4 / 104
第一章 ガルディア都市
森の異変
しおりを挟む
森の中は天気がいいこともあってか、木漏れ日から森を明るく照らしている。落ちた枝を踏みすすめ、森の奥へと進む。
私のいるこのガルド大陸は緑が豊かで自然あふれる地域が多い。 食料や綺麗な水が豊富であり景色もとてもいい。
ここの森の入り口付近は、定期的に騎士団や冒険者が巡回していることもあってか他の森よりは整備されているので、基本的に魔物の数が少ないのだが、ひとたび奥地に入り込んでいくとその危険は上がっていく。
魔物のほうも決して知恵がないわけではなく、罠を張っていたり集団で群れを作っていたりとなかなかやっかいであったりする。
「少し奥まで入ってきたが一旦ここで荷物の確認と安全の確保をしようか」
「「「「はいっ」」」」
こういった郊外任務や訓練ではアイテムの存在はとても重要である。
また休憩をこまめに取りながら休んでいるときの周囲の気配を感じとることもこういった実地訓練ならである。
「ここは日差しが温かくていいっすねぇー」
「最初の郊外訓練が雨でなくてよかったね、びしよびしょになったら鎧がさらに重く感じるもんね」
「ほら 荷物の確認しないとですよっ」
ジャスティンとパトラがピクニック気分なのをセレスが注意していた。
今日持ってきている荷物の中身はこうだ。
ポーション五個
水一本
携帯食料五個
アルタナ測定器
清潔な布
魔石袋
基本的に短期任務の時であればこれぐらいの準備で大丈夫だ。 今回は日帰りで実力を測るための任務でしかないので簡易な準備となっている。
これが長期遠征や危険区域に行く場合だと他にも様々なものが必要になってくる。
装備は騎士団は基本本部から支給されている鎧を着るのだが、中には強化したり改造したりしても大丈夫らしく、そこのところは緩い制度なんだなと思ってしまう。
実際に私と同じ部隊長のギガントのカルマンさんは、「鎧なんかサイズの合うのもねぇし邪魔だからいらねえんだよ」と言っている。
ちなみにカルマンさんは第三部隊の隊長であり、ギガントで身長が三メートルある。 それだけ大きければ鎧も必然的に特注で作らなくてはいけないんだろうし、なかなか安いものではないからわからなくもない。
とりあえず全員の荷物の確認と安全は確保できたみたいだな。
しかしいつも以上にこの森が静かすぎるのがさっきから気がかりでならない。
これはなにかしらが起こる前兆ではないのか。 私の勘は嫌な事には当たることが多いからな……
「みんなよく聞いてくれ、普段この森も安全とはいえ多少は魔物が出るはずなんだが、今日にいたっては最初に遭遇したゴブリンだけなのが少し気がかりだ。ちょっと注意しておいてくれ」
「「「「はいっ」」」」」
視線を遠くから感じる。
昔からのテオとの訓練により、殺気を感じるのが上手くなっていた私はその異変にすぐに気づくことができた。
「というか言ったそばからあれなんだが…… 遠くからこちらをずっとみているウルフがいる。 みんな武器を構えるんだ!」
少し離れたところに一匹のウルフがこちらをずーっとみてるのは殺気で知っていた。 だが普通の魔物が獲物をただみてるだけなんてことがあるわけがない。
普通はなんらかのアクションを起こすはずだ。 ……これは敵の罠にもうすでにかかっている可能性が高いな。
今日は見てるだけのつもりだったけど状況をみて危ないと判断したら私も戦おう。
すると周囲から続々とウルフ達がこちらにやってきていた。 その数は二十匹程。
「これはやばいっすよ! 数が多すぎるっス」
「くっ、いつの間にこんなに集まってきてたのか」
「ちょーっと数がおおすぎじゃーないですかねぇえええ」
「多分あのこちらをずっと見ているウルフが、他のウルフの目となって情報を伝えているのでしょう。やっかいな魔物に出会いましたね」
三人は突然出てきたウルフの群れにとても驚いてはいたが、なぜかセレスはどこか嬉しそうな顔をしていた。
「少しずつ数を減らしていくしかないな。私も今回は状況が状況だ加勢しよう」
