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第一章 NICU
生後41日目 無事に気管切開手術がすみました
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手術前、呼吸器を挿管されたリノは「なんじゃこりゃ?」と不愉快な顔をしていたそうです。
その顔を見て、我が子を手術室へ送ったネムルーは、看護師さんが呼びに来てくれる一時間半の間中、ずっと心配そうにしていました。
ネムルーとムコー、ラクーとダンナーの四人は、待合ロビーでお弁当を食べたり、家庭内引っ越しの段取りの話をしたり、手術中のリノのことを思って時々口ごもったりしながら、手術が終わるのを待ちました。
他にも、娘さんが分娩中の家族が心配そうに座っていらっしゃいましたが、うちの場合は家族での話の内容が本当に特殊ですね。
今朝早く、ラクーの知り合いのK子さんから電話がありました。
リノのことを伝えていたので、若夫婦のことを心配してくれていたのです。昨日は二人を元気づけるためにワッフルを持って来てくれました。
その時は忙しかったらしく、お菓子だけおいてすぐに帰られたので、ラクーはリノの事を伝えておこうと思ったのです。
「今日は気管切開手術をするんですよ」
そう軽く伝えた途端に、K子さんは絶句したのです。
「……そこまでしなくちゃならないの?」
あら、そういえば一般的には新生児が気管切開手術をするなんて、驚くべきことなんでしたね。
ラクーの普通と世の中の普通が、どうもズレてきているようです。
ラクーとネムルーとムコーの三人は、毎日ネットでいろんな人のブログを読んで、リノのこれからのことを話し合っています。そのため、気管切開手術や胃瘻の話題がごく普通のことになっていたのです。
その話をそばで聞いているダンナーはたまに涙ぐんでいるので、まだ孫が病気だということに耐性がついてないのかもしれません。
ごくごく稀な症例で、一般の人には理解できない病名だということを忘れないようにしなければなりませんね。(笑)
手術が終わって、ムコーが実家に電話をしました。
そこでもお母さんが「気管切開をしても、将来また閉じることもできるのよね。ゲカイーさんが言ってたよ」と言われたそうです。
今、妹さんは里帰り出産をして、実家で療養しているので、お婿さんのゲカイーさんも家に来ているのでしょうね。
ムコーの妹の旦那さんは外国に移植の勉強に行くような、優秀な外科医なのです。
うーーん。
専門家でも科が違うと知らないような病名なのかしら?
ムコーは「そうはならないと思う」と言いながら、困っていました。
どうやら私たちは一種独特な『普通』の中に足を踏み入れてしまったようです。
こうなったらリノに付き合って、とことん稀な体験を極めていくしかないですねぇ。
(^o^)>
その顔を見て、我が子を手術室へ送ったネムルーは、看護師さんが呼びに来てくれる一時間半の間中、ずっと心配そうにしていました。
ネムルーとムコー、ラクーとダンナーの四人は、待合ロビーでお弁当を食べたり、家庭内引っ越しの段取りの話をしたり、手術中のリノのことを思って時々口ごもったりしながら、手術が終わるのを待ちました。
他にも、娘さんが分娩中の家族が心配そうに座っていらっしゃいましたが、うちの場合は家族での話の内容が本当に特殊ですね。
今朝早く、ラクーの知り合いのK子さんから電話がありました。
リノのことを伝えていたので、若夫婦のことを心配してくれていたのです。昨日は二人を元気づけるためにワッフルを持って来てくれました。
その時は忙しかったらしく、お菓子だけおいてすぐに帰られたので、ラクーはリノの事を伝えておこうと思ったのです。
「今日は気管切開手術をするんですよ」
そう軽く伝えた途端に、K子さんは絶句したのです。
「……そこまでしなくちゃならないの?」
あら、そういえば一般的には新生児が気管切開手術をするなんて、驚くべきことなんでしたね。
ラクーの普通と世の中の普通が、どうもズレてきているようです。
ラクーとネムルーとムコーの三人は、毎日ネットでいろんな人のブログを読んで、リノのこれからのことを話し合っています。そのため、気管切開手術や胃瘻の話題がごく普通のことになっていたのです。
その話をそばで聞いているダンナーはたまに涙ぐんでいるので、まだ孫が病気だということに耐性がついてないのかもしれません。
ごくごく稀な症例で、一般の人には理解できない病名だということを忘れないようにしなければなりませんね。(笑)
手術が終わって、ムコーが実家に電話をしました。
そこでもお母さんが「気管切開をしても、将来また閉じることもできるのよね。ゲカイーさんが言ってたよ」と言われたそうです。
今、妹さんは里帰り出産をして、実家で療養しているので、お婿さんのゲカイーさんも家に来ているのでしょうね。
ムコーの妹の旦那さんは外国に移植の勉強に行くような、優秀な外科医なのです。
うーーん。
専門家でも科が違うと知らないような病名なのかしら?
ムコーは「そうはならないと思う」と言いながら、困っていました。
どうやら私たちは一種独特な『普通』の中に足を踏み入れてしまったようです。
こうなったらリノに付き合って、とことん稀な体験を極めていくしかないですねぇ。
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