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スライムです
中編
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どうしてこんなことになったんだっけ。
『この世界は人間たちが呼ぶところの魔界。色んな姿かたち、能力を持った種族が暮らしているよ。ここはその魔界の王国ベグラガド。そして僕はベグラガドの第四王子ラズリック・オーギュスター・ハウディル。長いからラズって呼んでねスライムのおねーさん』
そう名乗った魔界の王子──ラズの後ろについて広大な城の長い廊下を歩きながら自分が今ここにいる原因を考える。
まず、私は現在確実に異世界トリップというものをしている。
何回太ももや脇腹をつねってみても痛いだけで目が覚めない。
そして月が2つ有って異形の生物がウジャウジャいるここは日本ではない。と言うか地球じゃない。
もしかしたら珍しく痛覚のある夢を見ているのかもしれないけれど、その可能性に賭けてただ夢が終わるのを待つよりは行動を起こした方が生存率は上がるだろう。
私は何より自分の命と身の安全が大事なんだ。そのためにこの世界で権力を持っているらしき目の前の少年に取り入ることに決めた。
幸い一番下の弟と年が近そうだし対応にはそこまで困らないだろう。……相手は人外だしちょっと耳尖ってるけど。
でも163センチの私より10センチ以上小さい彼は、ふわふわとした金髪にドールフェイスで、魔物と言うより天使と言われた方がしっくりくる。羨ましいぐらいつるりとした頬は真珠でできてるみたいだ。……近くに居ると寒気で鳥肌が立つけど。
しっかし本当になんでこんなことになったんだっけなぁ。
今日は忘れ物を取りに彼氏(だった男)のアパートに行ったでしょ?
それでそのあと普段行かない激安スーパーがアイツの家の近くに有ることを思い出してスーパーに行ったでしょ?
──そうだ。そのスーパーの入り口で店員さんがカートを片付けてたんだった。
それ自体は珍しくもなんともない光景だ。
だけど、その店員さんの脇を通って店内に入ろうとした時──カートの車輪が私のヒールにぶつかった。
瞬間、世界がグニャリと歪んでジェットコースターみたいな浮遊感が私を襲い、目を開けたらあの中庭で異形たちに囲まれていた。
……え。もしかして私、スーパーのカートにぶつかって異世界転移したの?
「マジか」
え、普通ってぶつかるのトラックとかじゃないの? あ、それは異世界転生バージョン? いや、でもそれにしても異世界へのトビラ身近過ぎない? スーパーのカートにぶつかったくらいでトリップしてたら行方不明者続出で世界中大騒ぎになってない? それとも私、ものすごい低い確率で存在する異世界転移カートにぶつかったの?
「……だったら宝くじに当たりたい人生だった…………」
「何か言った? スライムのおねーさん」
ラズが私の独り言に反応して振り返る。
「なんにも?! 気にしないでっ?!」
「そう?」
危なかった。人間だったら殺すと宣言されているのだ。人間どころかこの世界の存在でもないと知られたら確実に命が危ない。
「この城の廊下は歩く度に形が変わるからちゃんと僕の後をついてきてね? 迷子になったらまた会えるかわかんないよ」
──さすが魔界。普通にしてても色々危ない。
「──はい、だけど喋ってる間に無事に湯殿に着いたよ」
促されて大理石みたいな材質でできたその部屋に入ると、もわりとした湯気が顔に当たる。
「! 広い!」
湯けむりでよく見えないけど学校のプールくらいありそうな浴場だ。
「そう? 僕たち以外は来ないように言ってあるからゆっくり入ってね」
「……私が入るの?」
「だってさっき中庭で言ったでしょう? おねーさんがスライムだったら温かいお風呂に入れてあげるって」
「いや、でも今はお風呂に入るどころの気分じゃない、って言うか」
「────何か言った?」