「いえ、兄様は手出し無用でお願いします。私達だけでこの状況をなんとかしてみせますので」
「「「えっ!?」」」
「い いやこの数が相手だし、まだ今日は郊外の実地訓練初日なんだからそこまでしなくても大丈夫だぞ?」
「そうっス! あの数はちょっと無茶っすよ!」
「隊長と組んで倒していったほうが早くおわるのでは?」
「パトラはちょっと自信ないっていうか怖いほうが大きいんだよね」
「大丈夫! 作戦は考えてあります。 それに私はここに来てから戦っていませんし…… カナンはストックの魔法使えましたよね?」
「あ、ああ ……だが効果は3秒くらいしかもたないと思うぞ?」
「十分です」
ストックという魔法は広範囲の足止め魔法だ。 相当な魔力を消費し、かけた相手を数秒だけ止める魔法なのだが、その魔法は欠点が多い、今回はカナンのMPをほとんど消費して三秒しか止めれず、三秒後は敵に攻撃力増加の効果を与える。
「兄様、ちゃんと私をみていてくださいね?」
「あ…… ああわかった」
そう言ったセレスは穏やかな笑顔をこちらにむける。 妹ながら綺麗だと思ったのは内緒にしておこう。
「ジャステインはデコイで少しの間敵を引き付けてください!」
「仕方ないっすね! わかったっす! ディフェンド! デコイ!」
盾を突き出したジャスティンの体に緑の光が入る。 防御力を強化したのだろう。そのままウルフの群れに突っ込んでいく。
「うぉおおおおおおお! あっやばい! 結構痛いっす! はは早くぅううう!」
ウルフの群れにめちゃくちゃにされながらジャスティンが叫んでるが、本当に大丈夫なんだろうか?
ジャスティン半分泣いていないか?
「ストック!! 早くその場から逃げろジャスティン!!」
カナンが大声で叫ぶのと同時にセレスが攻撃魔法を放つ。
「ライトニング」
すさまじい轟音とともに雷が上空からウルフの群れに突き刺さる。音が止んだその場所からは紫電が放電しているのかバチバチと大きなクレーターを残していた。
間一髪ジャステインは当たっていなかったらしいがショックで気を失って倒れている。
今のはなんだ? 初級魔法であるはずのライトニングはこんな威力の攻撃魔法ではなかったはずなのだが、驚いて横を見るとカナンもパトラも驚いているのか口をポカーンと開けてクレーターを眺めている。
二十匹近くいたウルフの群れは一匹も残さず雷に打たれ灰になった。
普通によく見るライトニングの魔法は電撃を飛ばし感電させるくらいの魔法のはずなんだが…
「ちょっと張り切りすぎちゃいましたね」
と言い微笑むセレスにこれは怒らせたらちょっと危ないかもしれないな、とアリアは思った。
私のいるこのガルド大陸は緑が豊かで自然あふれる地域が多い。 食料や綺麗な水が豊富であり景色もとてもいい。
ここの森の入り口付近は、定期的に騎士団や冒険者が巡回していることもあってか他の森よりは整備されているので、基本的に魔物の数が少ないのだが、ひとたび奥地に入り込んでいくとその危険は上がっていく。
魔物のほうも決して知恵がないわけではなく、罠を張っていたり集団で群れを作っていたりとなかなかやっかいであったりする。
「少し奥まで入ってきたが一旦ここで荷物の確認と安全の確保をしようか」
「「「「はいっ」」」」
こういった郊外任務や訓練ではアイテムの存在はとても重要である。
また休憩をこまめに取りながら休んでいるときの周囲の気配を感じとることもこういった実地訓練ならである。
「ここは日差しが温かくていいっすねぇー」
「最初の郊外訓練が雨でなくてよかったね、びしよびしょになったら鎧がさらに重く感じるもんね」
「ほら 荷物の確認しないとですよっ」
ジャスティンとパトラがピクニック気分なのをセレスが注意していた。
今日持ってきている荷物の中身はこうだ。
ポーション五個
水一本
携帯食料五個
アルタナ測定器
清潔な布
魔石袋
基本的に短期任務の時であればこれぐらいの準備で大丈夫だ。 今回は日帰りで実力を測るための任務でしかないので簡易な準備となっている。
