星の子ども

秋野 木星

文字の大きさ
59 / 118
第一章 NICU

生後74日目 家庭内ミーティング

しおりを挟む
若夫婦が使っている車の保険が切り替わったので、今日はラクーが運転して試しに病院まで行ってみる予定でした。

それが朝起きた時、ひどく身体が怠く思え、歯磨きをすれば歯ぐきから血を吐いてしまいました。
ここのところ趣味の小説を書き続けているので、疲れが溜まっていたんでしょうね。(^_^;)

急遽きゅうきょ、ネムルーに断って、気分転換に散髪に行くことにしました。
リノが帰って来たら当面、長時間の外出はできなくなるでしょうし、これも必要なことですよね。


髪をバッサリと切ると、気分がさっぱりして、どこまででも運転できる気になってきました。
無駄に元気になったので、病院から帰って来たネムルーを捕まえて、家庭内ミーティングをするつもりになったのです。
これがやっておいて良かったです。たまにはこうやって、情報の共有をしておかなければなりませんね。

一週間、正月休みを取っていた主治医の先生が昨日から帰って来ました。
NICU一泊研修をした日に、リノの心拍が高くなっていたり、緊張する様子が増えてきていたので、ネムルーは先生に相談したそうです。
先生はそれを受けて、今日、脳波を取ってくださっていました。
まだ全部の結果が出たわけではないですが、てんかん波は出ていないようだし、以前のフラットの脳波よりも少しは動きがあるようになったそうです。
やれやれ、一安心しました。

ネムルーは今日から生理が始まったらしく、お腹が痛いと言っていました。
母乳も少なくなってきているので、自然はもう身体の摂理を通常に戻したのでしょう。研修などで時間が押して搾乳の時間がズレてくると、すぐにでなくなったようです。仕方がありませんね。
リノの場合は、母乳を飲ませることよりも、生きる補助をしていくことが大切です。

ラクーも双子を産んだ時は、生後二ヶ月からミルクに切り替えました。肩こりが酷いし、疲れで寝込むこともあったので、ミルクにして正解でした。^^
お財布には打撃でしたけど……(笑)


ラクーは、ミーティングの議題に先輩ママさんからの情報を出しました。

★ あんちゃんちの筋緊張のこと。
★ いぶちゃんちの離乳食、ベビーコンテナ(楽天・ミキサー食に使う素材)のこと。
★ ありんこ母さんの手の握り込み防止手袋のこと。
★ きるおさんちのアルコール綿の自作とお出かけグッズのこと。
★ のんちゃんママの30日分が入る薬入れのこと。
★ 湊くんちのほっぺシール対応のリムーバーのこと
※これは「頬テープの肌荒れ」について詳しく研究されていた、ろみおさんちで使っているものと同じ製品でした。ネムルーも即座に購入を決めていました。
※こちらのリムーバー情報のおかげで、リノはずっと肌荒れなしで過ごせています。

ラクーの情報は、掲載日が何年の何日かメモしているので、ネムルーもすぐにお気に入りに移すことができました。

そして情報の宝庫である、かいらなさんちの話になりました。

昨日、ネムルーが「かいらなさんちの気切吸引の動画を観た?」と聞くのです。
ラクーはまだ観ていませんでした。
なにせあそこは膨大な工夫の数々が眠っているのです。さすがのラクーもまだ読み切れていませんでした。

気になったラクーはすぐに吸引関係のジャンルを検索して、その動画を観せて頂きました。

……………………

え?
一瞬の神業で、何をしていたのか理解できません。

下に書いてあった手順を読んで、それから五回も動画を観て、やっと理解できました。
(;´Д`)
看護師さんより、すげーし。

もしリブログのやり方を覚えていたら、後であげてみますね。(笑)

※ アメブロの方にはあげていますが、小説家になろうは他ブログの掲載が厳しいので、ここにはリンクを貼りません。同じく、アルファポリスでもこのままリンクなしで掲載します。


うちのリノはアルコール綿を使わなくても、アルコールが入った除菌ティッシュでいいと言われたそうです。
でもあんなに速くできる気がしません。「とれたかなぁ~」「うーん、もう一回いれてみるぅ~?」なんてのんびり吸引しているのは、リノが自発呼吸があるからなんですかね?
とにかくあの吸引スキルを使えば、レベル5の魔獣が倒せるような気がします。

先輩ママ・パパたちの偉業を称えながら、私たちも精進を重ねていきたいと思っています。
(`・ω・´)ゞ


ネムルーから議題にあがったのは、物品交換時を記したタイムスケジュールと注意書きでした。
簡易に作ったものを一泊研修の時に持って行ったそうですが、年寄りがすぐに読めるように字を大きくして表にしてくれるそうです。
ネムルーは「かいらなさんがしていた、気切吸引回数のカウンターを買おうかなぁ」と言っていました。
栄養ボトルやチューブをミルトンに付けおきしておく時のタイマーも必要ですね。
皆さん、だんだんとミルトンを使わなくなるそうですが……それもこれからの課題です。

加温加湿器の精製水は、一週間継ぎ足しの上、一週間ごとに交換なんだそうです。精製水が物品で支給されるところもあるようですが、うちの病院は自費購入だそうです。
先日、ドラッグストアで買って来たと言ってました。

加温加湿器のスイッチとか、命にかかわるものはダブルチェックが必要ですね。
リノが帰って来てすぐは、ネムルーが元気でいてくれることを願います。(^_^;)

リノの少し先輩が先にNICUを出て、小児科に移るそうなので、今、リノは順番待ちをしています。
来月の6日に小児科へ転科して、8日~10日にお家外泊になるそうです。
生後三か月になる前に退院できるかなぁ?
楽しみですね☆彡
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。 けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。 学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!? 大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。 真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

処理中です...