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「佑奈、その……えっと、ほら、ね?」
濃密なキスを交わした後、佳子がベッドをぽんぽんとたたく。その意図を佑奈はぼんやりと理解して――
「でも、ほら……制服が皴になっちゃうから」
以前と同じように答えようとする佑奈に、佳子は少しだけ微笑んだ。
「脱いだらいいよ。今回は……本気だから」
「えっ、ちょっと待って!」
驚いて声を上げたけれど、佳子の手はとても優しかった。その仕草には急くような勢いはなく、まるでガラス細工に触れるような慎重さがあった。
「制服が汚れたり、皴になったりするのは嫌でしょ? だから、脱がせてあげる……ね?」
「でも……自分でできるから!」
「いいの。私がやりたいの」
佳子の指が、制服の第一ボタンにそっと触れる。その瞬間、心臓が大きな音を立てた。佳子はとても慎重に、一つずつボタンを外していく。そのたびに、佑奈は自分の体温がどんどん上がっていくのがわかった。
「佑奈……緊張してる?」
佳子が小さな声で問いかける。
「そ、そりゃするよ……」
佑奈は精一杯の言葉を返すけれど、佳子の手は止まらなかった。その指先はとても丁寧で、触れるたびに胸の奥がざわつく。
ブラウスがそっと肩から滑り落ちる。ひんやりとした空気と熱を持つ佳子の指、せわしなく制服をハンガーにかける様子に、佑奈はどこか無理をしているような影が見えた。佳子はもっと遮二無二に佑奈を求めたいのを、必死に抑え込んでいるのだ。
その想いに応えたいと、佑奈は――
「私のことばっかりじゃ、ずるいよね」
そう言いながら、そっと佳子の方に手を伸ばした。佳子は驚いたように目を瞬かせたけれど、すぐに微笑みを浮かべて小さく頷いた。
その笑顔に少しだけ勇気をもらった佑奈は、佳子の制服の襟に触れる。指先が彼女の肌に触れるたびに、自分の鼓動が大きくなるのがわかる。
「……緊張するね」
「私も、してるよ」
声の震えを自覚する佑奈に佳子が囁く。甘い声が耳に触れるだけで、体中が熱くなるような気がした。制服の第一ボタンに指を掛けて、慎重に外していく。二つ目、三つ目と外れるたびに、佳子の肌が少しずつ露わになっていく。
「……佳子ちゃんの肌、すごく綺麗だね」
思わずこぼれた言葉に、佳子は頬を赤く染めた。
「そ、そんなことないよ」
その愛らしい姿を目の当たりにし、佑奈の脳裏に不安がよぎる。――こんな綺麗な人が、私のことを好きなんて……本当にいいのかな、と。
佳子の身体は細くて華奢で、でもどこかしら芯の強さを感じさせる。鎖骨のラインから覗く柔らかな肌に、目が釘付けになる。それでも目を逸らそうとするたび、佳子の微笑みがそうさせない。
「佑奈?」
佳子が小さく名前を呼んだ。その声にハッとして、佑奈は視線を彼女の瞳に戻した。
「ごめん……佳子ちゃんが、綺麗すぎて」
そう言葉にしてしまうほど、佑奈の佳子への気持ちが溢れてしまっていた。佳子は少し驚いたように目を見開いて、すぐに優しく笑った。
「そんな風に見てくれるの、佑奈だけだよ」
佳子の言葉は、佑奈の胸をさらに締め付ける。
ボタンを最後まで外し終えたとき、彼女の制服の前が静かに開かれる。その下には、シンプルな白い下着が覗いていた。
「佳子ちゃん……すごく、綺麗だよ。ごめん、語彙力なくなっちゃった」
はにかむようにそう伝えると、佳子の目が少し潤んだように見えた。
「佑奈、そんなに褒めないでよ。恥ずかしい……」
彼女はそう言いながらも、佑奈の手にそっと自分の手を重ねた。その小さな仕草が、何よりも温かくて、幸せに思えた。だからこそ佑奈はそれが自分にとって分不相応なものでないか不安になるのだ。
「佳子ちゃん……ありがとう。私なんかと、一緒にいてくれて」
「そんなこと言わないで。私には、佑奈が必要なの」
少しだけ眉をひそめながらの言葉に、佑奈の胸の奥がじんわりと熱くなった。佳子が必要としてくれている――だからこそ、彼女の優しい笑顔に少しでも応えられる自分でいたいと思った。
「……愛してるわ、佑奈」
佑奈を押し倒し、その柔らかな胸元に顔を埋める佳子。佑奈はその全てを受け入れ、佳子の髪をそっと撫でる。そして――
「……すぅ……すぅ……」
「……あれ?」