これが長期遠征や危険区域に行く場合だと他にも様々なものが必要になってくる。
装備は騎士団は基本本部から支給されている鎧を着るのだが、中には強化したり改造したりしても大丈夫らしく、そこのところは緩い制度なんだなと思ってしまう。
実際に私と同じ部隊長のギガントのカルマンさんは、「鎧なんかサイズの合うのもねぇし邪魔だからいらねえんだよ」と言っている。
ちなみにカルマンさんは第三部隊の隊長であり、ギガントで身長が三メートルある。 それだけ大きければ鎧も必然的に特注で作らなくてはいけないんだろうし、なかなか安いものではないからわからなくもない。
とりあえず全員の荷物の確認と安全は確保できたみたいだな。
しかしいつも以上にこの森が静かすぎるのがさっきから気がかりでならない。
これはなにかしらが起こる前兆ではないのか。 私の勘は嫌な事には当たることが多いからな……
「みんなよく聞いてくれ、普段この森も安全とはいえ多少は魔物が出るはずなんだが、今日にいたっては最初に遭遇したゴブリンだけなのが少し気がかりだ。ちょっと注意しておいてくれ」
「「「「はいっ」」」」」
視線を遠くから感じる。
昔からのテオとの訓練により、殺気を感じるのが上手くなっていた私はその異変にすぐに気づくことができた。
「というか言ったそばからあれなんだが…… 遠くからこちらをずっとみているウルフがいる。 みんな武器を構えるんだ!」
少し離れたところに一匹のウルフがこちらをずーっとみてるのは殺気で知っていた。 だが普通の魔物が獲物をただみてるだけなんてことがあるわけがない。
普通はなんらかのアクションを起こすはずだ。 ……これは敵の罠にもうすでにかかっている可能性が高いな。
今日は見てるだけのつもりだったけど状況をみて危ないと判断したら私も戦おう。
すると周囲から続々とウルフ達がこちらにやってきていた。 その数は二十匹程。
「これはやばいっすよ! 数が多すぎるっス」
「くっ、いつの間にこんなに集まってきてたのか」
「ちょーっと数がおおすぎじゃーないですかねぇえええ」
「多分あのこちらをずっと見ているウルフが、他のウルフの目となって情報を伝えているのでしょう。やっかいな魔物に出会いましたね」
三人は突然出てきたウルフの群れにとても驚いてはいたが、なぜかセレスはどこか嬉しそうな顔をしていた。
「少しずつ数を減らしていくしかないな。私も今回は状況が状況だ加勢しよう」
「いえ、兄様は手出し無用でお願いします。私達だけでこの状況をなんとかしてみせますので」
「「「えっ!?」」」
「い いやこの数が相手だし、まだ今日は郊外の実地訓練初日なんだからそこまでしなくても大丈夫だぞ?」
「そうっス! あの数はちょっと無茶っすよ!」
「隊長と組んで倒していったほうが早くおわるのでは?」
「パトラはちょっと自信ないっていうか怖いほうが大きいんだよね」
「大丈夫! 作戦は考えてあります。 それに私はここに来てから戦っていませんし…… カナンはストックの魔法使えましたよね?」
「あ、ああ ……だが効果は3秒くらいしかもたないと思うぞ?」
「十分です」
ストックという魔法は広範囲の足止め魔法だ。 相当な魔力を消費し、かけた相手を数秒だけ止める魔法なのだが、その魔法は欠点が多い、今回はカナンのMPをほとんど消費して三秒しか止めれず、三秒後は敵に攻撃力増加の効果を与える。
「兄様、ちゃんと私をみていてくださいね?」
「あ…… ああわかった」
そう言ったセレスは穏やかな笑顔をこちらにむける。 妹ながら綺麗だと思ったのは内緒にしておこう。
「ジャステインはデコイで少しの間敵を引き付けてください!」
「仕方ないっすね! わかったっす! ディフェンド! デコイ!」
盾を突き出したジャスティンの体に緑の光が入る。 防御力を強化したのだろう。そのままウルフの群れに突っ込んでいく。
「うぉおおおおおおお! あっやばい! 結構痛いっす! はは早くぅううう!」
ウルフの群れにめちゃくちゃにされながらジャスティンが叫んでるが、本当に大丈夫なんだろうか?
