88 / 100
第五章 聖なる夜をいとし子と
あきらめる癖
しおりを挟む
セーラが考えたことは、どの時点で逃げ出すかということだ。
今は身体の自由が利かない。子育てにも慣れていない。一週間、一週間だけお世話になろう。そして何かのきっかけを捉えてエミリーの家を辞すべきだ。
デビッドに私なんかと結婚させてはいけない。何せ貴族との付き合い方どころか、正式な食事の仕方さえ知らないのだ。自分にしても一挙手一投足を注意される生活なんてまっぴらごめんだ。
…なんでここまでお偉い人だったんだろう。ちょっとした金持ちの商家の次男とかだったらまだしも。
あ~あ、私にはとことん運というものがないのね。
セーラが結婚の成就に悲観的になるのも無理もない。
セーラはロンドンの貧しい地区の小学校へ通っていたが、高学年になると教会や孤児院の手伝いにたびたび駆り出され、碌に勉強もしていない。
小学校を卒業する10歳になってからは宿屋の下働きに始まって、いろいろな職種を転々としながら働き続けてきた。帰る家がないのでいろんな家庭に住みこんで働いてきたが、どこでも邪魔者扱いされてきた。
18歳になってある程度見られる容姿を認めてもらい、カフェの店員になれたことはセーラにとって大出世だった。スナックの三階に小さな部屋を借りて、初めて一人で生活することが出来るようになった時には、嬉しかった。
その喜びも今回の妊娠によってすべて灰に帰してしまったのだが…。
お腹が大きい店員は洒落たカフェでは必要とされなかった。
その上、これから赤ちゃんの泣き声でうるさくなることがわかっているセーラの存在は、住居にしていたスナックにとっても困った存在だったのだ。
ベラ姉さんが言いにくそうに「悪いけど、うちも客商売だからねぇ。赤ちゃんの泣き声がしてるとお客さんも落ち着いて飲んでくれないんだよ。心当たりがないなら、他の住まいを紹介しようか?」と言ってきた日のことは忘れられない。ずっとセーラの味方でいてくれたベラ姉さん。後見人のいないセーラに、快く部屋を提供して応援してくれていた恩人に、これ以上は迷惑をかけられないと出て来たのだ。
でも、どこへ行こう。
子連れでは、今までのようなわけにはいかない。
親切そうなエミリーに内緒で協力してもらったほうがいいのかもしれない。
ああは言ってくれたが、エミリーにしても私がお兄さんの奥さんになることに、もろ手を挙げて賛成という訳ではないだろう。
ロンドンへ帰るデビッドをストランドの駅に送って行き、セーラがコインロッカーに預けていた荷物を回収すると、車は高速道路にのって一路南へと走りだした。
セーラはこんな大きな車に乗ったことはなかった。せいぜい配達のトラックの片隅に荷物と一緒に詰め込まれた経験があるだけである。それが今乗っているのは応接室が中にあるような車で、赤ちゃん用のシートもあり、デイビーはその中でスヤスヤと眠っている。備え付けの冷蔵庫からジュースを取り出して渡された時には、思わずそのジュースをじっと見てしまった。
「あ、違う銘柄のほうが良かった? 炭酸飲料もあるから変えましょうか?」
エミリーにそう言われたが、そんなことを考えていたのではない。こんなことからして自分は場違いだ。
自動車の中に冷蔵庫があるなんて…。セーラは独り暮らしの部屋に冷蔵庫なんてもちろん持っていなかった。
「いいの、これで。ありがとう。車の中に冷蔵庫があったのに驚いただけだから。」
「そっか…そうなんだね。そういえばセーラって、どこの職業学校に行ったの? やっぱりロンドン?」
エミリーは当然のようにそう聞いてきたが、セーラはとっさに答えられなかった。
「エム、孤児院だと小学校までだよ。セーラが良かったらエムと僕で簡単な教育課程を作るよ。デビッドの奥さんになるんだったらジュニア・ハイぐらいの教養は身につけたほうがいいし。」
ロブが親切にそう言ってくれたが、セーラはこの2人に正直に自分の気持ちを言ったほうがいいような気がしてきた。
「その事なんだけど…やっぱり私ではデビッドの奥さんは無理だと思うの。」
「でも…2人でいるのが自然だって言ってたじゃない。私がぶしつけに失礼なことを聞いたから?」
「ううん。エミリーにお家の、貴族の話を聞いた時から考えてたの。…こっそり逃げ出そうって。」
エミリーとロブはセーラの話を聞いてびっくりしていたが、ロブのほうがすぐに立ち直った。