「何も言ってないです!! ありがたく入らせて頂きます!」
華奢な少年から発せられる殺気に押されるように勢いよくカットソーを脱ぎ捨てる。
「わぉ良い脱ぎっぷり」
下着姿になった私を見てラズが無邪気に手を叩いた。誰のせいだ。誰の。
「見たことのない作りの服だなぁ。材質は……綿?だけじゃないよね? このキラキラした粒も宝石じゃないみたいだし」
正解。そのカットソーは綿ポリでキラキラしてるのはプラスチックのビーズだ。
「おねーさんみたいなスライム、今までどこにいたんだろう? この国の住人のことを王族の僕たちが知らないはずないんだけど。……本当に人間じゃなくてスライムなんだよね?」
「イエス! あいあむスライム!!」
じと……っと探るような目で見られてぶんぶんと頭を縦に振る。ついでにGカップの肉もぶんぶんと揺れる。
「良かった。僕、新種の魔物を研究するのが趣味なんだ。おねーさんのことも色々調べさせてね」
愛らしく顎に指を当てた美少年が可憐に微笑む。言われていることの意味は深く考えたくないがこの笑顔の破壊力は凄い。可愛いは正義。ぷりてぃイズじゃすてぃす(ごめん適当に言った)
「あ、ダメダメ! 下着は僕が脱がすんだから! ……なにこの金具? どうなってるの?」
「それはホックって言って、こう……横にずらすように動かして……」
「──外せた!」
「良かったねぇ」
ブラのホックを外せたことを無邪気に喜ぶ姿に、つい相手が人外だということも忘れてぽふぽふと頭を撫でる。
「わー凄い子供扱い。別に慣れてないわけじゃないんだよ? ……最近の人間界の衣装の構造がわかんなかっただけで」
「え、なにか言った? ほっぺた膨らませてる君が可愛くて後半よく聞いてなかった」
「ううん? なんでも?」
広い浴槽(と言うレベルで良いんだろうか)にたっぷりと張られたお湯の熱気のおかげか、ラズからの冷気を感じずについ口調が砕ける。
ラズは人間以外が相手ならずいぶん気さくな王子様のようだ。
「僕も脱ぐから先に入ってて」
そうか。君も脱ぐのか。……うちの弟の精通はいくつの時だったっけなー……。
遠い目になりながら様々な事態に備えて次の排卵日を脳内で確認する。まだナニをどうされるとも決まったわけじゃないけど心の準備は大事だ。
色んなことを諦め、色んなことに覚悟を決めて湯気の中へと足を踏み入れる。
どうやらこの世界にはシャワーは存在しないらしくそこにはプール大の浴槽があるだけだった。
あ、でも真ん中辺りが噴水みたいにぼこぼこしてる。あれでお湯を循環させてるのかな。
「おまたせ!」
椅子も鏡も無いのでどうしたら良いかわからず、突っ立って湧き出るお湯を眺めていたら後ろからラズに抱きつかれた。
ふわふわの金髪が背中に触れてくすぐったい。
「本当に大きなスライムだねぇ。洗いがいありそう」
背後から伸びた手がやわやわとGカップの肉を揉み、持ち上げる。
円を描くようなその動きに疼くものがあるのは気のせいだと思いたい。
「だけど服を脱がせてみたら僕が知る人間の女体とほとんど変わらないみたいだなぁ? もしかして『ここ』の反応も同じなのかな?」
きゅっ……と中心をしごくように指で挟まれて、あげそうになった声を必死に押し殺す。
クニクニと。クニクニと。
散々そこをおもちゃにしたラズが私の肩甲骨に歯を立たせながら囁く。
「そう言えばスライムのおねーさん。まだ名前を聞いてなかったよね。……君の名前は?」
何故この状況で今それを聞くのか。それでも彼の機嫌を損ねないように答えなければ。
「ふ……ぁっ、ヒト、ミ。私の、名前は、ヒトミ……」
──上擦る声で名前を告げだ瞬間、突如少年の手が大人のそれに変わった。
いや、比喩ではなく、どこか柔らかさを残していた白い指が、長く筋ばった男のものに変わったのだ。
「──え?」
驚いて振り返ると、金と青の瞳に情欲の熱を燃やした男が私を見下ろしていた。
白に近い金髪も、少し尖った耳も、さっきまで私を弄んでいた少年と同じものなのに、私より頭一つぶんは背の高い二十歳前後の男がそこに立っている。