安心しきったかのように眠ってしまった佳子に、佑奈はこれから起こると想像していたことが急に恥ずかしくなって顔を真っ赤にするのだった。
濃密なキスを交わした後、佳子がベッドをぽんぽんとたたく。その意図を佑奈はぼんやりと理解して――
「でも、ほら……制服が皴になっちゃうから」
以前と同じように答えようとする佑奈に、佳子は少しだけ微笑んだ。
「脱いだらいいよ。今回は……本気だから」
「えっ、ちょっと待って!」
驚いて声を上げたけれど、佳子の手はとても優しかった。その仕草には急くような勢いはなく、まるでガラス細工に触れるような慎重さがあった。
「制服が汚れたり、皴になったりするのは嫌でしょ? だから、脱がせてあげる……ね?」
「でも……自分でできるから!」
「いいの。私がやりたいの」
佳子の指が、制服の第一ボタンにそっと触れる。その瞬間、心臓が大きな音を立てた。佳子はとても慎重に、一つずつボタンを外していく。そのたびに、佑奈は自分の体温がどんどん上がっていくのがわかった。
「佑奈……緊張してる?」
佳子が小さな声で問いかける。
「そ、そりゃするよ……」
佑奈は精一杯の言葉を返すけれど、佳子の手は止まらなかった。その指先はとても丁寧で、触れるたびに胸の奥がざわつく。
ブラウスがそっと肩から滑り落ちる。ひんやりとした空気と熱を持つ佳子の指、せわしなく制服をハンガーにかける様子に、佑奈はどこか無理をしているような影が見えた。佳子はもっと遮二無二に佑奈を求めたいのを、必死に抑え込んでいるのだ。
その想いに応えたいと、佑奈は――
「私のことばっかりじゃ、ずるいよね」
そう言いながら、そっと佳子の方に手を伸ばした。佳子は驚いたように目を瞬かせたけれど、すぐに微笑みを浮かべて小さく頷いた。
その笑顔に少しだけ勇気をもらった佑奈は、佳子の制服の襟に触れる。指先が彼女の肌に触れるたびに、自分の鼓動が大きくなるのがわかる。
「……緊張するね」
「私も、してるよ」
声の震えを自覚する佑奈に佳子が囁く。甘い声が耳に触れるだけで、体中が熱くなるような気がした。制服の第一ボタンに指を掛けて、慎重に外していく。二つ目、三つ目と外れるたびに、佳子の肌が少しずつ露わになっていく。
「……佳子ちゃんの肌、すごく綺麗だね」
思わずこぼれた言葉に、佳子は頬を赤く染めた。
「そ、そんなことないよ」
その愛らしい姿を目の当たりにし、佑奈の脳裏に不安がよぎる。――こんな綺麗な人が、私のことを好きなんて……本当にいいのかな、と。
佳子の身体は細くて華奢で、でもどこかしら芯の強さを感じさせる。鎖骨のラインから覗く柔らかな肌に、目が釘付けになる。それでも目を逸らそうとするたび、佳子の微笑みがそうさせない。
「佑奈?」
佳子が小さく名前を呼んだ。その声にハッとして、佑奈は視線を彼女の瞳に戻した。
「ごめん……佳子ちゃんが、綺麗すぎて」
そう言葉にしてしまうほど、佑奈の佳子への気持ちが溢れてしまっていた。佳子は少し驚いたように目を見開いて、すぐに優しく笑った。
「そんな風に見てくれるの、佑奈だけだよ」
佳子の言葉は、佑奈の胸をさらに締め付ける。
ボタンを最後まで外し終えたとき、彼女の制服の前が静かに開かれる。その下には、シンプルな白い下着が覗いていた。
「佳子ちゃん……すごく、綺麗だよ。ごめん、語彙力なくなっちゃった」
はにかむようにそう伝えると、佳子の目が少し潤んだように見えた。
「佑奈、そんなに褒めないでよ。恥ずかしい……」
彼女はそう言いながらも、佑奈の手にそっと自分の手を重ねた。その小さな仕草が、何よりも温かくて、幸せに思えた。だからこそ佑奈はそれが自分にとって分不相応なものでないか不安になるのだ。
「佳子ちゃん……ありがとう。私なんかと、一緒にいてくれて」
「そんなこと言わないで。私には、佑奈が必要なの」
少しだけ眉をひそめながらの言葉に、佑奈の胸の奥がじんわりと熱くなった。佳子が必要としてくれている――だからこそ、彼女の優しい笑顔に少しでも応えられる自分でいたいと思った。
「……愛してるわ、佑奈」
佑奈を押し倒し、その柔らかな胸元に顔を埋める佳子。佑奈はその全てを受け入れ、佳子の髪をそっと撫でる。そして――
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