「それを僕たちに言うということは、デビッドに内緒で逃げ出せるように協力して欲しいんだね。」
「ロブっ!!」
「エム、ちょっと黙って僕の話を聞いて。セーラがそう言うのも無理はないよ。僕だってセーラの立場だったらそう考えたかもしれない。」
「だって!」
エミリーは反対のようだが、ロブの方は侯爵閣下だけあって世事に長けているようだ。
「わかった。僕は君の力になるよ。でもデビッドを裏切るからには、僕たちにも心の平安が欲しい。セーラとこのちびデビッドが無事に過ごしていけるように、君に最低限の教育をつけさせて欲しいんだ。君が僕の提示した教育をちゃんと身につけたら、親子で楽に暮らしていける仕事を斡旋する。一年間うちで頑張ってみないか? 見たところ、ちびデビッドのためにそのくらいの努力をするガッツは持っている人のように思えるけど…。」
ロブの提案はセーラにとって魅力的だった。
これから一年間の安全が確保されて、今後の生活の安定も約束してくれている。いくら親切だと言っても、私なんかを親戚にしたくないのもあるのだろう。
これは疑う余地のない好条件に思われる。
「ありがとう、いい条件ね。やってみたいと思います。ただ…デビッドが何て言うか。」
セーラの答えにロブはニヤリと笑って、そっちの方は自分たちで何とかするということを確約してくれた。
結婚の許しが出るというのは難しいとは思うが、仮にサマー子爵が結婚を許しても、ストランド伯爵の病気のこともあるし、すぐに結婚式の話はでないだろう。一年間、結婚するのを引き延ばすことは自然にできるだろうというのがロブの予想だ。
エミリーはロブのことを殴りたそうな顔をして睨んでいたが、最後には諦めたのか「私もロブに協力する」と言ってくれた。
セーラは今後のことが決まって安心したのか、車の揺れの中でウトウトと眠り始めた。
セーラが寝入ったのを見て、エミリーは小さい声でロブに囁いた。
「上手いこと考えたわね、ロブ。」
「これはセーラにとっても正念場さ。ここを潜り抜けられないと、どっちにしろお互いが辛くなるだけだからね。」
「ロブのその回転の速いオツムが好きよ。」
「頭だけかい?」
「わかってるくせに…。」
見つめ合う2人を、目を覚ましたトラムとデイビーがキョトンとした顔で眺めていた。
今は身体の自由が利かない。子育てにも慣れていない。一週間、一週間だけお世話になろう。そして何かのきっかけを捉えてエミリーの家を辞すべきだ。
デビッドに私なんかと結婚させてはいけない。何せ貴族との付き合い方どころか、正式な食事の仕方さえ知らないのだ。自分にしても一挙手一投足を注意される生活なんてまっぴらごめんだ。
…なんでここまでお偉い人だったんだろう。ちょっとした金持ちの商家の次男とかだったらまだしも。
あ~あ、私にはとことん運というものがないのね。
セーラが結婚の成就に悲観的になるのも無理もない。
セーラはロンドンの貧しい地区の小学校へ通っていたが、高学年になると教会や孤児院の手伝いにたびたび駆り出され、碌に勉強もしていない。
小学校を卒業する10歳になってからは宿屋の下働きに始まって、いろいろな職種を転々としながら働き続けてきた。帰る家がないのでいろんな家庭に住みこんで働いてきたが、どこでも邪魔者扱いされてきた。
18歳になってある程度見られる容姿を認めてもらい、カフェの店員になれたことはセーラにとって大出世だった。スナックの三階に小さな部屋を借りて、初めて一人で生活することが出来るようになった時には、嬉しかった。
その喜びも今回の妊娠によってすべて灰に帰してしまったのだが…。
お腹が大きい店員は洒落たカフェでは必要とされなかった。
その上、これから赤ちゃんの泣き声でうるさくなることがわかっているセーラの存在は、住居にしていたスナックにとっても困った存在だったのだ。
ベラ姉さんが言いにくそうに「悪いけど、うちも客商売だからねぇ。赤ちゃんの泣き声がしてるとお客さんも落ち着いて飲んでくれないんだよ。心当たりがないなら、他の住まいを紹介しようか?」と言ってきた日のことは忘れられない。ずっとセーラの味方でいてくれたベラ姉さん。後見人のいないセーラに、快く部屋を提供して応援してくれていた恩人に、これ以上は迷惑をかけられないと出て来たのだ。
でも、どこへ行こう。
子連れでは、今までのようなわけにはいかない。
親切そうなエミリーに内緒で協力してもらったほうがいいのかもしれない。