「え、ラズ……?」
「はい」
「え。え。なんで……っ?」
「すみませんヒトミ。本当は僕、普段はいつもこっちの姿なんです」
甘く軽やかな美声で私の鼓膜を震わせて、青年はその美貌を花のように綻ばせた。
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そう名乗った魔界の王子──ラズの後ろについて広大な城の長い廊下を歩きながら自分が今ここにいる原因を考える。
まず、私は現在確実に異世界トリップというものをしている。
何回太ももや脇腹をつねってみても痛いだけで目が覚めない。
そして月が2つ有って異形の生物がウジャウジャいるここは日本ではない。と言うか地球じゃない。
もしかしたら珍しく痛覚のある夢を見ているのかもしれないけれど、その可能性に賭けてただ夢が終わるのを待つよりは行動を起こした方が生存率は上がるだろう。
私は何より自分の命と身の安全が大事なんだ。そのためにこの世界で権力を持っているらしき目の前の少年に取り入ることに決めた。
幸い一番下の弟と年が近そうだし対応にはそこまで困らないだろう。……相手は人外だしちょっと耳尖ってるけど。
でも163センチの私より10センチ以上小さい彼は、ふわふわとした金髪にドールフェイスで、魔物と言うより天使と言われた方がしっくりくる。羨ましいぐらいつるりとした頬は真珠でできてるみたいだ。……近くに居ると寒気で鳥肌が立つけど。
しっかし本当になんでこんなことになったんだっけなぁ。
今日は忘れ物を取りに彼氏(だった男)のアパートに行ったでしょ?
それでそのあと普段行かない激安スーパーがアイツの家の近くに有ることを思い出してスーパーに行ったでしょ?
──そうだ。そのスーパーの入り口で店員さんがカートを片付けてたんだった。
それ自体は珍しくもなんともない光景だ。
だけど、その店員さんの脇を通って店内に入ろうとした時──カートの車輪が私のヒールにぶつかった。
瞬間、世界がグニャリと歪んでジェットコースターみたいな浮遊感が私を襲い、目を開けたらあの中庭で異形たちに囲まれていた。
……え。もしかして私、スーパーのカートにぶつかって異世界転移したの?
「マジか」
え、普通ってぶつかるのトラックとかじゃないの? あ、それは異世界転生バージョン? いや、でもそれにしても異世界へのトビラ身近過ぎない? スーパーのカートにぶつかったくらいでトリップしてたら行方不明者続出で世界中大騒ぎになってない? それとも私、ものすごい低い確率で存在する異世界転移カートにぶつかったの?
「……だったら宝くじに当たりたい人生だった…………」
「何か言った? スライムのおねーさん」
ラズが私の独り言に反応して振り返る。
「なんにも?! 気にしないでっ?!」
「そう?」
危なかった。人間だったら殺すと宣言されているのだ。人間どころかこの世界の存在でもないと知られたら確実に命が危ない。
「この城の廊下は歩く度に形が変わるからちゃんと僕の後をついてきてね? 迷子になったらまた会えるかわかんないよ」
──さすが魔界。普通にしてても色々危ない。
「──はい、だけど喋ってる間に無事に湯殿に着いたよ」
促されて大理石みたいな材質でできたその部屋に入ると、もわりとした湯気が顔に当たる。
「! 広い!」
湯けむりでよく見えないけど学校のプールくらいありそうな浴場だ。
「そう? 僕たち以外は来ないように言ってあるからゆっくり入ってね」
「……私が入るの?」
「だってさっき中庭で言ったでしょう? おねーさんがスライムだったら温かいお風呂に入れてあげるって」
「いや、でも今はお風呂に入るどころの気分じゃない、って言うか」
「────何か言った?」
「何も言ってないです!! ありがたく入らせて頂きます!」
華奢な少年から発せられる殺気に押されるように勢いよくカットソーを脱ぎ捨てる。
「わぉ良い脱ぎっぷり」
