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従妹と二人きり

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 早坂家当主であるおじいちゃんに挨拶を済ませた後、年少組と少しだけ遊んで私は酒宴へ参加した。両親や叔父叔母、成人しているいとこたち、子供たちがあれほどいるのだから当然だが大人も大所帯だ。

「お酌しますよ」
「あれ、浅葱ちゃん? こっちでいいの?」

 女子高生にお酌してもらう機会なんてめったにないなぁと思いながら、グラスに日本酒を注いでもらう。普段からよく飲酒する方ではないけれど、甘い香りと飲み心地のよさですいすいと進んでしまう。

「ふふ、大人になったら一緒に飲みましょうね」

 浅葱ちゃんとはちょうど十歳差、彼女がお酒を飲める頃には私はもう三十路かあ。

「みなもさん、お仕事はどうですか?」
「難しいよ。子供の相手って体力いるし。それだけじゃなくって、大人同士もさ――――」
「ふふふ、みなもさんらしいですね」

 お酒が回ってきたのか、仕事の不満や上司への愚痴がすらすらと出てくる。もちろん、楽しいこととかやりがいなんかもあるんだけど、メインは愚痴だった。浅葱ちゃんは嫌な顔一つせず、グラスのお酒がなくなるとすいっとお酌してくれてどこんなホステスさんがいるスナックなら破産するくらい通いそうだなぁって思った。スナックとかパブとか行ったことないけど。

「あれ、こういうのってキャバクラだっけ……?」
「みなもさん、けっこう酔ってます? もうお部屋で休みますか?」
「あうぅ……そうする」
「じゃあ、一緒に行きましょうね」

 浅葱ちゃんが肩を貸してくれて、立ち上がる。廊下のひんやりとした空気が心地よい。昔からの付き合いだから、場所なんて説明しなくても部屋まで連れて行ってくれた。ベッドにだらーっと倒れ込むと、エアコンが起動するピって音が聞こえた。部屋は定期的に掃除されているみたいで、埃っぽさはほとんどない。何部屋あるか咄嗟に思い出せないこの家で、これほど掃除が行き届いていようとは……。仙台で借りている部屋の汚さを思い出してぐったりする。

「やっとみなもさんと二人きりになれた」
「ほぇ?」
「取り敢えず、脱いじゃいましょうか」

 浅葱ちゃんに上体を起こされて、服のボタンを外されていく。

「ふふ、学校の紹介で介護のアルバイトをしているから、着替えさせるのとか得意なんですよ」
「……介護?」
「ふふ、今は脱がすだけですけど」

 私は何の抵抗もできずに服を脱がされて私の肌が露わになる。そして浅葱ちゃんは躊躇なくブラを外し、パンツを脱がしにかかってきた。
 酔っているせいで頭が回らず、浅葱ちゃんのなすがままにされていたらベッドに横たえられた私の上に覆い被さってきた。

「あぁ、みなもさんのおっぱい、大きくて柔らかい」

 少しひんやりとした浅葱ちゃんの指が私の胸に吸い付いて、食い込む。

「みなもさんだけが私と同じ。女の人が好き。すぐに結婚して子供を産むのが当たり前なこんな田舎で、私とみなもさんだけが愛し合える。ずっと大好きなんです、貴女のことが」
「浅葱ちゃ……んぅ」

 驚く私に、浅葱ちゃんがキスをしてくる。唇を奪われ、舌が侵入してくる。歯茎をなぞられ、舌を絡めて、注がれる浅葱ちゃんの唾液を、嚥下する。彼女の唾液はとても甘く、頭が蕩けそうで……。

「ぷはっ、ふふ。みなもさんキス弱いんですね」
「らって、はじめて……」
「そうなんですね、嬉しい。私、みなもさんの初めて奪っちゃったんだ。じゃあ、こっちも?」

 そう言って浅葱ちゃんは私の下腹部の茂みを指で弄る。回らない頭が、しばらくお手入れを怠っていたことを思い出す。

「ふふ、いっぱい気持ちよくしてあげますね」

 そう言って浅葱ちゃんは私の陰部に顔を埋める。

「やめ……んぅ」

 敏感な部分に息が吹きかけられ、下生えをくすぐられる。それだけで身体が疼いて反応してしまうのに、彼女の舌がなぞって舐めまわすものだから私は口から嬌声を出してしまう。それが恥ずかしくて口に手を当てると、それを浅葱ちゃんがやんわりと掴んで離してくれない。

「声我慢しないで」
「やっ……そこでしゃべっちゃ……」

 私の一番感じる部分を刺激するように舌を尖らせてぐりぐりしてくる。浅葱ちゃんの唾液と私の愛液でびしょびしょになったそこから、いやらしい水音が聞こえてくる。

「みなもさん、びしょびしょじゃないですか」
「だ、だって……しばらく一人でもしてなかったし……。それに、浅葱ちゃんが上手なんだよ……」
「寮で友達といっぱいシたんですよ。あ、もちろん心はみなもさんのものですよ」

 友達と? 最近の女子高生進みすぎだよぉ……。ひょっとしたら私の受け持っている子たちにもそういう子が……?

「いっぱい気持ちよくなっていいんですよ」

 浅葱ちゃんの艶やかな笑みに、疼く下腹部がだらしなくよだれを垂らすのだった。
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