ああは言ってくれたが、エミリーにしても私がお兄さんの奥さんになることに、もろ手を挙げて賛成という訳ではないだろう。
ロンドンへ帰るデビッドをストランドの駅に送って行き、セーラがコインロッカーに預けていた荷物を回収すると、車は高速道路にのって一路南へと走りだした。
セーラはこんな大きな車に乗ったことはなかった。せいぜい配達のトラックの片隅に荷物と一緒に詰め込まれた経験があるだけである。それが今乗っているのは応接室が中にあるような車で、赤ちゃん用のシートもあり、デイビーはその中でスヤスヤと眠っている。備え付けの冷蔵庫からジュースを取り出して渡された時には、思わずそのジュースをじっと見てしまった。
「あ、違う銘柄のほうが良かった? 炭酸飲料もあるから変えましょうか?」
エミリーにそう言われたが、そんなことを考えていたのではない。こんなことからして自分は場違いだ。
自動車の中に冷蔵庫があるなんて…。セーラは独り暮らしの部屋に冷蔵庫なんてもちろん持っていなかった。
「いいの、これで。ありがとう。車の中に冷蔵庫があったのに驚いただけだから。」
「そっか…そうなんだね。そういえばセーラって、どこの職業学校に行ったの? やっぱりロンドン?」
エミリーは当然のようにそう聞いてきたが、セーラはとっさに答えられなかった。
「エム、孤児院だと小学校までだよ。セーラが良かったらエムと僕で簡単な教育課程を作るよ。デビッドの奥さんになるんだったらジュニア・ハイぐらいの教養は身につけたほうがいいし。」
ロブが親切にそう言ってくれたが、セーラはこの2人に正直に自分の気持ちを言ったほうがいいような気がしてきた。
「その事なんだけど…やっぱり私ではデビッドの奥さんは無理だと思うの。」
「でも…2人でいるのが自然だって言ってたじゃない。私がぶしつけに失礼なことを聞いたから?」
「ううん。エミリーにお家の、貴族の話を聞いた時から考えてたの。…こっそり逃げ出そうって。」
エミリーとロブはセーラの話を聞いてびっくりしていたが、ロブのほうがすぐに立ち直った。
「それを僕たちに言うということは、デビッドに内緒で逃げ出せるように協力して欲しいんだね。」
「ロブっ!!」
「エム、ちょっと黙って僕の話を聞いて。セーラがそう言うのも無理はないよ。僕だってセーラの立場だったらそう考えたかもしれない。」
「だって!」
エミリーは反対のようだが、ロブの方は侯爵閣下だけあって世事に長けているようだ。
「わかった。僕は君の力になるよ。でもデビッドを裏切るからには、僕たちにも心の平安が欲しい。セーラとこのちびデビッドが無事に過ごしていけるように、君に最低限の教育をつけさせて欲しいんだ。君が僕の提示した教育をちゃんと身につけたら、親子で楽に暮らしていける仕事を斡旋する。一年間うちで頑張ってみないか? 見たところ、ちびデビッドのためにそのくらいの努力をするガッツは持っている人のように思えるけど…。」
ロブの提案はセーラにとって魅力的だった。
これから一年間の安全が確保されて、今後の生活の安定も約束してくれている。いくら親切だと言っても、私なんかを親戚にしたくないのもあるのだろう。
これは疑う余地のない好条件に思われる。
「ありがとう、いい条件ね。やってみたいと思います。ただ…デビッドが何て言うか。」
セーラの答えにロブはニヤリと笑って、そっちの方は自分たちで何とかするということを確約してくれた。
結婚の許しが出るというのは難しいとは思うが、仮にサマー子爵が結婚を許しても、ストランド伯爵の病気のこともあるし、すぐに結婚式の話はでないだろう。一年間、結婚するのを引き延ばすことは自然にできるだろうというのがロブの予想だ。
エミリーはロブのことを殴りたそうな顔をして睨んでいたが、最後には諦めたのか「私もロブに協力する」と言ってくれた。
セーラは今後のことが決まって安心したのか、車の揺れの中でウトウトと眠り始めた。
セーラが寝入ったのを見て、エミリーは小さい声でロブに囁いた。
「上手いこと考えたわね、ロブ。」
「これはセーラにとっても正念場さ。ここを潜り抜けられないと、どっちにしろお互いが辛くなるだけだからね。」
「ロブのその回転の速いオツムが好きよ。」
「頭だけかい?」
「わかってるくせに…。」
見つめ合う2人を、目を覚ましたトラムとデイビーがキョトンとした顔で眺めていた。
1
あなたにおすすめの小説
黒騎士団の娼婦
イシュタル
恋愛
