「どうしたの? 怖いなら引っ張って行ってあげるわよ?」
ドアの前で立ち尽くす俺に手を差し伸べる小春。
「いやいや、違うっしょ」
俺はその手を引き寄せて小春の横に並び立つ。
「これからはどっちが引っ張るとかじゃなくて、共に歩んでいく…………ってことでよろしく相棒!」
「はいはい。手が震えてるわよ」
「う、うるさいやい!」
自分でもクサすぎると思っていたから指摘されると余計に恥ずかしい。
俺は火照る顔を誤魔化すようにドアを開けた。
「あ、ひよよん!」
「遅いぞ氷夜」
……ああ、なんてご都合主義だ。
出迎えてくれたみんなは気色が悪いくらいに暖かくて、
一瞬躊躇してしまったけれど、
「――うん、ただいま」
俺は虚飾じゃない本当の一歩を踏み出したのだった。
目を覚ますと俺は城にある病室のベッドに横たわっていた。
上体を起こして辺りを見渡しても、傍には誰もいない。
手錠すらかけられていない始末だ。
「これから処刑される人間にこれって……さすがに不用心すぎない?」
なんて呆れていると、唐突にドアがノックされた。
「氷夜、入るわよ」
俺が寝ていると思ったのか返事も待たずに小春は部屋に入って来る。
そして俺の顔を見るなり、こちらへ歩いてきた。
「なーんだ。もう起きてたんだ」
意外そうに語る小春に俺はいつものテンションでボケをかます。
「そりゃばっちりとね! もしかして小春ってば俺くんを起こしたかったとか?」
「ソウダッタライイワネ」
俺のボケに棒読みで答えると、小春は近くに置いてあったリンゴを差し出してきた。
「ほら、せっかくだから食べる?」
「…………最後の晩餐的なやつですか?」
「違うわよ見舞いの品! 私が切ってあげようかって言ってるのよ!」
「ああ……うん、お願いします」
俺としては真面目な話のつもりだったんだけどな。
話がかみ合っていないような気がしつつも、俺は小春が切ってくれたリンゴを皿ごと受け取る。
「じゃあいただきます」
そうしてリンゴを食べ進めようとして、
「あ、でも食べ過ぎないでね? これからあんたの退院祝いを兼ねたパーティがあるから」
小春が発した言葉に動きを止めた。
「な、何言ってんの小春? パーティ? 俺くんのために?」
「そ。あんたの目が覚めて日本に帰る算段も付いたし、思い出作りにちょっとしたパーティをやろうって話になったのよ」
「ちょ、ちょっと待ってくれよ! 俺の処分は? パーティとやらの後に俺は処刑されるんだよな?」
「そんなわけないでしょ。あんたはただアキトと喧嘩をしただけなんだから。喧嘩くらいで処刑になる国がどこにあるっていうのよ?」
「はは……そういうことか」
極夜の行いをただの喧嘩ということに矮小化したんだ。
確かにあの時、憲兵のほとんどは城の中か城壁の方に配備されていたから、俺らだけで証言を合わせれば事実を捻じ曲げることはできる。
「だからってこんなことが罷り通っていいはずないだろうが!」
俺は日頃のキャラも忘れて感情のままに吠えた。
「みんなに暴力を振るって、トラウマをいじくって、尊厳を傷つけて、それがただの喧嘩? お咎めはありません? そんなご都合主義が許されていいはずがないだろうが!」
やったことが全て正当化されて、どんなことをしてでも許される。
最低最悪のご都合主義。
「俺は罰を受けなきゃいけない! 自分のしたことの落とし前を取らなきゃいけない! それが自然の摂理、この世の法則なんだよ! そうじゃなきゃなんのために俺は極夜に……」
「――察しが悪いわね。これがあんたへの罰よ」
「っ!?」
その言葉に思わず視線を上げると、小春と目が合った。
「好きなだけ暴れて、最後は望むままに罰せられたいだなんて、そんなご都合主義は私が許さない。あんたが望んでも私はあんたを嫌ってはあげないわ」
「要は…………生きて苦しめってことかよ」
「そんな生ぬるいものじゃないわよ。隣で辛気臭い顔されていたらたまらないもの。あんたは生きて幸せをつかみ取って、そして償うの」
「無理だよ。そんなのできるはずがない」
俺の人生は失敗の連続だった。
それに俺がやったことはなかったことにはならない。
建前上は喧嘩として処理をしたとしても、やられた側のアキトくんたちの反応は今までとは絶対的に変わる。
ただでさえ向こうからすれば知り合いに過ぎなかった関係性が、それで好転するはずがない。
「そんな中で……幸せを掴めっていうのかよ」
声を震わせながらみっともなく零した泣き言に小春は力強く言った。
「それでもよ。弱くても、情けなくても、みっともなくても、生きている以上、少しでも前を向きなさい。だってあんたは高白氷夜なんでしょ?」
「はは…………そっか、そうだったよな」
他ならぬ俺がそう言ったんだ。
だったらそれは曲げられないよな。
生きている以上、少しでも前を向かないといけない。
本当はいつまでも引きずってしまうけれど、強がることだけは得意だからな。
「よし!」
俺は意を決して、皿の上のリンゴを一気にかっこむ。
そして胸に残る気色悪さと一緒に一気に飲み込んだ。
「むぐっ!?」
「ちょ氷夜!?」
途中で喉に詰まりかけるが、俺は構わず飲み込んで小春に尋ねる。
「……ところで小春、パーティってのはどこでやるんだ?」
「あんたの部屋よ。もうみんな着いているだろうからあんたが来ればスタートね」
「じゃあさっさと行かないとね! 主役の氷夜くんがいなきゃ盛り上がるものも盛り上がらないってもんだしさ」
俺はいつもの調子に戻って勢いよくベットから飛び出した。
「さぁハリーハリー」
「はぁ……調子がいいわね」
呆れる小春を連れて俺は自分の部屋へ向かって歩き出した。
その道中、
「……生きて幸せを掴んで償うか。本当に君にできるのかい?」
心のどこかから極夜が語り掛けてくる。
「さぁどうだろうな」
幸せを掴むなんて言うは易く行うは難しだ。
嘘で誤魔化して逃げてきた俺が容易に手にできるものではない。
ましてやゼロからではない。
マイナスからのコンテニュー。
きっとこれからいくつも困難に直面して、その度に傷ついて、そして極夜にすがりたくなるのだろうけど、
「それでも俺は何かを掴むために手を伸ばし続けるよ」
俺は極夜に力強く宣言した。
「へぇ……君のそのやせ我慢がどこまで行くか楽しみだよ」
極夜はそれで満足したのか、また心の奥底へと消えていく。
そうして気が付くと俺たちは部屋の前にたどり着いていた。
「どうしたの? 怖いなら引っ張って行ってあげるわよ?」
ドアの前で立ち尽くす俺に手を差し伸べる小春。
「いやいや、違うっしょ」
俺はその手を引き寄せて小春の横に並び立つ。
「これからはどっちが引っ張るとかじゃなくて、共に歩んでいく…………ってことでよろしく相棒!」
「はいはい。手が震えてるわよ」
「う、うるさいやい!」
自分でもクサすぎると思っていたから指摘されると余計に恥ずかしい。
俺は火照る顔を誤魔化すようにドアを開けた。
「あ、ひよよん!」
「遅いぞ氷夜」
……ああ、なんてご都合主義だ。
出迎えてくれたみんなは気色が悪いくらいに暖かくて、
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プロローグから引き込まれるような文章でした!
これからも拝読させていただきます!