下着姿になった私を見てラズが無邪気に手を叩いた。誰のせいだ。誰の。
「見たことのない作りの服だなぁ。材質は……綿?だけじゃないよね? このキラキラした粒も宝石じゃないみたいだし」
正解。そのカットソーは綿ポリでキラキラしてるのはプラスチックのビーズだ。
「おねーさんみたいなスライム、今までどこにいたんだろう? この国の住人のことを王族の僕たちが知らないはずないんだけど。……本当に人間じゃなくてスライムなんだよね?」
「イエス! あいあむスライム!!」
じと……っと探るような目で見られてぶんぶんと頭を縦に振る。ついでにGカップの肉もぶんぶんと揺れる。
「良かった。僕、新種の魔物を研究するのが趣味なんだ。おねーさんのことも色々調べさせてね」
愛らしく顎に指を当てた美少年が可憐に微笑む。言われていることの意味は深く考えたくないがこの笑顔の破壊力は凄い。可愛いは正義。ぷりてぃイズじゃすてぃす(ごめん適当に言った)
「あ、ダメダメ! 下着は僕が脱がすんだから! ……なにこの金具? どうなってるの?」
「それはホックって言って、こう……横にずらすように動かして……」
「──外せた!」
「良かったねぇ」
ブラのホックを外せたことを無邪気に喜ぶ姿に、つい相手が人外だということも忘れてぽふぽふと頭を撫でる。
「わー凄い子供扱い。別に慣れてないわけじゃないんだよ? ……最近の人間界の衣装の構造がわかんなかっただけで」
「え、なにか言った? ほっぺた膨らませてる君が可愛くて後半よく聞いてなかった」
「ううん? なんでも?」
広い浴槽(と言うレベルで良いんだろうか)にたっぷりと張られたお湯の熱気のおかげか、ラズからの冷気を感じずについ口調が砕ける。
ラズは人間以外が相手ならずいぶん気さくな王子様のようだ。
「僕も脱ぐから先に入ってて」
そうか。君も脱ぐのか。……うちの弟の精通はいくつの時だったっけなー……。
遠い目になりながら様々な事態に備えて次の排卵日を脳内で確認する。まだナニをどうされるとも決まったわけじゃないけど心の準備は大事だ。
色んなことを諦め、色んなことに覚悟を決めて湯気の中へと足を踏み入れる。
どうやらこの世界にはシャワーは存在しないらしくそこにはプール大の浴槽があるだけだった。
あ、でも真ん中辺りが噴水みたいにぼこぼこしてる。あれでお湯を循環させてるのかな。
「おまたせ!」
椅子も鏡も無いのでどうしたら良いかわからず、突っ立って湧き出るお湯を眺めていたら後ろからラズに抱きつかれた。
ふわふわの金髪が背中に触れてくすぐったい。
「本当に大きなスライムだねぇ。洗いがいありそう」
背後から伸びた手がやわやわとGカップの肉を揉み、持ち上げる。
円を描くようなその動きに疼くものがあるのは気のせいだと思いたい。
「だけど服を脱がせてみたら僕が知る人間の女体とほとんど変わらないみたいだなぁ? もしかして『ここ』の反応も同じなのかな?」
きゅっ……と中心をしごくように指で挟まれて、あげそうになった声を必死に押し殺す。
クニクニと。クニクニと。
散々そこをおもちゃにしたラズが私の肩甲骨に歯を立たせながら囁く。
「そう言えばスライムのおねーさん。まだ名前を聞いてなかったよね。……君の名前は?」
何故この状況で今それを聞くのか。それでも彼の機嫌を損ねないように答えなければ。
「ふ……ぁっ、ヒト、ミ。私の、名前は、ヒトミ……」
──上擦る声で名前を告げだ瞬間、突如少年の手が大人のそれに変わった。
いや、比喩ではなく、どこか柔らかさを残していた白い指が、長く筋ばった男のものに変わったのだ。
「──え?」
驚いて振り返ると、金と青の瞳に情欲の熱を燃やした男が私を見下ろしていた。
白に近い金髪も、少し尖った耳も、さっきまで私を弄んでいた少年と同じものなのに、私より頭一つぶんは背の高い二十歳前後の男がそこに立っている。
「え、ラズ……?」
「はい」
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