夫を亡くし、義弟に家から追い出された元男爵夫人・ヨシノ。
異邦から迷い込んだ彼女に残されたのは、幼い息子への想いと、泥にまみれた誇りだけだった。
頼るあてもなく辿り着いたのは──「気味が悪い」と忌まれる黒騎士団の屯所。
煤けた鎧、無骨な団長、そして人との距離を忘れた男たち。
誰も寄りつかぬ彼らに、ヨシノは微笑み、こう言った。
「部屋が汚すぎて眠れませんでした。私を雇ってください」
※本作はAIとの共同制作作品です。
※史実・実在団体・宗教などとは一切関係ありません。戦闘シーンがあります。
『冷徹社長の秘書をしていたら、いつの間にか専属の妻に選ばれました』
鍛高譚
恋愛
秘書課に異動してきた相沢結衣は、
仕事一筋で冷徹と噂される社長・西園寺蓮の専属秘書を務めることになる。
厳しい指示、膨大な業務、容赦のない会議――
最初はただ必死に食らいつくだけの日々だった。
だが、誰よりも真剣に仕事と向き合う蓮の姿に触れるうち、
結衣は秘書としての誇りを胸に、確かな成長を遂げていく。
そして、蓮もまた陰で彼女を支える姿勢と誠実な仕事ぶりに心を動かされ、
次第に結衣は“ただの秘書”ではなく、唯一無二の存在になっていく。
同期の嫉妬による妨害、ライバル会社の不正、社内の疑惑。
数々の試練が二人を襲うが――
蓮は揺るがない意志で結衣を守り抜き、
結衣もまた社長としてではなく、一人の男性として蓮を信じ続けた。
そしてある夜、蓮がようやく口にした言葉は、
秘書と社長の関係を静かに越えていく。
「これからの人生も、そばで支えてほしい。」
それは、彼が初めて見せた弱さであり、
結衣だけに向けた真剣な想いだった。
秘書として。
一人の女性として。
結衣は蓮の差し伸べた未来を、涙と共に受け取る――。
仕事も恋も全力で駆け抜ける、
“冷徹社長×秘書”のじれ甘オフィスラブストーリー、ここに完結。
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
『異世界転生してカフェを開いたら、庭が王宮より人気になってしまいました』
ヤオサカ
恋愛
申し訳ありません、物語の内容を確認しているため、一部非公開にしています
この物語は完結しました。
前世では小さな庭付きカフェを営んでいた主人公。事故により命を落とし、気がつけば異世界の貧しい村に転生していた。
「何もないなら、自分で作ればいいじゃない」
そう言って始めたのは、イングリッシュガーデン風の庭とカフェづくり。花々に囲まれた癒しの空間は次第に評判を呼び、貴族や騎士まで足を運ぶように。
そんな中、無愛想な青年が何度も訪れるようになり――?
転生したので推し活をしていたら、推しに溺愛されました。
ラム猫
恋愛
異世界に転生した|天音《あまね》ことアメリーは、ある日、この世界が前世で熱狂的に遊んでいた乙女ゲームの世界であることに気が付く。
『煌めく騎士と甘い夜』の攻略対象の一人、騎士団長シオン・アルカス。アメリーは、彼の大ファンだった。彼女は喜びで飛び上がり、推し活と称してこっそりと彼に贈り物をするようになる。
しかしその行為は推しの目につき、彼に興味と執着を抱かれるようになったのだった。正体がばれてからは、あろうことか美しい彼の側でお世話係のような役割を担うことになる。
彼女は推しのためならばと奮闘するが、なぜか彼は彼女に甘い言葉を囁いてくるようになり……。
※この作品は、『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。
【完結】タジタジ騎士公爵様は妖精を溺愛する
雨香
恋愛
【完結済】美醜の感覚のズレた異世界に落ちたリリがスパダリイケメン達に溺愛されていく。
ヒーロー大好きな主人公と、どう受け止めていいかわからないヒーローのもだもだ話です。
「シェイド様、大好き!!」
「〜〜〜〜っっっ!!???」
逆ハーレム風の過保護な溺愛を楽しんで頂ければ。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
おばあちゃんの秘密
波間柏
恋愛
大好きなおばあちゃんと突然の別れ。
小林 ゆい(18)は、私がいなくなったら貰って欲しいと言われていたおばあちゃんの真珠の髪飾りをつけた事により、もう1つの世界を知る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる