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瞬間。地震みたいに研究室がドンッと揺れる。
でもこれは天災じゃなくて。
ウィレム先生から放たれた魔力が部屋を……ううん、塔全体を揺らしたからだ。
「やっぱり、図書室にあった禁忌の本を読んだのか。……アレは一般の生徒には存在すら認知されない魔法をかけておいたんだけど、君の察知能力を侮ってたな」
殺気にも似た炎がウィレム先生の瞳の奥で燃える。それは、今の彼なら視線だけで人を殺せるのではないかと思うほど。
「――それで、あの本に書いてあった『男との性的接触、及び男からの膣内射精による魔力の増幅方法』を実行しようと? しかも、その相手が俺なのは絶対に無理なんだ?」
そう、先生の言うとおり、あの『魔力を増やすための禁断の方法』に書いてあったのは、異性と性的に触れ合い興奮と同時に魔力を高めるというものだった。
更には実行者が女性の場合、男性の精を受けることで魔力が飛躍的に強くなるらしい。
どうせ好きな人……ウィレム先生とは結ばれることはできないのだ。だったら相手は誰でも良いから初体験などサクッと済ませてしまって、魔力を増やした方が今後のためになる。
幸い、私は魔法薬学の成績も良いから避妊薬の調合もバッチリだ。
これで後腐れのない相手にガンガン精を放ってもらって協力してもらおう。
――そう、考えていたのだけれど。
好きな人のくだりは省いた私のその考えを聞いて、ウィレム先生から凍てつくような圧迫感が膨れ上がり、比喩ではなく部屋の空気が重くなる。ビリビリと、彼の怒りが伝わってきた。
「――――――君の鈍いところ、可愛いと思ってたけど、さすがに今はちょっと冷静でいられないな」
一瞬で距離を詰められて、気づけば私は机の上についた先生の腕の中に閉じ込められていた。
でもこれは天災じゃなくて。
ウィレム先生から放たれた魔力が部屋を……ううん、塔全体を揺らしたからだ。
「やっぱり、図書室にあった禁忌の本を読んだのか。……アレは一般の生徒には存在すら認知されない魔法をかけておいたんだけど、君の察知能力を侮ってたな」
殺気にも似た炎がウィレム先生の瞳の奥で燃える。それは、今の彼なら視線だけで人を殺せるのではないかと思うほど。
「――それで、あの本に書いてあった『男との性的接触、及び男からの膣内射精による魔力の増幅方法』を実行しようと? しかも、その相手が俺なのは絶対に無理なんだ?」
そう、先生の言うとおり、あの『魔力を増やすための禁断の方法』に書いてあったのは、異性と性的に触れ合い興奮と同時に魔力を高めるというものだった。
更には実行者が女性の場合、男性の精を受けることで魔力が飛躍的に強くなるらしい。
どうせ好きな人……ウィレム先生とは結ばれることはできないのだ。だったら相手は誰でも良いから初体験などサクッと済ませてしまって、魔力を増やした方が今後のためになる。
幸い、私は魔法薬学の成績も良いから避妊薬の調合もバッチリだ。
これで後腐れのない相手にガンガン精を放ってもらって協力してもらおう。
――そう、考えていたのだけれど。
好きな人のくだりは省いた私のその考えを聞いて、ウィレム先生から凍てつくような圧迫感が膨れ上がり、比喩ではなく部屋の空気が重くなる。ビリビリと、彼の怒りが伝わってきた。
「――――――君の鈍いところ、可愛いと思ってたけど、さすがに今はちょっと冷静でいられないな」
一瞬で距離を詰められて、気づけば私は机の上についた先生の腕の中に閉じ込められていた。
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