ジャスティン半分泣いていないか?
「ストック!! 早くその場から逃げろジャスティン!!」
カナンが大声で叫ぶのと同時にセレスが攻撃魔法を放つ。
「ライトニング」
すさまじい轟音とともに雷が上空からウルフの群れに突き刺さる。音が止んだその場所からは紫電が放電しているのかバチバチと大きなクレーターを残していた。
間一髪ジャステインは当たっていなかったらしいがショックで気を失って倒れている。
今のはなんだ? 初級魔法であるはずのライトニングはこんな威力の攻撃魔法ではなかったはずなのだが、驚いて横を見るとカナンもパトラも驚いているのか口をポカーンと開けてクレーターを眺めている。
二十匹近くいたウルフの群れは一匹も残さず雷に打たれ灰になった。
普通によく見るライトニングの魔法は電撃を飛ばし感電させるくらいの魔法のはずなんだが…
「ちょっと張り切りすぎちゃいましたね」
と言い微笑むセレスにこれは怒らせたらちょっと危ないかもしれないな、とアリアは思った。
0
あなたにおすすめの小説
主婦が役立たず? どう思うかは勝手だけど、こっちも勝手にやらせて貰うから
渡里あずま
ファンタジー
安藤舞は、専業主婦である。ちなみに現在、三十二歳だ。
朝、夫と幼稚園児の子供を見送り、さて掃除と洗濯をしようとしたところで――気づけば、石造りの知らない部屋で座り込んでいた。そして映画で見たような古めかしいコスプレをした、外国人集団に囲まれていた。
「我々が召喚したかったのは、そちらの世界での『学者』や『医者』だ。それを『主婦』だと!? そんなごく潰しが、聖女になどなれるものか! 役立たずなどいらんっ」
「いや、理不尽!」
初対面の見た目だけ美青年に暴言を吐かれ、舞はそのまま無一文で追い出されてしまう。腹を立てながらも、舞は何としても元の世界に戻ることを決意する。
「主婦が役立たず? どう思うかは勝手だけど、こっちも勝手にやらせて貰うから」
※※※
専業主婦の舞が、主婦力・大人力を駆使して元の世界に戻ろうとする話です(ざまぁあり)
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
白いもふもふ好きの僕が転生したらフェンリルになっていた!!
ろき
ファンタジー
ブラック企業で消耗する社畜・白瀬陸空(しらせりくう)の唯一の癒し。それは「白いもふもふ」だった。 ある日、白い子犬を助けて命を落とした彼は、異世界で目を覚ます。
ふと水面を覗き込むと、そこに映っていたのは―― 伝説の神獣【フェンリル】になった自分自身!?
「どうせ転生するなら、テイマーになって、もふもふパラダイスを作りたかった!」 「なんで俺自身がもふもふの神獣になってるんだよ!」
理想と真逆の姿に絶望する陸空。 だが、彼には規格外の魔力と、前世の異常なまでの「もふもふへの執着」が変化した、とある謎のスキルが備わっていた。
これは、最強の神獣になってしまった男が、ただひたすらに「もふもふ」を愛でようとした結果、周囲の人間(とくにエルフ)に崇拝され、勘違いが勘違いを呼んで国を動かしてしまう、予測不能な異世界もふもふライフ!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
